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22/08/03(水)00:07:21 「夢……... のスレッド詳細

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22/08/03(水)00:07:21 No.956015781

「夢……じゃなかったんだ……」 けたたましい目覚まし時計の音で、『彼』──『マリタイムシッパー』は目を覚ました。

1 22/08/03(水)00:07:58 No.956016036

レースの世界とは無縁の男子高校生が、ある日突然トレセン学園に所属するウマ娘──『マリタイムシッパー』へと変わってしまう。 何の前触れもなく、男子として励んでいた青春の日々から切り離され、押し付けられたウマ娘の体と人生。 そんな夢のような信じがたい現象は──『彼』が眠りから覚めても、終わる事は無かった。 「行かなきゃ……」 そして、朝早くにベッドから起きたからにはやらないといけないことがある。 それは『彼』が、元の男子高校生に戻る方法を探すこと──ではなく。 「ヘリオスちゃんを、待たせないように……」 『マリタイムシッパー』が約束をしていた、ダイタクヘリオスとの早朝ランニングである。

2 22/08/03(水)00:08:29 No.956016271

顔を洗って、軽くメイクをして、髪をツインテールに結う。左の耳飾りも忘れない。女の子の身嗜みなんて『彼』は微塵も知らないけれど、『マリタイムシッパー』にとっては着替えるのと同じことだ。 「あ……ジャージのズボン、洗濯してるんだった……」 パジャマを脱いでタンスを漁っていると、昨日の記憶を思い出す。『マリタイムシッパー』がドジを踏んで、ジャージのズボンを汚してしまったことを。 となれば、残された選択肢は一つだけ。 「ブルマ、履かないといけないんだ……こんなの、恥ずかしいのに……俺が、『マリタイムシッパー』だから……履かないといけないんだ……」 『彼』の羞恥心が叫ぶ。こんなの嫌だ、履きたくない、恥ずかし過ぎる──しかし『マリタイムシッパー』はスムーズに赤色のブルマへと足を通す。 数秒とかからず、鏡の前には頬を仄かに朱に染めて、健康的な太ももを惜しみ無く晒すウマ娘が立っていた。 「うぅ……足がスースーする……恥ずかしい……でも、行かなきゃ……」 『彼』がせめてもの抵抗にジャージの裾を引っ張って足を隠すことを試みても、まるで丈が足りない。仕方ないと、『マリタイムシッパー』は駆け足で部屋を後にした。

3 22/08/03(水)00:09:01 No.956016513

「マリちゃんおっはー! 今日もいい波乗ってんねー☆」 「あ、あはは……ヘリオスちゃん、おはよう。朝から元気だね」 校門の前でヘリオスと合流して、早朝の街中へと駆け出す。 今日はグランドではなく街を駆けてから軽く河川敷を走る約束をしていた。 ペースの早目なヘリオスのランニングについて行くのは『マリタイムシッパー』にとっては少し厳しいけれど、だからこそトレーニングとして適切な負荷を与えてくれる。 (トレーナーさんもそう言ってたし!……トレーナーなんて、知らないのに……) 『彼』はトレーナーの名前も顔も知らない。それなのに、胸に浮かんだ高揚感を抑えることができない。 頬に集まる熱が冷めないままに、『マリタイムシッパー』はヘリオスの後を追ってランニングを続けた。

4 22/08/03(水)00:09:37 No.956016769

ランニングを開始して数分間。 ウマ娘専用レーンを利用して駆け抜ける景色は、『彼』が知る街中の光景とは随分と変わって見えた。 (軽く走ってるつもりなのに、随分と速い……走ってるだけなのに、気持ちが良い!……でも) 彼の胸を満たす二つの感情。 一つは、ウマ娘として駆け抜けることの快感。そして、もう一つは。 (軽く走ってるだけなのに、おっぱいがぶるぶる揺れて……うぅ……) 胸元で二つの柔らかな膨らみが大きく暴れる事への、興奮と羞恥心。三桁前後のサイズが与えてくる感覚は、健全な男子高校生である『彼』が受け取るには余りにも強過ぎる刺激で──『マリタイムシッパー』の早朝ランニングを止めるには、余りにも取るに足らないものだった。

