ここでは虹裏imgのかなり古い過去ログを閲覧することができます。
22/07/12(火)00:51:31 No.948167269
今日は海辺のパトロール、出張カフェの準備早々に出没したと言うことで念入りに探さないと 「なぁ…そこのあんた」「はい？あなたは確かヒゲペンギンさん…どうかしたんですか？」「あの、よ…その…なんだ…り、リカオン！」 ─次の言葉は私の想像だにしなかったものだった 「わ、私を！私をいい子に育ててくれっ！！」「…えぇぇえぇっ！？」 あ、私お母さんだった確かに私はこの子の母親だ、しかし…何故？ 「あの…あなたは何も悪くないでしょう…？」「んな事ねぇよ！私がいい子に見えるのかよっ！？いいからさっさと授乳でもなんでもやれよこのイカれ誘拐母性魔がよっ！」 「落ち着きなさいっ！」ｼｭｯｺﾞｯ「がっ！？」 愛娘に仕置きの拳骨ワンツー！頭頂部と側頭部への打撃は痛みと共に落ち着きを娘にもたらした
1 22/07/12(火)00:53:01 No.948167676
「い…痛ってぇ…」「無理して悪者ぶってもママには通じませんよ…とにかく訳を話して下さい」 「もう…嫌なんだ！誰かに強く当たって…仲良くなりたいのに酷いこと言っちまう自分が！だから…」 ヒゲッペのすがるような眼差しから雫が伝う…それ程までに思い詰めているのだろう、だが… 「なぁ、リカオンはママなんだろ？悪い子を拐って子供にするって…だったら私もいい子にしてよ！」「…私とて見境なく拐ったりしません」 「なんでだよ！？私はこんな悪い子なんだぞ！？」「いいえ、あなたは優しい子…だからこそ、自分で自分と向き合いなさい」「そんな…待ってよ！」 「…甘ったれるんじゃありませんっ！」「そんなぁ…じゃあ…どうしたらいいんだよぉ…私は…あぁぁあぁっ！！」 思わず抱き締め授乳したくなる衝動を堪え、後ろ髪引かれながらも追い縋る泣き声を振り払い、背を向け歩を進める… 時には身を裂く想いに耐え、突き放すこともまた愛情なのだ… 愛娘が自らの力と覚悟で己自身と向き合い、前に進むためにも…
2 22/07/12(火)01:21:03 [す] No.948174498
ヤマアラシイベントに抜き打ちでヒゲッペが出てきたのを思い出したのでついやってしまいましたのだ 心の母乳が枯渇してるから授乳はなしなのです…