22/05/24(火)00:02:38 「待た... のスレッド詳細
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22/05/24(火)00:02:38 No.930796593
「待たせてしまっただろうかトレーナー君?」 「いや、今来たばかりだよ。ルドルフ」 待ち合わせ場所には既に夏物の白いシャツとフレアスカートに左耳には自身と同じ耳飾りを着けた〈彼〉いや今はウマ娘となった〈彼女〉の姿があった。 肩まで伸びた艶やかな黒色の髪と、透き通るように白く美しい肌。スカートから伸びた手入れが行き届いた尻尾。 普段のスーツ姿とは違う私服姿のトレーナー君を見るとつい見惚れてしまう。 「どうかしたのかルドルフ?俺の顔に何か付いているかな?」 「いいや、何でも無いよ」 最近のトレーナー君はとても女性らしくなってきたと思う。トレーナー君自身は気付いていないみたいだが、服の好みが以前とは変わっているし、何より仕草一つ一つがとても色っぽく見えるようになった。
1 22/05/24(火)00:03:09 No.930796796
「じゃあ行こうか、ルドルフ」 「ああ、そうだね」 私はトレーナー君の隣を歩く。今日はこれから二人で映画を見に行く予定なのだ。映画館に入り、座席を確保する。 「どれを見るんだいルドルフ?」 「そうだな……これにしよう」 《初恋キャロットケーキ2 ハチミツの甘い香り》以前二人で見た映画の続編である。前回の作品も丁寧な恋愛模様を描かれていたが、今回はどうなるのだろう。私は期待に胸を膨らませながらチケットを購入し、席に座った。 館内は休日にしては珍しく私とトレーナー君の二人だけだった。やがて照明が落ち、スクリーンに映像が流れ始める。 ─前作と同じくとある喫茶店でウマ娘の主人公とトレーナーが出会うところから始まる。 お互いに惹かれ合うものの、選手とトレーナーという壁が立ちはだかる。それでも二人は諦めず、様々な困難を乗り越えて結ばれ、幸せになるという内容であった。
2 22/05/24(火)00:03:43 No.930796982
席の間隔が狭いからだろうか。お互いの尻尾が触れ合い、その度にドキドキしてしまう。 映画の終盤に差し掛かった頃、不意に隣から視線を感じた。横目で確認すると、トレーナー君がこちらをじっと見つめていた。 目が合った瞬間、彼が慌てて目を逸らす。 私はそんな彼の反応が面白くて、つい肩を寄せ互いの耳を擦り付けてしまう。 カチャリ 耳飾りがぶつかり、音を立てる。それに驚いた彼はビクリと身体を震わせる。 ふふっ、可愛いなぁ…… そんな事を思いながら、私は誘うように自身の尻尾を揺らめかせる。 すると、それに釣られたように、トレーナー君の尻尾が私の尻尾に絡みついてくる。そのままお互いに尻尾を擦り合わせる。耳元に吐息を吹きかけると、また身体を小さく跳ねさせる。
3 22/05/24(火)00:04:18 No.930797175
「んっ……」 漏れ出た声を抑えようと、口元に手を当てる姿が愛らしい。 そのまま尻尾を撫で続ける。時折、尻尾の付け根を軽く叩くようにして刺激すると、面白いくらいに身体を震わせた。 「……るどぅ……」 トレーナー君が何か呟いたが聞き取る事が出来なかった。 「すまない、よく聞こえなかったのだがもう一度言ってくれないか?」 そう言うと、トレーナー君は顔を真っ赤にしながら答える。 「だから、その……当たってるから……」 「ああ、これの事か……」 私がわざと尻尾を動かすと、トレーナー君はびくりと肩を震わす。
4 22/05/24(火)00:04:44 No.930797328
「すまない、少し調子に乗りすぎたようだね」 そう言って尻尾を引っ込めようとしたのだが、彼から尻尾を絡めて来て離れられなくなってしまった。 「その……もう少しだけなら良いから……」 顔を真っ赤に染めたトレーナー君は消え入りそうな声で囁く。そんな彼に私も我慢が出来なくなり、尻尾を強く押し付ける。 「あっ……」 「ふふっ、本当に可愛いねトレーナー君は……」 「か…可愛くなんてない」 「そんなことは無いさ。今の君はとても魅力的に見える」 そう言いながら、トレーナー君の頬に口づけをする。 「だ、だめだって……ルドルフ」 私はそんな彼を更に追い詰めていく。耳元に指先を当てながら、耳飾りを引っ張るようにして弄ぶ。その度に艶っぽい声が口から漏れ出る。 「ひゃめっ……あぁっ」 耳と尻尾を同時に責める度に、身体が小刻みに震えている。力が抜けていき、私の身体の上に倒れ込んでしまう。 彼の体重を感じているはずなのに、何故か重さは感じられなかった。むしろ心地の良い温かさを感じていた。
5 22/05/24(火)00:05:52 No.930797690