5 22/08/03(水)00:10:16 No.956017043

「ウェイウェーイ! マリちゃんかっとばそー!!!」 「うぇ、うぇーーーーい!」 河川敷に辿り着くと、ヘリオスが更にペースを上げた。 ただでさえ息苦しさを覚えている『マリタイムシッパー』にとっては厳しいと言わざるを得ないが、それでも足は止めずに食らい付く。 重賞を勝つには、この程度じゃ努力のうちにも入らないんだから── 「あ、アレは……!」 そして、ヘリオスと一緒に河川敷を駆け抜けて、『彼』は見つけた。 前方に、彼女達と同じように、早朝ランニングをしているジャージに身を包んだ男子の集団──『彼』の部活仲間を。

6 22/08/03(水)00:10:45 No.956017241

ドクン、と『彼』の胸の鼓動が高鳴る。 (もしかしたら、俺だってわかってくれるかも)(もしかしたら、元に戻る方法を一緒に探してくれるかも)(もしかしたら──) 「ウェイウェーイ! おっはー☆」 「おはようございます!!!」 「──ぁ」 そして、彼女達と彼らはすれ違う。 ヘリオスが腕を高く突き上げ元気よく挨拶をして、彼らも礼儀正しく挨拶を返して、『マリタイムシッパー』も軽く会釈をして──それで、終わり。 当たり前である。特に交流の無いウマ娘二人と一般男子高校生グループが、立ち止まって長話なんてする筈が無い。 (あ、待っ──でも、このままじゃヘリオスちゃんに置いてかれちゃう……!) 『マリタイムシッパー』にとっても、それは同じ事だ。

7 22/08/03(水)00:11:25 No.956017556

更に── (ぅ……臭い……むさ苦しい……) 近くをすれ違っただけでも、ウマ娘の優れた嗅覚は彼らの体臭を『マリタイムシッパー』の鼻腔へと運んでいた。 『彼』にとっては嗅ぎ慣れた──昨日までは自分もあの集団の中にいて切磋琢磨していたから、嗅ぎ慣れたどころか同じ匂いの中にいた筈なのに。それを酷く『臭い』と感じる。 抱いた嫌悪感は、彼らから『マリタイムシッパー』を遠ざけようとする。 「……で、でも……」 せめてもと、『彼』は振り向きウマ耳を彼らへと向ける。既にヒトミミでは聞き取れない距離でも、ウマ耳は取りこぼさない。 何か、自分に関することを言っていないか── 「あれダイタクヘリオスじゃね?」 「あ、やっぱ?」

8 22/08/03(水)00:12:00 No.956017804

彼らの口からでてくるのはGⅠウマ娘の名前ばかり。重賞に勝ったことのないウマ娘は、記憶の端にも残っていないようだった。 「あとさ、もう一人いたあの子」 (──!) 諦めかけていたところに、『マリタイムシッパー』の耳がピンと立つ。聞き逃さないようにと、脚のペースを緩める。 『彼』のことでも、『マリタイムシッパー』のことでも、どちらでもいいと── 「めっちゃおっぱいデカかったよな!」 「だよな? 太ももとケツもヤバかった!」 「ブルブル揺れてさ──」 (……あぁ……)

