虹裏img歴史資料館

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22/05/08(日)23:43:18 先日ポ... のスレッド詳細

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画像ファイル名:1652020998586.jpg 22/05/08(日)23:43:18 No.925619818

先日ポケスペ純愛健全ゾロ目スレでのダイスをレブルの話と解釈して書かせていただきました このスレ自体はダイススレではありません 思いっきり三次創作ですのでご了承下さい あらすじ 寝巻きはレッドはジャージ ブルーはシャツにミニスカ

1 22/05/08(日)23:43:34 No.925619940

「ふぁ~あ…」 欠伸をしながらブルーは身を起こした。 掛け布団が剥がれ、寝間着のノースリーブのシャツと丈の短いスカートが露わになった。 もう春も半ばだというのに朝はまだ肌寒い。 ベッドにまた寝転んで二度寝したくなるが理性を働かせて止める。 「くかー…」 傍らでレッドが寝息を立てる。 だらしない顔で、ジャージ姿で眠りについている恋人。 色気のカケラもないが、自分も髪型が乱れていたりするのであまり人のことは言えない。

2 22/05/08(日)23:43:53 No.925620065

ふと、無防備な彼にイタズラしたくなる。 何度もこうして一緒に寝ている仲だ。 イタズラ自体も一度や二度ではないしレッドならゆるしてくれるだろう。 まずは唇を奪い、頬に吸い付いてキスマークを作る。 首元にも同じく印をつけてついでに一緒に写真に撮る。 レッドはまだ起きない。 顔を舐めてみても起きない。 レッドを背景に際どいポーズをとって自撮りしてもやはり起きない。

3 22/05/08(日)23:44:15 No.925620235

今日はいつも以上に眠りが深い。 彼の顔を胸に抱えてまた自撮りするがそれでも起きない。 「かなり鈍いわね…。そういうところも好きだけど」 呟いてから耳元に口を近づける。 「起きて…」 囁いてから息を吹きかける。 そこで彼がようやくびくりと身体を震わせるというリアクションを見せた。 「ううん…」 重たげに瞼を開き、やっとレッドが目を覚ました。 「おはよう、ダーリン♡」 鼻の先に口付けしてあげると、レッドが徐々に目を見開いていった。 そして視線が明らかに下の方に向いていく。 胸を見られてるなと気づくが拒否する理由もないのでそのままにしておく。

4 22/05/08(日)23:44:42 No.925620428

「え、えっと、おはようブルー」 「ええ、おはよ♪」 満面の笑みを浮かべて返事をする。 「なかなか起きないからどうしようかと思ったわ」 「…起きるまでの間、オレに何かしてたか?」 不安そうに聞いてくるレッドに撮影したデータを見せる。 「今日はこれくらいしかしてないわ♡」 「そこまでって言いたいけどオレはここまでされても起きなかったんだな…」 たはは、と苦笑しながら許してくれる。

5 22/05/08(日)23:45:27 No.925620742

「このデータあげるわね。すぐ消しちゃうのも勿体無いし」 「え!?」 「どう使うかはご自由に~。あ、他のみんなに見せるのはダメだからね?」 「まぁ、オレだって他人に見せれないと思うけどさ…」 データ送信後も特にレッドはそれを消す素振りを見せていない。 それどころかチラチラと見ている。 どうやら気に入ってくれたみたいだ。 それを指摘すると照れて消すかもしれないので黙っておくが。 一通りからかって満足したので部屋着に着替える。 レッドの目の前でしているので彼に見つめられているが別に構わない。 何度も裸を見せているので今更ではあるし、 彼氏に意識されているのは悪い気はしない。

6 22/05/08(日)23:45:51 No.925620912

「じゃ、朝ごはん作ってくるわ。 それまでお好きなように~♪」 レッドを残して寝室を出た。 部屋を出るまで彼が自分をずっと見ている。 それを面白く感じつつブルーはキッチンへと向かった。

