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22/06/27(月)00:00:50 先日ポ... のスレッド詳細

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22/06/27(月)00:00:50 No.942978673

先日ポケスペ純愛健全ゾロ目スレでのダイスで出たレブルとゴークリの項目を解釈して書かせていただきました このスレ自体はダイススレではありません 思いっきり三次創作ですのでご了承下さい あらすじ >カラオケ >彼女の水着姿が脳裏から離れない男たち

1 22/06/27(月)00:01:10 No.942978796

「あちいっスね…」 「そうだなぁ」 炎天下、と表現するべき休日の昼間。 レッドの家でクーラーにあたりながらぐったりしているゴールド。 それを見てレッドは苦笑した。 「いやカントーはジョウトよりは気温2度は低いって予報で言ってたのによぉ! 変わんねーくらいあちいじゃねーか!」 「暑いことに怒っても仕方ないさ。 それよりわざわざここまで来るくらいなら自分の家でクーラーつければよかったんじゃないか?」 聞いてみたが、ゴールドは嫌なことを思い出したかのように顔を顰める。

2 22/06/27(月)00:01:34 No.942978941

「いやオレんちクーラーぶっ壊れてるんすよ。 ポケモンたちが部屋ん中ではしゃぎすぎて壊しちまって。 だからクーラーついてる部屋に入り浸ろうって思ったんで」 「正直だなぁ。それでわざわざカントーまで来るのはすごいけどな」 「いやー、いろんなとこで涼もうとしたんスけど。 どこも追い出されてなんだかんだでここにたどり着いたんですよ」 高そうなアイスクリームを食べながらゴールドが言う。

3 22/06/27(月)00:01:54 No.942979069

「あー美味え!暑い日にはやっぱアイスっスね!」 「同感だけど、それいくらしたんだ? 結構高そうだけど」 「え?レッドさんの冷蔵庫の中から取って来たんスけど」 「え?」 慌ててゴールドからアイスを取り上げる。 「買った覚えないな…。 って、なんだこれ」 よく見るとそこには付箋が貼られていた。 そこにはこう書かれていた。 「ブルーちゃん専用アイスです。他の人は食べたらダメよ♡って」

4 22/06/27(月)00:02:16 No.942979212

「え、マジっスか!?ブルー先輩のだったかぁ…」 「違ってもオレのアイスだったはずなんだけどそれはいいのか…?」 半目で言うとゴールドはあっさりと、 「いやレッド先輩なら許してくれっかなぁって」 「そりゃアイスくらいなら別にいいけどさ。 高いアイスなんて自分で買うこともないだろうし」 「それより、レッド先輩の家にブルー先輩のアイスあるって予報できねーっスよ」 「え?結構ブルーの私物、うちにあったりするんだけど」 そう言うと、ゴールドが信じられないという顔をした。

5 22/06/27(月)00:02:34 No.942979318

「え?お2人付き合ってるんスか?」 「そうだぞ。付き合い初めたのはつい最近だけど」 「そうね。レッドから熱烈な告白されてね」 「え?」 突然、後ろから声がした。 慌てて振り向く。 そこにはブルーがいた。 「ブルー!?」 「お邪魔してまーす」 笑いながら挨拶されると、向きを正面に直された。 そのまま、後ろからブルーが顔を覗かせる。

6 22/06/27(月)00:02:48 No.942979404

「で、そのアイスだけど」 「え?なんのことっスか?」 そっぽを向いて口笛を吹いてゴールドが誤魔化そうとする。 「いや普通に一部始終見てたからね? アタシのアイス冷蔵庫から取り出すところから」 「なら言ってくださいよ!」 「だってこれでアタシに負い目ができるでしょう? それにアタシのじゃなくてもレッドのもの勝手に食べるなんてダメよ?」 「すんません…」 謝罪するゴールドに、ブルーは笑う。

