虹裏img歴史資料館 - imgの文化を学ぶ

ここでは虹裏imgのかなり古い過去ログを閲覧することができます。新しいログはこちらにあります

22/07/22(金)00:11:41 「夏場... のスレッド詳細

削除依頼やバグ報告は メールフォーム にお願いします。個人情報、名誉毀損、侵害等については積極的に削除しますので、 メールフォーム より該当URLをご連絡いただけると助かります。

22/07/22(金)00:11:41 No.951643730

「夏場とはいえ、流石に限度があるッスよ……」 蝉の声が耳鳴りのように響く日中。プレハブ小屋の中はまさに死屍累々の様相を呈していた プイ先輩は来るなり速攻で床に溶けてスライムのようになってしまったし、姐御はカワイイプリントの内輪でくてーっとしてしまって 普段しっかりしてるソングラインちゃんすらもぐったりしてるし、なによりエールちゃんが大人しすぎる。シャクシャクと、アイスをかじりながら騒ぎもしない 「………暑すぎるプイ。いくらなんだって練習どころじゃないプイ……」 「あ、ウマ娘の姿取り戻せたッスね」 「さっき練習中止の勧告出たからねー。この状況で練習は流石にどこも無理だよ」

1 22/07/22(金)00:11:53 No.951643797

姐御の言葉がそのままそっくり今の状況だ 年々猛暑の騒がれるこの季節だが、今年のこれは特に酷い。すでにプレハブのオンボロクーラーでは追いつかないものになってしまった あまりの猛暑を超えた酷暑のため、先程学園側及び生徒会からは正式に本日の練習中止と冷房の存在する場所への避難が全体に通達された。一応冷房はある最寄りのプレハブに避難したものの、とてもじゃないが完ぺきとは言えない そもそもプレハブ小屋と言うのは構造上極めて熱がこもりやすい性質がある。エアコン取り付けてはいオッケー、とはいかないものなのだ 「せ、先輩………メイケイエールがそろそろ限界そうです……」 「エールちゃん、大丈夫ッスか?冷たい飲み物飲んでおくッスよ」 「だ、大丈夫です……夏の名古屋に比べたらこのくらい………」

2 22/07/22(金)00:12:03 No.951643849

……名古屋ってそんな魔境なのか。今行ったらプイ先輩とか速攻で溶けてしまいそうだ 実際のところ、そろそろマジでみんな限界なのは間違いない 舗装路は鉄板の如く熱され素足で歩こうものなら大火傷は必須、砂だって同じ状況。芝生に関しても、場合によっては全体メンテナンスを行わないと生育が狂ってコンディションにも影響が出かねないだろう 学校の水道も場所によってはしばし流しっぱなしにしてから出ないと熱湯が出てしまって飲めないという。地獄かここは 「さっき無理してアイスと飲み物買ってきてよかったッスね。作り置きの麦茶とか梅ソーダだけじゃとても足りなかったッス」 「クーラーボックス抱えてきたときは何事かと思ったプイ。でもおかげで助かったプイ」 「近くのコンビニも全滅だったからねー……」

3 22/07/22(金)00:12:16 No.951643923

実際、様相としてはそんなもんだった。災害でも発生したかのように買い込む人々の姿は混乱の極みで、とてもじゃないが平静を保ってる人はだれもおらず おかげであちこち駆けまわる羽目になってしまって、帰還した時には倒れる寸前。昔RPGで毒状態を放置したまま歩き回った時と同じ感じになってた 「ソダシちゃんが言ってました!!!昔の特撮で怪獣が街を灼熱にしたお話でも35度くらいだったって!!」 「あ、復活したのかメイケイエール……いやまだ声小さいな……」 「35度とかとっくのとうに頻繁に越えてるプイ」 「現実が創作を凌駕してんじゃねーッスか」 冗談じゃない。昔はその気温ですら耐えられないと判断されてたということじゃないか いつものより少し乱暴にグラスの中のソーダをかっ込めば、氷はとうに溶けてしまっている。新しく入れて来ようと思うが、暑さで参った体は腰が重い すると……むくりと、なんかゾンビ染みた動きで立ち上がった姿が一つ

