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22/05/24(火)15:35:06 >妊娠し... のスレッド詳細

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22/05/24(火)15:35:06 No.930955657

>妊娠してほしい 怪文書白熱してたから次スレ立てた方がいい?

1 22/05/24(火)15:38:44 No.930956530

後でまとめたの出すって言ってたから後からでもいいんじゃない

2 22/05/24(火)15:42:58 No.930957489

怪文書まとめやつ残ってたけど貼り方がわからないから貼れない…コピペで良ければ貼るよ

3 22/05/24(火)15:45:58 No.930958203

俺もログ漁ってたら不意打ちで自分が書いたのも出て来てぐえー!ってなったけど恥を忍んで貼るね…

4 22/05/24(火)15:47:16 No.930958475

№.■%=|#":*****END 皆さんに大切なお知らせがあります…今日でななチャンネルは動画の投稿を含めた活動をすべて終了します…理由はメンバー全員がこの子たちのママになったことです… これまでチャンネルを楽しんでくれてた視聴者さんたちにプレゼント企画があります… ******ホテル跡地の***号室に素敵なプレゼントをたくさん用意しています… 女の子だけが貰えるプレゼントなのでぜひ来てくださいね…

5 22/05/24(火)15:47:29 No.930958529

「…―ねえ本当に行くの…?」 「当たり前でしょ!見てよこのコメント!『本当にプレゼントもらえました。一生の宝ものです』だって! 女の子だけのプレゼントなんてなんだろー宝石かなぁそれともブランド物とかかなぁ」 「はー…そんな高級品貰えるとも思えないけど…ってちょっとエミ!?」 「ほらほら置いてくよーアヤ!無くなっててもしらないからねー」 「もう…」 「うわ…本当に廃墟じゃない…こんなところにプレゼントなんて置いてあるの?」 「だからー動画コメントだけじゃなくてもTwitterでも貰った人いるんだって!3**室…ここだ!」 「鍵かかってるじゃない…」 ―カチャ 「え…!?」 「こんなな~♪ななチャンネルのななだよー!いやーよく来てくれたねープレゼントはまだまだたくさんあるよー さあ入って入って」 「わー!本当にななちゃんだ!プレゼントもあるって!アヤやったね!アヤ…?どうしたの?」

6 22/05/24(火)15:47:45 No.930958592

「エミ…あんた何言ってんの…この人なんでこんな時間にこんな廃墟に居るのよ!絶対普通じゃない!」 「え…あ…!」 「えへへーなな達はいつもここにいるんだよーそして君たちもこれから―」 「エミ!逃げ…きゃあ!」 「なにこれ!?こ…子供の手…冷たっ!いやぁ!触っちゃだめぇ!」 ―おねえちゃん新しいおねえちゃん ―きれいなおなかママたちと同じきれいなおなか ―これならボクたちをうんでくれるよね ―ママ新しいママ 「何するの!?え…?まさか…だめ!わたしまだ…きゃあああ!痛い!やめて!やめてぇ!」 「ごめんねー最初だけは痛いけど我慢してね。奈々たちも最初はすっごく痛くて泣いちゃったけどすぐ気持ちよくなるよー」

7 22/05/24(火)15:48:00 No.930958653

やって来た女の子たちがみんなと一緒に部屋の奥に引きずられて行きます。 これからあの子たちもわたし達と同じ。 この子たちのママになるのです。 「よかったね。今日来たお姉ちゃんたちも君たちのママになってくれるよ。え?あのお姉ちゃん足を擦りむいて可哀想? ふふ…君は優しいね…あのお姉ちゃんに産んでもらおうか …え?わたしが良いの?でもわたしまだお腹にお友だちいるからすぐには無理だよ? そっか…君はみんなに譲ってまだ産まれてなかったねわたしを最初のママに選んでくれてありがとう 約束のちゅーしよっ…んっ…ふふ君を産むの楽しみだなぁ」

8 22/05/24(火)15:48:15 No.930958719

それを見ていた他の子たちが羨ましくなったのでしょう。 わぁっとわたしに寄っていろんなおねだりをしてきます。 ある子はキスをある子はおっぱいを吸って母乳を飲み、ある子はかわいいおちんちんを頬っぺたやおっぱいに押し付けてきます。 奈々ちゃんも梓ちゃんも一緒です。可愛い子どもたちに囲まれて大きなお腹を優しく撫でています。 「いやぁ…もう出さないで…おかしくなっちゃうよぉ…」 「う…嘘…お腹がこんな…やだ…やだぁぁぁぁ!」 新しく来た女の子たちの悲鳴が聞こえます。 最初はわたし達も怖くて痛くて仕方ありませんでした。 この子たちを産むときも痛くて痛くて死んじゃうんじゃないかと思ったほどです。 でも産んでしまうとそんなこと頭から吹き飛んでました。 今は一人でも多く産みたくて産みたくて仕方ありません。 この暗く、湿ったホテルがわたし達のお城。 幸せの住処なのです―

