22/05/23(月)01:00:29 150-8... のスレッド詳細
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画像ファイル名:1653235229346.jpg 22/05/23(月)01:00:29 No.930486703
150-88-57-89。 この数字の羅列が何かと言うと──今の俺の身長とスリーサイズである。 戸籍上は二十代の一般人男性とは思えぬ数値だが、悲しいことに見下ろした自分の身体はどこまでもトランジスタグラマーなウマ娘。 俺の身に突如として降り掛かった原因不明の性転換。全身整形なんてレベルではなく、何もかもが一変してしまった状況に振り回される日々。 「うわっ!……とっ」 「おっと、危ないところだったな」 そう、まさに今も文字通り──バランスの変わった身体に振り回されて転びそうになってしまった。 咄嗟にルドルフに支えてもらわなければ、トレセン学園の廊下という往来で五体投地を決めていたに違いない。
1 22/05/23(月)01:01:02 No.930486871
「……ありがとう、ルドルフ」 「なに、気にすることはない。共に支え合おうと誓った仲だろう? 文字通り、な」 「う、うん……っ」 ルドルフに礼を告げて、佇まいを立て直す。 身長も前から20cmほど低くなってしまったせいで、彼女と並ぶと自然と顔を見上げる形になってしまう。 ルドルフに支えられて、上目遣いで見上げる、その整った顔立ち。綺麗なアメジストのような瞳と目を合わせていると、胸の奥が高鳴るのを感じて──慌てて、目を逸らした。 何となく、いけない扉を開きそうになってしまったような気がして。 「……やっぱり慣れないなぁ」 「ふむ」 気を取り直してボヤく俺に、ルドルフが顎に手を添える。 本来の俺とは手足の長さもスリーサイズも全く異なるこの身体。気を抜くと足を踏み出そうとした箇所に足が届かず、手摺を掴もうと伸ばした腕は空を切り──と目測を誤って転んでしまう。 加えて言うなら、身体の前と後ろの──88cmと89cmの豊かな膨らみのせいで、余計にバランス感覚が掴めなくなっているのだ。
2 22/05/23(月)01:01:22 No.930486982
「尻尾にも気を取られて落ち着かないし……みんなよく全力で走れるなぁ……」 「走る事は我々の本能。尻尾も本来はバランスを取るためにあるものだ。自然と身体が使い方を覚えていくものだが……君には、今まで男性として生きてきた経験があるからな」 経験と身体の不一致。 本来であれば、リハビリのようにゆっくりと時間をかけて慣らしていくものなのだろう。 しかしそれではルドルフ達のトレーナー業が疎かになってしまう。 『トレーナーであること』まで揺らいでしまったら、俺という存在が不安定になってしまうような気がして── 「トレーナー君。一つ、妙案を思い付いたよ」 「え? わっ!?」
3 22/05/23(月)01:01:40 No.930487068
それは、グダグダと悩み始めた俺の頭の中を吹き飛ばすルドルフの一手。 突然身体が揺れて身体が浮かぶ感覚がしたかと思えば、背中と膝の裏に回されるルドルフの腕。 バランスを崩しそうになって、慌てて彼女の首に腕を回す。 「これで安心だろう?」 「い、いやっ! ルドルフ、これ!」 そう。所謂、お姫様抱っこである。 「なんで!?」 「こうすれば君が転ぶことはないだろう?」 「い、いや! でも──!」 こんな往来で、ルドルフがこんなことをしたら──!
