22/06/24(金)21:44:16 ヒトの... のスレッド詳細
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22/06/24(金)21:44:16 No.942120075
ヒトの男からウマ娘に。 世界でも類を見ない摩訶不思議な現象により身体を変えられてしまってから、そこそこの日付が経過した頃。 何とかトレーナーとして現場に復帰したとはいえ、未だ以前の生活とのギャップに悩まされることは多く。 最近特に悩まされている、二つのことは──
1 22/06/24(金)21:45:08 No.942120525
「トレーナーさん。それは次のレースプランかな?」 「ん、あ……あぁ」 トレーナー室でPCと向き合っていると、真横から画面を覗き込んでくるフジ。 肩が触れ合う、どころか頬同士がくっ付きそうな程に身を寄せてくる。体温や吐息、フジの息遣いが肌を擽る。 「へぇ、今度はどんな道を示してくれるのかな?」 「え、えっと……」 後ろから覆い被さるように──というか、抱き付いて俺の肩口からPCを覗き込んでくるシービー。 密着する体温、なんて話ではなく。彼女の二つの豊かな膨らみがフニフニと背中に押し当てられる。 ──まず一つ目。チームの彼女達の距離感が、やたらと近くなってしまったのだ。
2 22/06/24(金)21:45:57 No.942120933
フジキセキとミスターシービー。麗しの三冠ウマ娘と自由な三冠ウマ娘。 身体が変わってしまって戸惑う俺を導いたのが彼女達なら、今まさに惑わせてくるのもまた彼女達だった。 同性になってしまったが故の距離感が、彼女達の近過ぎるスキンシップが、俺を激しく掛からせる。 「と、とりあえずは宝塚記念を目標に……」 「あは、そんなに縮こまらないでよ」 理性を揺さぶる膨らみから離れようと背中を丸めれば、シービーに思いっきり抱き寄せられる。 「そうだね。キミの瞳を見せて欲しいな?」 「う、うん……」 気恥ずかしくて顔を背ければ、顎を指先で掴まれ、フジの宝石のような瞳と向き合わされる。 女子生徒の黄色い声援を受け取ることが多いこの二人。 男として理性がグラつく距離感ではあるが、同時に俺の心の奥の──開いてはいけない扉のロックが、揺らいでいくような気がした。
3 22/06/24(金)21:46:25 No.942121168
そして二つ目。これはこの距離感の問題と結び付いたものだが── 「……キミの身体が変わってしまったとしても、トレーナーとしてのキミは何も変わってはいないよ。大丈夫、自信を持って」 左耳にフジが唇を寄せる。 同時に漂う、甘い香り。例えるなら、薔薇の花のような、うっとりと、身を預けたくなるような。 「うん。アタシが惹かれた、キミのままだよ」 右耳にシービーが唇を寄せる。 同時に漂う、爽やかな甘い香り。例えるならフルーツのような、甘く、重過ぎず、しかし記憶に強く残る匂い。 (二人とも……いい匂い過ぎる!) ──この身体は、嗅覚が鋭過ぎるのだ。
4 22/06/24(金)21:46:50 No.942121448
二人から感じるこの匂いは、香水や制汗剤の匂いではない。 俺が男だった時には感じ取ることのできなかったもの。 ウマ娘となってしまったことで嗅ぎとれてしまう、二人固有の匂い──恐らくは雰囲気のようなもの、だと思う。 「道のりは変わっちゃったかもしれないけど、ゴールは変わらない。そうでしょ?」 「キミが自分を見失っても私達が羅針盤になってみせるよ。かつてキミがそうしてくれたように」 マズイ。二人の話が、全然頭に入らない。 匂いと、声と、体温と、優れたウマ娘の感覚は二人のことを必要以上に感じ取ってしまう。 「だから」 「何も、恐れないで」 フジの指が、頬に、胸に。シービーの指が、首に、太ももに──
5 22/06/24(金)21:47:10 No.942121632
「ご、ごめん!」 掛かる寸前。二人に囲まれたところで何とか鋼の意志を持ち直し、二人を振り切って立ち上がる。 きっと今の俺のほっぺはリンゴのように赤い。心臓は破裂しそうな程にバクバクしている。 もし俺に男だった時の象徴が残っていたのなら、痛い程にその存在を主張していただろうが、今はただただ切なく── 「ちょ、ちょっと用事思い出した!」 頭を振って一目散にトレーナー室を後にする。 今覚えてしまった、お腹の奥で目覚めかけたこの感覚。 その正体に気付いてしまえばきっと俺は戻れなくなる──そんな危機感を抱いて、茹だった頭を覚ますべくシャワールームへと駆け込むのだった。
6 22/06/24(金)21:47:51 No.942122019
──そして、トレーナー室に残された二人も、また。 「……ねえ、フジ。そろそろ限界、かな」 「堪え性のない自由人だね、キミは……と言いたいところだけど。奇遇だね、私もなんだ」 トレーナーと同じく、我慢の限界を迎えようとしていたのだった。
7 22/06/24(金)21:48:18 No.942122248
