虹裏img歴史資料館

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22/05/24(火)21:16:06 「あち... のスレッド詳細

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画像ファイル名:1653394566416.png 22/05/24(火)21:16:06 No.931074485

「あちゃー……こりゃ凄いね」 水も滴る良い男とは今正に物理的に水をぶっかけられて、オールバックに張り付いた短髪から流れ落ちる水滴を筋肉の谷で受け止め、青い空眩しい太陽の下シックスパックと呼ばれる山岳地帯を潤す見事なオーイエス肉体を有したこの半裸の男のことを指すのだろうか。 その足元で水をぶっかけた本人であるトーセンジョーダンはバケツを落とし、訳が分からないと言いたげに頭を抱えている。 「ちょっと、止めてよねジョーダン。私だってビックリしてるんだよ? 急にこんなイケメンになっちゃって。でも見てこれ。ゴリマッチョまでいかないイイマッチョでイケメン。身長も高いし凄いよ」 「スゴいのはアンタだしトレーナー……」

1 22/05/24(火)21:16:37 No.931074794

そう。スマホで顔立ちを確認するその半裸の男はトーセンジョーダンのトレーナーだ。 妙なのは女口調に見た目はイケメンで体も良いのに立ち方がやや内股な事。一見オネエともとられかねない状態だが、トーセンジョーダンのトレーナーはれっきとした女性である。……“先程までは”だったが。 事の原因は今から数分前。彼女のトレーナーが何らかのアレルギー反応を起こして手足の痒みと瞼の腫れに悩んだのを藁にもすがる思いでアグネスタキオンに頼み、試作品の薬品『ナンデモナオール』を譲り受けてそれを投薬。一瞬でアレルギー反応は収まったが、今度は全身から自爆の兆候のように光が漏れてきたので慌ててトーセンジョーダンが水をぶっかけたらこうなっていた。 「いやぁ、凄いね。男の人ってこんなに力に満ちてるんだ」 当の性転換した本人だが、案外すんなりと受け入れていた。 元々何が起きても大して驚きも取り乱したりもしない頼りがいのある女性であったトレーナー。図太い性格と言うべきか。 「みてみてジョーダン。私これやってみたかったんだ」

2 22/05/24(火)21:16:53 No.931074986

はしゃぐ子供のようにトレーナーは腹筋を見せつけるようにポージング。 「うっわ、スゴ……バキバキじゃん」 「やったー。腹筋6LDKだ」 「意味わからんし。ウケる~」 そんなトレーナーを見てウケる等ややバカにしているトーセンジョーダンだが、内心はとんでもないことになっていた。 何しろ彼女のトレーナーは言動こそたまに子供っぽい所はあるものの、頭は良いし人柄も良いし頼れる大人だ。寧ろその子供っぽい所もギャップで惹かれる所でもある。そんな、ただでさえ「もし男だったら絶対惚れてたわ」と思われていた女性が見た目も完璧な男になったのだ。 パニックになるなと言う方が無理だ。 「ねぇねぇ、どう? 私モテモテになるんじゃないこれ」 「ちょっ!? 近えし!」

3 22/05/24(火)21:17:28 No.931075337

滅多に無い機会にはしゃぎきったトレーナーがトーセンジョーダンへグイグイ寄ってくる。彼女は近いと連呼するが、実はいつもの距離感。 自分の性別が変わったことでそこら辺気にしないといけないのを、トレーナーはすっかり失念していた。 トーセンジョーダンの顔面に近付く筋肉質な上腕二頭筋。元のまな板だった女性の時よりも確実に大きいであろう整った大胸筋の胸囲。そして男性独特の汗の匂い。 自分の中で何か壊れそうな気がして、トーセンジョーダンは思わずトレーナーを強く突き飛ばしてしまった。 悲しいかな、いくら筋肉質なオーイエス肉体でもウマ娘のそれに敵う筈もなく、5m程ターフを転がった。 するとどうしたことだろうか。トレーナーの体がみるみるうちに萎んでいき、元の女性の姿へ戻っていた。勿論、多くの人達の前でブラジャーも何もない生乳(ないちち)晒け出した姿でだ。 「コラー! 何するだジョーダン!」 「ごめんて! とにかく隠せそれ!」 トーセンジョーダンから急いで借りたジャージで一先ずは露出狂のレッテルは避ける。心なしか、男性陣のトレーナー達からはもっと大きい物が見たかったらしい雰囲気が醸し出されていたが……。

4 22/05/24(火)21:17:52 No.931075525

「まったく……。無事戻れたから良かったけど、私の生乳大公開は本当にビックリした」 「……誰も得して無さそうだし大丈夫じゃねーかな……」 「こ~ら~?」 「ごめんて!」 いつもの姿での距離感はやっぱり落ち着くもので、相変わらずのスッカスカ胸元は涙すら覚える。しかし、トーセンジョーダンの心には大きなクサビが残ってしまった。 もしトレーナーが男だったらあんな感じで、自分だけに密接に接してくれる。あの腕と胸の筋肉と、本能をくすぐる匂い。思い出すだけでそのクサビからズキズキと痛むようだ。これを治すにはさてどうしよう。彼女は思考し、脳裏に過ったのはアグネスタキオンの顔。 「……ところでさ……? あの、たまにで良いんだけど……」 「うん?」 「……また薬使って男になってくれない?」 新鮮な気持ちでトレーニング出来そうだからと急いでそれらしい理由を付け加え、トレーニングの為ならと快諾したトレーナーに、トーセンジョーダンはお腹の底が熱く疼いた気がした。

5 22/05/24(火)21:19:15 No.931076315

トレーナーと同じ原因不明のアレルギー反応が起きて、ふと思い付いたやつ たまには女から男へのTSもいかがでしょう

6 22/05/24(火)21:20:41 No.931077053

マッスル!

7 22/05/24(火)21:54:41 No.931095208

いい…

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