9 22/08/03(水)00:13:28 No.956018363

『マリタイムシッパー』は分かっていた。そんなものだろうと。どうせ『自分』に関する話はそんなものばかりだろうと。 『彼』は分かっていた。あんなものだろうと。『彼』だって、あの中にいれば同じように話題に乗っかっていたかもしれないと。 「俺だって、みんなと同じなのに……」 自分だって、『マリタイムシッパー』が隣を横切れば、きっと胸とお尻に目線が行く。 今だってあの中に混ざって、きっとIQの低いバカな会話をしていた筈なのだ。 「でも、『マリタイムシッパー』は、俺だから……」 昔からそうだった。いつも『自分』に注目が集まったかと思えば、彼らの目線は胸とお尻ばかりに向けられて、男の人は苦手で──

10 22/08/03(水)00:13:54 No.956018569

「う……うわぁああああああああ!!!!!」 「マっ!? マリちゃん爆上げーーーーーー!?」 『彼』は緩めていたペースを一気に上げ、ヘリオスを追い抜く。それは『マリタイムシッパー』のレースにおけるラストスパートとほぼ同じ、全身全霊のスピード。 一刻も早く、この場から立ち去って、頭を空っぽにしたかった。 これ以上、彼らのことを嫌いになりたくなかったから。

11 22/08/03(水)00:14:32 No.956018855

「はぁ、はぁ……マリちゃん、マジで大丈夫……?」 「はぁ、はぁ……うん、ごめんね……大丈夫、だから……」 トレセン学園へと戻ってきた頃には、ヘリオスも『彼』も息も絶え絶え。 シャワーを浴びたらベッドに倒れ込みたい欲求に駆られるが、学生でありこの後には授業が控えている二人にそれは許されない。 例え、『彼』の心が不良バ場のように荒れ果てていたとしても、『マリタイムシッパー』の身体は模範的なトレセン学園生徒としての習慣をこなそうとする。 「そっか。じゃ、またねマリちゃん……メンブレったら、いつでもウチの胸パカってから!」 「うん……ありがとう、ヘリオスちゃん」 別れ際にドンと強く胸を叩くヘリオス。その気遣いが『マリタイムシッパー』に向けられたものであると知る『彼』は申し訳なさを覚えながらも──少しだけ、気が楽になった。 手を振ってヘリオスと別れ、『彼』は呼吸を整えながら自分の部屋へと戻る。 ダラダラ過ごすわけにはいかない。『マリタイムシッパー』の一日は、始まったばかりなのだから。

12 22/08/03(水)00:15:02 No.956019051

朝のランニング。シャワー。朝食。着替え。授業。昼休み。また授業。『彼』がどのように思っていたとしても、トレセン学園の平常運転は止まらない。 教師が解説をする『彼』が知るはずの無いレースの知識も、『マリタイムシッパー』は淀みなくペンを動かしてノートに写し取っていく。 「マリちゃんはブラ特注してるの?」 「う、うん。あとクリークさんにお店を教えてもらったり……とか」 休み時間では隣の席の子と他愛の無い話をする。女の子の下着のことなんて何一つ分からないのに、スーパークリークに下着選びを手伝って貰った事が何故か記憶に新しい。更に大きな胸に溜まる汗の対処法や、肌荒れになりかけてクリームを塗ってもらったことを思い出し──顔から火が出そうな程に熱くなった。 「んー……マリちゃんまたおっぱい大きくなった?」 「ひゃぁっ!」 「あ、ダメ! それウチ専用!」 「あ、ヘリオスちゃ──ぁんっ!」 いきなり胸を揉まれて──かと思いきや、乱入してきたヘリオスにもう片方の胸を鷲掴みにされたり。

13 22/08/03(水)00:15:27 No.956019249

男の人からの目線は不快に感じるのに、他の生徒達からのスキンシップは問題なく受け入れてしまう。それどころか、恥ずかしさは別として心地良さすら感じてしまう。 それは『彼』が男だからなのか、或いは同じウマ娘だからなのか。抱いた疑問に答えが出る事はなく、時間は放課後へと進み── 「あぁ……来ちゃった……」 今、『彼』はトレセン学園の坂路コースに立っていた。 「こんな所にいる場合じゃないのに……でも……」 『彼』は思う。昨日引いた福引のせいで自分が『マリタイムシッパー』へと変えられてしまったのだから、今すぐにでもまたあの福引の所へ行くべきだと。 だけどそれは『マリタイムシッパー』が許さない。お休みばかりしていたらレースには勝てないから。 「俺は、『マリタイムシッパー』だから……トレーニングしないといけないんだ……」 もどかしさの余り、落ち着かずにその場をうろつく。その姿は、トレーニングの時間が待ちきれない一人のウマ娘にしか見えなかった。

