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目が覚... のスレッド詳細

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22/07/04(月)23:22:48 No.945708783

目が覚めた。 今日は休日だが、惰眠を貪る訳にもいかなかった。 眼鏡をかけ、視界を確保する。 時間は午前9時前。 すでに同室者は部屋から出ていっているようだった。 どうにも思考がはっきりしないが、今日は予定があった気がする。 それも大切な。 スマホを見るとスケジュールが記されている。 待ち合わせと集合場所を確認し 「そろそろ準備しますかね……」 一人そう呟き、僕は意識を覚醒させるべく洗面台へと向かった。

1 <a href="mailto:s">22/07/04(月)23:23:07</a> [s] No.945708903

顔を洗うとボヤケていた思考が少し纏まった。 とはいえまだ眠たいというか、夢見心地というかフワフワしている。 (いったい僕は誰と出かけるんだったっけ?) 待ち合わせと集合場所は思い出せるのに、肝心の相手が思い出せない。 (姉さんとのお出かけなら絶対忘れるはずがないし、タクト姐さんだったとしてもここまで覚えていないはずはない) タイトルホルダーは交友関係が狭い。 パッと思いつく相手は両手の指が有れば事足りるだろう。 それでも思い出せない気持ち悪さと、相手への不誠実さに申し訳なく思いながら、私服に着替えて部屋を出た。

2 <a href="mailto:s">22/07/04(月)23:23:37</a> [s] No.945709108

集合時間の11時少し前に待ち合わせ場所へと到着した。 スマホを見ながら相手が来るのを待つ。 しばらくすると 「待たせたな」 と声をかけられた。 声をかけられた方向を見るとそこには知らないウマ娘が立っていた。 すると 「全然、今僕も来たところですよ」 無意識に声が出た。 体の所有権が別の僕にあるかのような反応だ。 いったいこのウマ娘は誰なんだろうか。 そして何よりも違和感なくセリフが出てきて気味が悪い。 そんな僕の事を無視しながら、僕の体は勝手に動く。

3 <a href="mailto:s">22/07/04(月)23:25:06</a> [s] No.945709635

「それじゃあ行きましょうか」 僕はウマ娘に声をかけ、出発した。 僕の隣を歩くウマ娘は背が高い。 その他にも胸や尻もとても立派だった。 スタイルだけを見れば姉さんと同じくらい魅力的だった。 そんなことを考えながら僕は冷静に状況を見極める。 1つ、このウマ娘は僕の知り合いである。 2つ、休日一緒に遊びに行く仲である。 3つ、一緒にいることで不快感がない。 ……わからない。 そんなことを考えていたら 「どうした?体調が悪いのか?」 ウマ娘は心配したのか僕の顔を覗いてきた。 「いえ、そんなことないですよ」 そう誤魔化していると、目的地へと到着したようだった。

4 <a href="mailto:s">22/07/04(月)23:25:46</a> [s] No.945709868

目的地はイタリアンのレストランだった。 予約していたらしく、すんなりと入ることができた。 席に座り、お互い別のパスタを注文する。 (なんというか……この雰囲気はマズイですね……) 僕は話をしながらそんなことを考える。 今の雰囲気はどこからどう見てもデートだ。 だけど僕はこの相手の事を思い出すことが出来ないのだ。 正直言って失礼極まりない。 しばらくして注文したパスタが届いた。 もぐもぐと食べていると正面に座るウマ娘が僕のパスタを眺めていた。 それを察した僕は 「食べますか?」 とフォークでクルクルと巻き取り差し出した。 ウマ娘はパァッと笑顔になりパクリと食いついた。

5 <a href="mailto:s">22/07/04(月)23:26:06</a> [s] No.945709977

食べ終わると突然ケーキが運ばれてきた。 「これは?」 注文した覚えがないので店員に確認しようとした。 するとウマ娘は 「もう、忘れたのかタイトルホルダー?」 と少しむくれている。 何かしてしまったのだろうか。 「ごめん、朝から少しボンヤリしていて……」 「全く、今日は大切な日なんだからしっかりしてくれ」 ウマ娘は呆れながら言ってきた。

6 <a href="mailto:s">22/07/04(月)23:26:24</a> [s] No.945710082

「今日は私達が恋人になって3ヶ月目の記念日だぞ。忘れたのか?」 (は!?僕に!?恋人!?) ビックリして声が出なかった。 そして、それ以上に驚愕したことが 「そうだった……。ごめん、エフフォーリア」 と僕じゃない僕がウマ娘に謝罪をした。 「いいんだ、ほら食べよう」 そう言うとエフフォーリアは嬉しそうにケーキを食べようとしそして……

7 <a href="mailto:s">22/07/04(月)23:26:40</a> [s] No.945710172

「うわぁぁぁぁ!」 ベッドから飛び起きる。 空は夜明け前だった。 隣にはぐっすりと眠っているエフフォーリアがいた。 顔を見るといつもの無愛想な男だった。 僕は胸を撫で下ろす。 (僕が姉さんを置いて恋人を作るわけありませんよ) だけど変な夢を見たからか 「おはようタイトルホルダー」 と挨拶されるだけで少しドキリとしてしまったのは内緒だ。

8 22/07/04(月)23:27:51 No.945710632

タイエフキテル……

9 <a href="mailto:s">22/07/04(月)23:28:25</a> [s] No.945710817

オマタセシマシタ TSエフフ君とウマ息子タイホ君です 鬼畜眼鏡感頑張って出そうとしましたが普通にイチャイチャさせてしまいました TSエフフ君も中々ヒロインパワーがありそうです ウマ娘モードだと逆にウマ息子が苦手だけどタイホ君だけは大丈夫なエフフちゃん誰か書いてください

10 22/07/04(月)23:29:49 No.945711338

タイエフ♀…そういうのもあるし……

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