9 22/05/24(火)15:48:30 No.930958769

ホテルさざなみは以前より地元では知られた心霊スポットであった。 ただし立地の不便さからかオカルトマニアからの注目度は低く、オカルトサイトやSNSでも数件の情報がある程度のマイナーな存在だった。 そのため中はほとんど手つかずで、廃墟マニアからも荒らされていない状態が長く続いていたという。 しかし202*年*月。動画配信グループの女性3人(当時20代)が廃墟探索中に行方不明となったことでにわかに脚光を浴びることになる。 そして数か月後、動画サイトに失踪した女性たちからメッセージ動画が上がったといううわさが流れ始める。 内容は女性向けにプレゼントを用意したのでホテルさざなみの指定の部屋に取りに来て欲しい、というものだ。 この動画は ・特定の時間にしか見られない ・女性にしか見られない見ると ・呪われてホテルさざなみに行ってしまう など様々な噂が飛び交うこととなる。

10 22/05/24(火)15:48:45 No.930958813

ここまでならありふれたネット怪談であるが、該当の動画を見て実際にホテルさざなみへ向かいプレゼントを受け取った とするコメントやツイートが多数見られるようになる。 さらにそれらの発言の直後に発信者が消息を絶ったことで全国規模のニュースとなり世間は騒然となった。

11 22/05/24(火)15:49:00 No.930958863

地元自治体は事態を受け公費を用いホテルさざなみの解体に着手。 翌年ホテルさざなみは完全に解体され、跡地は自治体の保有となり現在では更地となっている。 しかし動画の噂は途絶えることがなく、さらに行方不明者もその数を増すばかりであった。 同時に全国各地で似たような不気味な目撃情報が多く寄せられることになる。その一部を抜粋すると

12 22/05/24(火)15:49:15 No.930958920

・深夜に若い女性3人が多くの小さな子どもを連れて歩いている。その子どもたちはよく見ると全身が透けている。 ・行方不明になった女性を見かけ追いかけると、近くの廃ホテルへと入っていった。驚いているとその三階の窓から子どもと一緒にこちらを見ていた。 ・廃墟ホテルと探索中、部屋の扉が開き中から女性と子供の手がこちらを手招きしていた。 といった内容だ。いずれも子どもという要素が加わっている、という大きな謎がある。関連性は不明だが現時点でも怪異が続いているとする声が多数を占めている。 最初の失踪した女性三人をはじめ、行方不明者の発見と一刻も早い真相究明を願ってやまない。 ※行方不明者などの情報は**警察署まで (『ネット怪談・都市伝説のその後を追う~検証・データで見るオカルト話~ **出版刊』より抜粋)

13 22/05/24(火)15:49:43 No.930959033

パイ深の文書ありがたい

14 22/05/24(火)15:49:44 No.930959035

怪文書助かる…

15 22/05/24(火)15:50:58 No.930959299

まだ外だからつらい

16 22/05/24(火)15:51:20 No.930959377

一部誤字もそのままだけど許してね… ホテル名はミスってさざなみになったけど逆にそれっぽくなったから通した

17 22/05/24(火)15:51:38 No.930959446

新作も欲しいよなぁ!?

18 22/05/24(火)15:52:21 No.930959611

txtで貼って

19 22/05/24(火)15:52:40 No.930959684

怪文書何個か見たとは思うんだけど探しても見当たんなかった

20 22/05/24(火)15:53:23 No.930959837

ッチーから消えたからなぁ…

21 22/05/24(火)15:55:01 No.930960226

>ッチーから消えたからなぁ… よりによってパイ深のスレいっぱい立ってた時期がまるまる消えてるのが痛い 下着特定したスレとかめっちゃ笑ったのに

22 22/05/24(火)15:55:59 No.930960418

ッチーの消える基準よくわからん

23 22/05/24(火)15:56:20 No.930960501

ホラーとエロスはやはり良いですよね

24 22/05/24(火)15:56:32 No.930960544

もっとほしい

25 22/05/24(火)15:56:36 No.930960560

9月頃に保存した怪文書は一つあるけど他にもあったのかなぁ…惜しいなぁ…

26 22/05/24(火)15:57:23 No.930960752

>ッチーの消える基準よくわからん っチーの管理「」によるとサーバーがトラブって去年の半年分くらいのログが飛んじゃったそうな

27 22/05/24(火)15:57:36 No.930960792

>ッチーの消える基準よくわからん 未だに古いのが残っていてびっくりするよね

28 22/05/24(火)15:58:39 No.930961035

>未だに古いのが残っていてびっくりするよね 閲覧数多いのは古くても残るシステム

29 22/05/24(火)15:59:55 No.930961357

>>未だに古いのが残っていてびっくりするよね >閲覧数多いのは古くても残るシステム しら そん

30 <a href="mailto:前スレの怪文書最初から貼る">22/05/24(火)16:04:36</a> [前スレの怪文書最初から貼る] No.930962400