7 22/06/27(月)00:03:03 No.942979496

「いいわ。その代わりちょーっとゴールドに奢ってもらおうかしら♡」 「えええ!?」 ゴールドが助けを求めるような顔でこちらを見る。 「レッドさん、助けてくださいよ!」 「レッドは勝手に彼女のアイス食べる後輩よりアタシを選ぶよねー?」 後ろからブルーに抱きつかれ、囁かれる。 柔らかい感触につい頬が緩む。 「その2択だと迷わずブルーかなぁ」 「そんな酷いっスよ!」 「勝手に食べる方が酷くない?」 ブルーの追い討ちに、ゴールドはそれ以上なにも言えなかった。

8 22/06/27(月)00:03:17 No.942979561

後日。 カントーのタマムシデパートにて。 「このクソ暑い中、わざわざカントーまで呼び出されて荷物持ちかよー!」 「たはは、だけどそれだけで済んでよかったじゃないか」 大量の荷物を抱えたレッドとゴールドが話す。 「なんかすみません。わたしまで誘ってもらって」 「いいのよ。クリスだってこの機会に色々買えてよかったじゃない」 その前ではブルーとクリスが話し合っていた。

9 22/06/27(月)00:04:21 No.942979957

「すみません、服も色々と選んでもらった上にお金も出してもらって」 「これくらいはお安い御用よ。かわいい後輩のためだもの」 「オレはかわいい後輩じゃないんスか?」 「人のアイス食べたりお尻触ってくるような男は全然かわいくないわ」 ブルーにキッパリと言い切られ、ゴールドが項垂れる。 「ブルー先輩、案外根に持つタイプなんスかね?」 「いや、それほど怒ってないと思うぞ。 単に弄れるネタだから使ってるだけで」 思い返してもブルーが本気で怒ってるところを見た覚えがない。 そんな彼女が他人に恨みを抱き続けるとはレッドには思えなかった。

10 22/06/27(月)00:04:41 No.942980069

「ブルー先輩のこと、よくわかってるんスね」 「付き合い長いしな。それにこれでも彼氏だし」 たはは、と笑いながら言う。 両手が塞がっているため、頭をかけないのがもどかしい。 と、ブルーに頭を撫でられた。 「レッドは偉いわね。アタシのことよくわかってくれて」 「う、うん」 優しく笑いかけられるとむず痒い。 それと同時に彼女を愛しいという気持ちも湧き上がってくる。

11 22/06/27(月)00:05:27 No.942980329

「あーもー、ただでさえクソ暑いのにアツアツラブラブっぷり見せつけてこないでくださいよ! 余計に暑くならぁ!」 「ゴールドそんなこと言わないの!」 「いや待て待て今オレ様荷物大量に抱えてっから! 蹴るのはせめて荷物置くまで待てよ!」 ゴールドとクリスの方は揉めていて、ついブルーと一緒に苦笑した。 「じゃ、次は水着買いに行きましょ!」 「水着!?」 クリスが素っ頓狂な声を上げる。

12 22/06/27(月)00:06:01 No.942980519

「何びっくりしてるの? そろそろ海水浴のシーズンなんだし水着買うのは当然でしょ?」 「いやいや恥ずかしいですよ! ゴールドだってわたしの水着なんて見てからかってくるに決まってます!」 「いやンなことしねぇって」 ゴールドの声は聞こえてなかったのかクリスは顔を背けて巻くしたて続けた。 「もう、仕方ないわね」 ブルーがボールからカメちゃんを出して、クリスを強引に連れ出した。 「え?ブルー先輩!?」 戸惑ってるクリスを無視して、カメちゃんを連れてブルーは歩き出す。 慌ててレッドとゴールドが追いかけた。

13 22/06/27(月)00:06:44 No.942980783

「いやこんなに露出多いの無理ですよ!」 試着室でクリスが悲鳴を上げた。 ブルーが渡した水着を着て、顔を真っ赤にしつつ身体を隠すように抱いていた。 「いいじゃないクリスもスタイルいいんだし。 似合うと思うわよ」 「いえいえブルー先輩と比べたらわたしなんて全然ですよ! わたしなんかがこんなの着ても似合いませんよ!」 「クリスがそれ言うのは謙遜通り越して嫌味になるんじゃないかしら」 ブルーはそう言いつつ、クリスの身体を見る。