7 22/05/08(日)23:46:52 No.925621311

朝食を終えて、リビングのソファーに寝転ぶ。 レッドが隣に座ると彼の脚の上に頭を乗せた。 「今日は特訓とかいいの?」 「今日はいいや。たまには休まないとな」 ここのところレッドは特訓やバトルで留守にすることが多かった。 たまには休みを入れるのもいいとブルーも思う。 「だったら今日は久しぶりにレッドと2人きりになれるわね。 思う存分イチャイチャしましょう?」 彼の太ももを撫でるとレッドは赤面した。

8 22/05/08(日)23:47:22 No.925621512

「ほんとレッドってリアクション面白いわ。 何回やっても飽きないわよ」 「だ、だってさ。ブルーはかわいいし。 そんな彼女にからかわれたら照れちゃうよ」 「そう言うレッドこそかわいいわよ」 手を伸ばしてレッドの頬を撫でる。 唇を指でなぞるとますますレッドが照れる。 それに満足するとレッドの太ももに顔を埋める。 鍛えられているので当然固い。 だけどこれはこれでと思う。 枕やソファーでは味わえない感触。 愛する人の身体だと思えばそれすらも愛おしい。

9 22/05/08(日)23:47:56 No.925621727

しばらくそうしていると眠気に襲われる。 そういえば昨夜は夜遅くまで起きていた。 自分とて仕事で忙しくて最近は働いてばかりだった。 今になって疲れが出たのだろう。 ぼんやりとそんなことを考えていると、本格的に眠気が来た。 抵抗する意志も無くブルーは目を閉じた。

10 22/05/08(日)23:48:29 No.925621957

夢を見た。 昔の自分たちの出会いの夢。 思えばあれから遠くにきた。 今の自分に後悔はない。 だって、自分を認めてくれる仲間がいる。 許してくれる大人がいる。 慕ってくれる後輩もいる。 そして、1番好きな人が側にいるから。

11 22/05/08(日)23:49:15 No.925622291

「ん…」 ブルーは目を覚ますと時刻を確認した。 すでに時間は正午を過ぎていた。 慌てて跳ね起きる。 と、すでにレッドはいなかった。 「お、起きたか」 キッチンの方からレッドの声が聞こえる。 「昼メシは作って置いたんだ。 ハンバーグだけどいいか?」 「…うん」 寝起きだけどお腹は空いている。 それにレッドの手料理は食べてみたい。 重い身体を起こしてブルーは食事をとりに行った。

12 22/05/08(日)23:49:47 No.925622514

「ご馳走様。美味しかったわ」 「そりゃよかった」 片付けをして一息つく。 「せっかくの2人きりの休みなのに午前中寝ちゃって勿体無いことしたわ」 「でも2人じゃないとああいうのもできないしさ。 これも贅沢みたいなものだよ」 「そう言われるとそうかもね」 言いながらまた隣に座る。 と、レッドが画面を見せてきた。 「さっきのブルー、こんな顔して寝てたよ」 「え!?」 驚いて画面を見つめる。 そこには気の抜けた寝顔の自分が写っていた。

13 22/05/08(日)23:50:17 No.925622687

「ちょっと、レッド!?」 「たまにはオレもやり返さないとな」 珍しく意地の悪い笑みを浮かべてレッドが言う。 消してと言いたくても普段自分がやっていることなので強くは言えなかった。 「レッドって時々意地悪よね」 「ブルーの影響かな? それにブルーだと許してくれるかなって思うから」 「…そう言われると怒るに怒れないわ」 レッドの肩に頭を乗せる。 すると彼に頭を撫でられた。

14 22/05/08(日)23:50:37 No.925622843

「レッドに不覚を取るとは思わなかったわ」 「オレだって好きな子にちょっかいかけたくなる時もあるよ。 それに慌てるブルーもかわいいからさ」 思い返せば昔も一度自分に騙されたあとのレッドにはだし抜かれたこともあった。 その時はお返しにバッジを盗んだりもしたが、 今もこうやってやり返されるとは。 だけど怒りはしない。 そういう彼の一面も愛おしく見える。 惚れた欲目だろうかとも思うが、悔しいのも確かだ。 だから頬にキスして仕返しをする。