人が無からは生えない以上、そこには血肉の源となった母がある。 されど、母は必ずしも母たり得ない。喉に母乳の一滴も通さず還る嬰児など、珍しくもあるまい。 ましてや、一条の陽光をも見ず――心臓の動く前から散らされる肉塊すらも。 それを親の独断と断罪するのは、あまりに一面的だ。 だが――“産まれたい”“殺さないで”“お母さんに会いたい”そんな気持ちが果たせぬのであれば。 自らの骸の上に、自らを成したのと同じ享楽的で刹那的な性の消費が無為に繰り返されるのであれば。 一度ぐらい、“産んでもらったっていい”と考えるのは、罪であるだろうか? それにちょうど適した胎が三つ転がり込んだのを、“そう”使ったところで誰が責められようか?

31 22/05/24(火)16:04:44 No.930962422

扉は開かぬ。光もない。壁の向こうからは、ずしりと重い何かが押し返してくる。 やがて三人は、長い長い溜息とともに、荒れ具合の穏やかな一室に、腰を降ろした。 散々自分たちを追いかけ回した着ぐるみは、嘘のように黙って床の上に転がっている。 幾度かの危険を乗り越えて、三人のうちの誰も欠けずに一息つけたのは、僥倖と言っていいだろう。 ――けれども。どこか、言葉にならない本能的な――直感だけがある。 まだこの廃墟から逃げるには何かが足りない――もしくは既に、致命的に何かを誤ってしまったか。 誰のせいというわけでもなく、誰が道を示せるというわけでもなく、 一人で寝転がるにはあまりに大きなその寝台の上、肌を舐めるような湿った空気とは裏腹の―― 無駄に陽気な桜色の布の海の上に、吸い寄せられるように三人は眠った。 「生駒 美桜」「桜井 奈々」「白石 梓」 彼女らがまだ、外の世界に生きる人だった頃の名。

32 22/05/24(火)16:05:15 No.930962518

不意に奈々が身を乗り出し、寝具の脇にある冷蔵庫を漁り始めた。 緊張の糸が切れた途端に――棚上げになっていた喉の乾きが、強く迫ってきたためである。 硬貨一枚用立てるのにも苦労し、結局、不気味な人形の首一つしか得られなかったのだから、 腐ってさえいなければ、なんでもいい――それぐらいに、彼女の心理的障壁は下がっていた。 人気のないこんな場所に、賞味期限内の食料などそうあるはずもない。 それが偶然に維持されている電力によって適温に保たれ、小動物の侵入もない―― そんな無意味な奇跡を期待することに、どれだけの意義があるというのだろうか?

33 22/05/24(火)16:05:33 No.930962583

「あった――中身…は…わからないな」 「ねぇ…こんなの飲んで大丈夫?私はちょっと…」 「せっかく奈々ちゃんが見つけてくれたんだし、一口ぐらい試そうよ、ね?梓ちゃん」 先ほどまでの彼女たちなら、それが何者かの作為によって転がり出たと疑う程度の注意力はあった。 だが一度気が抜けてしまえば、同じだけの危険意識を持てというのは無理な話。 都合よく同一の銘柄が三本。偏りがないのも、誰がどれを取るかを考えなくていい、ということ。 中を覗く。暗い金属の壁は内容物を窺わせる一切の光を返さず、ただどろりとした質量がある。 内側からはほんのりと甘く、自然と唾が喉に落ちるような香りがした。

34 22/05/24(火)16:05:57 No.930962667

意を決して流し込むと、粘りを感じさせる舌触りとは裏腹の、流れるように澄んだ飲み口。 一息、また一息と空気の塊が喉から上がり、それと同じ体積の液体が臓腑へと通っていく。 ぷはぁ、と誰のものともわからぬ呼吸音。顔を見るまでもない、満足の色が滲んでいた。 たったこれっぽっち――そんな思いが自然と、三人の胸の中をぐるぐるとうねる。 薄暗がりの中では意識こそされなかったが、自然と彼女らの頬は赤みを帯びていた。 酒気によるものではない、活力に満ち満ちた生命の赤。だがそれは同時に―― 「あ…ねぇ二人とも、ここにまだあるよ?」 梓の指さす先には、先ほどまでの探索で見つからないはずのない、何本もの缶の山―― 何かに取りつかれたように三人は缶の蓋を開け、ごくりごくりと飲み干していく。 口元には白い筋が幾本も拭かれることなく垂れては、胸元を濡らし、床に散り、手に散った粒を吸う。