4 22/05/23(月)01:02:22 No.930487271
「きゃーっ!!見て見てー!!!」「いいなー!」「赤くなってる!かわいー!」「素晴らしいです!!!!!!」「ひょええええーっ!!!!こりゃ堪りません!!!!!!」 案の定、一拍遅れてからそこかしこから響き渡る黄色い悲鳴。反射的にビクりと背筋が揺れて耳を畳む。 「お、降ろして!」 こんな風に注目されるのは得意じゃない。脚をジタバタさせるもルドルフの腕はビクともしない。そんな俺の反応までお見通し済みと言わんばかりに、ルドルフは楽しげに口元を緩めるばかり。 「なに、遠慮することはない。君を重荷に感じることなど有り得ないのだから。この腕は君の温もりを感じているよ……主に、な」 「うぅ……」 一切の抵抗は無駄。そう悟ってしまっては、周囲の目線から隠れるようにルドルフの腕の中で丸くなる以外の選択肢は取れなくなった。
5 22/05/23(月)01:02:54 No.930487434
しかし、そうなると。 (まずいかも……) 間近に感じる、ルドルフの吐息。匂い。体温。 先程目を逸らしたばかりの胸の高鳴りが、無視できない程に大きくなる。 周囲に見せ付けるように歩を進めるルドルフに──俺は縮こまって彼女の顔も見られないまま、小さな声で問いかける。 「なんでこんな、シリウスみたいな目立つことを……」 「シリウスか。そうだな」 ルドルフの腕の中で、小さく揺れるのを感じて。 「外巧内嫉。君とシリウスのシャワーでの件を、私が知らないとでも思ったか?」 「え?」
6 22/05/23(月)01:03:13 No.930487532
それは、初めて聞くルドルフの声音。 思わず顔を上げて、彼女と目を合わせるが── 「ふふ、冗談さ」 そこには、いつもと同じ、優しい皇帝の微笑みがあるだけだった。
7 22/05/23(月)01:03:45 No.930487671
このように、俺の立場は大きく変わってしまった。そしてそれは、学園の外でも同様で── 「お姉さん、ちょっといいですか?」 またか、と心の中で溜息を吐く。 軽薄そうな声に振り向けば、予想を裏切らない顔立ちの男達がニヤニヤと笑みを浮かべていた。彼らの目線がどこを向いているのかが丸わかりだ。 「今ヒマ?」「ちょっと遊んでかない?」 この身体になってから、街中を歩くとよくナンパをされるようになった。 眉目秀麗なウマ娘にはよくある話らしいが、こうして己が身で体験することになるとは。
8 22/05/23(月)01:04:10 No.930487787
「急いでいるので」 「いやいや、そんなこと言わないでさ」「ちょっとだけだから」 こういうのは毅然とした態度で断り、立ち去るに限るのだが、彼らは妙にしつこかった。踵を返すと器用に回り込んでくる。 ウマ娘に纏わりつくこういった輩を追い払うのもトレーナーの役割だが、当事者となると中々に対応が難しい。 まだこの身体に慣れてきっていない以上、下手に抵抗すれば怪我をさせてしまう可能性がある。 警察でも呼ぼうかとポケットのスマホに手を伸ばすと、 「悪いな、ソイツには先約がある」
9 22/05/23(月)01:04:35 No.930487893
唐突に背後から肩に回された腕。 振り向かなくても、肌に感じる匂いと体温で誰だかわかる。きっとシリウスがシニカルな笑みを浮かべて立っているのだろう。 「へえ? じゃあ姉ちゃんも一緒にどう?」「そうそう、俺達も二人だしちょうどいいじゃん?」 しかしこの男達も不運である。シリウスを前にこの態度とは、無知とは恐ろしいも── 「……ハッ」 「っ!?」
10 22/05/23(月)01:05:15 No.930488059
突然の感覚に耳と尻尾の毛が天を突く。 胸を揉まれた。肩に回された手からそのまま鷲掴みにされて、まるで自分のものだと言わんばかりに、乱暴にこねくり回される。 「ちょっ! シリウ──ひゃあんっ!?」 反射的に尻尾でシリウスを叩こうとすれば、もう片方の手で根本を捕まれ、捻るようにクリクリと弄られる。 力が抜ける。シリウスの指が動くたびにムズムズとした何とも言い難い感覚が臍の下辺りで疼く。 ピリピリとした何かが背筋を迸り、腰が抜けてしまう……。
11 22/05/23(月)01:05:39 No.930488167
倒れる寸前でシリウスに抱き抱えられ、せめてもの抗議で口を開けば── 「いきなり、こんな人前で──んっ」 ──口を、口で塞がれた。 重ね合わせるだけのものじゃない。俺を貪り尽くすためのもの。 こうなってしまうと、もう俺には何もできない。 身体は自然とシリウスに捧げるように力を抜いて、頭が段々とボンヤリしてくる。頬が熱くなって視界が滲む。 「コイツは私のものだ。他の誰かには髪の毛一本たりとも譲らねえよ」 視界の端で、男二人がコクコクと頷いて去って行く。 しかし、今のシリウスは彼らに向けられたものなのだろうか──蕩けた頭では、そこまで考えが及ばなかった。
12 22/05/23(月)01:06:23 No.930488349
