22/06/23(木)00:30:18 梅雨の... のスレッド詳細
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22/06/23(木)00:30:18 No.941507771
梅雨の晴れ間。陽光は白い雲を強く照らして夏の雲のように見えた。 濃淡のはっきり見える雲は、小さな入道雲のようだと「」に思わせた。 雨で大気中の塵が洗い落とされたのか、野山の緑がクッキリ見える。 「」の視界には雨季と夏季が同時に見えた。雨と、晴れの谷間。 相反する二つの事象は同時に存在する。逝きさんも同じである! やや陰のある表情と目元と、屈託のない笑顔と唇と。同時である。 古いとしあき不在の虹裏に長く長く存在している彼女だけれど。 あと少しであの2004年7月15日から18年もの歳月が経過するのだ。生まれた赤ちゃんが成人しちゃう… それぐらいの月日が流れた。その間、「」は虹裏で逝きさんを愛している。矛盾したままのメイドを。 太陽のような彼女の顔が曇り、止まない雨のように涙がこぼれ続けたあの夜のことを「」は忘れない。 どれだけ逝きさんを愛していたか、自分がどれだけ「としあき」であったかを自覚したあの夜に。 失った時に、初めて失ったものの大きさを知った。あの日、としあきを失った虹裏に「」はまだいる。 「逝きさん愛してる!」 「あはははははキスキスキスーーー!!!」 そしてまた夏がやってくる。
1 22/06/23(木)01:16:13 No.941523045
>18年もの歳月 あんまり考えたくないやつ
2 22/06/23(木)01:17:26 No.941523346
>あと少しであの2004年7月15日から18年もの歳月が経過するのだ。生まれた赤ちゃんが成人しちゃう… なんでそんなこと言うの…