35 22/05/24(火)16:06:13 No.930962710

やがて三人は満足して再び寝床に倒れ込み、人目をはばかることなくいびきをかいて眠り出す。 ちょうど赤子が、母の乳をたらふく飲んで眠るのと何一つ変わることなく―― 一番最初に目を覚ましたのは、美桜だった。軋む体を大きく伸ばし、まだ寝ている二人を見る。 腹が満たされ、睡眠欲を充足したとなれば、次は湯浴みの一つもしたくなるのが人情というもの。 これまた都合よく、寝床からすぐ近くに風呂がある――元々そういう施設なので当然だが、 風呂からも相互に、互いの姿を見通せるのは、美桜に安心感を与え警戒心を解かせるのに十分だった。

36 22/05/24(火)16:06:30 No.930962767

怪しげな黒髪に巻き付かれ、埃と黴の臭う廊下を駆けずり回り、古くなった便所にも身を隠した。 その穢れごと流してくれるような暖かな湯――なぜ出るのかという疑問など既に抱けない。 品のいい石鹸の匂い、少しく質のいい入浴剤、ぶくぶくと立つ泡の音―― ずっと泥の中にいた体を、ようやく日の元に引き上げたような解放感と心地よさだけがある。 「あれ――?」 鏡の中の美桜は、じっと視線を己の下腹部、臍の直下――子宮の上に合わせていた。 そこにはぽつりと、小さな赤いあざができている。ぎざぎざとした、何かの形をしたあざが。 痛みはない。ぶつけた記憶はないが、逃げている最中にできたのか、と指を重ねると―― 「んっ…ん、あぁ――っ!」 指から火か電気でも出たのか、と思うような刺激が、下腹部から全身に速やかに広がった。

37 22/05/24(火)16:06:38 No.930962794

とても有意義です

38 22/05/24(火)16:06:50 No.930962840

「んっ…ん、あぁ――っ!」 指から火か電気でも出たのか、と思うような刺激が、下腹部から全身に速やかに広がった。 美桜も妙齢の女性である。性的欲求を持て余し、自分で処理したことだって決して少なくはない。 その経験の中でも、これに匹敵するだけのものはほとんど記憶にない。腰が砕けてしまいそうだ。 じんじんと、股間が痛む。いや、疼く。それは明らかに、雌の発情の兆しである。 これ以上の追求は危険、と頭の奥の警鐘に従い、美桜は無理やり寝床に戻って目を閉じた。 だがそれも、二人して風呂に入り、美桜と同じく下腹部の異変に気付いた奈々と梓が、 冗談めかして互いのあざを触りあった結果の、蕩けるような声を聞くまでのことだった。 「ごめん梓、だめ、そこ、だめ――っっ」 「たりない…うう、あ、奈々、ななぁっ…」 自然と美桜の指も、己の下腹部、子宮の上のあざをくるくると渦を描いてなぞってしまう。 きゅん、きゅうんと子犬の甘えた声のような――体の内側から、声がする。

39 22/05/24(火)16:07:10 No.930962899

【“ここ”になにかが、ほしい――】 息を大きく荒げ、へとへとの状態で風呂から戻ってきた二人は、またふらふらと缶飲料置き場へと。 美桜は、さすがにその姿に異様な――恐怖を覚えるものの、自身も喉の渇きが耐え難くなる。 下着姿で何本も平らげる奈々と梓の横に美桜も並び、体が促すままに開けては飲み、開けては―― それを何度か繰り返した頃には、三人の腹部のあざはくっきりとある形を示していた。 子宮壁に貼りつく胎児の姿――足の部分だけは掻き消えたように朧気であったが、 ここに至って三人は、自分の子宮内に“何か”が宿っていることを直視せねばならなかった。 しかしその事実は、嫌悪よりはむしろ、当然の帰結として彼女らに了解されていた。 自然と、彼女らの心理に一つの至上命令が刻まれていたためである。 【げんきなあかちゃんを、たくさん、うんであげる――】