4 22/07/22(金)00:12:27 No.951644000

「………………ぷきゅあ」 耳もへちょたれたまま、しかし目が怪しく光ったプイ先輩。その足はまさかの外へと向かっていた 「……もう我慢できないプイ。最後の手段にでるプイ」 「ちょ、今外出たらマジでぶっ倒れるッスよ!?」 「大丈夫プイ。流石に色々アレかと思って自重しようかと思ってたけどもう無理プイ。外のアレ、借りるプイ」 プイ先輩が扉を開けた瞬間、爆発的に室内に吹き込む熱波。あ、駄目だこれ。下手すると普通に乙るやつだ すわとうとう狂ったか、と思ったのは自分だけではなかったようで。まずいと判断したか姐御もバッと立ち上がる プレハブで暑さに頭やられて奇行に走ってぶっ倒れました……は流石に洒落にならない。何が何でも部屋に引きずり戻して首元に氷ブチ当てて水飲ませねば

5 22/07/22(金)00:12:37 No.951644068

「ちょ、止めるッスよ!!」 「駄目駄目駄目!!!」 「先輩ストップです!!!」 手近な飲み物を手に取って走り出し、熱波を覚悟して外へと駆けだす 正面にはいない。ならどこだ……と思えば。プレハブ脇で聞こえる何かガサゴソと漁る音 全員の意識がそっちに集中する。あの人は何をする気だと。明らかにおかしくなってる判断力で、何を 「プイ先輩!!!なにやって……!!!」 目に入ってきた、その光景は

6 22/07/22(金)00:12:48 No.951644142

「プギュラララララララァァァァァァァァァァ………………………」 ……プレハブ脇の水道に、多目的用で設置された巻き取り式ホース それをシャワーモードどころか直射モードで頭から浴びながら、全身びゃちゃびちゃで奇声をあげてるトレセン学園の英雄()の姿 頭からつま先までびしょ濡れでとんでもない状態だけど、それを気にする節は一切無い。むしろもっと水をよこせとばかりに 「……マジで最終手段に出てたッスこの人」 「めっちゃ涼しいプイ。体の無駄な熱が全部冷やされる感じプイ」 「うん。でもこんな力技とは思わなかったかな…」 「手段なんて選んでられないプイ。強制冷却プイ」

7 22/07/22(金)00:12:58 No.951644205

言いながらも半分死んだ目で水を頭から浴び続けてるプイ先輩だが、なるほど少しずつ目に光が戻ってきてる 水道代とか色々考えることもあるけど、正直これは……うん。羨ましい じりじりと地面どころか空気そのものを焼くかのような気温が、お前も濡れ鼠にならないか?と誘惑してくる。練習中に水道で頭から水を被ることはよくするけど、全身びちゃびちゃは… 「………ねえ、ちょっとホース貸して☆」 「ちょ、姐御マジッスか」 姐御が折れた。暑さの限界、頭ももう回ってないだろう。マジで駄目だこれ目がグルグルしてる。正常な判断能力残ってない けどさっきから躊躇てるのはそうじゃない。その、一応こんなんでも女の子なので。色々問題が 「オッケープイ。ぷりゃー!!」 「ちょ、プイ先輩こっちにまで……ぶあ!!!」

8 22/07/22(金)00:13:11 No.951644263

強制冷却してテンションが戻ってきたのか、ノリノリでこっちにホースを向けてくるプイ先輩。避けようも無く、もう自分からあたりに行ってる姐御はともかく自分まで水浸しになってしまう あ、駄目だこれ気持ちい。めっちゃいい。今まで地獄のような空間で熱を蓄えてた自分の体が正常に戻っていくのがわかる 「あっはは!!!きもちいー♪」 「あぷっ…いやいいいッスけど……これじゃ……ぷあ!!!」 「プッキュッキュー!!顔面狙いプイー!!!」 時々自分にも掛けながらはしゃぐプイ先輩。その姿はもう子供そのもので さっきからの懸念も、まぁ……見てる人間もいないしいいかなんて思い始めてしまう 「もっともっと!!!!きゃ!!!」 「ぶはっ!!!ちょ、顔狙うなッス!!ていうか……!!」

