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  • 泥の夜... のスレッド詳細

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    22/05/01(日)03:08:00 No.922611600

    泥の夜ふかし

    1 22/05/01(日)03:12:11 No.922612150

    深夜なのでエロに期待できる

    2 22/05/01(日)03:21:01 [1/2] No.922613285

    「───ということらしいですよ」 「はぁ~?無いわ~。こっちは勝手に飛行魔術の研究してるだけなのに」 今日風の報告を受けたルーシーはワイングラスの縁から口を離してそう言った。 私としても全く寝耳に水だ。このGOLFが時計塔のお偉方にそんな受け取られ方をしているなど。 横で小さな体を椅子の上に乗せて書類を書いていたダントが呟いた。 「まだ冗談半分の域だがな。そいつは本当だ。まずいんじゃないのか?」 ダントは多くを説明しなかった。ルーシーにはそれで伝わると彼女は知っている。 果たして、ルーシーは早速懐から携帯電話を取り出してカチカチと操作を始めた。 「分かってるわよ。…もしもしお父様。ちょっと調べて欲しいことがあるのですけれど」 丁寧な口調の割には洒脱に電話先の相手と話すルーシー。 こっそりと今日風が顔を寄せてきて私に耳打ちした。 「大丈夫なんですかね?」 「大丈夫ですよ。ルーシーはああ見えてそういうことのバランス感覚優れてますから」 伊達に大貴族の跡取り娘ではないのである。普段の態度を見ていると本当に『ああ見えて』なのだけれど。 通話は短かった。サクサクと会話を進めると別れの挨拶をして切る。

    3 22/05/01(日)03:21:11 [2/2] No.922613305

    「適度な印象操作をお願いしておいたわ。ダァント?」 「…俺は助けんぞ。お偉方の雰囲気くらいは独り言で呟くかもしれんがな」 「いいのよそれで。あー面倒くさ。これだからニューエイジに煙たがられるのよ。一度くらい痛い目見たらいいわ」 ルーシーのぼやきにダントが書面に目を落としたままフンと鼻で笑った。どこか同意の気配があった。 ね?と今日風の方を向くとなるほどと彼女は頷いた。 「結果はまだ出ていませんが…あなたの言う通りかもしれません」 「ね。普段の調子を見ていると、なんだか意外に思えてしまうんですけれどね」 ぼそぼそと小声で喋っていたのがルーシーの目に入ったらしい。 面白くなさそうな目でルーシーがこちらを睨んできた。 「な・に・よ。ふたりして仲良さそうにしちゃって。聞いたわよこの前ふたりで温泉に行ってきたんですって?  ずるいじゃない混ぜなさいよ私も!なんならシチリアまでくればうち所有の温泉を貸してあげるわよ、プライベート温泉よ」 「うわぁ唐突な金持ちアピール」 「個人で温泉持ってるとか、どんだけ?ですよね」 急に姦しい席になってダントが溜め息をつく。結局その日はこの4人しか集まらなかった。

    4 22/05/01(日)03:49:17 No.922616344

    >深夜なのでエロに期待できる はい fu1027151.png

    5 22/05/01(日)03:49:51 No.922616401

    怖っ

    6 22/05/01(日)04:06:19 No.922617816

    女騎士は触手しておけということだったので fu1027167.png

    7 22/05/01(日)04:09:17 No.922618048

    左様 もっと触手すべき

    8 22/05/01(日)04:27:21 No.922619330

    >もっと触手すべき 正直本編と照らし合わせると謎シチュ fu1027184.png

    9 22/05/01(日)04:31:41 No.922619566

    エロ円卓を触手責めはもっとしてください

    10 22/05/01(日)04:37:10 No.922619911

    なんならくるるるるるも触手されていい

    11 22/05/01(日)05:51:29 No.922623782

    >急に姦しい席になってダントが溜め息をつく。結局その日はこの4人しか集まらなかった。 こういうテキトーな集まりなのいいよね…

    12 22/05/01(日)07:05:22 No.922628443

    限られた設備と環境で何が出来るだろうか。適当な地縛霊に後片付けを任せつつ、手頃な椅子に腰掛けて考え込む。 『工場』で召喚された自分に、相応しい職場が与えられたことに感謝しつつも燻る炎は消えずに心の底で燃え続ける。 来客を全員追い出した迷宮は殺風景でしかなく、与えたタスクを忙しなく済ます幽霊も山を賑わす枯れ木にもならない。 利用可能な陣地も設備も魔力も最低限に限られ、追加人員の増加も見込みが薄い現状を鑑みれば仕方の無い話ではある。 表面上は頑丈な施設でも、心は腐り果てた廃墟。陳腐で有り触れた謎とギミックに辟易しつつ無味乾燥な日々を消化する。 『熱海城』に分譲されてから日常が一変するまで、そう長い時間は掛からなかった。恋い焦がれた全てがその場所にあった。

    13 22/05/01(日)07:05:33 No.922628463

    享楽に耽る現代の不夜城が放つ眩い光すら届かない、絶望と恐怖に濡れる地下殺戮遊戯場。今日も命が無意味に潰えていく。 理解不能な難解なギミックも、挑戦者を容易く屠るトラップも、全てがキャスターの意のままに組み替えられ変貌するのだ。 「果たして憐れな参加者が手にするのは"自由"か?"死"か!?『殺戮遊戯』の開幕です!!」 拡声器を片手に『死亡遊戯』の開幕を告げるキャスターの顔は、新しいゲームを目の前にした少年の如く無邪気であった。