虹裏img歴史資料館

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22/07/06(水)22:50:17 「くく... のスレッド詳細

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画像ファイル名:1657115417109.jpg 22/07/06(水)22:50:17 No.946332489

「くくく……」 トレセン学園上空。およそ100mの位置に腕を組んで不敵に笑う黒い影が、暗くなっても明かりが多く点く学園を見下ろしている。 「待っていろジョーダン」

1 22/07/06(水)22:50:49 No.946332727

「だーかーらー! とっとと休めって言ってんの!」 「心配には及ばないよジョーダン。ナイスネイチャのトレーナーが作ってくれた遠心分離トロフィーのお陰で俺の疲労は全て分離されてるから元気一杯だよ」 「……なにそれ? また変なの作ってさぁ……」 「いやいや。これはとても有用なんだぞ。何しろ、トロフィーに入ったトレーナーに強力な遠心力を加えて色んなモノを分離出来るんだ。あの理事長代理も使用したお墨付きだよ」 「理事長代理って遠心力耐えられたんだ。でもさ、その分離したのってどうなんの?」 「さあ? 下水にでも流してるんじゃないかな」 午後8時。珍しくジョーダンがその時間でもトレーナー室に居たのは理由がある。 この前の健康診断の結果が良くなかったのに、トレーナーは休もうとしないのだ。当然、睡眠はとっているが休日にもずっとトレーナーの仕事ばかり。流石のトーセンジョーダンも力ずくでもと思っていたのだが、話してみれば遠心力が云々と繰り返して言うことを聞かない。

2 22/07/06(水)22:51:25 No.946332953

(むぅ……ワケ分かんないこと言ってるけどマジで元気そうなんだよね。どうすっかなー) 「兎に角本当に元気なんだ。まだまだやることはあるから、ジョーダンは早く帰って寝ないと明日に響くぞ?」 「むぅ……」 「その必要は無い!!」 バァンッ!! 「なんだぁ!?」 開け放たれるトレーナー室のドア──と思ったが、ドアを開けた時の音というより、開けた人物の声の方が大きかったようだ。 たった今のとは対称に、後ろ手でドアを静かに閉めたそれは黒だった。比喩ではない。僅かな明暗でしか表情を読み取ることが出来ない黒い人影がそこに居たのだ。 「誰!?」 「くくく……俺はダーク・トレーナー。そこに居るドバカの闇の姿さ……」 「「ダーク・トレーナー……?」」

3 22/07/06(水)22:51:48 No.946333100

「くくく……ドバカに教えてやる。俺はお前が分離した残滓。負の感情。その他諸々の淀みそのものさ」 「ば、バカな……俺の良くない物がこんなに……!」 トレーナーはダーク・自分を見て血を吐くように絶叫する。 「こんなに痛々しいとは……!」 「くくく……」 ダーク・トレーナーは全身が黒くてよく分からないが、眼帯に逆立った髪の毛。両肩に世紀末が如きスパイク。指ぬきグローブ(こっちもスパイクが凄い事になってる)。襟が立ちまくったよく分からないマント等々……嘗て自分が最高に格好いいと思っていた黒歴史を実体化したかのような姿形をしていた。 中二病、そして何かと怪しげな笑い方。話し始めに「くくく……」を付けるのも忘れないのはかなりの拘りのようだ。 「こ、これってトレーナーの中二──」 「止めてくれジョーダン。その指摘は俺に効く」 「くくく……侮るなよオリジナル。俺はただのお前の残滓でないことをみせてやる」

