ここでは虹裏imgのかなり古い過去ログを閲覧することができます。
22/06/12(日)21:56:07 No.937992959
「捕まえたぜぇアニキ!!」 「逃がすな!!家のお嬢に手ぇだした奴だぞ!」 お父さんとお母さん、…あと最近サトノグループに入った親友。 今、俺は謎のスーツの男たちに捕まってデカい車に載せられて連行されています。
1 22/06/12(日)21:56:23 No.937993153
~~~⏰~~~ \\\\カコーン!//// 綺麗なししおどしと、何故か流れる川の音。 和室の広間に俺は正座で座らされ、周りにはやけにドン・キホーテに居そうな奴とは格が違う。強面のスーツの男たちに囲まれていた。 「コイツがお嬢を誑かした男だぁ!?」 「こんな弱っちい男にお嬢が着いてく訳ねぇよなぁ!」 「「そうだそうだ!」」 「いや……あの…マジで俺、連れてこられただけなんで…ほんとに違うんで…人違いなんで…」 「あァ!!?お嬢が連れて来いって言ったんだぞ!!なんつー野郎だ!」 「ちょっと待って?」 俺は………俺はどこで間違えたんでしょうか?
2 22/06/12(日)21:57:06 No.937993633
~~~~~~~ 時は、何年も前に遡る。別に彼女と縁が無いわけではなかった。 きっかけは公園でとにかく走る彼女ともう1人のウマ娘を見ていただけで。 「……」 「あの…どうしたんですかっ?」 恐る恐る、黒髪の少女がこっちを見ていた。 まずい、不審者みたいだったかな、と、ちょっと俺は慌てて手を振る。 「ああ、ごめんごめん!…小学生なのにキチンとしたトレーニングをしてるんだなって関心してたんだ」 「…知ってるんですか!?」 「うん、これでもトレセンのトレーナー……の志望生だからね!」
3 22/06/12(日)21:57:17 No.937993767
わーっっっ!と彼女は叫び、すぐに振り向きーー 「ダイヤちゃーん、こっちこっちー!」 「ちょっ!えっ!?」 「この人ね!トレーナー志望らしいよダイヤちゃん!」 「もう、キタちゃん…ダメだよ。見知らぬ人にそんなに詰め寄っちゃ」 「あ!…あー…えっと、へへ、ごめんなさい…」 「いやいや…むしろ、中々実際に練習するウマ娘は見れないから、…俺も勉強になるから助かってるよ」 「アタシもトレセン志望なんです!憧れの先輩が居て、彼女みたいなウマ娘になりたくて!」
4 22/06/12(日)21:57:27 No.937993885
そう、この時たった出来心だった。 俺はトレセンのトレーナー志望、彼女はトレセンの入学志望。 持ちつ持たれつ、お互いに高めあえるチャンスかもしれないと 「………よし!なら。俺が頑張って!教えるよ!」 「いいんですか!?!?」 「ちょっ、キタちゃん…」 「うん!俺は実際のウマ娘を見て勉強する、2人は俺の…まあ、あんまり上手じゃないけど指導を受けれる!お互いに助け合おう!えっと…」 「キタサンブラックです!」 「サトノダイヤモンドです」 「うん!よろしくね!2人とも!」
5 22/06/12(日)21:57:48 No.937994110
そうやって、毎週、可能な限りこの公演に足繁く通い、通って。 「…出来ました!」 「うんうん!すごい!」 …いつの間にか、俺はトレーナーの本で学んだことを片っ端から彼女達に教えていた。 今思えば無責任だけど、…でも、キラキラした彼女達を見て、どうしても教えたかったから。 「今日はこの動きをーー」 「はい!」 「よし!今日も勉強してきたんだ!…ここをだね…」 「ふふ、いつもキタちゃんを見てくれて、ありがとうございます。」 「あ…あはは、褒められたことをしてる訳では無いよ、…俺、トレーナーじゃないんだし…」
6 22/06/12(日)21:58:01 No.937994236
そうやって3年立ったある日 俺は試験のために2週間程、しばらく公園に来れてなかった。 試験が終わって、トレーナーになれたことを報告しようとやってきた頃に…… 「…いない」 …突然彼女達は姿を消してしまった。 周りの話によると、彼女達はトレセンに入るために試験を受けたり、実技をしたりと別の場所に居るらしい。 「いつも教えてたの見ていたわ、きっと彼女達はいい子になるでしょうね」 「ちょっとおばあさん…責任取れないことをやり続けたバカですよ俺は…」 「いいじゃない、そんな風に向こう見ずでもやりたいことをやってみせるの、素敵だと思うわよ」 「…」