40 22/05/24(火)16:07:26 No.930962964

腹部の膨らみが目視でも確認できるようになって――外の時間で言えば22週相当の大きさになると、 三人はもはやその部屋から出ようとはせず、ゆっくりと自身の腹部を撫でている時間が増えた。 視界の端にちらちら移る無数の子供の亡霊たちも、彼女らを脅かすどころか笑顔で見るばかりで、 時折、複数体の亡霊が美桜や奈々、梓の胎の前で口論めいたやり取りをする―― “ここ”から産まれるのは自分だ、と席の取り合いをするかのように。 美桜は、誰もいないはずの虚空に向かって、いい子で待っていたら、順番に産んであげる、と言い、 幽霊を人一倍怖がっていたはずの梓は、自分の胎にしがみつく幽霊の頬をゆっくりと撫で、 一番体の小さな奈々の腹部は、双子か三つ子かというほどに大きくなっている。 何らかの――今思えば仕組まれていたあの飲料の中の――理由で自分たちが妊娠し、 それがこの幽霊たちの、現世に還るための舟を作るためである、との確信を持ちながら――

41 22/05/24(火)16:07:46 No.930963026

しかしそれに抗うこともなく、無為な幸福の中に揺蕩っている。 さらに一回り、二回りと自分の胎が大きくなっていく時にさえ、彼女らの微笑みは崩れなかった。 三人の初産は、暗く汚れた部屋の中、かろうじて用意された産湯の中に肉塊をひりだす結果となった。 人というにはあまりに不完全、命を繋ぐにはあまりに惰弱――されど、それは明確に自分の子。 それを愛情たっぷりに受け止める三人の顔は、言いようのない幸福に満ちていた。 みちみちと己の膣口を、目も歯も見えない袋が引き裂きながら這い出てくるその最中にさえ―― 奈々は懸命に三つ目の肉を拾い上げてやろうといきみながら指を広げていたし、 梓は段々と湯気の消えていく、自分と臍の緒で繋がった第一子をにこやかに抱いていたし、 美桜にいたっては、“次”の予約を幽霊どもと話し合ってさえいたのだから。 すぐに動きを止め、びくんびくんと最後の輝きを見せて散っていく第一子や第二子を床に置くと、 我先にと群がった幽霊の手形が、また新たなあざとして三人の下腹部にぽつりと赤く――

42 22/05/24(火)16:08:01 No.930963086

しとしとと三人の胸からこぼれる初乳だけが、本来の彼女らの残した涙のように。 美桜は梓の、梓は奈々の、奈々は美桜の。互いの乳房にしゃぶりつき、互いの母乳を啜りあう。 お互いがお互いの母で、子であるかのように、妊娠中も、そうでない時も、口寂しさを紛らわし。 自然と三人の胸も大きくなる。元から大きな美桜と梓はより大きく、重く、丸く。 二人に比べると控えめだった奈々も、はっきりと谷間ができ、膨らみ、乳輪ごと広く。 彼女らの産んだ赤子は、誰一人母の乳を口に含むことなどできない、なりそこないばかりだ。 三人の子宮を経て、この世に還りさえできればよい、とでも言うかのように、産まれては、死ぬ。 それはあるいは、生き延びて母の愛を弟や妹から奪わぬだけの心づかいのつもりであろうか

43 22/05/24(火)16:08:16 No.930963139

胸元の汚れを湯浴みで落としては、またすぐに新たな乳染みが―― あちこちに、白い水たまりがぽたぽたと。陰気な闇に、不釣り合いな香りがむんむんと。 半透明の肉塊が、床に垂れた乳を啜る。赤黒く蠢くその肌に、白い涎が這っている。 廊下も部屋も、乳と、肉と、あるいは人になり損ねた毛やら目玉やらでいっぱいだ。 いずれも、この廃屋に囚われた三匹の雌の体から出でたもので―― 彼女らがここに縛られた、数多の水子霊達の母であることの何よりの証左であった。 霊達は産み直しによって満足するどころか血縁のできた三人の母により強く執着し、 自分たちがきちんと人の形を保てず、大人にもなれなかったことの鬱憤をぶつけるように―― 孕ませ、産ませ、どこまでも三人の体と魂とを汚していく。白く、粘つくような泥の中。 出産というにはあまりに異様な、人もどきの肉塊をひり出す日課。 痛みなどはとうになく、ずるん、と産道を“それ”が通る感覚に自然と体が跳ねた。 恍惚とした表情と、感極まって吹き出す母乳――三人共、既に壊されてしまっている。