15 22/05/08(日)23:51:06 No.925623019

途端にレッドの表情が羞恥の色に染まる。 それを見てブルーの溜飲が下がった。 と、それすらも同じキスで返された。 「今日のレッドはイチャイチャしたがるわね」 「オレもブルーとなかなか会えなくて、イチャイチャいたいって気分になっててさ。 だから今日はとことん付き合うよ」 「…だったら、しばらくはこうしていたいかな」 身体全体でレッドにもたれかかった。 今度は彼も狼狽はしない。 優しく腕を回してくれる。

16 22/05/08(日)23:52:05 No.925623386

好きな人に身体を預けている。 これは彼女である自分の特権だ。 レッドとこんな過ごし方ができるのもこの世で自分だけ。 だからそれを満喫できるにも自分にしかできないことだ。 その特権を思う存分堪能しよう。 そう思ってブルーは目を閉じた。

17 22/05/08(日)23:52:29 No.925623538

夢を見た。 自分のレッドの未来の夢。 子供もできて、幸せな家庭を築く夢。 幸せそうに笑う自分。レッド。そして子供。 これが現実になればいい。 いや、してみせる。 昔から決めたことはやり遂げると心に決めている。 荒んだ幼少期を自分は過ごしてきた。 我が子にはそんな思いはさせない。 夢の中でブルーは固く誓った。

18 22/05/08(日)23:52:52 No.925623693

また目を覚ますとすでに陽が落ちていた。 「今日は寝てばっかりだわ…」 「たはは。オレもぐっすり寝てたよ」 「お互い疲れてるのかしら…」 晩御飯は今度は自分が作った。 ありあわせの材料でチキンカレーにしてみた。 「ブルーって昔は鳥苦手だったけどチキンカレーは大丈夫だったのか?」 「食べ物なら昔から関係ないわ。 心配してくれてありがと」 そう話しながらカレーを食べていた。

19 22/05/08(日)23:53:17 No.925623865

食事を終え、入浴も済ませると日付が変わる時間になった。 「今日は一日寝てばっかりだったわ」 「だな。だけどすごいリラックスできたよ」 そうね、とブルーも同意する。 「なんていうかさ、ブルーとこうなってよかったよ」 「アタシと?」 レッドは問いに頷く。 「色々あったけど、ブルーがオレに無防備なとこ見せてくれたりしてさ。 なんかこんなブルーを見れるのはオレだけなんだって気分になって」 「…アタシも。レッドにだけは甘えていいかなって思うし、 レッドにアタシにだけ甘えてほしい」

20 22/05/08(日)23:53:39 No.925624009

お互い図鑑所有者としては最年長だ。 後輩もたくさんできて頼りないところは見せられない。 先輩としてそれなりに重圧はある。 だけどレッドなら。 同年代で恋人の彼なら。 自分の弱いところも気の抜けたところも見せてもいい。 逆にレッドも自分にだけは誰よりも抜けたところを見せてほしい。 必ずそれを受け入れるから。

21 22/05/08(日)23:54:02 No.925624164

「で、どうする?もう夜中だし寝ちゃう?」 「あんなに寝たのにまた寝れるかなぁ…」 「大丈夫よ。レッドとならリラックスしてすぐ眠れちゃうもの」 「オレはブルーと寝てるとすぐドキドキしちゃうんだけどな…」 頭をかくレッドを連れて寝室に向かう。 今度はどんな夢を見るだろう。 そう思いながらブルーはレッドの手を引いた。

22 22/05/08(日)23:54:26 No.925624325

以上です 閲覧ありがとうございました

23 22/05/09(月)00:05:03 No.925628111

最近投稿遅くてすみません 今回は書くネタに困ってとりあえずイチャイチャさせてみました

24 22/05/09(月)00:10:58 No.925630121

イチャイチャいいよね…

25 22/05/09(月)00:37:11 No.925638807

>「レッドって時々意地悪よね」 >「ブルーの影響かな? >それにブルーだと許してくれるかなって思うから」 >「…そう言われると怒るに怒れないわ」 >レッドの肩に頭を乗せる。 >すると彼に頭を撫でられた。 ここ好き!

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