14 22/06/27(月)00:07:05 No.942980913

無駄のない、引き締まった肢体。 胸や太ももなど、必要なところは膨らんでいるがそれ以外は細くなっている。 自分もスタイルには自信はあるし平均の女性には勝っているという自負もある。 だけどクリスがそれより大幅に劣るとは思えない。 引き出せば男性を魅了するには充分すぎるほどの魅力を持っていると思う。 「それじゃ、露出少なめなのにしましょうか」 「それでお願いします…」 露出を抑えた方が返って蠱惑的に見えるかもしれない。 そうは思っていたがブルーは黙っておいた。 口にするとクリスが恥ずかしがってそれすらも拒否するかもしれないからだ。

15 22/06/27(月)00:07:33 No.942981061

「で」 「はい?」 「ゴールドとはどうなの?」 ブルーが聞くと、より一層クリスが赤くなった。 その様子だと進展はなかったのだと判断する。 「ゴールドに褒められたくない? 水着着たクリスかわいいじゃねーかとか」 「そ、それは…」 「大丈夫。ゴールドだって大事なときはふざけたりせずまともなこと言うから」 「それは、わかってるつもりです…」 クリスはそう言うと着替えを初めた。 恥ずかしがりながらも着替えるクリスを見守りつつ、自分の方もどうしようかなとブルーは首を傾げた。 レッドを悩殺する。 その目的のために。

16 22/06/27(月)00:08:13 No.942981294

「遅いっスね、2人とも」 「そうかもな」 試着室の前でレッドとゴールドは待機していた。 試着室に入るわけにはいかないからとここで止まられたのだ。 「もういっそ覗いちゃいますか?」 「いやダメだろ」 レッドはそう言うが、ゴールドは口を尖らせ、 「いやどーせ後で水着見るんスよ? 今見ても対して変わんねーっスよ」 「それでバレたら荷物持ちじゃ済まなさそうだけどな」 「そりゃおっかねー」 ゴールドはそこで引き下がった。

17 22/06/27(月)00:08:39 No.942981441

「冗談か。そうかなとは思ったけど」 「そりゃクリスだけならまだしもブルー先輩もいるっスから。 マジで覗いたらレッド先輩に殺されますって」 「そこまではしないけどな。 まぁ特訓のメニュー10倍にはするけど」 「そりゃやるわけにはいかねー」 ゴールドが引き攣った笑みを浮かべ、言う。 だが実際にそうされたらどうなるか。 自分でも想像つかない。 「…レッド先輩、今すげー怖え顔してません?」 「そうか?」 自覚はなかったがそうかもしれない。 と、ポケギアにメールが届いた。

18 22/06/27(月)00:09:21 No.942981656

ブルーからだ。 なんの考えも無しに早速開いてみる。 と、そこには彼女の水着写真があった。 露出の多いセクシーなもの、 逆に抑えたスポーティーなもの、 中間くらいのもの、 さまざまな水着の写真が送られていた。 思わず目を見開く。 衝撃的すぎた。 彼女の優れたプロポーション。 それが水着を着ると否応なく強調される。 どの水着もいいが、それも着ている者の資質によるものだとレッドは思う。 ブルー自身もそう思っているのか、写真はどれも自信に満ちた笑顔だった。 そうしていると、ブルーから通話が来た。

19 22/06/27(月)00:09:36 No.942981729

「もしもし?」 「ブルー、これって…」 「どの水着がいいかレッドに選んでもらおうかなって。 ちなみにアタシはパレオついた可愛らしいのにしようかなって」 「う、うん。オレもそれでいいと思う。 あまりに露出が多いと目のやり場に困るし」 彼女のセクシーな姿を他の人に見せたくないという独占欲もある。 それ自体は口にはしないが。 「わかった。じゃ、独占欲の強い彼氏のためにもそれにするわねー」 そこで通話が切られた。