7 22/06/12(日)21:58:12 No.937994355
そう、俺は「責任を取れないこと」をしたのだ
8 22/06/12(日)21:58:27 No.937994519
~~~~~~~~ 「口から嘘はいくらでも出るんだぞぉ、あぁ!?」 「アニキ、コイツは許されません、海に捨てましょう」 「あの」 「ビニール、…あと…ブツブツ…」 「ちょっと!!!みんな!何してるの!」 そう、彼女だ、彼女が…… 「「お嬢~!」」 「この人はアタシが見つけた運命の人なの!変なことしちゃダメ!」 「ちょっマジで誤「「「なんですってぇお嬢~!!!」」」
9 22/06/12(日)21:58:38 No.937994624
ああ、これはきっと夢。 頬をつねるときっと感覚もなく、目が覚めれば全てなかったこと………… 「コイツが!コイツがですかい!?!?」「ちょ待って痛い痛いイテテテ…あっ」 ……………………………………… 「もう!何してるの!やめて!!!」 「違うんですぅお嬢~!!!」 「嘘でしょ……」 ……どうして、どうして………
10 22/06/12(日)21:59:01 No.937994894
「………と、いうわけで、彼はアタシの運命の人だから、変なことしちゃダメだからね!」 「「お嬢~!!そんな~!!」」 「キタ…ちゃん?」 「あっあははごめんなさい!アタシの家族が変なことをしちゃいましたね!」 家族…家族ってなんだ……家族って 「…いや、まあそこじゃなくて運命の人…?」 「あっ、あはは、すいません、アタシがみんなにそういう風に伝えちゃったのが悪いんです」 「…はは、そうなんだ」 (なんでそんな風に伝えんてんだよ!!!) 「その、まだ本格化してない頃からずっと良くしてもらってて…だから…一緒に夢を叶えたいから、その!…契りを結んで欲しいんです!!」 「「な、なんだってぇ~!!!」」 何人かの野郎共が失神し、アニキ大丈夫か!と助けに入る。 ペコりと一礼する彼女に、じーっと見つめる男たち。 まるで断ったら海に沈めるぞと言わんばかりの雰囲気だが…俺の回答は決まってた。
11 22/06/12(日)21:59:20 No.937995119
「当然だよ!一緒に走ろう、この道をどこまでも!!」 「!!!!!……はいっ!!!」 「「「うおおおーアニキーー!!」」」 何とか、何とか俺は切り抜けたよ、お母さん、お父さん!! …これで円満に彼女のトレーナーになって帰れ… 「ほう、君が家の娘の運命の人かい」 「「お、親分……!」」 「あっ」 お父さん、お母さん。あと親友 やっぱり、俺はダメそうです
12 22/06/12(日)21:59:59 No.937995562
っていうキタサンブラックと幼なじみになってロックオンされたせいで修羅場をくぐり抜ける怪文書が好きなんだけど 誰か代わりに書いてくんない? あとリハビリだからちょっと読み辛いのは許して
13 22/06/12(日)22:00:44 No.937996022
続きかいたら許す
14 22/06/12(日)22:03:42 No.937997753
親友もサトちゃんに捕まっててダメだった
15 22/06/12(日)22:04:58 No.937998522
ヤの野郎共が合いの手とノリ良すぎる…やはりお祭りウマ娘の家族か
16 22/06/12(日)22:06:14 No.937999240
お前は昔からやればできる奴だったよ
17 22/06/12(日)22:07:18 No.937999842
ダイヤちゃんとも先に縁ができてるけど向こうは運命の人は自分から捕まえていくスタイルか…
18 22/06/12(日)22:08:08 No.938000340
お前は賢い子だったからね…お前なら出来るさ 続きを書きなよ
19 22/06/12(日)22:09:24 No.938000992
リハビリで書ききるのは偉い!
