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    22/03/29(火)22:16:19 No.911521143

    突然訪れた頭痛に体の怠さ。ズキンズキンと頭の内側からピッケルで穴を開けようとする妖精が居るみたいで。 体全体の気怠さに足してお腹の辺りがぐるぐるする。苦しさにメソメソと泣きながら愛バのシップちゃんに『私しんどいから今日はお休みで』 ってメッセージを送って痛みと気怠さに丸くなって耐えていた。 すると部屋の扉をノックする音がしてから「トレピッピー。愛しのゴルシちゃんだぞー。生きてるかー? ドア開けるぞー」 ギィィ。…と私がウマ娘になった日から以来建て付けの悪さでギィギィ鳴く様になったドアをシップちゃんはそっと開けた。 「やっぱり死んだ顔してんなー。大丈夫かー? 何か飯食ったかー?」 「…ゼリーをちょっぴり」 私がか細い声で答えたらゴルシちゃんはヤレヤレと言う顔をした。 「初体験だもんな。せ・い・り」 「ふぐぅっ」

    1 22/03/29(火)22:17:19 No.911521528

    男の体ってなんて楽だったんだろう…って白く呆けた頭が考えちゃったりする。何よ、シコシコとハロン棒を扱いてぴゅっぴゅで終わりって。ぁ゙ーお腹痛い頭痛い… 「トレピッピー。体起こせるかー?」 「むぅ~りぃ~…」 「しゃーねえなあ。ほれ」 シップちゃんに優しく体を起こされた私は片手で背中を優しくトントンして貰った。気持ちいい… 「おうコレ。痛み止めと生理の薬な。自分で飲めるか?」 「…しんどいかも」 正直に心中を開けばシップちゃんは怒りも呆れもせず、薬をパッと自分の口の中に入れて、ペットボトルの水を一口… 「ん。」 「んむ、ぅ……んく」 こくり。と喉を鳴らせば口移しで水と一緒にお薬が流れていった。 「よーしよしよし。トレピッピお薬飲めたな。偉い偉い」 「シップちゃぁぁ~~ん」 メソメソと泣く私を優しくあやしてくれる素敵な愛バは、次にはダイナマイトを取り出した。

    2 22/03/29(火)22:17:41 No.911521692

    「じゃ、ちょっと股開け」 「……へ?」 「月経止めだよ月経止め。早い話がタンポンだおらぁ!」 マジックか何かを使ったのか、未使用のタンポンを手に数本纏めて見せてくる。更に未知なる世界に私の背筋はゾッとするの。 「無理! 無理だって! あれよ、ナプキンあったよね!? あっちにしよ、あっち! タンポンとかむーりー!!」 「アタシらウマ娘は動き回ることが多いからタンポンの方が良いんだよ。あ、絶対に八時間以上使うなよ。不清潔でばい菌か何か貰うぞ」 「え、タンポンって一回で良いんじゃ…?」 「んな訳あるかバ鹿たれ! ウマ娘は大小差はあれ皆血の気が多いの! 安心しろよ優しくしてやっから。自分でも出来る様に確り見てろよ」 「やぁああん! こんなの入れたくないー!」 「ゴルシちゃんの太いハロン棒咥えて何ほざいてんだテメー」 斯くして、わあわあきゃあきゃあと騒いだ後で、私のお腹の中にタンポンが入るのでした…

    3 22/03/29(火)22:19:37 No.911522443

    「…疲れた…」 「おう、お疲れ」 騒動を終えて、二人してベッドに転がる。ウマ娘になってからまだ一週間ちょっとしか経ってないのに、女の子の人生を凝縮して経験してる。 でも不安は無い。私にはシップちゃんが居るから。この子は破天荒だけども、人の気持ちを考えてくれるから。だから、本気でヒトが嫌がる事はしない。考えた上で巫山戯たり悪戯したりはするんだけどね。 「トレピッピ、早く元気になれよ」「うん…」 「アタシは、元気なトレピッピの顔が大好きなんだぞ」 「でも、この体って殆どシップちゃんじゃん」 苦笑する私。でも… 「ちげーよ。全然違う。顔は同じでも、表情と笑顔はトレピッピなんだよ。だから、早く元気なトレピッピが見たい」 「そっか…あのねシップちゃん」「なんだ…?」 「お腹、撫でて欲しいの…なんだかジンジンする…」「おう」 細くて、白い指の大きな手が私のお腹を撫でる。痛みが減る。違和感が溶ける。…胎内の異物が、ゆっくりと愛しいヒトの物に擬態していく… そして私は眠りに落ちた…

