虹裏img歴史資料館 - imgの文化を学ぶ

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22/05/11(水)23:06:11 「ちょ... のスレッド詳細

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22/05/11(水)23:06:11 No.926556900

「ちょおい、なにそのダサいTシャツ~」 「えー、ダサいか? 芝1600mのコースイラスト入りだぞ?」 日差しも強く、少し動けば汗ばむ陽気になってきた5月も始め。 今日も一通りのトレーニングを終えたトーセンジョーダンとそのトレーナーは服の襟首辺りをパタパタと扇ぎながらトレーナー室へ戻って来た。換気のために窓は開けていたが、風は弱く室内の熱は籠り気味。先程まで歩いてきた廊下の方が涼しかった事で、余計にトレーナー室に入るのに辟易しつつも、トレーナーは足早に進入して遂にエアコンのスイッチを手にした。 間もなく稼働し始めるエアコンだが、最後に使ったのは寒さも和らいだ2月頃か。少しカビ臭いのは一先ず我慢して、換気しながら部屋の気温を下げることにした。

1 22/05/11(水)23:07:10 No.926557266

「しかし昨日まで肌寒かったのに急に暑くなったな。お陰で汗ばんだ」 「マジそれ。アイス食うわ」 「はいよ」 トレーナー室へ備えられた冷蔵庫にはアイスやジュース等一通りの嗜好品が詰め込まれている。体を冷やす目的も含めて冷凍室を開けて覗き込んだ。 「マジぃ? アイス無いんだけど。チョコのパルムは?」 「あ、最後の昨日1個食べたんだった。ごめん」 「えー」 「買ってくるよ。購買のだけど何か欲しいのは?」 「じゃあスーパーカップのチョコ」 「分かった。ちょっと待っててくれ」 こうして冷蔵庫に食べたいものがない。だから買ってくるといったパターンは1度や2度ではない。 いつものように、おやつ用の財布から千円札を取り出して半分に畳んでポケットに突っ込むと、ボタンを開けて全開にしてたYシャツを脱いでソファに放る。どうせすぐそこだからとスマホも同じくソファに放って、トーセンジョーダンがダサいと称したTシャツで購買へ向かった。

2 22/05/11(水)23:07:29 No.926557370

「いってらー」 トレーナーが出ていってすぐ、特にやることも帰ってくるまで無いので冷蔵庫の前からソファに移動して腰掛ける。 自分のバッグを隣に置き、ネイルの道具一式が入った道具袋を取り出──そうとした時に、ふと乱雑にソファの背もたれにかかったトレーナーのYシャツが視界に入った。 ドキン。心臓が跳ねる。その感覚はついこの間感じたものと類似している。 それはトレーナーの匂いを嗅いだ時。思考が淀み、体に熱が籠って疼きが止まらなくなったあの時。 「……」 また心臓が跳ねる。いつの間にか口いっぱいにたまっていた唾液を飲み込む音はその跳ねる心音にも負けてない。 バッグを漁っていた手は無意識にそのYシャツへ向かい、トーセンジョーダンが気付いた時には、凄い力で握ったそれを自らの鼻に押し当てようとしていた。 「──っぶね! なにやってんだしあたし!?」

3 22/05/11(水)23:08:09 No.926557612

驚いて勢いよく顔からYシャツを離す。するとそれは気流を起こし、かえってトーセンジョーダンの鼻へ匂いを運んでしまう形に。 吸い込んだ匂いはまるでウイルスの様に鼻腔へ進入し、彼女の嗅神経細胞がそれを受容。刹那の内に脳へ達した情報は匂いの種類を彼女に認識させると共に全身へ快楽情報をぶちまけた。 「……っ♥️!?」 ガツンと脳みそを揺さぶられたかのような意識の不連続感と1度味わえば手離したくなくなる甘美な感覚。 全身の震えが熱を生み、ウマ娘の強靭な心臓が唸りを上げて全身へ血を流す事で体温が上昇。涼しくなった筈のトレーナー室であるにも関わらず、トーセンジョーダンは全身から汗が噴き出すようであった。 脚、腰、腕……車両を易々と持ち上げられる膂力を発揮する筋肉はそのナリを一様に引っ込めて、最早座っている事ですら困難となる。 「ぁっ……、んんっ!」