これはウマ娘にとってのデリケートである話のため、トレーナーには預かり知らぬことだが。 ウマ娘──特に左耳に耳飾りを付ける生徒達に多いのだが、彼女達はある一定の時期になると『匂い』を発するようになる。 これはウマ娘同士にしか嗅ぎ取れない特殊なもので、彼女達はそれを非常に魅力的に感じる。 そして、一度匂いを感じ取ってしまうと、呼応するように右耳に飾りを付けた彼女達も色めき立つのである。 つまり、早い話が。 「はぁー……やばい、ヤバい。いつまでお預け食らえばいいのかな、アタシたち」 「『険しい丘に登るためには、最初にゆっくり歩くことが必要である』……だけどこれは、険し過ぎるかもね」 二人もまた、トレーナーの匂いに魅了されているのである。
8 22/06/24(金)21:50:39 No.942123494
例えるなら、甘い蜜。 粘性があり、捕まえた相手を中毒にし、逃がさない。 本来であれば、ウマ娘の『匂い』を抑制する薬が存在するのだが──ウマ娘一年生のトレーナーは、その存在を知らなかった。 ウマ娘になってしまったトレーナーの匂いが、声が、輪郭が、仕草の一挙手一投足が──二人を魅了して離さない。 「……あ」 「どうかした?」 「今さ、トレーナーはあの『匂い』を振り撒いてるわけだけど」 「うん」 「それって、他の子達にも──この匂いをばら撒くってことだよね」 「……あ」 目を見開き、視線を合わせる二人。
9 22/06/24(金)21:51:33 No.942123948
「匂いを隠すには他の匂いで上書きする。香水と同じだよね」 「愛するか、愛されるか。それが問題だ」 「アハ、やってから考えればいいでしょ」 「それもそうだ」 二人は再び頷き合うと、トレーナーの後を追う。 匂いを辿って向かう先はシャワールームであり── 「……くしゅっ……風邪かな? 何だか熱っぽいし……」 逃げたつもりのトレーナーが、自ら壁に囲まれに行ったことを気付くのは、もう数分後であった。
10 <a href="mailto:s">22/06/24(金)21:52:08</a> [s] No.942124301
美少女ウマ娘にTSしてフジとシービーを掛からせてメスにされたい……
11 22/06/24(金)21:53:32 No.942125069
互いに限界なのいい…
12 22/06/24(金)21:54:37 No.942125706
ウマ娘メス堕ちダービー
13 22/06/24(金)21:56:43 No.942126806
匂いみたいな野性的な要素良いよね はやく獣みたいに盛ってほしい
14 22/06/24(金)21:57:02 No.942126947
勢いでヤっちゃったことをトレーナーは隠そうとするけどCBとフジの匂いをプンプンさせて歩くから生徒達には関係がモロバレなのいいよね…
15 22/06/24(金)21:57:07 No.942126989
ひん…
16 22/06/24(金)21:57:21 No.942127107
ば…
17 22/06/24(金)21:58:19 No.942127667
自室とか匂い充満してやばい事になってそう
18 22/06/24(金)21:58:40 No.942127838
二人はトレーナーが女の子になっちゃって色々苦労したことで自信を失ったと思ってる トレーナーは二人が良い匂い過ぎていっぱいいっぱい
19 22/06/24(金)22:00:45 No.942128984
こういうのもっと増えて欲しい 俺が見かけてないだけで沢山あるのかもしれないけど
20 22/06/24(金)22:03:28 No.942130543
メス堕ちとTS百合は男にしかできない最も男らしい行為なのでもっとして
21 22/06/24(金)22:05:04 No.942131532
正直フジとCBと堕ちるとこまで堕ちていってみたいとは思う
22 22/06/24(金)22:06:03 No.942132070
匂いを抑制する薬を服用するの忘れて制汗スプレーで大丈夫でしょ!って吹きかけただけで来てめちゃくちゃ二人に怒られる
23 22/06/24(金)22:08:57 No.942133598
正直こういう話大好きなので最高だと思う
24 22/06/24(金)22:10:39 No.942134408
前に見たゴルシのやつも最高だった もっと増えろ
25 22/06/24(金)22:11:08 No.942134645
発情した雌ウマの股間からはヒポマネスという粘液が滴りこれは男女問わず 強烈な催淫作用を持ち時には狂気に至るという(この条南方熊楠の著作に記述有) つまりシャワーなんぞ浴びた日には…
26 22/06/24(金)22:11:45 No.942134887
──本当に、この身体は嗅覚が鋭過ぎる。 「……また、やっちゃった……」 窓の隙間から差し込む日差し。チュンチュン囀る小鳥の声。 ベッドの上──毛布の下には一糸纏わぬ俺の身体。 全身の赤い斑点は、彼女達に何度も愛された証。 初体験を(身体は)同性同士で、生徒と教え子の立場で、そして三人で──と倫理的に許されぬことを勢いで致してしまってから、俺達の関係は少し変わってしまった。 日中はトレーナーとウマ娘として。 日が沈めば──二人に絡め取られ、吸われ、愛される。 「こんなの、ダメなのに……」 現実逃避で目を閉じれば、身体に染み付いた匂いをより強く感じてしまい──疼きを覚える。