22/07/07(木)00:53:24 泥の正... のスレッド詳細
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画像ファイル名:1657122804229.jpg 22/07/07(木)00:53:24 No.946378947
泥の正式外典
1 22/07/07(木)01:06:14 No.946382764
泥の聖堂教会
2 22/07/07(木)01:09:20 No.946383582
最近結構キャラの立った聖堂教会所属が増えた気がする
3 22/07/07(木)01:13:30 No.946384727
練りたくはあるが難い
4 <a href="mailto:1/3">22/07/07(木)01:53:45</a> [1/3] No.946394522
新たなる八岐大蛇は聖杯大戦の参加者達によって討たれた。 八岐大蛇が率いていた百鬼夜行も大蛇の消滅に呼応するかのように霧散。奇妙な縁で百鬼夜行との戦いに参加した者達は互いの無事を確かめていた。 「……クエロん、無事?」 瓦礫に身を横たえ、熱を冷ましていたクエロは聞き覚えのある声に顔を向ける。 その女性は全身煤だらけで小走りにクエロへと駆け寄ってきた。 「ええ、貴女も無事なようでなによりです。顔が煤だらけですが」 クエロが視線を向けた黒野逸花は、え!?嘘!と言いながら取り出したハンカチでごしごしと顔を拭う。 「いやぁ、友達が作ってくれた爆弾が凄い威力でね……」 気軽に投げた爆弾でビルがまるごと一つ吹っ飛んでびっくりしたわよ!と身ぶり手振りを交えながら自身の起きた状況についてクエロに説明する逸花。 「此方も中々大変でした。 横になったままで失礼します」 深くため息をついたクエロは軽く目を瞑る。 「……みたいね。気にしないで。 ああ、そう言えばアズキちゃんは限界まで魔力消費してぶん回したみたい。回収してきて向こうで寝かせてるわ、後で会って上げて」
5 <a href="mailto:2/3">22/07/07(木)01:56:22</a> [2/3] No.946395072
「……無事でしたか、良かったです」 気にしていたであろうアズキの安否に安心したのふっとクエロの顔に微笑みが浮かぶ。 それを見た逸花は思わず釣られるようににこっと笑った。 「それで何の用で私の顔を見に?」 スッ、と何時もの顔に戻ったクエロにつれないなー…と首を振る逸花。 「まぁ、なんと言うか……うん、今の内にお礼を言っておこうかと思ってね……ありがとう」 珍しく言いづらそうに口ごもる逸花だったが、意を決したように口を開き、頭を下げた。 「お礼、なんのお礼ですか?」 急な事にクエロの声が困惑で上擦る。 「何時だったかの戦闘に巻き込まれて助けられたお礼」 「今更ですね」 「うん、今更。でもこれが顔を合わせる最後の機会だと思ったから」 無言の時間が幾らか続いた。 「お互い、これから事後処理で話す機会なんてないでしょ?」 沈黙を破るように逸花は何時も以上に明るく話す。
6 <a href="mailto:3/3">22/07/07(木)01:57:40</a> [3/3] No.946395355
「ええ、そうですね」 クエロは何時も通りに静かに頷く。 「もしかしたら魔術師にお礼なんて言われたくないかも知らないけど……これは魔術師時紡ぎではなく一人の人間、黒野逸花としての感謝とお礼」 「本当にありがとうクエロさん、何時かまた会えるといいわね」 「いえ、此方こそありがとうございました。逸花さん、さようなら」 クエロと逸花の視線が交わり、やがてどちらからともなく口を開く。 「今回の聖杯大戦、監督お疲れ様でした。シスタークエロ、時計塔の代理人として感謝します」 「監視役お疲れ様でした。ミズ黒野、聖堂教会第八秘跡会として感謝します」 逸花は踵を返し、クエロに背を向けると何処かへと立ち去る。 クエロはアズキの様子を確かめる為にゆっくりと足に力を込めた。
7 22/07/07(木)02:36:46 No.946401236
百鬼夜行とか出すのかよ