ここでは虹裏imgのかなり古い過去ログを閲覧することができます。
22/04/02(土)23:24:45 No.912832670
「いい感じだよマカヒキくん!そのままペースキープ!」 もう何度目かも覚えていないトレーニング。 最近ダイヤ君が隣を走るようになったことを除けばいつも通りだ。 息は乱れながらも僕の走りについてこれるのを見て流石ウマ娘だと感じる。 だがまだ幼い女の子と並走しているとある考えがふと脳裏によぎった。 「このままいつも通りのいいのか?若者たちにそれで太刀打ちできるのか?って思ってるんでしょ?」 「焦る気持ちはわかるよ。でもここで全力を出して調子を崩しでもしたら本末転倒じゃないかな。」 僕の考えを読まれたのは置いといて確かに彼女の言うとおりだ。 それにここで冷静さを欠いては本番ではまともなレースができないだろう。 走り終わった後に大事なことを思い出させてくれたダイヤ君に礼を言った。 「おっちゃーん!独り言言ってないで早く戻ってこーい!」 後輩の呼びかけに応じ少し駆け足で戻った。
1 22/04/02(土)23:24:59 No.912832782
「あ~んしよっか?なんてね♪」 微笑むダイヤ君に見つめられながら晩御飯を食べる。 少し気恥ずかしい気もするが心なしか普段より美味しい気がした。 食べ終わって横になったら年頃の乙女が僕にもたれかかってきた。 僕が下手に動けばいくら頑丈とはいえウマ娘でも怪我させてしまうだろうと思うと身動きが取れなくなった。 「動いてもいいんだよ?私を無理矢理どかせれば……ふふっ、動けないよね。私のこと大事に思ってくれて優しいなあ。」 「これでも変に動いてマカヒキくんが怪我して欲しくないからって理由があるのよ。」 ふと怪我でターフを去った者が思い浮かんだ。走りたくても走れなくなった者たちを思うと己の体を大切にしなければならない。 彼ら彼女らの為に、そして僕を待ってる観客の為にも必ず元気で走り続けよう。改めて心に誓う。 「あれ?マカヒキくん寝る前なのに力が入って……そうだ!かゆいところはありますか~?」 そう言うと彼女はマッサージをし始めた。柔らかいながらも力強い揉み方にゆっくり力を抜いた。 だが闘志だけは忘れないように、そう心に言い聞かせながら眠りについた。
2 22/04/02(土)23:25:16 No.912832910
⏰ 『マカヒキ追い切りを理解 次走に向け気合乗り──』 『自分で体を作る!?調教時も落ち着いた様子で──』 ……なんだこの記事。 僕はただダイヤ君の指示通りトレーニングしてただけで自分では何もしてない。 おーいダイヤくーん、ってこういうときに限っていないんだった。ずるいなあ。
3 22/04/02(土)23:28:50 [s] No.912834245
自分で体を作ったり追い切り理解したりするのがもしも彼にしか見えない何者かが管理してたとしたら…
4 22/04/02(土)23:30:20 No.912834856
おわかりいただけただろうか
5 22/04/02(土)23:33:13 No.912835992
なんだい今日はやけにマカダイスレを見かけるが…
6 22/04/02(土)23:42:46 No.912839944
>「おっちゃーん!独り言言ってないで早く戻ってこーい!」 ちょっとホラーにするな
7 22/04/02(土)23:44:50 No.912840779
今夜も菊花賞です
8 22/04/02(土)23:45:07 No.912840922
ダイヤ君が別人格みたいになって怖い!
9 22/04/02(土)23:47:13 No.912841783
ウマソウルだけ飛ばしてきてるのかもしれない
10 22/04/02(土)23:55:31 No.912845098
>ウマソウルだけ飛ばしてきてるのかもしれない 世界を越えて出会えたのか まさに奇跡だな
11 22/04/03(日)00:02:33 No.912847717
こういうマカダイを久々に求めてた 良い走りをしてくれると良いね
12 22/04/03(日)00:08:14 No.912849718
マカダイのシンプルなイチャイチャからしか得られない栄養がある