虹裏img歴史資料館 - imgの文化を学ぶ

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    22/05/05(木)21:19:24 No.924372988

    それは、リゾートへの客足も一旦落ち着いた、ゴールデンウィーク最終日の夜のことだった。 「お届けものでーす」 受け取ったその箱には、竜のようなロゴが印刷されていた。宛先は、ギムさん。 「今俺に何か届かなかったか?」 「はい。この箱が…」 その箱を受け取ると、彼女は丁寧な手つきでそれを開け、中身を確認していた。 「何が入ってるんですか?」 そう言いながら、僕は箱を横から覗き込む。 その中に入っていたのは、眼帯だった。 「やっと来たんだな…」 「ギムさん?やっとって──────」 そう問いかける僕を尻目に、彼女は自分の部屋へと帰っていく。 「ギムさん?待ってください!ギムさん!」 「目を覚ます時が来たんだ。」 追いかける僕に目もくれず、彼女はただ一言だけそう言い、部屋の扉を閉めた。

    1 22/05/05(木)21:19:36 No.924373098

    「……………ギムさん?」 何度問いかけても答えは返ってこなかった。 「ギムさーん?答えないなら開けちゃいますけどー?」 やはり答えはない。なので、僕は勝手にドアを開けることにした。

    2 22/05/05(木)21:19:46 No.924373180

    「……………ギム…さん…?」 部屋の中には誰もいなかった。 それどころか、家具も、壁に空いた穴も、僕のプレゼントしたライターも、全て最初からそこにはなかったかのように、消えていた。まるで、全て僕達が見ていた幻覚だったかのように。

    3 22/05/05(木)21:19:57 No.924373272

    「よう、ローズ君。」 ふと、背後から声がした。声をかけてきたのは、ギムさん…ギムさん? 「えーっと…どちら様でしょうか…」 「なんだいローズ君、アタシの顔を見忘れ───────おっと、そりゃ新しい俺と対面するのは初めてだもんな。」 「ギムさん…なんですか?」 「ああ。お呼びがかかったからな。イメチェンだよ。」 「なんか目とか可愛くなりましたね」 「眼帯はちょっと慣れないな」 「って言うか声可愛すぎませんか?」 「いいだろそれぐらい?」 「早く僕もイメチェンしたいです」 「ああ、早くこっちに来て欲しいよ。」

    4 22/05/05(木)21:20:44 [s] No.924373749

    実装されないかなって思いながら書いてたけどいざ実装されるとなんて言っていいのか感情がコントロールできない…とりあえず書いて発散したかった

    5 22/05/05(木)21:21:11 No.924373964

    ウワーッ早い!

    6 22/05/05(木)21:21:20 No.924374067

    はやくローズ君も来い…