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22/04/14(木)23:10:10 No.916943873
注意! プイプイは出ません ウマ息子④×TS余からのウマ息子④×ウマ息子余
1 22/04/14(木)23:12:10 [s] No.916944613
近頃気持ちが落ち着かない。ふわふわ、そわそわと浮ついた気分が抜けない俺を同室のタイトルホルダーなんかは「まだ大阪杯のアレ気にしてるの?色ボケしてんじゃないよ!」と叱咤激励してくれる程だ。 確かに大阪杯では情けない負け方をしてしまった。何せマリリンさんは美しく、イトさんは豊満で、パパレさんは可憐だった。今でもトレセン学園ですれ違ったら「アッドウモ…」と口ごもってしまうくらいだ。あの得難い経験を生かして今後の糧にしよう、と意気込む俺を邪魔する者がいる。それが、俺の気持ちが落ち着かない最大の理由だ。 「余ーっ余っ余っ余!余の凱旋であーる!!」 トレーニングに向かったタイトルホルダーを見送り、一人部屋でボーッとしていた俺の元にそいつは現れる。俺よりも頭ふたつ分は低い身長に、可愛らしい容姿、そして…たわわに実る豊満なそれをこれみよがしに見せつけてくるのは、俺の生涯のライバルであるシャフリヤール…であるはずだ。多分。
2 22/04/14(木)23:13:54 [s] No.916945214
「エフフォーリア!余がわざわざ来てやったのだから早く持て成すんだ余!」 「頼んでないそんなこと…」 「む?何故こっちを見ない?ははーんさては余の愛らしい姿にドッキドキなのだな?この童貞が余!」 「童貞じゃないウマ息子なんていない…!」 必死に顔を逸らして反論するがシャフリヤールはどこ吹く風で寛ぎ出した。こうなったらもうダメだ、おしまいだ。 一応言っておくがシャフリヤールはウマ息子だ。即ち俺と同じ性別だ。どういうからくりかは知らんが少し前からこうして性別を変えて俺の元へ現れるようになった。しかも、狙いすましたように俺が一人のときを狙って。元から小柄で顔だけは可愛かったこいつは女になっても可愛い。それは認める。しかし、中身はあの憎きシャフリヤールなのだ。こんなやつに屈する訳には…!
3 22/04/14(木)23:14:24 [s] No.916945371
「あ、その雑誌読みたかったんだ余!ちょっと見せて余!」 「アウッ」 変な声が漏れた。何故ならシャフリヤールのやつが余りにも無防備に座っていた俺を跨いで雑誌を手繰り寄せたからだ。ブカブカの上着からちらっと見えたたわわな胸と、柔らかい太ももの感触…こんなの落ち着けという方が無理だろう。 その上固まった俺の方を上目遣いで見て、 「すけべ…♡」 なんて言ってくるものだから!ふざけるな俺のライバルはもっとこう気高くて誇り高くてッッと解釈違いを起こす羽目になってしまう。ちなみに同じことを前に直接言ってやったことがある。「余のライバルも女体にうつつを抜かすような軟弱者じゃねー余」とバッサリ切られた。何も言い返せなかった。
4 22/04/14(木)23:15:09 [s] No.916945638
シャフリヤールは俺の膝に乗ったまま優雅に雑誌を読み始めた。タイトルホルダー頼むから早く帰って来てくれ。何故かこいつは俺以外の前ではこの姿を晒していないらしい。この事をタイトルホルダーに相談したら「は?妄想と現実の区別くらいつけろよ。童貞か?」と冷たい目で見られた。あいつは姉絡み以外だと徹底したリアリストだ。 「見ろ余エフフォーリア~、『現役最強バ思春期か?レイパパレに恋!?』だのお前ひどい言われようだ余~!」 「うう…やめてくれ…」 その雑誌そんなこと書いてたのか。後で捨てる。だがそんなことよりもこの体勢が辛い。
5 22/04/14(木)23:15:33 [s] No.916945767
「実際のところ誰が一番好みだったか教えろ余、マリリン先輩?イト先輩?余の予想ではぁ、んー、パパレ先輩!お前こういう儚げな小さい子好きそうだ余なァ?」 「た、確かにパパレさんは可憐だったが…」 「でも胸にも目が行く童貞♡」 「う、うぐぐ…」 「わかりやすくて愛いやつ♡どれ、褒美に余のおっぱいでも揉むか?」 「は!!!???」 こいつは何を言っているんだ?ほれほれ、と挑発してくるシャフリヤールは完全に俺を揶揄い倒す気だ。目の前で揺れるそれに手を出す勇気は俺にはない。そもそも中身はシャフリヤールだぞ…! そこまで落ちぶれていない…いないはず…。