14 22/08/03(水)00:15:57 No.956019451

「マリ、お待たせ」 背後から『自分』にかけられた声に耳が立つ。知らない筈なのに知っている声。『自分』の担当トレーナーの声。 (この人は悪くない……けど、この人が組んだトレーニングメニューのせいで……俺は、『マリタイムシッパー』はここにいないといけないんだ……) ウマ娘にとっての専属トレーナーとは、自分の人生を預けるに等しい存在。 『彼』も押し付けられた『マリタイムシッパー』の知識としては知っているが、実感はまるで湧かない。 (何で、何で! 初めて会った人に、『俺』の人生を預けないといけないんだ……!) 逆恨みだとは分かっていても、苛立ちを抑え切れない。耳が絞られていくのを感じながら、『彼』は振り向き──

15 22/08/03(水)00:17:36 No.956020262

『私』は、自分のことを才能の無いウマ娘だと思っていた。 中央トレセン学園にいる時点である程度の実力は認められている──だなんて、そんな言葉は気休めにもならない。 同期の子が三冠へと挑む中、私は未勝利で燻っている。クラシック級でのタイムリミットはあと僅か。サポート科への転向か、夢を諦めて転校するかの二択がジワジワと迫ってきて── 「私は幸運だ。君に出会えた」 そんな中で、あの人──トレーナーさんは、私を見つけてくれた。 最初は美人だけど怖くて変な女の人だと思った。切れ長の瞳で、ピアスを着けていて。何よりこんな『私』に声をかけてきた理由がわからない。 だけど、トレーナーさんが着いた途端に、私の成績は向上して行った。 適切なトレーニングを積み重ねて、初めて、学園の外のレースで勝利を掴む事ができた! 次のレースではまた負けちゃって、失望させちゃったと思ったけど── 「悪くない。教えた事を意識していたね。次に繋がる一戦だったよ」 トレーナーさんは責めるどころか褒めてくれた! ついにはオープンクラスで勝利して! 今ではずっと夢だと思っていた重賞にまで挑戦できるようになったの!

16 22/08/03(水)00:18:10 No.956020480

それに優秀なだけじゃない。どんなに些細なことでも、私の変化に気付いてくれる。 「おや、マリ。シャンプーを変えたかな?──うん、いい匂いだ」 男の人みたいな、粘つくような目線じゃない。本当の意味で私のことを見てくれる。だから私ももっともっと自分を見て欲しくなって、メイクのお勉強を初めて──それがきっかけで、ズッ友のヘリオスちゃんとも出会えた。 「今度一緒に食事でもどうかな。評判のいいレストランのチケットが手に入ったんだ。オープンクラスでの勝利記念に、ね」 この人がいなかったら、私は諦めていた。ゲートを出るのが嫌になったり、きっと諦め癖が付いていた。 「? 君の身体について? 可愛らしい、素敵な身体じゃないか。誇るといいよ」 苦手意識があったこの身体も──今ではもっと見て欲しくなった。私と同じ女の人なら、触られても平気になった。 いつしか私は、こう思うようになっていた。 競技人生だけじゃなくて、いつかは私の人生そのものも──

17 22/08/03(水)00:19:14 No.956020929

──ぐらりと、『彼』の世界が揺れた。 「ぅ、あ……?」 濁流のように溢れた存在しない記憶に、強い眩暈。少し遅れて、高鳴る胸の鼓動と、熱くなる頬。 (そっか……『私』はこの人が好きで、でも女の人同士だから、我慢しなきゃって思ってて……) (で、でも、『俺』は、『マリタイムシッパー』で、男なんだから、女の人を好きになるのは何にもおかしくなくて……) (俺は、『マリタイムシッパー』は、ウマ娘だから……?)