    4 22/03/29(火)22:20:03 No.911522602

    数日後… 「生理が終わったって言ったじゃん、なんでまた体が怠いのーっ…」 真っ赤なタンポンに吃驚するのも終わって、やったーばんざーいとぬか喜びした自分を叱りたかった。 体が熱くて怠い。頭も熱くて視線も定まらない。お腹の奥はジンジンするし、世界がグルグル回って見える。 「おーっす。トレピッピのだけのドクターゴルシちゃんだぞー」 「ゴルシちゃん……」 「うわスッゲーフェロモン。メス臭え。ゴルシちゃんの体って中身違うとこんなんなるのか」 「どう言う事…?」 愛バの言葉を受けて、私は首を傾げながら訪ねた。ゴルシちゃんは椅子を引いて私に顔を向ける。

    5 22/03/29(火)22:20:33 No.911522837

    「早い話、今のトレピッピは発情期な訳。回数定まってねえけど年に何回か起きるんだわアタシ達ウマ娘って。それでな。感受性の高い低いでフェロモンの受け取り方がウマ娘毎に違うんだけど、トレピッピの場合はフェロモンの暴力だな! あっはっは! 相当気が強くないと誰も彼も魅惑しちまうぜ」 「シップちゃんは、違うの…?」 「あ? アタシか? アタシは年がら年中発情期みたいなもんだから関係ねえなあ。フェロモンの強い弱いは分かるけど」 講釈を終えたシップちゃんは私にお薬を渡してくれた。今度は何とか自分で薬を飲めた。 「…ねえ」 私はつい、シップちゃんの服の袖を引いた。 「…私は今、シップちゃんから見て…魅力的なの…?」 おずおずとつまらない事を聞くと、一瞬キョトンとしたシップちゃんは… 「スッゲー魅力的だよ。なんなら今からでも、抱いてやりたい位」 「それはだめー。むーりー」 「あっはっはっは。安心しろよトレピッピ。愛してるからさ」

    6 22/03/29(火)22:21:00 No.911522987

    愛バの優しい言葉を受けて、トレーナーはやんわりと気持ちが温かくなるのでした。 …数日後。体の怠さも落ち着いたしフェロモンも消えている事でしょう、と 諸用在って校舎に踏み入り、図書館へと足を運ぼうとしてふと尿意を催したのでした。 トイレトイレ~と小走りで向かうと曲がり角に一人のウマ娘が立っていて… 「待ちなお嬢ちゃん」 バッと腕で目の前を封じるのでした。何よもう!とばかりに目線をやると 「随分と良い匂い振り撒いてるじゃないか。アタイと遊ぼうぜ?」 「嫌よ! これから仕事もあるのに」 「そんな連れないこと言わずにさぁ。アタイこう見えても女の子にゃ強くてね。10人は抱いたね」 「泣かせたの間違いでしょ。ふんだっ」 「あっ、ちょっと待てよ!」 見知らぬウマ娘に肩を掴まれたトレーナーは不機嫌さの余り、がぶ!っと噛み付き、そのままスタコラサッサと逃げ出すのでした。 「こんのクソアマー!」 「トレーナーのウマ娘を誘惑する生徒のウマ娘が何所に居るって言うのよー!」

    7 22/03/29(火)22:21:23 No.911523145

    さぁ始まりました3000m級トレセン学園杯ゴール地点は高等学部の教室棟。1番人気はやっぱりこの子、1枠『ゴールドバーグ』ゴールドシップ譲りの美貌と本人の振る舞いの良さから生徒からの人気も高いです。 2番人気こちら『名無しのウマ娘』10人は食べたと言いますが実力の程はどうでしょうか さあラフスタートです、ゴールドバーグ駆け出した! 攻める攻める、インのギリギリを通しながら図書館前を通過、続いて中央エントランス。行き交うウマ娘に当たらない様に滑らかなスラローム走行。そしてパワーとスタミナが物を言う階段とロングストレート! ゴールドバーグ、まだ落ちない。名無しのウマ娘、意外にも食い下がる。ゴールは、ゴールは、ゴールはどっちだー!? 「シップちゃあーーーんッ」一声叫べば教室の一つの扉が開き、のそりと姿を現せる芦毛のウマ娘。その名はゴールドシップ。愛しのトレーナーを追いかけ回す悪党を目に捉えれば、一本背負いにてコレを撃沈。