4 22/05/11(水)23:08:50 No.926557881

倒れ込んだトーセンジョーダンを安物のソファは優しく受け止める。それもトレーナーの脱ぎたてYシャツと共に。 「~~~~~~っ!??!!!」 顔面全体でYシャツを押し潰してしまったトーセンジョーダンの全身が痙攣する。 それこそ科学の実験でカエルの筋肉に電気を流すかのように、彼女は全身を駆け巡る快楽信号と多好感でソファの上で何度も跳ねた。 たったの数秒。しかし、そのたったの数秒でさえも今の彼女には無限にも感じられる時間であった。 やっとの思いで顔からYシャツを引き剥がすも、既に目の焦点は合っておらず、半開きになった口からはヨダレすら垂らしている。一向に整わない呼吸のせいで、引き剥がした筈のYシャツの匂いが何度も何度も彼女の鼻腔と肺を犯す。その度に彼女は震え、体の熱と疼きがヘソの下へと集まっていく。 もう、限界であった。 (もう……むり、ぃ……っ……)

5 22/05/11(水)23:09:27 No.926558137

モゾモゾと気怠く言うことをきかない体にむち打ち、ソファとうつ伏せの体の間に腕を差し込んで、スカートの下をくぐってその下の下着へ── 「ただいまー」 「!」 快楽に溺れきる寸前、トレーナーがドアを開けた。 その音で何とか意識をドロドロの水底から引っ張りあげたトーセンジョーダンは急いで座り直し、ヨダレを拭き去る。こんな火事場のバカ力のような、凄まじい瞬発力はそうそう見れないだろう。 「ぉ、おひゃえり……」 「何だ? 呂律が回ってないぞ?」 「ごめ……んっ、寝おちしてへ……」 「あー、分かる。寝落ちすると変になるよな。ほれ、スーパーカップ。って、俺のシャツにヨダレ垂れてるじゃん。臭くなかったか? 臭かったらホントごめん……」 「いや、大丈夫だから……それより、ヨダレごめん……洗って返すから」

6 22/05/11(水)23:10:00 No.926558356

「良いよ別に。そんな気にしないでくれ」 「お願いだから!」 スーパーカップも、トレーナーへの感謝もどうでもよくなった思考回路は、ただひたすらYシャツを求めている。ヨダレをつけてしまったならそれはそれで好都合と、洗濯する名目で堂々とそのYシャツを持ち帰れる。 今の短時間であれ程の快感。これを自分のベッドの上で、布団の中で空気を閉じ込めて味わえばどれだけの快感を得られるのか。それが欲しくてしょうがない。 何としてでも手に入れる。その気持ちが大きな声となって吐き出されてしまった。 「……え、ご、ごめん……じゃあお言葉に甘えて頼むよ……」 「──ホントに、ごめん……」 僅かに残った理性はヨダレをつけてしまった事への謝意と、嘘をついて自分の快楽を優先した事への謝意を言葉として示す。 しかし、その理性すら飲み込もうとする本能は目の前の獲物をどうやって味わおうかと、餓えに餓えた肉食獣の如く目を爛々と輝かせていた。

7 22/05/11(水)23:11:42 No.926559062

何となくこの前のトレーナーの匂いかいで凄いことになったジョーダンの続き 直接そういう描写しないでエッチな雰囲気出すのは無理でした

8 22/05/11(水)23:14:08 No.926559975

>何となくこの前のトレーナーの匂いかいで凄いことになったジョーダンの続き >直接そういう描写しないでエッチな雰囲気出すのは無理でした 十分エッチだ あとエッチな描写は物に置き換えてやるとすごいいいぞ 夏場で暑いなら氷の入ったガラスのコップに映ってる姿を見て赤面するとか

9 22/05/11(水)23:14:30 No.926560103

>芝1600mのコースイラスト入り うーん欲しいような欲しくないような…

10 22/05/11(水)23:20:17 No.926562286

すごくえっちでよかったです

11 22/05/11(水)23:22:58 No.926563285

いいぞ…もっとえっちになれ…

12 22/05/11(水)23:36:25 No.926568056

>直接そういう描写しないでエッチな雰囲気出すのは無理でした 出てるよ!

13 22/05/11(水)23:57:24 No.926575205

内面描写がすごく丁寧で良い…

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