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22/06/07(火)22:45:34 『催眠... のスレッド詳細

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22/06/07(火)22:45:34 No.936175322

『催眠デバイス』 ここ1、2ヶ月でトレセン学園の生徒に広まっている噂のデバイス。出所は不明だが、とある宝石の名を冠するウマ娘が財力に物言わせて造らせただの、未来から来たウマ娘が忘れていっただの、ヤバい方のアグネスが造っただの様々だ。 しかし、どれであっても共通しているのは『デバイスの特定画面を見せると相手を意のままに操れる』事。 そして、まだ誰も本物のそれを見たことがない事。これだけは誰を口を伝ってこようと共通していた。 だからどんな見た目かも誰も知らない、七不思議のような噂。 しかし、火の無い所に煙は立たない。誰も見たこと無いから、存在しない訳でもないのだ。観測されない限りは存在していないのではない。存在しない可能性も、存在する可能性も同時に存在する。これこそが『シュレーディンガーの猫』と言えよう。 そして今、その『猫』はあるウマ娘によって存在が決定されようとしていた。

1 22/06/07(火)22:46:22 No.936175606

「ん? なんこれ」 スマートフォンのようなデバイスを拾ったウマ娘。トーセンジョーダンはそれをまじまじと見てみる。 知らない形のスマホに見えたのか、こんどは電源ボタンを探す。ボタンはデバイスの右側面に。2秒ほど押し込むと、デバイスの画面が明滅してあるメッセージを表示した。 『催眠デバイス』 『このデバイスは特殊処理された光信号や超音波を用いて対象の脳へ──』 「……読めね。何とかデバイスとか誰のゲームだし。つかめっちゃ難しい言葉出てくんじゃん。ほとんど読めねー。ウケるわ。あ、やべ。なんか押しちゃった」 誰も手にしたことがなかった洗脳機器は、果たしてその機能を満足に説明する暇もなく、トーセンジョーダンに適当に色々押された後にポケットへ。 トーセンジョーダンのやることは決まっている。先ずは落とし物として届けたいが、自分がやると面倒そうなのでトレーナーに渡すことだ。トレーナーであれば、色々読み解けて持ち主のことが分かるかもしれない。そんな期待もあった。

2 22/06/07(火)22:47:55 No.936176192

あっという間に時間が過ぎ、トレーニングの時間に。 トレーナー室でポケットからデバイスを取り出したトーセンジョーダンは、画面を起動させてよく分からない模様の壁紙の状態に怪訝な顔をしつつもトレーナーへ事情を説明した。 「トレーナー。さっきこんなん拾ったんだけど、落とし物として届けてくんね?」 「何だこれ。『催眠デバイス』? ……………ふむ。ふむふむ。ほぉ……本当なら凄いな。ジョーダン、これはデバイスを見せた相手を催眠状態、つまりは暗示なんだが……まぁ、超ざっくり説明するなら相手を意のままに操れるってことだ。体の状態も多少なら弄れるらしい」 「へー、さいみんって読むんだ。メモっとこ」 「でだ。ちょっと興味あるから俺に使ってみてくれ。えーと……まぁ、ベーシックな絶対服従か? よし。じゃあこのボタンを押して、俺に見せてくれ。そしたら後はジョーダンに任せる。好きなタイミングで元に戻してくれ。右下のボタンだぞ? あと変なことするなよ?」 「えぇ~……んなことせんし。つかそんなの信じんの? まぁやるけどさ。……ほい」 「……」 「あれ? トレーナー? もしもーし」

