22/04/18(月)00:27:14 注意! ... のスレッド詳細
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22/04/18(月)00:27:14 No.918089968
注意! ・プイプイはでません ・ウマ息子④とウマ息子余 ・ソダミュー ・TS要素がないので人を選ぶ
1 <a href="mailto:s">22/04/18(月)00:27:34</a> [s] No.918090092
そうだ、告白しよう。思い立ったが吉日、俺は即座に実行に移すことにした。 「シャフリヤール!」 「あ?なんだ余」 「すっ…す、す、すす」 「す???」 「す、す、スプリンターズステークスで決着をつけよう…!!」 開始3分、早々に計画がとち狂った。 「え、むりだが…余スプリンターじゃねーし…」 ていうかお前スプリント転向すんの?と怪訝な目で見てくるシャフリヤールを尻目に、俺は涙を呑んで敗走した。
2 22/04/18(月)00:27:45 No.918090153
スレッドを立てた人によって削除されました あん?しーめーるかい?
3 <a href="mailto:s">22/04/18(月)00:27:59</a> [s] No.918090235
「エフくんスプリント転向するってマジ?」 校舎裏でずーんと凹んでいたら追いかけてきたタイトルホルダーにそう言われた。勿論そんな事実はないので首を振って否定する。 「さっきのは言い間違えただけだ…」 「言い間違えたって何とさ。あー、ステイヤーズステークス?シャフに長距離適性ないと思うけど」 「そうではなく、俺は…シャフリヤールに…こ、告白をしようと思っていたんだ…!」 「告白ぅ??」 正直に告げると、タイトルホルダーが見るからに呆れた表情になる。
4 <a href="mailto:s">22/04/18(月)00:28:33</a> [s] No.918090437
「いつも貴方の命をつけ狙っていますって?」 「何故そうなる?愛の告白なんだが」 ムッとして言い返すと、うわあ、とあからさまにドン引いていますといった風にタイトルホルダーが眉を顰めた。 「え…シャフに?こないだ悩殺されてた先輩達じゃなくて…?エフくんそういう趣味だったの?」 「そういう趣味とは」 「ホモなの?」 「シャフリヤールが好きなだけだが」 「ホモじゃん」 何を頭の固いことを…大体お前だって実姉が好きだろうが。まあ…シャフリヤールを好きなことを隠していたのは事実なので、俺はぽつぽつとここに至るまでの経緯を語り始めた。
5 <a href="mailto:s">22/04/18(月)00:29:08</a> [s] No.918090662
「ダービーの後くらいからだろうか、ずっとあいつが好きだった」 「急に語り出したよこのひと」 「しかしこの想いは、もう一度あいつに勝つまでは伝えられないとも思っていた。ハナ差で負けた悔しさもある。それでもこっそりと見つめるのはやめられなかったが…」 「やべえ目付きで睨みつけてた理由それ?お前をいつか殺してやるぞって視線だと思ってたわ」 「しかし、俺は先日大阪杯で大敗してしまった」 「してたね、びっくりしちゃったよ」 「だからもういいかなって…」 「なにが???」
6 <a href="mailto:s">22/04/18(月)00:29:28</a> [s] No.918090780
なにが??と言われても…。シャフリヤールを好きなことを我慢することだが?としか言えない。ただでさえあいつがドバイシーマクラシックで快挙を成し遂げた後は、以前のような尖った態度が和らぎ、積極的に声をかけてくれるようになったのだ。あのふざけた語尾はどうかと思うけれど。 大敗を機に俺は吹っ切れた。競馬マシーンだの、撃墜王だの持て囃されていた頃のプレッシャーはもうない。出来ることならシャフリヤールともっと深い仲になりたい、あわよくば甘やかされたい…!
