22/07/03(日)01:51:30 泥プロ... のスレッド詳細
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画像ファイル名:1656780690680.jpg 22/07/03(日)01:51:30 No.945028933
泥プロトは暗黒
1 22/07/03(日)02:52:53 No.945041198
「ねえ、怜くん」 学校の屋上。傾きに傾いた太陽が地平ごと2人を焼くように照らす。呼びかけられた男は呼びかける女と距離を空けて立っている。 「願いが叶う、って言うけどさ。何がいいかな」 「それくらいお前が決めろよ。お前の聖杯だろ」 素っ気ない返答。質問者の顔も見ないまま、男は空を見上げている。 「……でも、私。怜くんに」 「俺がなんだ」 女性の言葉は塞がれる。彼女の言葉の、何一つを認めないというように。続けて一方的に言い放つ。 「あのな、花奏。これからお前は命を賭ける。俺は何一つ賭けない。散々言ったんだ、覚えてるだろ？俺はお前に関係ない。俺の力も、願いも。お前の判断に影響しない。だからな」 「……うん。怜くんの言うこと、忘れないよ。それでも、やっぱりさ」 「覚えてなくていい。理解しろ。じゃなきゃ死ぬぞ」 そこまで言って、1人先に屋上の扉を開く。そのまま彼女の追い着くのを待たず、扉の先へ消えていった。 「……そういう怜くんこそ。少しくらいは、分かってくれてるのかな、なんて」 足取りの代わりに彼を追った言葉を、照らすはずの日はもう沈んでいた。
2 22/07/03(日)04:56:32 No.945053559
>「それくらいお前が決めろよ。お前の聖杯だろ」 やさしあじ >「あのな、花奏。これからお前は命を賭ける。俺は何一つ賭けない。散々言ったんだ、覚えてるだろ？俺はお前に関係ない。俺の力も、願いも。お前の判断に影響しない。だからな」 やさし……あじ……
3 22/07/03(日)05:31:59 No.945055426
いつのまにか術鱒投げられてた 心折られそうでなんやかんやで無事そうな枠に見える