3 22/06/07(火)22:48:38 No.936176468

指示通り画面をトレーナーに見せると、急に表情が無くなった。目も据わっていて、トーセンジョーダンが猫だましをしてもまばたきすらしない。 「……こわ~。あ、命令するんだっけ。……トレーナーが絶対やらないことじゃないとシンピョー性ないよね。じゃあ……メガネ外して」 無言で従うトレーナー。分厚いレンズの眼鏡を取ると、眼鏡をかけてる人特有の目が「3」に── 「じゃなくて「5」じゃん! ちょーメガネ外すの嫌がると思ったらそう言うこと? ……何かキモいからメガネかけて。じゃあ次は……」 ふとトーセンジョーダンの脳裏によぎる良くない考え。まだトレーナーが自分を騙してる可能性も考慮して、過激なのを指示してみよう。いつかのプールでの半裸姿を思い出して、唾を飲み込む。 「……裸になって」 「……」 返事はない。しかし、トレーナーは迷うことなく服を脱ぎ始めた。 Yシャツを脱ぎ、その下の下着を脱いでそれなりに鍛えてある上半身が露になる。続いてベルトを外してズボンを脱いで、そのままパンツに手をかけた。

4 22/06/07(火)22:49:45 No.936176888

「す、ストップ ストップ!! マジで脱ぐつもり!? てかそうなら先に靴下脱げし!」 「……」 半ケツ状態で静止したトレーナーはそれを命令と受け取り、パンツより先に靴下を脱ぐ。 (マジで本物だわ……ありえねーもんこんなことするの。じゃあ……じゃあ次は) 「まって。パンツはいいから、そのまま聞いて。次は──き、キス……して」 半ケツのトレーナーがトーセンジョーダンの肩を掴む。ウマ娘である彼女ですら振りほどけないと思わせる力強さに驚いてデバイスを落としてしまうが、それを気にしている場合ではなかった。壁際まで押しやられ、逃げ場が無くなった所に唇が重なる。 何の捻りもない本当にただのキス。すぐにトレーナーが離れるが、トーセンジョーダンは逆にトレーナーの腰を捕まえて逃さんとする。 息が荒いのはキスをしたせいか、それともこれからする命令を意識しているからか、本人も分からない。 分かるのは、見上げる形になったトレーナーの顔が凄く魅力的に見えて、体つきを見るだけでじんわりとお腹の底に熱が溜まっていく感覚だけ。

5 22/06/07(火)22:50:01 No.936176990

(イケないことだって……あたしを信じたトレーナーを裏切ることだって分かってる。でも……我慢できない。あたしの言いなりで記憶も残らないし、良いよね? トレーナーだって、そうなるかもって分かってたんだよね?) 1度自分を正当化し始めると後はズルズルと堕ちていくだけだった。 「……追加で命令。もっとキスして……激しく……」 駄目だと分かっていても、トーセンジョーダンは我慢できなかった。 最早自分の情欲を満たすためにトレーナーを利用しているという事実を考えるだけでも興奮の材料となった今、堕ちるスピードは加速度的に。 ふくらはぎがつりそうになるくらい背伸びをして、激しいキスの応酬。 誰も止めるものは居ない。そこに居るのはタガが外れた獣と、哀れな獲物だけであった。

6 22/06/07(火)22:52:29 No.936177951

滅茶苦茶悪用しそうな人が続出するアレ それよりジョーダンの怪文書他の人も書いてくれててめっちゃ嬉しかった…… エッチな知識だけは豊富なジョーダンとか良いよねってなった ありがとう……ありがとう

7 22/06/07(火)22:53:05 No.936178212

むっ!!!

8 22/06/07(火)22:53:07 No.936178222

ありがとうございます… ありがとうございます…

9 22/06/07(火)22:54:31 No.936178829

いいな…

10 22/06/07(火)22:54:59 No.936179035

えろい…

11 22/06/07(火)23:14:07 No.936187051

でも今トレーナーは半ケツ何だよな…

12 22/06/07(火)23:19:56 No.936189359

むっつりジョーダンいい…

13 22/06/07(火)23:41:16 No.936197217

>ヤバい方のアグネス どっちだ…?

14 22/06/07(火)23:46:34 No.936199142

>でも今トレーナーは半ケツ何だよな… お陰でオレの心がギャグとして扱えばいいのかスケベとして扱えばいいのか判断できず悲鳴が上がりっぱなしだ…

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