44 22/05/24(火)16:09:14 No.930963343

美桜の黒い陥没乳頭に、まだへその緒の繋がった奈々の第二百三十六児がへばりつく。 一本だけ覗く乳歯のような白い塊――骨とも区別のつかない突起を引っ掛けて、 潜った乳頭を掘り出し、末期の水とばかりに乳を吸う。そのまま直に、動かなくなるのに。 その奈々の胸には、梓の股座から出た三百数十番目の――三つ子の兄弟が我先にと群がり、 あぶれた一体は、奈々が産んでまだ湯気すら纏う異母姉と共に、梓の胸にしゃぶりついた。 彼女らにとっての日常――歪んだ形であれ、主観的にはこれ以上の幸福はない。 人の身でありながら、人にもなれないものを産み――家畜のように乳を垂れ流してさえ。 ほんの一刻、母の愛を受けて息絶える肉塊は、胎盤とともに、部屋の隅に積まれていく。 自分の順番を待ち切れない赤子たちは、母の乳房にうっすら透ける指を沈ませて搾る。 歯列の影がすっと三人の肌に浮き、やがて赤い輪の痣になる。幾重にも咲いた花のよう。 それにより三匹の雌牛は授乳の――真似事への悦びに、ぞわりと背筋を震わせる

45 22/05/24(火)16:10:58 No.930963721

ぴちゃぴちゃと無為に母乳が虚空を飛んでいくその先に、我が子の口があるように。 四六時中母乳と羊水と血液とに汚れながらも、しかし彼女らの心の奥底はまだ、女である。 すぐにまた汚れると知りつつ――既に胸周りの合わなくなった服をべっとり濡らしながらも、 定期的に三人は、この廃屋の中に囚われた頃の衣服に袖を通そうとした。 それがまだ自分たちが人である縁で、すがるべきものであるかのように感じられたからだ。 それでも、まともに洗濯もできず――日光すら射さない常闇の中では当然だ。 日毎に膨らむ胸と乳に、ぎしぎしと伸ばされて繊維はやがて破断し、ほんの端切れしか残らない。

46 22/05/24(火)16:11:22 No.930963806

下着だけは、紐を変えて騙し騙し使っても――母乳でぐじゅぐじゅになった布地は役に立たない。 ならば――元からあるものを、借りればよい、ということだ。 幸い、この廃屋の性質上、“そういう”意図のための衣類の替えには事欠かなかった。 学生服、水兵服、兎を模した――それらを全てぐちゃぐちゃに濡らしてしまうまでは、 三人の、人としての最低限の境界線は辛うじて保たれていた。 だがわずかな間のことで――いよいよ残りも水着の類ばかり。

47 22/05/24(火)16:12:03 No.930963934

かつての梓にさえ余る大きさの――子供の頭ほどもある乳房を納めるためのもの。 ほとんど猥談のため、もしくはそのよほどに有り余る胸を隠すためにしか使われなかったものを、 今の三人は、何の過不足もなく付けることができた。“そう”されてしまったからだ。 白地にいくつもの黒い斑点の浮いた――乳牛の肌を模した柄のそれを着る三人は、 人というよりはるかに、獣畜生にたとえる方がふさわしい。 一度の妊娠で何匹もの肉塊をひり出し、ほとんど常に孕み腹を抱え、何も考えられない 鏡の中の自分が――冗談のような大きさの乳房を重力に従って垂らしているのを見ても、 美桜の脳内には、ありふれた日常の中のほんの一瞬、ごく当然の景色としてしか映らない。 梓も奈々も、同じ格好、似たような体になっているし――それに嬉しさをさえ覚えている。

48 22/05/24(火)16:12:08 No.930963961

力作過ぎる…

49 22/05/24(火)16:12:26 No.930964032

みっちりとつまった乳肉の中の母乳が、じんわり布地を濃灰色に染めていくのを、 大きく乳房ごと捻るように持ち上げて、洗う。たぱん、ばちんと肉の跳ねる音がする。 跳ねた乳房の質量に、紐ごと大きく揺さぶられ、自然と、大きな乳頭が外気に触れた。 授乳のことを考えて――疼く体は、乳輪の奥底から乳首をぷっくりと勃起させており、 そこにびちゃびちゃとぬるま湯の当たる感覚に、美桜の身体はじんわりと火照る。 もっと搾って欲しい――そう、唇が音を伴わない願望の言葉を形作ると、 浴室に一際、甲高い音がした。視線の先には、大きなたらいが一つ、いつの間にか置かれている。

50 22/05/24(火)16:12:50 No.930964130

美桜がそのたらいの上に大きな乳頭を宛がうと、その周囲に無数の半透明の腕が生えてきて、 一斉に、かつ好き勝手な勢いと速度とで、四方八方から美桜の乳に向けて圧を掛ける。指の跡が付く。 根元から先端までを思いっきり刺激され、美桜は声と足とをがくがく震わせながら母乳を吐き散らす。 たらいの底に勢いよく母乳の滝が散り、ばちゃばちゃと重く粘りついた音と共に水面は上がる。 お調子乗りの手が一本、母の鼻を軽く摘まみ上げ、酸素を求め―― 「もおっ、んもぉっ、んん――っ!」