4 22/07/06(水)22:52:12 No.946333258

プンッ──とダーク・トレーナーが姿をかき消すと、次の瞬間にはトレーナーが膝から崩れ落ちた。 恐ろしく早い手刀。この場においては、誰にもそれを捉えることは出来なかった。 「──え、ウソ、トレーナー!?」 「くくく……俺はダークだからな。オリジナルより強いのは当たり前なのだ。さて……」 「な! 何する気!?」 トレーナーを倒したダーク・トレーナーは席につき、トレーナーのパソコンを覗き込む。 「くくく……案ずるな。俺はダークだからやることもダークなんだ」 「ダーク……?」 「おぉ……何という膨大なメールのやり取りなんだ。これはジョーダンの先生達からだな。くくく……先ずは担任からだ。あまりの多忙さにこれ以上は抱え込めないからな。急ぎでなければ優先度を下げたい旨を丁寧に返信しよう。こうする事で、相手はこちらに無理にお願いを出来なくなる。くくく……俺はダークだからなぁ。先生達の頼みも後回しにしてしまうんだ」 「……は?」 「これはたづなさんからの再検査の催促! これはもう行ってきたと返しておこう。くくく……ごめんなのだたづなさん」

5 22/07/06(水)22:56:21 No.946334801

呆気にとられたトーセンジョーダンの事を気にせず、ダーク・トレーナーは次々とメールを返していく。 流石にトーセンジョーダンのトレーニングメニューはダークでもしっかりと保存。 ついでに『コピー(1)』から連番でバックアップを取って満足するとトーセンジョーダンへの振り向いた。 「さて、ジョーダン。これから外に食べに行こう」 「……は?」 「くくく……俺はジョーダンが大事だが、それはそれとして甘やかしてやりたい気持ちで一杯なんだ……」 「そ、そうなんだ……」 「これからの時間に食べるラーメンは旨いぞジョーダン。普段ならカロリーを気にする所だが、俺の前では気にしなくて良い……」 「ウソ……! こんな時間にラーメンとか、めっちゃ罪じゃん!」 「あぁそうだ。まさに大罪だ。でも俺はジョーダンと一緒に食べたいんだ。たまには良い息抜きになるだろう……」

6 22/07/06(水)22:56:55 No.946335018

「ごくり……」 喉がなる。トーセンジョーダンは何故か逆らえない。まるで、ダーク・トレーナーと話していると、自分の中のダーク・自分(?)が理性を押し退けているかのようだ。 夜に食べるラーメンが格別に美味しいとは彼女も話を聞いていたし、元々興味があった。 食べたい。そう思って彼女は手を伸ばした……。

7 22/07/06(水)22:57:12 No.946335146

この日。学園の殆どのトレーナーは自ら分離したダーク・トレーナー達に敗れ、不覚にもダーク・トレーナー達の好きにさせてしまった。 スイーツをパクパクさせてしまうダーク・トレーナー。 通販でラッキーアイテムを買い漁るダーク・トレーナー。 担当と一緒に夏のマーケットに向けて漫画を描き倒すダーク・トレーナー。 担当のハジケ具合には敵わず、人手が増えたとダーク共々カジキマグロ一本釣りに連れていかれたトレーナー。 様々なダーク・トレーナー達が、学園を乗っ取ったのであった──

8 22/07/06(水)22:58:32 No.946335656

くくく……書いてて自分でも分からなくなったボツ作品をちょっと直してみたんですが訳がわかりませんね

9 22/07/06(水)23:10:26 No.946340757

普段トレーナーと教え子だしな…って無意識に押さえ込んでるダークな部分を出せ! 普段アタシなんかじゃ釣り合わねーよな…って意識して押さえ込んでるダークな部分を出せ!

10 22/07/06(水)23:10:33 No.946340817

ダーク・トレーナーは担当を甘やかしたい欲求をコントロールできない…

11 22/07/06(水)23:12:08 No.946341466

大丈夫?ダーク・代理とか本当にダークだったりしない?

12 22/07/06(水)23:22:05 No.946345577

ダーク・カフェトレはカフェにいじわるしたい気持ちをコントロールできない…

13 22/07/06(水)23:34:34 No.946350437

くくく...なんて書かれると声が小西克幸で固定されますな...

14 22/07/06(水)23:49:59 No.946356709

くくく…ところでノーマルトレーナーはどうなるんだ…?

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