    8 22/03/29(火)22:22:02 No.911523406

    「ばんっ。」 目一杯伸ばした太い輪ゴムで作ったゴム鉄砲を不貞な輩にお見舞いしてコレにて決着。 「うぇーん、シップちゃん怖かったよぉ~~っ」 「よしよし、怖かったな。トレピッピの部屋まで送ってやるから安心しろ」 「でも、授業が…」 「安心しろ。もう授業もクソもねえから」 「へっ?」 気が付けば目の前には色香に惑うウマ娘達が彼方此方に 「フェロモンメーター買った方が良いかもしんねえな」 トレーナーはがっくりと肩を落とすのでした。

    9 22/03/29(火)22:22:39 No.911523606

    その夜… ベッドにて、ホットミルクを啜りながらトレーナーはゴールドシップに言葉を発した。 「あのねシップちゃん。私、女の子って甘くてフワフワで素敵なもっとキラキラした何かで出来てると今まで思ってた。今は私も女の子だけど。でも現実って違うね。生理は辛いし苦しいし吐くし、ウマ娘に至っては発情期があるし、ヒト耳の女の子にも効果あるし…とほほ…」 「嫌か? 女の子の、ウマ娘の生き方」 問われて、少し押し黙る 「分かんない、かな。うん、分かんない事だらけだもん。答えなんて出せないよ」 「じゃあ、女の子続けようぜ。リードしてやるからよ」 「…うんっ。シップちゃんが居るなら!」 そう答えて、コツン。とマグカップをくっつけた。 「ねぇシップちゃん明日トレーニング終わったら出掛け…」 「るのも良いけど、なあ、良いだろ? 生理終わるの優しく待っててやったんだからさ」 ベッドに優しく押し倒され、パジャマのボタンに指を掛けられる。その美貌に息を飲むこと暫し、顔を赤く染めながらゴールドシップのトレーナーは 「…優しく、してよ」と、か細い声で答えた。 その晩、トレーナー寮で嬌声が鳴った。

    10 22/03/29(火)22:23:36 No.911523950

    尾終い メス落ちってのは気持ちいい事だけじゃないんだ 苦しい思いをして、女の子の気持ちを知るからメス落ちなんだ

    11 22/03/29(火)22:26:14 No.911524967

    無自覚にメスフェロモンばらまいて担当含める周囲のウマ娘を無自覚に誘惑しちゃうシチュは良い それはそれとしてイケメンゴルシも良き

    12 22/03/29(火)22:29:17 No.911526204

    TSものの王道ですねぇ…

    13 22/03/29(火)22:30:39 No.911526724

    少なくとも心は既に堕ち切ってる…

    14 22/03/29(火)22:31:01 No.911526866

    >無自覚にメスフェロモンばらまいて担当含める周囲のウマ娘を無自覚に誘惑しちゃうシチュは良い >それはそれとしてイケメンゴルシも良き イケメンゴルシいい… 必ずガンに効く

    15 22/03/29(火)22:31:20 No.911527019

    >TSものの王道ですねぇ… 王道、お嫌いですか?

    16 22/03/29(火)22:31:43 No.911527168

    >少なくとも心は既に堕ち切ってる… そりゃもうとろんっとろんよ

    17 22/03/29(火)22:32:02 No.911527297

    >少なくとも心は既に堕ち切ってる… 生理終わるの待ってたらしいから既に経験済みだろうね つまり堕ちてる

    18 22/03/29(火)22:32:22 No.911527431

    しれっと生えてる…

    19 22/03/29(火)22:32:43 No.911527574

    >>少なくとも心は既に堕ち切ってる… >生理終わるの待ってたらしいから既に経験済みだろうね >つまり堕ちてる ゴルシちゃんのハロン棒咥えてるしね!

    20 22/03/29(火)22:32:53 No.911527642

    ウマ娘化したトレーナーとバリタチウマ娘ものマジ好き

    21 22/03/29(火)22:33:00 No.911527679

    >しれっと生えてる… お嫌いかな…?

    22 22/03/29(火)22:33:26 No.911527834

    ゴルシはセックスは上手そうだな

    23 22/03/29(火)22:34:36 No.911528277

    >ゴルシはセックスは上手そうだな 原作の時点で床上手なのはポイント高いし

    24 22/03/29(火)22:37:10 No.911529310

    シップは床上手だからな…