51 22/05/24(火)16:13:08 No.930964200

彼女の顔は、何よりの悦楽に満ちていた。 梓と奈々が、隣の部屋で自分と同じように乳を搾られ、喘ぐ声が聞こえていたから―― 妊娠のたび、どんどんと、乳房も、乳首も、乳輪も大きくされていきながら―― どくどくと吐く乳汁を、本来分け与えるべき我が子らに与えることすら許されず、 いつしか三人は――自分の乳を飲んでくれる、搾ってくれる、無駄にしないでくれる―― そんな誰かを求めて、廃墟の中をふらふらと彷徨い歩くようになった。 自分の胎に何百番目の子が宿っていようがお構いなしに――子宮の空いている時間はごく短いのだが。

52 22/05/24(火)16:14:06 No.930964410

「ねぇここ…本当に出るって、やばくない?」 「大丈夫だって、いざとなったらすぐ帰っちゃえばいいんだよ」 呑気な声が廃屋にする。かつてのあの娘たちと同じ愚か者の声がする。 廊下の端々に転がった、精液臭い缶を見つける注意力もなく、 部屋のあちこちから香り立つ、甘ったるい母乳や羊水、血肉の匂いを嗅ぎ分ける嗅覚もなく、 足音に混じり、不定期にくぐもった響きを繰り返す鈴の音にも気付かず、 もうすぐそこの暗がりに、それぞれ潜む三匹の――牛のごとき孕み袋の怪異に気づく頭もない―― 「いたぁ…ねぇ…しぼってぇ…」 「のんで…わたしの…おっぱい、のんで…」 「いっしょに、あかちゃん、うもう…?」 ああ、またこの産屋に産声と悲鳴が響く―― END

53 22/05/24(火)16:15:13 No.930964647

素晴らしい…

54 22/05/24(火)16:15:43 No.930964755

いやー良いもんみた

55 22/05/24(火)16:18:55 No.930965475

とりあえず保存しておく

56 22/05/24(火)16:19:25 No.930965600

元々あぷやら塩やらにtxtでぶん投げる用だから >No.930962400 ~ >No.930964410 みたいにレスに分割することを想定した書き方してないんだよね まだ四人目出てくる前の頃のだから絡ませたいなという気持ちもないではないが

57 22/05/24(火)16:20:35 No.930965871

どんどん書いてもらえると非常に助かります

58 22/05/24(火)16:24:21 No.930966728

美桜っぱいに狂った「」は多いよ

59 22/05/24(火)16:26:16 No.930967144

そういえば過去編の漫画であの帽子のお友だち出てきたんだっけ 短話買い形式だから単行本待ちでまだ読んでないや

60 22/05/24(火)16:29:55 No.930968036

美桜ちゃんのおっぱいもっと大きかった気がする

61 22/05/24(火)16:30:28 No.930968157

何だいここは…こんな明るい内からずいぶんファンキーな祭りをやってるんだな…

62 22/05/24(火)16:35:19 No.930969335

>何だいここは…こんな明るい内からずいぶんファンキーな祭りをやってるんだな… ちょっと気弱でホルスタイン牛乳色白ロングヘアぼっち美女 夜の廃墟で裸でバッタリイヤンえっち そんなお色気イベントがこのスレで起こるのございます

63 22/05/24(火)16:35:29 No.930969378

ぶしゃぶしゃと奇異な音が波音に混ざり浜辺に響く 「奈々ちゃぁん♡待ってぇぇ♡」 「奈々ぁぁぁ♡逃げないでぇぇぇ♡」 音の根源は砂浜を彷徨う二人の、いや二匹の牛だ 頭より大きな乳房を地面で擦りながら友を追うのは、突如として膨乳を果たした美桜と梓だった ホテルイザナミから脱し、心を冒す恐怖の記憶を濯ぐ為に訪れた南の島の浜辺は、彼女達が知らない膨乳怪異の棲家だった 「ひいいいい!嫌アアアアア!」 息を切らして逃げる奈々、母乳を噴きながら追う二人 燦々と照らす太陽の下でその距離はどんどん縮まっていく 遂に奈々に追いついた二人は圧倒的乳房で彼女を押し潰し、そのまま強制授乳を始める 「吸ってぇっ♡私のおっぱい吸ってぇぇ♡」 「私の母乳、全部奈々にあげるぅ♡」 そして

64 22/05/24(火)16:36:00 No.930969513

美桜ちゃんと梓ちゃんは根強い人気があるな…

65 22/05/24(火)16:37:28 No.930969859

陥没乳首だと思う?