20 22/06/12(日)22:09:59 No.938001347
こっちはまだダメそうですの段階なのに親友が冒頭からダメだったのダイヤちゃんは行動が早すぎる
21 22/06/12(日)22:10:50 No.938001809
「なるほど、君が…件の男だね」 「いや、……あ、まあ、はい」 「おじいちゃんダメ!彼はアタシが決めた運命の人なの!!」 「…分かってる、君、覚悟はあるかね」 「……はい、あります」 「どういう覚悟だ」 …ここまで来たのだ、もうなるようになれ、俺は心にそう言い聞かせた。 「彼女を!!(トレーナーとして)支え続け!!(引退まで)ずっと傍に居て!(当たり前だが)二人三脚で歩むつもりです!!!」 「と、とと、トレーナー…さん…!はい、キタサンブラック、覚悟を決めます!!」 「「「おいおいおーい!その程度かよォ!」」」 (まだ足りないのかよ!!) 「俺は!!彼女がどんなときも!どんな病や怪我があってもずっと、ずっと支え続けます!!(トレーナーの業務として当たり前)例えどんなに負けても!ずっと!(当たり前)」 「はい!!…そんな…そんな…へへ、そんなこと言われたら…キタサンブラック…キタサンホワイトになっちゃいます!!!」 「ああ!!無垢な(無垢、純真、心が清らかであること)君も素敵だよ!キタちゃん!!」
22 22/06/12(日)22:11:16 No.938002043
彼女の手を両手でギュッとにぎりしめると、親分は急に立ち上がりーー 「今宵は祭りだ!!」 「「「うおおおーー!!」」」 「トレーナーさん!ずっと一緒、ずっと一緒ですよ!」 「ああ!(トレーナーとウマ娘として)ずっと一緒だ!!キタちゃん!!」 やった!やったよお父さん!お母さん! 俺は生き残ったよ!この状況で! 「祭りだ祭りだ!」 「「「はァァァァ~ん!!」」 夜まで祭りは続き、俺は彼女と円満なトレーナー生活を送ることが約束されたのだった。
23 22/06/12(日)22:11:53 No.938002372
以上 クソボケで注釈でした 久しぶりに書いたけどモチベがアガってきたのでリクエストあったら良かったらレスして貰えると書きます
24 22/06/12(日)22:12:11 No.938002510
主語!主語足りてねぇ! でも結果オーライなのかこれは…?
25 22/06/12(日)22:12:25 No.938002638
>…あと最近サトノグループに入った親友。 もう逃げ場がねぇ
26 22/06/12(日)22:12:58 No.938002884
親友!親友の末路も見たいわ!
27 22/06/12(日)22:13:47 No.938003292
>「無垢な(無垢、純真、心が清らかであること) ひどい
28 22/06/12(日)22:14:08 No.938003432
ここまで来たら諦めろってなるから逆に良いかもしれない
29 22/06/12(日)22:15:36 No.938004138
覚悟は本物なので許すが…
30 22/06/12(日)22:15:55 No.938004291
>>…あと最近サトノグループに入った親友。 >もう逃げ場がねぇ 目が合っちゃったんだな…
31 22/06/12(日)22:16:40 No.938004654
そっちは白無垢で!こっちはウェディングドレスだ! そこに何の違いもありゃしねぇだろうが!
32 22/06/12(日)22:16:48 No.938004716
>親友!親友の末路も見たいわ! 時間空くかもだけど書くね!
33 22/06/12(日)22:18:46 No.938005669
アプリキタちゃんはサッパリしてて良かったけどそれはそれとしてキタちゃんにグイグイ来られたり顔を赤らめたり独占力発揮してほしい気持ちは分かるよ…
34 22/06/12(日)22:19:42 No.938006108
ロックオンされたら絶対逃げられないキタちゃんいいよね…
35 22/06/12(日)22:24:21 No.938008400
北島親分出ててダメだった
36 22/06/12(日)22:27:35 No.938010024
ウェディングドレスがいいです!って方と白無垢が似合うと思うんだって方でしょうもない喧嘩してみてほしい
37 22/06/12(日)22:31:59 No.938012268
キタちゃんとキタトレ二人が小さい頃にトレーニングした所にまた行って昔を懐かしがったりお互いの成長を再確認するのとかはありそう
38 22/06/12(日)22:33:34 No.938013109
>ウェディングドレスがいいです!って方と白無垢が似合うと思うんだって方でしょうもない喧嘩してみてほしい 「トレーナーさん!見てください!これ!」 キタちゃんが突然カタログを持ってきた。 そこにはジューブライト特集の式服が沢山あり、いくつかはモデルのウマ娘が着ている服もある。 「将来着る服、どれがいいでしょうか!?」 (勝負服のことだろうか…間違いなく勝負服だな) 最近ジューブライトのいざこざがあった、彼女もそれに選ばれたのだろう。 それなら、やはり流行りに乗っかってウェディングではないか? 「やっぱこの青薔薇があしらわれたウェディングドレスがいいんじゃない?流行りに会うしね」 「へっ」 「えっ?」
39 22/06/12(日)22:33:46 No.938013212
「いやいやいや!!こんな綺麗な服着れません!やっぱりこっちの白無垢の服がいいですよ!」 「いやだってやっぱり動く事を考えると…白無垢はちょっと…」 「えっっ…ええええ!!そんな風に使うなんてはしたないですよ!!!」 「はしたない???…まあ、確かに服きて動くのははしたないがしれないけどさ…」 「と、ととっ、とにかく私は白無垢派です!トレーナーさん!絶対譲りませんから!」 「……ま、まあ、キタちゃんがそういうなら白無垢でいいんじゃないかな…?」 (レースに支障出ないように頼まないとだよなぁ…結構お値段かかりそうだ)
40 22/06/12(日)22:33:59 No.938013317
「あっ、それと!!!トレーナーさんは…やっぱり袴は嫌ですか?」 「えっ?」 「えっ」
41 22/06/12(日)22:34:11 No.938013404
ってな感じでどうでしょうか
42 22/06/12(日)22:34:59 No.938013805
キタちゃんえっちか?