20 22/06/27(月)00:09:54 No.942981836

見抜かれてしまった。 自分の本心を。 自分がブルーの本音を見抜けたのだ。 逆だってありえないことではない。 そこに嬉しさと恥ずかしさがある。 ブルーも自分のことをわかってくれていた。 そのことでレッドは感情が乱されていた。 ゴールドの方を見る。 彼の方はでれでれとだらしのない顔になっていた。 「どうした?」 「あーいえ、クリスのやつが水着の写真送ってきて。 いや正確に言うとブルー先輩経由なんスけど」

21 22/06/27(月)00:10:12 No.942981947

「なんだ、ゴールドもか」 「レッド先輩も?」 それに頷く。 「しっかし、いい身体してんなとは思ってましたけど。 実際に見ると破壊力すげーっスよ」 「そうだなぁ…」 同意して、両者ともため息をつく。 「あ、レッド先輩にも見せねーっスよ。 クリスに見せないでってメールで言われたんで」 「わかってるって」 そうしたらこちらもブルーの水着写真を見せる流れになってしまう。 それは避けたかった。 なのでゴールドがそう言ってくれてレッドはほっとしていた。

22 22/06/27(月)00:12:02 No.942982620

しばらく待っていると、試着室からブルーとクリスが出てきた。 「お待たせー」 「お、お待たせ」 「…おう」 なんとかそう返す。 ブルーを見ると、つい先程の水着姿を思い出してしまう。 なので目がつい泳いでしまう。 ブルーと目が合うと、嬉しそうに笑っていた。 「アタシでそんなに動揺してくれるなんて、そんなにアタシの水着姿がよかった?」 「うん、よかった」 「…そう」 安堵したように微笑みを浮かべられた。

23 22/06/27(月)00:12:55 No.942982906

彼女の笑顔につい見惚れてしまうが、 ゴールドの方に意識を向ける。 「…」 「…なぁ、クリス」 「…うん」 お互い照れつつ、話し合っている。 「オレは、まぁ似合ってたと思うぜ」 「……ありがとう」 思ってたよりはスムーズに話が進む。 ブルーを見ると、手を軽く上げていた。 こちらも手を上げて、ハイタッチをする。 「じゃ、海行く日決めましょ!」 「え!?今ですか!?」 ブルーが戸惑うクリスを引っ張っていく。 また慌ててゴールドと共にそれを追いかける。

24 22/06/27(月)00:13:09 No.942982976

「ここまでやったんだもの。 絶対行きましょう。 じゃ、カラオケしながらミーティングね♡」 ブルーが強引にだが方針を進めていく。 頼りになる。 ゴールドもクリスも特に反対意見は出さなかった。 それはレッドも同じだった。

25 22/06/27(月)00:13:22 No.942983048

以上です 閲覧ありがとうございました

26 22/06/27(月)00:16:46 No.942984277

なんとかカラオケ行こうとするまでは書けました 一応続く予定です 続きがカラオケからか海水浴に行くところからかは今のところ未定ですが

27 22/06/27(月)00:17:50 No.942984723

お互い見透かしてるレブルと頑張って言葉にするゴークリいい…

28 22/06/27(月)00:28:29 No.942988526

>「それより、レッド先輩の家にブルー先輩のアイスあるって予報できねーっスよ」 予想の誤字でしょうか ブルーのアイスって事故はレブル前提のゴールドさんが実にやらかしそうで好き!

29 22/06/27(月)00:40:58 No.942993028

>>「それより、レッド先輩の家にブルー先輩のアイスあるって予報できねーっスよ」 >予想の誤字でしょうか 誤字ですすみません… ゴールドはレッドの家のベッドでポテチ食い散らかすような奴なんでレッドの家の冷蔵庫物色とかの図々しいことはやるかもくらいのイメージで書きました

30 22/06/27(月)00:44:30 No.942994299

なんならお母さんの雰囲気でゴールド宅自体あるもの自由に食べても大丈夫そうですよね

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