9 22/07/22(金)00:13:22 No.951644323

そんな時、耳に入った後輩の声 「ズルいでえええええええええええええええええす!!!!!!!!!!!私も水浴びまあああああああああああああああす!!!!!!!!!!!」 「ま、待てメイケイエール!!!!」 その光景を見ていて、いてもたってもられなくなったエールちゃんが大型犬のようなテンションで飛び出してきて、ソングラインちゃんがまるで飼い犬が脱走した飼い主のように必死に追いかける あ、やばい。エールちゃんそれは 「水お願いしまああああああああああああああああああああす!!!!!!!!!!!!!」 「ぷっきゅー!!!それいくプーイ!!!」 「ひゃーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー!!!!!!!!!」 「お、おいメイ……あぷぷ!!!」

10 22/07/22(金)00:13:34 No.951644399

隣にいたソングラインちゃんにも容赦なく降りかかる水道からの全力噴射 エールちゃんはもう待ち望んでた涼がやってきて大層ご満悦だ。両手を広げて目いっぱい全身で水を受け止める だからこそ、余計にアウトなのだ 「め、メイケイエール!!服!!服!!」 「………ほえ?」 「………あ」 やらかしたプイ。なんて言葉が聞こえて、エールちゃんもふと我に返る 今日は猛暑日だ。みんな自然とラフな格好になるし、この場にいる全員大体Tシャツかタンクトップなわけで ……そこに、全身濡れ鼠になるほどの水を浴びたらどうなるか 「………………………………………あ」 「だから止めたんスよ………」 「お、おおぅ………これはまた………凄いものをおもちプイ……」

11 22/07/22(金)00:13:48 No.951644485

そう……普通に透ける なんというかその、豊満なそれを包むやたら扇情的なレースのそれが、くっきりと それに気づいたエールちゃんはさっきまでのエンジン全開は何処へやら。突然、顔をしゅーっと赤くして湯気を立て固まってしまう 「………違うんです。その、いつもこういうの付けてるわけじゃ……今日はたまたま……」 「え………なにあれ………バスケットボールでも包むの………?」 「ウチに聞かないでくださいッス」 「た、タオル!!!タオル持ってくるから隠しておけメイケイエール!!!」 「赤と黒とは攻め攻めプイ……え?ていうかサイズ……え?」 ふるふると目に涙をためて蹲ってしまったエールちゃん みんなそれぞれの反応をしているが……残念だけどまだツッコミどころは終わっていない

12 22/07/22(金)00:14:05 No.951644592

「違うんです……スケベじゃないんです……エール、スケベな子じゃないんです……」 「あの、みんな濡れ鼠のところアレなんスけど」 流石にこれ放置は、その。女の子として大変良くない 「ウチら全員、同じ惨状ッスからね?」 さっさと着替えようよ、と 頭が冷えて冷静になった姐御の悲鳴と共に、水浴び大会は急きょお開きとなった

13 22/07/22(金)00:14:16 No.951644668

● 「これって宝石と同じ硬さって本当プイ?」 「なんかそうらしいって聞いたッスね。昔のテレビで何か検証したとか」 あれから全員速攻で室内に引っ込んで着替えて一休み 水を被るのはいいけど頭だけにしておこう………年頃の恥じらいは捨てちゃいけない この陽気だ、服もすぐに全部乾いてしまうだろう 硬さに定評のある小豆のアイスを食べながら、全員まただらだらとフル稼働のエアコンに縋りつく 「違うんです……エールはスケベじゃないんです………」 「わかった、わかったから戻ってこいメイケイエール……」 「わーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーん!!!!!!!!!!!!!!」 「落ち着け!!!!」

14 22/07/22(金)00:14:31 No.951644762

エールちゃんはまだ若干戻てこれてない。しかし、なんか前より派手になってた気がするのは……気のせいなのか何なのか 今でこそエールちゃんを宥めてるソングラインちゃんもさっきまで若干その戦力差に「おのメイ」してたし 「エアコンと扇風機があってもこれって相当プイ。流石に生徒会に予算申請してもいい気がするプイ」 「マジで検討するッスかね……それもそうッスけど冷蔵庫の拡大を考えたいッス。将来的な事も考えるともっと容量欲しいんで」 「今冷蔵庫は飲み物、冷凍庫はアイスと氷でパンパンですからね……すぐなくなりますけど」 「今度中古でいいサイズのがないか見てくるッスよ。そのくらいの予算なら通りやすいかもしれないッスから」 作り置きの麦茶や紫蘇ジュースその他諸々にアイスに氷に……この時期は満タンにしてもすぐに消費してしまう。明らかに今の人数では最大容量が足りて無いのだ 今パンパンになってる中身もすぐになくなってしまうだろう 寮に戻るにしても、ここは僻地。その距離が「もう少し涼しい時間になってから………」と足を鈍くさせる ええい、今さらながらこの立地が恨めしい