帰宅して、明日のトレーニングのために就寝につく。 自分の身体なのに振り回されっぱなしの生活を送っているが、ベッドに入ってさえしまえば関係ない──というわけでもない。 「重い……」 88cmの膨らみが、胸に重くのしかかる。 重圧から逃げるように横向きになれば──すぐそこに、クリスエスの寝顔。 「……おやすみ」 私生活でも以前との性差・体格差に悩まされることはしばしば。そのため、チームメイトが順番に俺の世話をしてくれるようになったのだ。 そして今日はクリスエスの日。安らかな寝顔を向けてくれる彼女の額に口付けをして、目を閉じた。
13 22/05/23(月)01:07:00 No.930488513
そして、夢を見る。 夢の中でなら、この身体から逃げられる……というのは、甘い考えで。 「君は、誰だ?」 ルドルフが、怪訝な瞳を向けてくる。 「知らねえな」 シリウスが、睨み付けてくる。 「──私たちのトレーナーは、男の人」 クリスエスが、淡々と告げて来る。
14 22/05/23(月)01:07:19 No.930488600
違うんだ! こんな身体になっちゃったけど、俺は君たちのトレーナーだ! 必死に呼び掛けるが、声が出ない。 ルドルフ達が俺に背中を向けて去って行く。 追いかけたいのに、足が動かない。 みんな去って行く。 誰も俺を、俺と認めてくれない。 俺は、俺は──
15 22/05/23(月)01:07:43 No.930488695
「──大丈夫」 「……ぁ」 クリスエスの胸の中で、目が覚めた。 「──あなたがどんな姿になったとしても。私達の足跡は、消えることはない」 「……うん」 たまに、同じ悪夢を見る。それはきっと、どれだけこの身体に慣れたとしても、消えることはないのだろうと思う。 「──だから、私達があなたを残していくなんて有り得ない」 「ありがとう……」 それでも。全身を包み込むクリスエスの体温は、俺を安心させてくれる。 抱き返すようにクリスエスの背中に腕を回し、彼女に身を委ねて、再び目を閉じた。
16 <a href="mailto:s">22/05/23(月)01:09:06</a> [s] No.930489036
TSクライマックスって何周してもこんな展開しか浮かばないし ウマ娘にTSして変わった身体に振り回される日常生活を送りたいし隅から隅までシンボリトライアングルに囲まれてメスにされたい…… シリウスのパートが前に書いたのと駄々かぶりになったけどシリウスには何度でもメスにされたいからいいよね……
17 22/05/23(月)01:11:57 No.930489699
全てにおいていいねぇ…という感想しか出てこないよよくやった
18 22/05/23(月)01:11:57 No.930489701
ルドルフとシリウスが水面下でバチバチやってる間にクリスエスが掻っ攫っていく…
19 22/05/23(月)01:15:40 No.930490571
学園内のルドルフ 学園外のシリウス 室内のクリスエス
20 22/05/23(月)01:16:02 No.930490652
ウマ娘TSって本当に良いよね…
21 22/05/23(月)01:16:45 No.930490808
あいつ わかるよTSしてホルモンバランスとかそれまで無かった男達からのじっとりとした視線とかいろいろなストレスによって心が不安定になって担当達に助けてもらってなんとか生活するけど彼だった彼女がそれまで培ってきた担当達との絆でそんな事はありえないんだけどもし受け入れられなくなったらと考えて求めてしまうなんてのもいいよね
22 22/05/23(月)01:17:25 No.930490969
シリウスはいつも大胆で心の牝バが嘶くぜ… 自己意識が揺らいで悪夢見て不安になっちゃうのもいい
23 22/05/23(月)01:24:18 ID:pOaTld7g pOaTld7g No.930492578
スレッドを立てた人によって削除されました ホモォ
24 22/05/23(月)01:26:23 No.930492999
「シリウス」 ──なんだ、朝から私の肌が恋しくなったのか? そんな軽口を叩こうとして、やめた。私の腰に回された腕が、震えていたからだ。 「熱が足りねえなら、いくらでもくれてやるよ」 私がコイツから離れるなんて有り得ねえ話だが──それでも求めるっていうのなら、いくらでもくれてやる。 例え嫌だと言っても──どこまでも届く恒星の熱で、焼き尽くしてやる。 手始めに、口を通じて貪り尽くす。足りねえなら、肌で、髪で、尻尾で──全てに私を焼き付けてやる。 「外にも中にも、私の熱を入れてやる。後悔するなよ?」 >わかるよTSしてホルモンバランスとかそれまで無かった男達からのじっとりとした視線とかいろいろなストレスによって心が不安定になって担当達に助けてもらってなんとか生活するけど彼だった彼女がそれまで培ってきた担当達との絆でそんな事はありえないんだけどもし受け入れられなくなったらと考えて求めてしまうなんてのもいいよね こんな感じで悪夢から目覚めたけど不安になっちゃうTSトレーナーを抱くシリウスが読みたいよね……
25 22/05/23(月)01:32:53 No.930494391
読めたよありがとう
26 22/05/23(月)01:33:00 No.930494414
あつい
27 22/05/23(月)01:34:41 No.930494733
シリウスの取り巻きとかシービーとかにちょっかいだされてぇ~
