虹裏img歴史資料館

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22/05/21(土)21:40:37 ある日... のスレッド詳細

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画像ファイル名:1653136837775.png 22/05/21(土)21:40:37 No.929979177

ある日のことだ。 教室でぼんやり空を眺めているとシャフリヤールが声をかけてきた。 「今度のオフ、余とバブリーランドに行くぞ!」 と満面の笑みでチケットを見せてきた。 バブリーランドといえばプールだったはず。 なら確実にこいつは俺をからかおうとしてくるだろう。 以前の俺だったら水着のシャフリヤールを想像しただけで気を失っていたかもしれないが今は違う。 なので俺は 「いいぞ」 と彼女の誘いを了承したのだった。 ……少し筋トレの量を増やしといたほうがいいか?

1 <a href="mailto:s">22/05/21(土)21:41:08</a> [s] No.929979412

迎えた当日。 バブリーランドはまだ開いて間もなく、客足はまばらであった。 俺は緑と白の水着を着てロッカー出て先に待つ。 スマホを見ながら時間を潰していると 「待たせたな!」 とシャフリヤールの声がした。 スマホをパーカーの中にしまい、振り向くとそこには 「どうだ余の水着姿だぞ!目に焼き付けるが良い!」 黒をベースにし、赤のラインが入ったビキニを着たシャフリヤールがそこにいた。 よくない、これはよくない。

2 <a href="mailto:s">22/05/21(土)21:41:29</a> [s] No.929979559

本人は自覚しているであろうがかなりスタイルがいいのだ。それも男ウケするタイプのだ。小柄でありながらも肉付きはよく、それでありながら太っているわけでもなく理想的な肉体だ。振る舞いも良くない。元々こいつは男だ。ならどのように振る舞えば男が落ちるかということを理解していて当然だ。さらにはトレセン学園という閉鎖的な環境であれば勿論好みのタイプとかもバレてくる。つまり何が言いたいかといえば…… 「すごく……似合ってるな……」 「うむ!」 俺はもう認めるしかなかった。 「早速行くぞ!」 シャフリヤールが俺の手を引く。 このわがままな大帝の機嫌を損ねないよう、俺も必死にエスコートをすることにした。

3 <a href="mailto:s">22/05/21(土)21:42:03</a> [s] No.929979786

「行くぞー!それっ!」 ビーチボールをシャフリヤールがサーブする。 見事なジャンプサーブだ。 そして俺はバルンッ!と揺れる2つのビーチボールに視線が誘導される。 そして一瞬の隙をつかれ、ビーチボールが俺の顔にクリーンヒットする。 「エフフォーリア!?」 驚いたシャフリヤールがこちらに駆け寄ってくる。 その時にもまたバインバインと揺れる凶器が2つ。 おかしいな……俺、慣れたと思ったんだがな。 そう思い俺は意識を手放した。

4 <a href="mailto:s">22/05/21(土)21:43:25</a> [s] No.929980301

「気がついたか?」 意識を取り戻したら頭と前と後ろに柔らかい感覚がする。 膝枕だ。 胸が大きすぎて顔が見えない。 胸から声がする。 声の主はシャフリヤールだ。 「まったく……飽きられたかと思った余がバカみたいではないか……」 シャフリヤールが何かポツリと呟いていたがうまく聞き取ることが出来なかった。 「よし、次はアレに行くぞ!」 と指を指したのはウォータースライダーだ。 二人で浮き輪に乗るタイプで、他にも男女のカップルが列を作っていた。 「ほら!さっさと乗りなさいよ!」 とスタッフに促され浮き輪に腰をかける。 続いてシャフリヤールが俺の後ろに座る。 背中にむにゅりと柔らかい感触を感じながら俺はウォータースライダーに流されたのだった。

5 <a href="mailto:s">22/05/21(土)21:43:45</a> [s] No.929980427

ざぶーんと終着地の小さなプールに着水する。 「大丈夫か?」 意外と激しい衝撃だったので後ろにいたシャフリヤールに声をかけた。 すると 「みっ……見るな!」 としゃがみ込んで動けないシャフリヤールがいた。 「どこか痛めたのか!?」 心配して近寄ろうとしたが 「来るな!」 と拒絶されてしまった。 胸を隠しながらこちらを見るシャフリヤール。

6 <a href="mailto:s">22/05/21(土)21:44:21</a> [s] No.929980630

「すまぬエフフォーリア……水着が流されてしまった」 と顔を伏せ真っ赤にしている。 「何処だ?」 周囲を見渡すもそれっぽい物は流れていなかった。 シャフリヤールは俺の頭を指差した。 頭の上に何か布がある。 それを取り、何か確認する。 三角形の黒い布。 それは先程までシャフリヤールが着けていたビキニだった。 俺はもう、駄目だった。 口の中を鉄の味が占める。 「エフフォーリア!くっ、お主またか!」 シャフリヤールはそう言うとこちらに向かってきた。 引き揚げられる瞬間、これまで生きてきた中で見たことのない光景が目に焼き付けられたのを最後に、俺は意識を手放した。

7 <a href="mailto:s">22/05/21(土)21:46:07</a> [s] No.929981353

王道ラブコメしてるエフ余の幻覚です 昨日「」ダアルコに書けと言われたので頑張って書きましたが自分は王道な物しか書けない……ってずっとなってます

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