15 22/07/22(金)00:14:42 No.951644869

「にしたって、アイスばかり食べてちゃ体にも悪いッスね……」 「かき氷作りたいですね!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」 「うわいきなり復活した!!!」 「かき氷いいプイねー。ブルーハワイ食べたいプイ」 かき氷……ふと頭の中で計算するが、中々に難しそうだ やろうと思えばできるのだが、このメンツの要求量を満たそうとすると間違いなく市販の小さいものではすぐにダメになる だとすると大型のが欲しくなるのだが……軽く検索して、そっと閉じる。業務用のお値段は目に悪い それにああいうのは板氷必要だろうし、それこそ冷凍庫の大型化を果たさなければ使えないだろう 「あれってシロップ自体は全部同じ味なんだっけ?」 「え?そうプイ?」 「確か香料の違いだけだって聞いたッスね」

16 22/07/22(金)00:14:55 No.951644961

そう言えば昔姉貴が屋台のかき氷で全部混ぜたの作って、挙句全部押し付けてきたな……なんて思い出していると 「おうテメーラ、誰かドア開けろー」 「あれ?姉貴?」 ドアの向こうから聞こえる姉貴の声。今日はこの間のレースの振り替え休日と言う事で出かけていると聞いたが、何故プレハブまで 疑問に思いながらもドアを開けると、そこにはそれなりに大きな発泡スチロールを抱えた姉貴の姿が 「おーう、そこそこ揃ってんな。いねーの誰だ」 「聖剣先輩と魔女っ娘がいないッス。聖剣先輩は地方視察の付き添い、魔女っ娘はこの前のレースの結果で雑誌の取材で不在ッスね」 「んじゃーその二人の分残しときゃ文句ねーな。ああ、あとトレーナーのもか………っしょ」

17 22/07/22(金)00:15:07 No.951645031

言いながらもう一度発泡スチロールを持ち上げて部屋の真ん中、テーブルに置く姉貴。全員なんだなんだと集まってくると、姉貴は一息つくのか冷蔵庫から缶コーラを取り出して 「今日、馴染みの婆ちゃんちに様子見に行ってよ。足があんま調子よくねえっていうから買い物代わりに行ってたんだよ。そしたらこれもらっちまってな」 みんなで食ってくれってよ、と。そう言ってコーラを置き、ふたを開けるとそこには 「プキャー!!!!!スイカプイ!!!」 「うわぁ!!!立派なスイカ………しかも二個!?」 そう。そこには大きな、立派なサイズのスイカ。それも2玉も 買えばそれなりのお値段がするような品だ

18 22/07/22(金)00:15:18 No.951645092

「ちょ、いいんスかマジで。今度お礼いかないと」 「いいよ、それはこっちでやってるから。いつも世話になってるからって……大したことしてねえっつってんのに、ホント気にするんだからよ…」 ブツブツ言いながらもどこか照れくさそうな……とは言わないでおこう。わざわざ怪獣のスイッチを入れる必要はない しかし本当に何でこうお年寄りや小さい子供には優しいのかこのちびっこ怪獣ドリジャノドンは。最近歩いてるとあちこちでお年寄りに声かけられてるし 姉妹でも今はずっと一緒でもなんでもないし、学園外の普段の姉貴は想像できないが……なんかこう、想うことは一つ その優しさ、もうちょっと、素粒子一つ分でも他に分けてと 「氷入れたスチロールでキンキンに冷やしてきたからすぐ食えるぞ」 「まな板と包丁持ってきますね!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」 「お、おい待てメイケイエール!!!あ、テーブル周り片付けます」 「ぷきゅ!!じゃあ飲み物も入れ直すプーイ」

19 22/07/22(金)00:15:31 No.951645162

さっきまでのスライムの群れはどこへやら。スイカを目にしてすっかりみんなテンションが上がってしまったようだ 姐御と目を合わせれば、やれやれと言った感じながら笑う姐御。ま、そりゃそうかと 「お皿持ってくるッス」 「じゃあ、飲み物淹れるの手伝ってくるね」 暑い中歩いてきた姉貴はごろんと休んでしまったが、今回ばかりはいいだろう そう言えば今年スイカ食べるの初めてだな、なんて考えながら台所へと向かった