66 22/05/24(火)16:39:46 No.930970420

>陥没乳首だと思う? 思う❤️

67 22/05/24(火)16:40:25 No.930970573

本人と似た恥ずかしがりさんな乳首だと思う

68 22/05/24(火)16:41:02 No.930970730

この乳で恥ずかしがりやはもうダメでしょ

69 22/05/24(火)16:41:36 No.930970880

乳首穿り出されて汚いんほ声あげるよ

70 22/05/24(火)16:43:41 No.930971390

>ちょっと気弱でホルスタイン牛乳色白ロングヘアぼっち美女 >夜の廃墟で裸でバッタリイヤンえっち >そんなお色気イベントがこのスレで起こるのございます これ怪異も騙されてるやつだ…

71 22/05/24(火)16:44:32 No.930971608

怪文書再掲たすかる

72 22/05/24(火)16:44:50 No.930971694

前スレのシチュエーション見たい… 俺にも書けたら…

73 22/05/24(火)16:45:36 No.930971894

>これ怪異も騙されてるやつだ… 長身巨乳のビビり美女がおらん!

74 22/05/24(火)16:47:27 No.930972364

梓ちゃんが恐怖に顔を引き攣らせながらチンポに媚びる怪文書は良かったなぁ…また見たいわ

75 22/05/24(火)16:50:03 No.930972982

目の前で膨乳させられた友人を見て必死に逃げたものの捕まってしまい助けを呼ぼうと口を開けたところ巨大な乳首をねじ込まれ 声にならない悲鳴を上げるも抵抗虚しく母乳を強制嚥下させられてそれが胃に溜まるごとに窮屈になっていく胸元の感覚に涙目で顔を引きつらせる被害者を見たい

76 22/05/24(火)16:51:30 No.930973363

スレッドを立てた人によって削除されました ☆におちゃんず襲来☆

77 22/05/24(火)16:51:34 No.930973383

スレッドを立てた人によって削除されました ☆におちゃんず襲来☆

78 22/05/24(火)16:51:37 No.930973400

スレッドを立てた人によって削除されました ☆におちゃんず襲来☆

79 22/05/24(火)16:51:41 No.930973415

スレッドを立てた人によって削除されました ☆におちゃんず襲来☆

80 22/05/24(火)16:51:46 No.930973441

スレッドを立てた人によって削除されました ☆におちゃんず襲来☆

81 22/05/24(火)16:51:50 No.930973465

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82 22/05/24(火)16:51:54 No.930973477

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83 22/05/24(火)16:51:58 No.930973495

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84 22/05/24(火)16:52:02 No.930973507

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85 22/05/24(火)16:52:05 No.930973518

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86 22/05/24(火)16:52:09 No.930973534

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87 22/05/24(火)16:52:12 No.930973548

やはりミルクサーバーか母体にされるのが似合うよね

88 22/05/24(火)16:52:12 No.930973550

スレッドを立てた人によって削除されました ☆におちゃんず襲来☆

89 22/05/24(火)16:52:17 No.930973570

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90 22/05/24(火)16:52:20 No.930973589

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91 22/05/24(火)16:52:24 No.930973614

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92 22/05/24(火)16:52:29 No.930973639

スレッドを立てた人によって削除されました ☆におちゃんず襲来☆

93 22/05/24(火)16:52:31 No.930973643

管理お願い

94 22/05/24(火)16:52:33 No.930973650

スレッドを立てた人によって削除されました ☆におちゃんず襲来☆

95 22/05/24(火)16:52:37 No.930973666

スレッドを立てた人によって削除されました ☆におちゃんず襲来☆

96 22/05/24(火)16:52:40 No.930973685

スレッドを立てた人によって削除されました ☆におちゃんず襲来☆

97 22/05/24(火)16:52:47 No.930973711

スレッドを立てた人によって削除されました ☆におちゃんず襲来☆

98 22/05/24(火)16:52:56 No.930973744

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99 22/05/24(火)16:53:00 No.930973760

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100 22/05/24(火)16:54:43 No.930974183

ありがとう…美桜っぱいいいよね

101 22/05/24(火)16:54:45 No.930974191

ありがとう…

102 22/05/24(火)16:56:14 No.930974562

再掲たすかる

103 22/05/24(火)16:57:51 No.930974984

>長身巨乳のビビり美女がおらん! (後に怪異もTSしたドットイラストが描かれる)

104 22/05/24(火)16:59:42 No.930975465

うんこ掃除助かる

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