ここでは虹裏imgのかなり古い過去ログを閲覧することができます。
22/06/04(土)21:26:24 No.935008385
「勧進腸がどこにも売ってないでござる!!1」 暴君ディオニス王と交わした約束を果たすため、コウシロスはリエンの町を駆け町中の本屋を探し巡っているのだ。 日が暮れるまでに勧進蝶を携え王の元に戻れなければ盟友プトレマイオス君が処刑される。コウシロスは必死に探すが勧進町は影も形もない。 「当然だ、勧進庁は全て焚書した」 己の若き日の過ちを嘆く暇はない。だが今は焚書から逃れた奇跡の存在を願う。 して、間もなく日が暮れる。ダメだった。やはり勧進長は全て消え失せていた。某年の若い愚かな己を恨む。だが、我が友プロパガンダ君の最期の時は見届けたい。 なるほど飛び六方でスイと処刑場に到着した。 「言い訳を聞こう」 暴君ディオニスはニヤケてコウシロスに話しかける。 苦虫を噛み潰したような顔でパテント君を見得で輪切りにしたコウシロスに返す言葉もなかったが、ふと視界を蝶が横切る。見事に白い蝶だった。コウシロスは一瞬それに見とれたが、閃き暴君を見据え言い放つ。 「この蝶こそが勧進蝶。その白き羽はまさしく一文字も書き記されていない勧進帳そのものだ」 これにはディオニス王も感嘆してプリン君の処刑中止を宣言した。
1 22/06/04(土)21:28:31 No.935009445
処刑される前に殺しててダメだった
2 22/06/04(土)21:30:46 No.935010492
し、死んでる…
3 22/06/04(土)21:31:03 No.935010636
>これにはディオニス王も感嘆してプリン君の処刑中止を宣言した。 あれ…死んでない…? >苦虫を噛み潰したような顔でパテント君を見得で輪切りにしたコウシロスに返す言葉もなかったが、 死んでた
4 22/06/04(土)21:34:42 No.935012380
中止になったというかする必要がなくなったというか…
5 22/06/04(土)21:35:25 No.935012729
し、死んでる…
6 22/06/04(土)21:53:57 No.935021851
何も書いてない本焚書してどうすんの…
7 22/06/04(土)21:58:58 No.935024265
>何も書いてない本焚書してどうすんの… 言われて初めて気づいてダメだった
8 22/06/04(土)22:00:31 No.935025065
勧進帳まで名前間違っててダメだった
9 22/06/04(土)22:02:59 No.935026517
落語みたいなオチでダメだった
10 22/06/04(土)22:05:05 No.935027546
そもそも本物の勧進帳は白紙のはずがないんですけおおおおおおお!!!
11 22/06/04(土)22:18:53 No.935035207
どちらにしろパラダイス君は処刑される運命なのだよ