22/07/10(日)23:55:12 先日ポ... のスレッド詳細
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22/07/10(日)23:55:12 No.947814243
先日ポケスペ純愛健全ゾロ目スレでのダイスで出たレブルとゴークリの項目の続きを妄想して書かせていただきました このスレ自体はダイススレではありません 思いっきり三次創作ですのでご了承下さい あらすじ レブルとゴークリが海水浴に…
1 22/07/10(日)23:55:27 No.947814349
「海の家で食うラーメンは美味えな! 塩分が身体に染みわたらぁ!」 「ゴールド、食べる時は喋らないの」 海の家で昼食をとる。 その最中に、クリスがゴールドを咎めた。 「でもほんと、海の家で食べるラーメンって美味しいわ」 「だな。海に行くとなんだか食べたくなるよ」 そう話しつつ、ラーメンを平らげた。 「んじゃ、次かき氷いきます?」 「そうだな。オレはイチゴで」 「アタシブルーハワイね」 「ブドウね」 「んじゃ、オレ様は宇治金時にすっか」
2 22/07/10(日)23:56:19 No.947814666
注文した後、しばらく待つとかき氷が届けられた。 早速みんなで食べ始める。 「見事なまでにみんなバラバラのシロップね」 「いいんじゃないか?好きなもの頼めばいいし」 「そうね。こうして別の味も楽しめるし」 そう言いながらブルーはレッドのかき氷を一口食べた。 「はい。レッド」 誰かに指摘されるよりも早く、レッドの口にブルーが自分の分のかき氷を入れた。 「美味しい?」 「…うん」 それでレッドはイチゴシロップに負けないくらい赤くなって黙った。
3 22/07/10(日)23:57:19 No.947815094
「ブルー先輩大胆ですね…」 「クリスもやればいいじゃない。ゴールド相手に」 「ムリムリムリです!」 「そこまで否定しなくてもいいじゃねぇか。 ほらよ」 と、ゴールドの方から一口ぶん掬ったかき氷がクリスに差し出された。 「え、ええ!?」 クリスはそれに狼狽し、こちらも赤面した。 「ええええっと…」 「早く食べてあげなさい。氷溶けちゃうわよ」 ブルーに促され、生唾を飲み込むとクリスは意を決して口を開く。
4 22/07/10(日)23:58:17 No.947815454
ゆっくりとゴールドの差し出したかき氷に顔を近づけていく。 「なーんてな」 そこでゴールドが手を引っ込めて自分でかき氷を食べた。 「なーにマジになってんだよ。冗談だっての」 悪戯じみた笑い顔になるゴールド。 してやったりと言いたげなその顔に真剣に悩んだことがバカバカしくなる。 なのでゴールドの足を踏んで憂さを晴らした。 「いってぇ!!」 ゴールドが悲鳴を上げたが、察したのかレッドもブルーも苦笑するだけで何も言わなかった。
5 22/07/10(日)23:59:57 No.947816066
「よし、腹ごしらえもすんだし食後の運動でもすっか!」 レッドがそう言い、立ち上がる。 「運動って、何するの?」 ブルーが聞くと、レッドは少し悩み、 「ビーチバレーでもするか!今は誰もそのスペース使ってないみたいだし」 「そうね。面白そう」 ブルーが同意する。 ゴールドやクリスも反対意見は出さなかったので了承と解釈した。
6 22/07/11(月)00:00:21 No.947816237
「チームわけどうするっスか? 性別で合わせるか地方で合わせるか」 「ジャンケンにしましょう。 パーかグーで同じの出した人同士で組むってことで」 「それでいいか」 皆が頷く。 「それじゃいくか。じゃーんけん!」 直後に出た手は、ちょうどパーとグーが2人ずつとなった。
7 22/07/11(月)00:01:07 No.947816511
「男同士と女同士のタッグになったか」 「別にハンデなんていらないわよ? レッドたちに負ける気しないもの」 オホホと、ブルーが笑う。 帽子もパレオもつけた姿という、 とても運動するとは思えない格好なのがさらに余裕を見せつけているようだ。 「へっへっへっ、随分と調子に乗ってるみてえですね。 レッドさん、ここはオレ様たちの実力ってのを見せつけてやりましょうか」 「なんで三下みたいになってるんだ…?」 ゴールドの口調に戸惑いつつ、配置につく。 「じゃ、クリス。さくっと勝っちゃいましょ」 「が、がんばります!」 自然体のブルーに対して、クリスは緊張しつつも闘志を燃やしていた。
8 22/07/11(月)00:01:54 No.947816755
「ホントにハンデはいいんだな?」 「あら、ハンデのある戦いなんてつまらないでしょ?」 ブルーの笑みが挑発じみたものに変わる。 「…その通りだな」 レッドはそれに口の端を吊り上げながら答えた。 そこまで言うのなら遠慮する必要はない。 「やるか、ゴールド」 「うっす」 双方ともに勝つ気持ちを高めつつ、試合が始まった。