7 <a href="mailto:s">22/04/18(月)00:29:52</a> [s] No.918090898
「だが、いざあいつに告白しようとしたら自分でも引くくらい口ごもってしまった…」 「『す』しか合ってないって相当だよ」 「くっ…大阪杯で色香に惑わされたときとはまた違った感覚…!どこまで俺を翻弄すれば気が済むんだシャフリヤール…!」 「姉さん以外の生物にそんなんなる感覚がまずわからないけど、今のエフくんに告白は無理だと思うな」 童貞丸出しじゃん、お前。とタイトルホルダーが今俺が一番気にしている言葉で攻撃してきた。 童貞…間違ってはいないが…確かに女性とシャフリヤールを前にすると緊張で身体がガッチガチになってしまうが…。
8 <a href="mailto:s">22/04/18(月)00:30:25</a> [s] No.918091095
「ならばどうやって想いを伝えれば…」 「お悩みのようね…」 「誰だ!?」 不意に物陰から聞こえた声に振り返る。そこには、上から下まで白い女、同学年のソダシが不敵な笑みを浮かべて佇んでいた。 「ふふ…話は聞かせてもらったし…」 「お前は…純白の女王ソダシ!」 「どっから現れた?お前が僕らに絡んでくるの珍しいな」 タイトルホルダーだけが緊迫した状況に気付かず呑気な声で言う。俺はこの女の目的が読めず、臨戦態勢を崩せずにいた。
9 <a href="mailto:s">22/04/18(月)00:30:51</a> [s] No.918091231
「そう怖い目で睨むなし…私はただ、恋バナの気配がして寄ってきただけ…」 「なんだと?」 「エフフォーリア…貴方の絶望的なまでに悪い趣味は置いといて、この私が知恵を授けてやってもいいし…」 「何言ってんの?」 「それは…俺に告白の仕方を教授してくれるということか?」 「お前も何真に受けてんの?」 「ふふ…そうだし…」 こくりと頷くソダシ。同学年だが大して絡みのない女の言うことなど、普段なら聞く耳も持たなかっただろう。しかし、今の俺は藁にもすがる思いだった。
10 <a href="mailto:s">22/04/18(月)00:31:14</a> [s] No.918091378
「ソダシ…いや、ソダ師!!」 「ソダ師!?」 「お前、いや貴方を師と見込んでその提案を受けたい。よろしく頼む」 「ふふ…いいでしょう…ついてくるがよいし…」 そう言って歩き出すソダ師の後を追う。タイトルホルダーも「マジでお前ら何言ってんの!?」と困惑しながらついてきているようだった。
11 <a href="mailto:s">22/04/18(月)00:31:41</a> [s] No.918091527
そうしてソダ師に導かれた場所。「いや遠ッッ!」というタイトルホルダーのツッコミの通り、予想外に離れた土地だった。 「ここは…船橋トレセン学園か?」 「主にローカルシリーズで活躍する生徒を育成してるところだよね?なんでわざわざこんなところまで連れて来たのさ、ソダシ」 「ふふ…直にわかるし…」 同じトレセン学園と言えど、中央と地方では設備も環境も何もかもが違う。三人で歩くと、南関を賑わす実力者達の視線を嫌でも感じた。俺もそうだが、ソダ師もタイトルホルダーも顔が売れ過ぎている。 ソダ師は一体何を考えているんだ…?
12 <a href="mailto:s">22/04/18(月)00:32:03</a> [s] No.918091652
「今から会いに行くのは、私の運命の人だし…ガキ臭いお前らに見せるのは正直嫌だけど…今回だけ特別だし…」 「なるほど…粗相のないようにしなければな」 「お前結構なお嬢様だけどそのことトレーナーさん知ってるの?大丈夫なの?」 「ふふ…うるさいし」 そして辿り着いた先に、ソダ師の言う運命の人はいた。少し白くなりかけた芦毛に特徴的なバンダナをつけたウマ息子…体格はあまり立派ではない、寧ろこの中の誰よりも華奢なほどだったが、オーラでわかる。地方トレセン学園在学ながら、おそらくはかなりの実力者だ。
13 <a href="mailto:s">22/04/18(月)00:32:26</a> [s] No.918091787
「はあ…ミューくん…今日もかっこいい…」 「あの人見たことあるよ。前中央でも走ってた先輩だよね?」 「そう!この間のフェブラリーS…そこで私達は運命の出会いをしたんだし…」 「ふむ…ダートウマ息子にしては随分と小柄なようだが、面構えは悪くないな」 「は?ミューくんをいやらしい目で見るなよ思春期童貞がブチコろすぞ」 いきなりキレられた。理不尽ではなかろうか。しかし今は師と仰ぐ相手だ、素直に「見てないです…」と謝った。 「さて…早速お手本を見せてやるし。よーく見とけよ…だし」 そう言ってソダ師は桜花賞レコード持ちの脚で駆け出した。
14 <a href="mailto:s">22/04/18(月)00:32:52</a> [s] No.918091929
「ミューくん~~」 ミューくんさんがソダ師に気付き振り返る。ギョッとした表情を浮かべたように見えるが気のせいだろうか。 そして、ソダ師はこう言い放った。 「抱かせろ」 「「「っ…!!!」」」 俺とタイトルホルダー、そしてミューくんさんが息を呑んだ。 ソダ師のやつ、いきなり何を…!流石にそれは俺でも不味いとわかる。絶対に正しい告白の仕方ではない。ミューくんさんも気を悪くするに決まって…。 「っソダシちゃんっていつもそうやんな…!地方バのことなんやと思ってるん!?」 …意外とノリがいいなこの先輩。
15 <a href="mailto:s">22/04/18(月)00:33:16</a> [s] No.918092057