乱れたシャツから覗く鎖骨に、つい視線を奪われてしまう。気が付くと、無意識のうちにそこに唇を押し当てていた。 「ん…るどる…ふ」 突然の事に驚くトレーナー君。私は構わずに首筋に舌を這わせ、強く吸う。白い肌に赤い痕が浮かぶ。 我に返り、彼の顔を見ると、涙を浮かべて恨めしそうに睨みつけてきた。 「すまなかったね。つい夢中になってしまった」 そう言った後、トレーナー君は恥ずかしくなったのか、そっぽを向いてしまった。 ─上映終了を告げるアナウンスが流れる。私は立ち上がり、トレーナー君の手を引く。 まだ余韻が残っているのか、トレーナー君の顔はまだ赤く染まっており、瞳には熱が篭っていた。
6 22/05/24(火)00:06:02 No.930797752
「すまないトレーナー君。今の君を見ていると、どうにも抑えが効かなくなってしまってね」 「別に気にしなくていいさ。俺もその……嫌じゃ無かったから」 彼の尻尾は左右に揺れており、機嫌が良い事を証明していた。私は思わず、トレーナー君の手を引き寄せて抱きしめてしまう。 「ちょ、ちょっとルドルフ!」 「ああ……やはり君の匂いは落ち着くな」 髪から香ってくる甘い香りを堪能する。私が勧めたシャンプーの香りと、彼自身の持つ優しい匂いが混ざり合ってとても心地よい気持ちになる。 「トレーナー君、今日はこのまま帰らないかい?」 「えっと、それはつまり……」 「ああ、そういう意味だよ。今日は君とずっと一緒に居たいんだ。駄目かな?」 トレーナー君の返事は分かりきっているが、それでも聞いてみたくなるのが乙女心というものだ。 「……分かったよ。今日は一日付き合うよ」 「ありがとう、トレーナー君」 二人は手を繋ぎ歩き出す。 この日、私達はいつも以上に愛を深め合ったのであった。
7 22/05/24(火)00:07:13 No.930798167
牝バ墜ちていいよね…
8 22/05/24(火)00:09:53 No.930799033
やっとリアルタイムで遭遇できた…いつも読んでるけど最高です…
9 22/05/24(火)00:12:23 No.930799895
トレーナーも気合い入れてメイクしたりちょっと期待してエッチな下着履いてそう…
10 22/05/24(火)00:19:51 No.930802678
ひん…
11 22/05/24(火)00:23:45 No.930803971
「おや…トレーナー君この下着は?今日は期待してくれていたのかな?」 「ち、違う!これは、その……今日は他の下着は洗濯してから…」 彼が身に着けていたのは黒いレース生地の女性用ショーツだった。普段彼が身に着けているよりもセクシーなデザインに、つい目が奪われてしまう。 私の視線から、それを隠すように手で隠すように覆ったのだが、隠しきれていないところがまた可愛らしい。 そのまま抱き寄せて、背中に指を滑らせると、小さく悲鳴を上げた。 「ひゃぁっ……」 「ふふっ、本当に可愛いね。もっと声を出しても良いんだよ?」 「ばかぁ……」 羞恥で顔を真っ赤にしたトレーナー君は私の胸に顔を埋めてしまう。その頭を優しく撫でると、尻尾を大きく揺らした。
12 22/05/24(火)00:28:00 No.930805393
いい…
13 22/05/24(火)00:28:22 No.930805497
こう…ルドルフをリードしようとするんだけど逆にオンナノコの気持ち良いところを刺激されて男として残っていた尊厳やプライド的な物を少しずつ溶かされて欲しい…
14 22/05/24(火)00:32:04 No.930806714
不用意に尻尾や腰掴まれちゃったら牝バスイッチが入っちゃうんだよね
15 22/05/24(火)00:40:07 No.930809204
牝バは尻尾トントンにヨワイ
16 22/05/24(火)00:55:46 No.930813763
「あっ、だめっ……そこぉ……」 「ふふっ、ここが良いのかい?」 「うんっ……いいっ、気持ちいいっ!」 ルドルフの白い指先がトレーナーの尻尾の付け根を擦る度に、トレーナーの口からは甘い声が漏れ出ていた。 身体を跳ねさせながら、なんとか逃れようと腰を動かすのだが、その動きに合わせてルドルフの身体も動く為、逃げ場を失ってしまう。 「ほら、我慢しないで素直になってごらんトレーナー君」 「でもっ……これぇ……」 「大丈夫さ、ここには私たちしか居ない。それに、君の可愛い姿を見せてくれないか」 「んぅっ……わかった」 「君の尻尾は本当に触り心地が良いね。いつまでも触れていたい気分になってしまうよ」 「あっ……るどるふっ、だめっ、それ以上はっ……あぁっ!!」
17 22/05/24(火)00:58:01 No.930814391
トレーナーはおしまい