9 22/07/11(月)00:02:22 No.947816925
始めてみると、勝負は接戦だった。 どちらかが点を取れば、相手側も点を取る。 大きく点数差がつくこともなく、ほぼ互角の対決を繰り広げていた。 「どうしたの?ハンデいるかなんて言っておいてそんなもの?」 ブルーは動きにくそうか格好と思えないほどのフットワークで的確にボールを打ち返していた。 クリスも得意の脚技を使わずとも充分にサポートをしている。 こちらもやり返してはいるが圧倒まではできない。
10 22/07/11(月)00:02:44 No.947817044
「レッド先輩!」 ゴールドに呼びかけられたので思考を切り替える。 彼が打ち上げたボールに合わせて飛ぶ。 そしてタイミングを合わせて相手側のエリアへと打ち込む。 そうしようとした時だった。 「えい」 ブルーがパレオを広げた。 隠されていた彼女の生足が露わになる。 程よい肉付きの脚。 自分たち男とは全く違うその脚線美に目が奪われる。 「…って、あ」 打ち出すタイミングを逃してしまい、ボールがレッドたちのエリアに落ちた。
11 22/07/11(月)00:03:39 No.947817369
「何やってんすかレッド先輩…」 「わ、悪い」 謝りつつ、ボールを回収する。 「こういうのするために、わざわざパレオつけてたのか…」 「脚見せただけで動揺するレッドが悪いのよ。 アタシは別にいやらしいこと何もしてないもの」 「ぐっ…」 言い返せずに口を紡ぐ。 たしかに自分が心を乱したのが悪い。
12 22/07/11(月)00:04:16 No.947817606
「じゃあ、行きます!」 クリスがボールを打ち出す。 落下地点はレッドが充分カバーできるだ。 だからすぐにレッドはそこに向かう。 「ん」 目の前のブルーが、上側の水着の紐を引っ張った。 そこに隠されていた胸が見えてしまう。 いや、見たいと思ってしまう。 「…しまった!」 また意識を乱されていたことを悟り、正気を取り戻す。 だが頭にボールが直撃し、すでに手遅れだったことを知らされた。
13 22/07/11(月)00:04:32 No.947817711
「ったく、レッド先輩は下がっててください!」 「…ごめん」 バツが悪そうにレッドが後方へと下がった。 「オレ様がどうにかしねぇとな…」 レッドが前線に立つとブルーの色気攻撃にやられる。 さすがにブルーも彼氏相手はともかくそうでもない自分にそういうことは仕掛けてこないだろう。 「行きます!」 「来やがれ!」 クリスの打ち上げたボールを打ち返す。 それをブルーが、レッドが打ち返す。 しばらく打ち合いが続く。
14 22/07/11(月)00:05:14 No.947817960
「オラァ!」 ボールがネットを超えて、相手側のエリアへと向かう。 クリスの頭上を飛び越え、彼女の背後に落ちそうになる。 「させない!」 クリスが後ろに飛び、強引に打ち返してきた。 砂浜に滑り込むような姿勢になり、倒れ込む。 そのグッタリとした姿が色っぽいとつい思ってしまう。 「って、いてっ」 ゴールドまで自分の頭にボールが命中した。
15 22/07/11(月)00:06:11 No.947818300
「オホホホホホ、結局アタシたちの圧勝じゃない」 帰り道、ブルーが愉快そうに笑っていた。 「水着姿のギャルは反則っスよ…。 男なら見惚れちまいますって」 「そうだなぁ、すっかりしてやられたよ」 ゴールドの発言にレッドが頷く。 「わたし、そんなの意識してなかったんですが…」 「いいのよクリスは。 そういうの考えない無意識な方が視線惹きつけるタイプだもの」 「そっすねー。倒れた時とかなかなかエロかったし」 クリスは赤面しながらの蹴りをゴールドに浴びせた。
16 22/07/11(月)00:06:55 No.947818556
「楽しかったな、今日は」 「…そうですね」 レッドの台詞にゴールドは同意した。 ブルーも、クリスも、笑って頷く。 「今度はもっと大人数にすっか! ホウエンの方からも誘ってさ」 「いいっスね。次はシル公も呼ばねえと」 「そういえばシルバーとこういう遊びに行ったことなかったわ。いい機会かも」 「エメラルドくん、しばらく会ってないけど元気かしら」
17 22/07/11(月)00:07:08 No.947818632
語り合いながら、バス停へと向かう。 身体が火照っているのは、夏の熱気か。 それとも今後を思っての興奮か。 どちらでもいいと思いつつ、4人は軽い足取りで歩いていた。
18 22/07/11(月)00:07:21 No.947818698
以上です 閲覧ありがとうございました
19 22/07/11(月)00:14:35 No.947821229
続きものになると終了するタイミングによく悩みます 次やる時はもうちょっとエンディングまでどうするかを考えておきたいです