20 22/07/22(金)00:15:41 No.951645218

● 「おいひいれす!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」 「飲みこめメイケイエール、ハムスターみたいになってるぞ!!!」 「んー!!!甘くておいしー!!水っぽさが無くて凄く詰まってる感じ!!」 カットに挑戦しようとしたプイ先輩が包丁を示現流で構えたのを全員で止めたりして、ひと騒動終えての実食タイム そのスイカは想像以上で、特濃のジュースが詰まっているかのように果汁が溢れだす 一口食べた瞬間に溢れ出すそれが、同時にのどを潤す文字通りの甘露で。これは、止まらない 「ん、うめえ」 「マジで美味いッスね……店でもなかなか見ないッスよこんなの」 「婆ちゃんのとこの息子夫婦が遠方で農家やってて、それでたくさん届いたんだとよ」

21 22/07/22(金)00:15:54 No.951645300

しゃくしゃくしゃく、小気味いい音 姉貴もしっかり残さず味わってる辺り、相当お気に召したか。ていうかこの怪獣、お年寄りからのものは野菜でもちゃんと食べるんだよな……なんて 「今回は貰い物だったからちゃんと切ったけど、今度みんなでスイカ割もいいかもね」 「あ、賛成プイ!!!一度やってみたかったプイ!!」 「全力で行きます!!!!!!!!!!!!!!!」 「………スイカが砕け散りそうッスね」 ウマ娘パワー全力でやったらスイカが赤い霧になりそうだ しかし、スイカ割自体は悪くない。今度適当にスイカを見繕ってやってみるとしよう そんな事を考えながら、恨めしいほどに青い照り付ける空を窓から見て

22 22/07/22(金)00:16:05 No.951645385

「………夏がきたんスねぇ」 そうだ、夏が来た。誰にとっても忘れられないものになるであろう、夏が ひとたびレースともなれば誰もがしのぎを削り合うこの学園。合宿などのスケジュールもみっちりと組まれ、次の栄冠を狙うウマ娘達が目を輝かせ命を燃やす だが……そんな合間に、このくらいの一幕は許されるだろう 「こどもの頃、スイカの種飲み込むと芽が出るって言われなかった?」 「言われました!!!!!なので全部縁側からぷぷぷって飛ばしてました!!!!!!!!」 「………容易に想像がつくのが………」 みんなで同じものを食べて、飲んで、騒いで、笑い合う それもまた、今この瞬間にしかできない事なのだから 何年も経ってから後悔するくらいなら、今この瞬間に楽しみつくしてしまいたいと思うのは悪いことではないだろう

23 22/07/22(金)00:16:16 No.951645468

「ちょっと外で種飛ばしてみるプイ」 「やめいッス。なんのための冷房きいた室内ッスか」 お行儀悪くても、だらしなくても、バカバカしくても それでいいと笑えてるんだから、幸せだ 「麦茶おかわりいる人、いるッスか?」

24 22/07/22(金)00:16:26 No.951645530

ハーイ、と合唱が聞こえる ライバルで仲間の、一生忘れない声が

25 22/07/22(金)00:16:56 No.951645728

以上。スイカ食べたくなったので酒飲んで舎弟した

26 22/07/22(金)00:18:49 No.951646393

蒸し暑い夜にありがたい… もっと酒飲め

27 22/07/22(金)00:19:37 No.951646703

スイカ食べたくなってきた 一玉だと多いしカット買おうかな

28 22/07/22(金)00:20:35 No.951647095

名古屋の夏はマジで暑いからな… 幼稚園児の頃から避暑方法を教えられる

29 22/07/22(金)00:20:45 No.951647163

久しぶりに見たなスケベ下着エール…

30 22/07/22(金)00:20:53 No.951647201

お年寄りに可愛がられるちびっこ怪獣はとてもいい

31 22/07/22(金)00:21:32 No.951647437

キタ━━━━━━(゚∀゚)━━━━━━ !!!!!

32 22/07/22(金)00:22:15 No.951647685

>No.951647437 プイスライムかわいい

↑Top