18 22/08/03(水)00:19:37 No.956021103

「マリ! 大丈夫か!?」 転びかけた『マリタイムシッパー』の身体をトレーナーが支える。 大切な愛バの異変に優秀なトレーナーである彼女が気が付かない筈がなく、酷く心配したら様子で『マリタイムシッパー』の顔を覗き込み── (……あ) 目が合って、『彼』は、『マリタイムシッパー』は、顔が綻ぶのを感じた。

19 22/08/03(水)00:22:02 No.956022111

「ごめんなさい、大丈夫です……」 トレーナーさんに抱き抱えられて。トレーナーさんの匂いを感じて。トレーナーさんに見詰められている。 その『マリタイムシッパー』にとっての強過ぎるスパイスは、『彼』の頭を容易く染め上げた。 「問題、ありません……♡」 その甘ったるい声音が『彼』のものなのか、『マリタイムシッパー』から出たものなのか。 『彼』自身にも判断が付かなかったが──恐らくは、問題無いのだろう。 『彼』がどう思っていても、『彼』の人生はずっと『マリタイムシッパー』と共に進んでいくしかないのだから──

20 22/08/03(水)00:23:04 No.956022546

書き込みをした人によって削除されました

21 22/08/03(水)00:23:15 No.956022621

昨日の一般男子高校生マリちゃんTSの続きというかオマケ的な 正直続けるつもりは無かったけど思い付いちゃったから書いた……

22 22/08/03(水)00:23:22 No.956022684

こ、心がメスに堕ちてる…

23 22/08/03(水)00:23:59 No.956022976

コワー…

24 22/08/03(水)00:24:42 No.956023324

夏はホラー

25 22/08/03(水)00:25:27 No.956023637

いい…

26 22/08/03(水)00:27:02 No.956024247

素晴らしい

27 22/08/03(水)00:27:11 No.956024301

「」も『マリタイムシッパー』になれ

28 22/08/03(水)00:27:32 No.956024436

ヘリオス×TSマリタイムシッパー……?

29 22/08/03(水)00:29:08 No.956025002

ヘリオスちゃ──あんっ!あっ、なんでもない、よ……ちょっとベッドの上でトレーニング、しながら、話してるんっ!だけ……

30 22/08/03(水)00:30:21 No.956025458

ありがとう良かった

31 22/08/03(水)00:31:42 No.956025982

>ヘリオスちゃ──あんっ!あっ、なんでもない、よ……ちょっとベッドの上でトレーニング、しながら、話してるんっ!だけ…… むぅヘリオス→(トレーナー×TSマリタイムシッパー)……

32 22/08/03(水)00:32:04 No.956026120

マリちゃんまた来たんだ…

33 22/08/03(水)00:33:19 No.956026613

男トレーナーに雌堕ちするのかと思ったらイケメン女性トレーナーだったか…良いねぇ…

34 22/08/03(水)00:33:43 No.956026763

ちょっとだけなら…って毎日胸揉んでるうちにどんどん感度良くなっていって ヘリオスに突然揉まれた瞬間にガチアクメしちゃってへたり込んだマリちゃんの姿が見えた

35 22/08/03(水)00:35:58 No.956027537

「夏合宿だから、水着に着替えないといけないんだ……うぅ、ピッチリする……」 「俺は男なのに、『マリタイムシッパー』だから、ちゃんとスクール水着を着ないといけないんだ……」 「こんなにおっぱいが、お尻がピッチリ出て……恥ずかしい……」 「……でも」 「『トレーナーさんが、見てくれるんだ……♡』」