43 22/06/12(日)22:35:48 No.938014193
白無垢で動くのはいいのかい?
44 22/06/12(日)22:36:48 No.938014681
急に来た ありがとう…
45 22/06/12(日)22:36:48 No.938014682
>ってな感じでどうでしょうか だめ!温泉の後のしっとりした会話も会話も書かないと許さない!
46 22/06/12(日)22:36:52 No.938014717
やっべ即興で書いたせいで私じゃなくてアタシだよ間違えてる 許してください
47 22/06/12(日)22:36:53 No.938014724
この子ムッツリだぜー!
48 22/06/12(日)22:38:04 No.938015310
いやでも勝負服として動くの主語がないトレーナーが悪いよなぁ…
49 22/06/12(日)22:39:02 No.938015819
白無垢なら好きに動いても良いですよだなんて…
50 22/06/12(日)22:43:04 No.938017784
まぁでもウェディングより白無垢合いそうよねキタちゃん
51 22/06/12(日)22:45:50 No.938019127
>>ってな感じでどうでしょうか >だめ!温泉の後のしっとりした会話も会話も書かないと許さない! キタちゃんは歴代最高のトゥインクルシリーズの成績を残し、歴代最高ファン数の二冠を獲得し。無事円満に終わった。 そんなある日のことだ 帰りの商店街で回したどうみてもヤラセ確実なくじ引き、そこから何故か出てきた「ペア温泉招待券」 「へへ、なんだかんだで、振り回しちゃってごめんなさい」 「…ううん、俺もここまで君を連れてこれて良かったよ」 風呂上がり、湯上りの2人はベランダにたち、冷たい風を浴びていた。 「……その、あの、…知ってたんです」 「…?」 「トレーナーとして、ですよね」 「……あっ、……うん」
52 22/06/12(日)22:46:06 No.938019244
「…でも、それでもいいなって思っちゃいました」 「キタ、ちゃん」 「…とりあえず、引退まで、よろしくお願いしますね!トレーナーさん!」 いつもと違う、確かに空元気な彼女に、俺は……俺は、小さく息を吸った。 「…へっ」 ーー静かに、彼女の唇を奪う。 「……本心から、愛してる、…遅い、かな」 「…………あ、あわわ、あわわわ…その……はい…!!アタシ…えっと、その…」 「……うん」 彼女の返答を静かに待つ。もう分かっているから。 「トレーナーさん!!大好きです!!!」 ぎゅーっと抱きしめて、もう一度強く肌を感じる。 …偽りは、最初からきっと本物だったのかもしれない
53 22/06/12(日)22:46:22 No.938019368
これで!!!どうでしょうか!!!
54 22/06/12(日)22:47:49 No.938020036
クソボケじゃなかったんだなお前…
55 22/06/12(日)22:47:51 No.938020066
うまぴょい!うまぴょいしろー!
56 22/06/12(日)22:47:55 No.938020103
素晴らしい…本当に素晴らしい…
57 22/06/12(日)22:48:31 No.938020407
いいよね…
58 22/06/12(日)22:49:51 No.938021117
商店街の癒着ひどくない?気ぶり多過ぎんだろ…
59 22/06/12(日)22:51:07 No.938021739
旅行から帰ると式の日取りまで既に手を回してそう 困惑するトレーナー側の両親
60 22/06/12(日)22:53:18 No.938022755
キ タ ち ゃ ん お め で た セ l ル
61 22/06/12(日)22:53:50 No.938023012
>うまぴょい!うまぴょいしろー! 「みんな~!」 白無垢の彼女と、真っ黒な袴の俺。2人は今夜の神社の上で、沢山の子分と共に式を迎えていた。 「「「お嬢~~~!!」」」 「結婚式だから、…アタシらしく、お祭り騒ぎで行くよ~!!」 「えっ」 突如、ライトアップが始まりーーー 「うーーーーー!!」 「「「ウマピョイ!ウマピョイ!!!」」」 「おひさまぱっぱか快晴レース?」 「「「はい!!」」」 「ちょこちょこ何気に?」 「「SOWA!SOWA!!」」
62 22/06/12(日)22:54:18 No.938023211
彼女と、沢山の野郎共による…うまぴょい伝説は… ある意味伝説の結婚式となったのだった………
63 22/06/12(日)22:54:41 No.938023397
はい、これでどうでしょうか!!!
64 22/06/12(日)22:54:56 No.938023508
ダメだった またダメだった
65 22/06/12(日)22:55:19 No.938023673
確かにうまぴょいだが…
66 22/06/12(日)22:55:39 No.938023830
うまぴょいっては言ったけどさぁ!!!