「ソダシちゃんのお友達なんやね~」 ミューくんさん、もといミューチャリーさんは朗らかで気さくな好青年だった。軽く挨拶をして握手を交わす俺とタイトルホルダーの横で「惚れたらコロス惚れたらコロス惚れたらコロス」と呪詛を吐くソダ師に少々怯えていたものの、突然来訪した俺達を迷惑がる素振りは全く見せなかった。 俺は気になっていたことを聞いてみる。 「その、ソダ師が貴方のことを運命の相手だと言っていたのだが本当なのだろうか?」 「エフフォーリア。」 背中をどつかれた。しょうがないだろうそうは見えないんだから。
16 <a href="mailto:s">22/04/18(月)00:33:39</a> [s] No.918092189
「あはは…なんや君らからかわれてんで!この子べっぴんさんなんやけど、冗談むっちゃ上手くてなあ。ダートでもよう走るし、かなわんわあ」 「じょ、冗談じゃないし…私は本当にミューくんが好きで…」 「おおきに!俺もソダシちゃんのこと好きやで、妹みたいで」 ピキっとソダ師のこめかみに血管が浮かんだ。というか今更だがこいつ、おそらく師ではないな…。ただのソダシだ。 「あ、ごめんやけどこの後トレーナーに呼ばれてんねん。わざわざ遊びに来てくれたのに堪忍な。また機会があれば併せでもしようや、ほなね~」 そう言い残してミューチャリーさんは去っていった。残されたソダシが「いつか絶対抱き潰してやるし…」とおぞましいことを呟いていたので、俺とタイトルホルダーは肩を寄せあって震え上がった。
17 <a href="mailto:s">22/04/18(月)00:34:06</a> [s] No.918092336
翌日。結局振り出しに戻った俺はトレーニングに向けて入念にストレッチをするシャフリヤールをぼんやりと眺めていた。 「今日も可愛いな…」 「マジで趣味悪いなお前」 タイトルホルダーの毒もそろそろ慣れそうだ。この調子でシャフリヤールと女性の色香にも慣れたいものだが…。 「エフフォーリア!」 浮ついていたらシャフリヤールに呼ばれた。反射的に立ち上がり姿勢を正して、どうしたと返す。頭一つ分視線が違うため少し見上げる形になったシャフリヤールが、挑発的な笑みを浮かべていた。 「ストレッチは済んだか?ならば余との模擬レースを受けて立つがよい、逃げぬ余なあ?」 「なあシャフ、やっぱりその喋り方おかしいって」 「うるさい余!タイトルホルダー!」
18 <a href="mailto:s">22/04/18(月)00:34:31</a> [s] No.918092477
フシャーッと威嚇するシャフリヤールもやはり俺の目には可愛く見える。それに、模擬レースに誘ってくれた…告白をやり直すなら今では?? 「シャフリヤール!」 「ん?なんだ余」 咄嗟に思い出してしまった、昨日のソダシの告白を。 「…だ、だっ」 「だ??」 「やめろエフくんそれはダメだ!!」 「だ、だ、ダービーでっ、決着をつけよう…!!」 やっぱりだめだった。 でも「余達はもうダービーには出れぬぞ…?そんなに余に負けたのが悔しかったか…?模擬レースやめるか?」とシャフリヤールが珍しく優しくしてくれたので、その後の模擬レースはめちゃくちゃいっぱい走れた。
19 <a href="mailto:オワリ">22/04/18(月)00:35:18</a> [オワリ] No.918092738
告白が下手くそなえふふくんと師匠ヅラするソダシが見たくて書きました エフ余とソダミューが好きです
20 22/04/18(月)00:36:04 No.918093038
21世代はラブコメが似合いすぎるな…
21 22/04/18(月)00:40:29 No.918094607
絶倫ソダシがマジで絶倫ソダシすぎる…
22 22/04/18(月)00:43:12 No.918095553
ソダ師…!かっこいいし……
23 22/04/18(月)00:43:35 No.918095718
>エフ余とソダミューが好きです オレモ……ありがとう……
24 22/04/18(月)00:43:46 No.918095792
ナダ師できるのはいつの日か
25 22/04/18(月)00:44:45 No.918096149
このエフフくんに誘惑してくるTS余をぶつけてぇ~
26 22/04/18(月)00:47:35 No.918097146
>このエフフくんに誘惑してくるTS余をぶつけてぇ~ 娘でも息子でも構わない…俺は、シャフリヤールが、好きなんだ…ッ!!!って告白して娘じゃないと愛されない余…ってナイーブになってたシャフを嬉し泣きさせてあげろ
27 <a href="mailto:s">22/04/18(月)00:48:03</a> [s] No.918097313
>このエフフくんに誘惑してくるTS余をぶつけてぇ~ このえふふくんはいざ余がTSして迫ってきたら何も出来ないタイプだと思う…
28 22/04/18(月)00:50:31 No.918098195
>>このエフフくんに誘惑してくるTS余をぶつけてぇ~ >このえふふくんはいざ余がTSして迫ってきたら何も出来ないタイプだと思う… それこそ鼻血出してぶっ倒れそう…
29 22/04/18(月)00:51:03 No.918098376
わたしもロマンスほしいでええええええええええす!!!!
30 22/04/18(月)00:51:34 No.918098551
>>このエフフくんに誘惑してくるTS余をぶつけてぇ~ >娘でも息子でも構わない…俺は、シャフリヤールが、好きなんだ…ッ!!!って告白して娘じゃないと愛されない余…ってナイーブになってたシャフを嬉し泣きさせてあげろ かっこいいこと言うエフフくんはちょっとかっこよすぎる