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22/08/07(日)23:14:55 No.957909948
我が家は少し変わっていて、今日、8月7日に七夕を祝う。 笹竹なんかもう売ってないので、ただ夜涼んでいるのと変わらないが七夕を祝う。 なにやらハロウィンのように子供が家々を回ってお菓子を 両親の住んでた街、北海道ではそうゆう風習があるらしいが関係のない事だ それに付き合う形で、似合いもしない浴衣を来て。外で涼んでいる。 けれど、悪いとは思わない、なぜなら隣には千夏先輩の姿があるからだ。 藍色の浴衣姿は、体のシルエットこそ隠してしまうが何処か美しい。雛の浴衣姿を見た時はそんな気分にならなかったのに不思議だ。 「千夏先輩突き合わせちゃってごめんなさい」「いいの、引っ越しの時に中学の頃作った浴衣が出てきたから、チンチクリンになるかと思ったけどちゃんと着られて」 そう先輩が言うので思わず 「じゃあ夏祭りの時にも着てくださいよ」と思わず返してしまった。 先輩は笑っていた。
1 <a href="mailto:おしまい">22/08/07(日)23:15:13</a> [おしまい] No.957910064
両親達は花火を持ち出した。派手は打ち上げ花火ではなく手持ちの小さいヤツだ。 「花火なんて懐かしい。小学生ぶり」と先輩は驚いていた 夏の夜風が一瞬ひんやりと体を突き抜ける。そしてなぜか俺はドキドキしていた。 両親達から離れ、二人、線香花火を垂らす。 火薬の匂いの中にシーブリーズの香りが混ざる。千夏先輩の香りだ。 正直、花火どころではなかった。頭の中は千夏先輩の事でいっぱいだった。 何も考えられないまま花火は落ちて言った。 「なんか夏って感じでいいね」 千夏先輩はそう言った。俺はただ、黙ってうなずく事しかできなかった そしてこっそり、両親に見られないように二人手を握った。キスなんかできないけど ただ花火が落ちた空。明かりの少ない一地方都市に降り注ぐ満点の星空の中 俺と千夏先輩はただ手を握りあった。 涼風流れる夏の夜空に一つ、ぬくもりが生まれていた。今日の日を多分絶対忘れないだろう。
2 22/08/07(日)23:15:53 No.957910353
いい…
3 22/08/07(日)23:17:53 No.957911318
大千いいよね…
4 22/08/07(日)23:18:17 No.957911510
アオのハコの怪文書はじめて見た
5 22/08/07(日)23:20:06 No.957912397
だってさ雛ちゃん
6 22/08/07(日)23:23:11 No.957913870
雛ちゃんも浴衣姿大喜に見せたのに何もなかったね 雛ちゃん可哀想
7 22/08/07(日)23:28:27 No.957916234
いい…
8 22/08/07(日)23:53:10 No.957926805
ありがとう… やっぱり大喜くんと先輩のイチャイチャは良いものだ…