36 22/08/03(水)00:36:19 No.956027648

>(何で、何で! 初めて会った人に、『俺』の人生を預けないといけないんだ……!) ここから >その『マリタイムシッパー』にとっての強過ぎるスパイスは、『彼』の頭を容易く染め上げた。 この転調が大変にいいですね

37 22/08/03(水)00:38:26 No.956028545

トレーナーを見た瞬間にマリちゃんに思考を奪われるのいいね

38 22/08/03(水)00:39:22 No.956028863

このタチっ気の強いトレーナーさんに対して俺は本当は男だからこの人に恋しても大丈夫…って感じで元の境遇を言い訳に使い始めるくらいのズルいマリちゃんになっていってほしいですね

39 22/08/03(水)00:39:55 No.956029052

>トレーナーを見た瞬間にマリちゃんに思考を奪われるのいいね そして『女性同士だから我慢しなきゃ』って思ってたマリちゃんの思考に『俺は男だから』って男子高校生の意識がフュージョンしてえらいことになる

40 22/08/03(水)00:40:53 No.956029404

もっと雌になれ

41 22/08/03(水)00:41:02 No.956029460

良い以外の感想が出てこない…良い……

42 22/08/03(水)00:41:46 No.956029744

>むぅヘリオス→(トレーナー×TSマリタイムシッパー)…… こ…拗れている…

43 22/08/03(水)00:42:20 No.956029958

マリシはやっぱり最期はトレーナーのせいで破滅するんだろうか…

44 22/08/03(水)00:44:15 No.956030618

2つの気持ちが一致してしまったらもう戻れない

45 22/08/03(水)00:44:15 No.956030619

なんかこのマリちゃんがじろじろ身体つきを見られてることに気づいたらさっとジャケット羽織らせてくれそうなトレーナーさんだな…

46 22/08/03(水)00:44:17 No.956030633

ある程度意識を残しつつ現実改変されていていい…なりたい…

47 22/08/03(水)00:47:35 No.956031741

マリちゃんとしての意識に支配されたのに「男としての自分」を都合よく言い訳に使っちゃうの可愛いね♡

48 22/08/03(水)00:49:45 No.956032410

>なんかこのマリちゃんがじろじろ身体つきを見られてることに気づいたらさっとジャケット羽織らせてくれそうなトレーナーさんだな… わかる そんで視姦してきた奴に一瞥もくれずに「行こうか」って声掛けてくれるタイプの物腰穏やかな人…だったらいいな

49 22/08/03(水)00:49:52 No.956032459

どれだけ『マリタイムシッパー』の人生を押し付けられても男子高校生としての記憶と意識も残ってるし元に戻りたいという欲求も同時に消える事はない だけど行動も思考も何もかも『マリタイムシッパー』に縛られてしまう そこにかつての部活仲間とはもう決定的に価値観も何もかも相容れなくなってしまった事実を突き付けトドメに心が男子高校生のままでも大丈夫と思わせてくる美人イケメントレーナーさんを投入する

50 22/08/03(水)00:50:32 No.956032695

>マリちゃんとしての意識に支配されたのに「男としての自分」を都合よく言い訳に使っちゃうの可愛いね? TSモノの醍醐味を感じる

51 22/08/03(水)00:55:47 No.956034333

続きもらえるとは…ありがてぇ… ネームドウマ化もいいけどモブウマ化好き

52 22/08/03(水)01:06:37 No.956037579

かつて、『マリタイムシッパー』は思っていた。 きっと自分は、一度も勝負服に袖を通す事がなく現役を終えるのだろう──と。 「マリ。いよいよGⅠの舞台だ。緊張もするだろう。だけど、特別なことをする必要は無い──教えた事を出し切って、無事に帰ってきてくれたらそれでいい」 しかし、今は違う。 トレーナーに導かれて、いよいよGⅠの大舞台へと辿り着いた。 勝率は非常に薄い。人気も低い。展開が向いて、上位勢が総崩れになり、自分にだけ道が開けばあわよくば──と言ったところだ。 だけど、それでも。 頂点を掴めるチャンスを、得ることが出来たのだ。 「はい、頑張ります!」 グッとガッツポーズを取る『彼』に、トレーナーは頷く。 そしてまだ出走まで時間はあるからと、何気なくラジオを着け──