6 22/04/14(木)23:18:53 [s] No.916946921
本当に頼むからタイトルホルダー早く帰って来てくれ。その願いが通じたのかスマホがピロンと音を立てた。メッセージ元はタイトルホルダー。慌てて確認したら『姉さんと春天秘密特訓することになった!!!!マジでヤバいテンション上がる!!!!!今日帰らないから!!!!!!あ、洗濯物取り込んどけよ』という文言が綴られていた。キレそう。 いよいよ絶体絶命だ。迫るシャフリヤールをなんとか触れないように交わそうとしていたらいつの間にかベッドの上に押し倒されていた。年度代表バの姿か?これが…。 「エフフォーリア、観念せ余」 「や、やめるんだ…嫁入り前の娘がこんなこと…っ」 「余は娘ではない余!男であるのだし、遠慮なく触ればよい」 「いや、でも…しかし…」 ちらっとシャフリヤールを仰ぎ見る。前をはだけられ柔らかそうな谷間が…。
7 22/04/14(木)23:19:46 [s] No.916947208
「ウワーッ!!!」 「くっそ失礼な反応はやめ余!!ええい童貞の上にヘタレとかそれでも余のライバルか!?こうなったらこっちからいく余!」 「なっ、しゃ、シャフリヤール…!」 ぽふっという可愛らしい音とともに凶悪な質量の胸が俺の顔に押し付けられた。目の前がおっぱいで埋まる。頭に血が上るのがわかった。 「ほれほれこっちも」 細っこい手に導かれて、俺の手がついにシャフリヤールの胸に触れてしまった。顔を押し潰そうとするそれを退けようと反射的に掴んでしまう。もにゅ、と柔らかい感触がしてまた体が硬直した。 「そうそうその調子♡どうだ?余の玉体は」 「うう…や、柔らかいです…」 「情けないツラだなあ♡ほれ、好きにしていい余…♡」 そう言って俺に身を預けるシャフリヤール。ごくんと唾を飲み込んで、俺は、
8 22/04/14(木)23:20:08 [s] No.916947355
「勘弁してくれ…ッ!!!」 小柄な身体を跳ね除けた。これは流石にシャフリヤールも激怒したらしく 「はあ!?この期に及んでふっざけんな余このヘタレ童貞!いいから触れ、慣れろ!!」 「慣れる慣れないの問題では…っ あぅぅ…あ、当ててくるんじゃない…っ」 「ほーら本能に身を任せてしまえ♡じょーずに触れたらナマで揉ませてやってもよいぞ♡」 「な…ッッ」 服を着たままでもヤバいのに、ナマでだって?冗談じゃない、そんなことになったら確実に意識が飛んでしまう。あっでもシャフリヤールのおっぱいめちゃくちゃ柔らかい…少しだけなら…いやいやいやこいつは俺のライバルで本当は男で揶揄いたいだけで…!
9 22/04/14(木)23:20:42 [s] No.916947579
葛藤も虚しく俺は弄ばれてしまった。即堕ちというやつだ。ダノンザキッドに聞いた。 「うう…シャフリヤールのおっぱいすごいぃ…」 「じょーずじょーず♡」と囁かれながらおっぱい責めにあった俺は情けなく呻くことしか出来ず、この世の不条理さを感じた。合間にぼそっと「こいつまだ免疫つかねえのか?小学生か?」と毒吐く声が聞こえた気もするが、確証は持てない。俺はとにかくシャフリヤールに翻弄されていた。 しかしいい加減この状況に腹も立ってくる。何故俺がここまで馬鹿にされなければならないのか。大阪杯で色ボケしたのが悪いのか?いや悪いか悪くないかで言ったら圧倒的に悪いと思うけども。少なくとも女になったライバルに弄ばれる謂れはないはずだ…! せめて一矢報いてやりたいとシャフリヤールを睨めば「ん?」と挑発的な笑みが帰ってくる。可愛いのが逆に憎たらしい。
10 22/04/14(木)23:21:16 [s] No.916947770
「いい加減にしてくれ…っ 何が目的なんだ」 「別に?強いて言うならお前の弱点が見つかって、面白そうだから揶揄ってやりたいと思っただけだ余?」 「くっ…こんなの、卑怯だぞ…!」 「余は楽しいぞ?お前の苦痛に歪む顔は中々そそるなあ♡」 なんてやつなんだ。やはりいくら可愛かろうがその中身はシャフリヤールだ。レースだけでは飽き足らずこんな形でも俺に敗北の味を覚えさせようというのか。 「悔しかったら反撃してみな余!まあ、童貞には荷が重いかもしれんがなあ」 くふふふ、とシャフリヤールが勝利を確信したような笑みを浮かべた、その瞬間。 脈絡も無くブワッと煙が立ちこめて俺の視界を塞ぎ、再び目を開けるとそこにいたのは…男に戻ったシャフリヤールだった。