28 22/05/23(月)01:35:41 No.930494927
クリスエスなんか大型犬みたいで良い…
29 22/05/23(月)01:37:20 No.930495258
女の子にメスにされることでしか得られない栄養がある メスにされたい
30 22/05/23(月)01:39:53 No.930495745
ルドルフが後手にまわるのはわかるよ
31 22/05/23(月)01:45:37 No.930496872
「わかってるんです。指導者として、大人として、こんなんじゃダメだって……」 時には、酒が入らなければ吐露できないものもある。 久しぶりにたづなさんに飲みに誘われて、気楽に楽しもうと思ったのに──気が付けば、堰を切ったように言葉が止まらない。 アルコールで緩んだ口は、ただ己の情け無さを吐き散らすばかりだ……。 「いいえ。そんなことは有り得ませんよ。あなたの身に降り掛かったことを考えれば……あなた以上にトレーナーであろうとする人を、私は知りませんから」 「たづなさん……!」 たづなさんの慰めの言葉が、どんなお酒よりも心に染み渡る。 嬉しくなって、涙とお酒を口に運ぶ手が止まらない……! 「ああ、ちょっと飲み過ぎでは……?」
32 22/05/23(月)01:46:53 No.930497120
──数時間後。見事に酔い潰れた『彼』を前に、私は溜息を吐いた。 「全くもう……酔いが覚めたら少しだけお説教ですからね?」 先程、彼に言ったことは慰めの言葉ではない。本心だ。以上にトレーナーとして相応しい人物を、私は知らないのだから。 「……それにしても」 「すぅ……すぅ……」 無防備に酔い潰れた寝顔を晒す彼に、胸の高鳴りを感じてしまう。熱った頬と、艶やかな唇に自然と目線が寄る。 端的に言えば非常に『美味しそう』。身体は同性同士だというのに、ここまで魅力的なものを感じてしまうのだから──彼達が危惧するのも、わかってしまう。 「……朝帰り、バレませんよね?」 数時間後、更に面倒な事態になるのだけれど、それはまた別の話。
33 22/05/23(月)01:47:16 No.930497201
みたいな感じでたづなさんと朝帰りしたい……
34 22/05/23(月)01:49:02 No.930497564
少なくともトレーナーは3人の前で正座させれてる
35 22/05/23(月)01:49:41 No.930497690
もっと朝帰りしていけ
36 22/05/23(月)01:54:41 No.930498659
更に面倒くさい事態の詳細をですね
37 22/05/23(月)01:54:44 No.930498669
三人と一緒にお出掛けをする時にトレーナーがルドルフに選んでもらった服を着てくるんだよね そしてルドルフがシリウスに得意げな顔をするんだけどトレーナーが身に付けてる下着と香水はシリウスが選んだものだからシリウスも余裕の表情を崩さないんだよね そんな二人の前で「──トレーナー。これを、あなたに」ってクリスエスがトレーナーの左耳にメンコ付きの耳飾りをプレゼントするんだよね
38 22/05/23(月)01:57:56 No.930499293
たづなさんに太もも内側にキスマークつけてもらいたい....
39 22/05/23(月)01:58:48 No.930499470
書き込みをした人によって削除されました
40 22/05/23(月)02:04:24 No.930500471
「まったくもう……」 結局酔い潰れた彼の意識が曖昧なままなので、タクシーを呼んで学園まで送ってもらった。 部屋の前まで送ろうと、肩を貸して── 「……っ!」 くらりと、きた。 汗と一緒に仄かに漂う甘い匂い。『彼女』特有のものなのだろうか、多くのウマ娘と関わってきた自分からしても、非常に『唆られる』もの。 ──少しくらいなら大丈夫──玄関まで辿り着けば、後は起こすだけだから── 「おや、たづなさん」「……朝帰りとは、流石の度胸だな?」「──状況を把握」 >更に面倒くさい事態の詳細をですね みたいなベタベタなやつを読みたいね……
41 22/05/23(月)02:06:46 No.930500933
トレーナーさんが寝ぼけてたづなさんによりかかって事を悪化させてほしい…
42 22/05/23(月)02:10:02 No.930501541
>たづなさんに太もも内側にキスマークつけてもらいたい.... すぐにバレるやつだ…
43 22/05/23(月)02:10:44 No.930501681
教え子とTSレズぴょいするよりは同僚と飲み会朝帰りする方が健全な筈なのに…
44 22/05/23(月)02:11:17 No.930501782
あらゆるウマ娘の情欲を刺激してしまう魅惑の牝バなんだ…
45 22/05/23(月)02:13:30 No.930502144
今までTSトレーナーのことを『彼』と認識していたのに匂いを嗅いだ瞬間にソウルが刺激されて『彼女』と認識してしまうのいいよね…
46 22/05/23(月)02:18:11 No.930502946
やっぱTSトレーナーって色んなウマ娘誘惑しちゃう悪い女の人だから理事長に管理してもらうべきでは?
47 22/05/23(月)02:39:04 No.930506117
不問ッ!