22/08/16(火)20:17:13 「うぅ…... のスレッド詳細
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22/08/16(火)20:17:13 No.961331871
「うぅ…お腹が空きました…」 授業が終わった放課後、俺の担当ウマ娘ニシノフラワーがぐったりした様子を見せる。 今日のトレーニングは休みの筈だが、普段のトレーニング終わりよりも辛そうだ。 「どうしたんだフラワー、お昼が足りなかったか?」 「違うんです、実は今日…朝から何も食べてなくて」 「朝から!?昼ごはんもか?」 「はい…」 ウマ娘の身体能力を支える新陳代謝、それは人間のそれとは比較にならない。凄まじいバ力を生み出す為にウマ娘は個人差はあるものの実によく食べる。 普通の人間でも朝から夕方まで何も食べなければヘトヘトになるのは当然だ、ウマ娘なら尚更である。しかしフラワーがそんな無理をしながらも食事を抜いている理由には心当たりがあった。 「トレーナーさんが私のためにお料理を作ってくれるんですから、いっぱいお腹を空かせて美味しく食べたいなって!」
1 22/08/16(火)20:17:43 No.961332082
短期間に続いたレースの連続出走、無理をしたスケジュールである事は承知の上だったがフラワーはそれに連勝という結果で応えてくれた。 慰労と感謝の気持ちを込めて今日はトレーニングを休みにしてフラワーの好きなものをお腹いっぱいご馳走するのだ。 彼女の為に少しお高いレストランを予約しようとしたが、フラワーが俺の手料理を食べたいと譲らなかった。 「楽しみにしてくれてたのは嬉しいけど、育ち盛りなんだから無理しちゃ駄目だぞ」 「えへへ、ごめんなさい。実は今日何度か皆さんからお菓子の差し入れを頂いたんです」 「食べなかったのか?」 「はい、理由を説明したら皆さん納得してくれました!でもあまりにたくさんの方がお菓子をくれるので、ひと目で分かるようにしたんです!」
2 22/08/16(火)20:18:03 No.961332217
そう言ってフラワーは制服をぐいと捲り、腹部を出した。 そこにはマジックで「トレーナーさん専用」と大きく書かれている。 「……フラワー?」 「これを見せたら皆さん分かってくれました!ちょっとビックリさせちゃったみたいですけど…」 「いや、あの、これ…」 「今日の私のお腹はトレーナーさん専用ですから!いっぱい食べて大きくなりますね!」