11 22/04/14(木)23:21:36 [s] No.916947884
「…あ、やべ」 さっきと比べて低くなった声でぽつりと漏らす。どうやら男に戻ったのは計算外の出来事だったらしい。 「あの、それじゃ、余はこれで…」 「待て」 そそくさと逃げようとするシャフリヤールの細い腰をガシッと掴む。ヒェッと悲鳴が上がったがそんなものを気にしてやるつもりはない。 「よくも好き勝手してくれたな…?シャフリヤール…?」 「ま、待て。謝る、余が悪かった、少しやり過ぎたと思って…ちょ、待って、待てって言ってるだろ!?」 「待たない」 力任せに体を反転させ、今度は俺がこいつを押し倒す体勢になる。白いシーツに黒髪が散らばる。はだけたシャツからはもう豊満な胸は消え去っていたが、この状況では好都合だ。俺を惑わす物はもうない。
12 22/04/14(木)23:22:04 [s] No.916948045
「え、エフフォーリア…?なにしようとして…」 「お前の好意に甘えて、好きにさせてもらう」 散々「触っていいぞ♡」「好きに揉んでみろ♡」などと煽られた鬱憤を晴らすべく、俺はシャフリヤールの白い肌に手を伸ばした。 「ノー!!アイム牡馬!アイム牡馬!!」 「ぼば?何を訳の分からないことを…いいから大人しくしろ、望み通り全身触ってやる」 「そんなこと一言も言ってないが!?や、やだって…した脱がせようとするなっ」 「どうでもいいがお前、わざとらしい口調崩れてるぞ」 まあ、そっちの方が素のシャフリヤールらしくて俺は好きなんだが。ん…?好き…?まあいいか。男を触る趣味などないが、屈服したこいつの顔は見てみたいと思う。顔だけなら可愛いのが幸いだ。 「さて、シャフリヤール」 俺の純情を弄んだとことを後悔してもらおうか。
13 22/04/14(木)23:22:21 [s] No.916948159
あれ以来シャフリヤールが俺の前で女の姿になることは無くなった…なんてことはなく、常にウマ娘の状態でいるようになった。 理由を聞けば「ホモに襲われるのもうやだ…」とのことだがよくわからない。俺はあの日シャフリヤールを『わからせ』ただけだ。ダノンザキッドに聞いた。 ただ、息も絶え絶えのシャフリヤールに何故こんなことをしたのか問い質したところ、俺に女体への免疫をつけさせてやろうと半分好意半分悪戯心だったらしいので、少しやり過ぎたかもしれないと反省している。次はもっと優しくしてやろうと思った。 「シャフのやつ、あれ絶対姉さんに対抗心抱いてるでしょ…無駄な努力だよな~姉さんより可愛い女なんてこの世にいるわけないのに」 「な?だから言っただろう。シャフリヤールが女になって迫ってくるんだが…って」 「迫ってくるは妄想だろ、童貞か?」 相変わらずタイトルホルダーは冷たいし、まだ女性にはドキドキしてしまうけれど、目下の悩みは消えたのでよしとしよう。
14 22/04/14(木)23:23:08 [おわり] No.916948448
えふふくんに翻弄されてクソみたいな口調が崩れる余概念が好きなので書きました TS余はめちゃくちゃ可愛いけど普通の余もきっと可愛いよなと思ったらホモでもイケました、性癖って開拓できるんですね 21世代かわいくて好き。他のカプだとソダミューとか好きです
15 22/04/14(木)23:25:09 No.916949189
なんてこった……自分以外にもウマ息子④×TS余を書いてる人が出てくるとは…… 最高です
16 22/04/14(木)23:27:59 No.916950224
ふふ…ケダモノ同期より田舎の純朴お兄さんだし…
17 22/04/14(木)23:28:57 [s] No.916950593
>なんてこった……自分以外にもウマ息子④×TS余を書いてる人が出てくるとは…… >最高です TS余概念でエフ余に目覚めた…ありがとう…
18 22/04/14(木)23:31:18 No.916951471
なんてこった性癖が破壊されている…
19 22/04/14(木)23:34:25 No.916952606
エフ余だいすき……おっぱい
20 22/04/14(木)23:36:05 No.916953263
エフは純朴な好青年童貞なのが好き
21 22/04/14(木)23:39:18 [s] No.916954498
>エフは純朴な好青年童貞なのが好き 童貞えふふくんいいよね…おっぱい慣れて…