53 22/08/03(水)01:06:57 No.956037690

『全国大会決勝戦、初出場の──高校と──』 (……あ……) それは、かつての仲間達の高校の名前。 (本当だったら、俺もあそこにいた筈なのに……) 「マリ? 何か気になる?」 「あ、いえ」 寂しさを感じないと言ったら嘘になる。『彼』の胸に空いた穴は小さくなったとしても塞がることはなく、欠け落ちたピースの代用品なんて存在しない。 どれだけ勝利を重ねても、『マリタイムシッパー』が『彼』であった事実は無くならないのだから。

54 22/08/03(水)01:09:07 No.956038283

(でも) 「マリちゃん! 今日はガチでかっ飛ばしてくっからよろよろ!」 「うん! 負けないからねヘリオスちゃん!」 パドックでライバルと向き合い、火花を散らす。 あの時の早朝ランニングのような、自分の身体に翻弄されていた『彼』はもういない。 「『私』を信じてくれた、トレーナーさんの為に……!」 (今の俺は──マリタイムシッパーなんだ)

55 <a href="mailto:s">22/08/03(水)01:09:57</a> [s] No.956038476

ふとヘリオス→(トレーナー×マリタイムシッパー)の構図を書こうと思ったのになんか違うのが出力された

56 22/08/03(水)01:10:42 No.956038644

いや…この爽やかさもいい感じだぞ…

57 22/08/03(水)01:15:46 No.956039891

友情!

58 22/08/03(水)01:18:41 No.956040638

まーぶっちゃけ? 最初はマジメちゃんって思ったっしょ? いや今でもマリちゃんマジピー(マジメピープル)だけど。 でもメイクを教える前からマリちゃん凄く可愛くて。 何で可愛いのかなってずっと思ってて。 そしたら気付いたんだ。 朝にマリちゃんのこと考えながらメイクしてたらさ、ウチの顔、マリちゃんのにそっくりなんよ。 で、マリちゃんがよく見てる人ってさ。あのトレーナーさんじゃん? 最初はマジでテンサゲのメンブレっけど……でも、今は違うし。 絶対、こっち振り向かせっから。

59 22/08/03(水)01:19:58 No.956040986

>ちょっとだけなら…って毎日胸揉んでるうちにどんどん感度良くなっていって >ヘリオスに突然揉まれた瞬間にガチアクメしちゃってへたり込んだマリちゃんの姿が見えた イった時に「トレーナーさんっ♡」って聞いちゃった時のヘリオスの顔が見たい

60 22/08/03(水)01:23:50 No.956041991

>絶対、こっち振り向かせっから。 マジになっちゃうのもいいね…

61 22/08/03(水)01:25:39 No.956042396

昨日までのだと嬢バ入りしたりヘリオスと爛れた関係になりそうだったけどこのトレーナーなら何とかしそうな気がしないでもない

62 22/08/03(水)01:28:06 No.956042986

大きい声じゃ言えないけど男の頃の記憶を生かして配信業で無双するマリちゃんが見たくないと言えば嘘になる

63 22/08/03(水)01:29:44 No.956043347

結局トレーナーに振られてヤケにって嬢バ堕ちしかけたところでヘリオスに拾われて共依存ルートというのもあるかもしれない

64 22/08/03(水)01:30:21 No.956043504

トレーナーの前でわざとマリちゃんにスキンシップしてくるヘリオス…

65 22/08/03(水)01:32:45 No.956043994

今日のもよかったよ….ありがとう

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