虹裏img歴史資料館 - imgの文化を学ぶ

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22/03/26(土)01:29:29 「ロー... のスレッド詳細

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22/03/26(土)01:29:29 No.910179913

「ローズ君、最近ずいぶん頑張ってるみたいだな」 「ええ、なんとしても結果に繋ぎたいので……薔薇一族の名前を背負っているわけですし、ね」 「そうか……だが夜更かしは良くない。ほどほどにして君も寝ろよ」 「もう少ししたら寝ます。お休みなさいギムさん」 「ああ、お休み……」

1 22/03/26(土)01:30:11 No.910180074

寮の同室のローズキングダム。彼女は、G1タイトルを獲るべく、毎日寝る間も惜しんで努力をしていた。 朝日杯で一族の悲願である初のG1制覇を成し遂げた彼女は、その後クラシックで惜敗を重ねつつも、紆余曲折の末ジャパンカップで二つ目のG1タイトルを手に入れる。 だが、彼女はそれだけでは満足しなかった。 その後も様々なレースに出走し、一族の名を上げようとするローズ君。 だが、なかなか思うような結果に繋がらない。 焦りが募り、増える練習量。それと同じだけ休憩や睡眠時間も削られていく。 門限ギリギリまでトレーニングし、夜遅くまでレースの勉強、そして日が昇る前にまたトレーニングへ。 学業との両立もこなし、休憩時間は最小限。明らかにオーバーワーク気味だ。 このままでは体を壊してしまうだろう。先輩として、俺が彼女にできることをしてやらなければ。

2 22/03/26(土)01:30:53 No.910180261

数日後、俺はトレーニングの最中のローズ君を、無理を言って校舎の裏に引っ張ってきた。 「急にどうしたんですかギムさん?早くトレーニングに戻りたいんですけど……」 「今から昼寝をするぞローズくん」 「えっ?」 「いいところだろ?ベンチもあるし、花壇もあって、この時間は人も来ない」 「待ってください!僕はそんなことしてる場合じゃないんです!休憩なんかよりトレーニングを優先しないと……」 「二度と走れなくなっても、か?」 「えっ!?」 俺はベンチに腰掛け、ローズ君に隣に座るように促す。 あまり大きくないベンチに二人並んだのち、俺はまた話し始めた。

3 22/03/26(土)01:31:35 No.910180437

「俺がダービーを取った後、トレーニングで足を痛めたことは知っているよな?」 「……はい」 「バカだよな、選手生命もあわやって言われて。ローズ君もそうなりたいのか?」 「いえ、僕はただ……」 「焦る気持ちは分かる。だが、アスリートである以上は体が資本だ。ケガで走れませんでした、っていうんじゃ一族の誇りもクソもないだろ?」 「……そうですね」 「練習するなって言うわけじゃない。だが、メリハリは大事だ。今は俺の言うとおりに休んでくれないか?」 「……分かりました。ギムさんの言う通りにします。でも、こんなところでいきなり昼寝しろって言われても……」 「大丈夫だ、これを使うといい」 「え?これって……」

4 22/03/26(土)01:32:17 No.910180609

1時間ほどのち、俺によりかかって寝息を立てていたローズ君が、ぴくりと動いた。 「おはよう、ローズ君」 「ギムさん……?あっ、すいません、邪魔ですよね!?」 「気にしなくていい。よく眠ってたぞ、よっぽど疲れてたんだな」 「ええ、それもありますし……ギムさんがくれた、Yogiboネックピローのおかげです!」

5 22/03/26(土)01:32:59 No.910180781

Yogiboネックピローは、持ち運びに最適なクッション。 生地は伸縮性があり、首周りにフィットし、適度な弾力を持っているので、座りながら眠っても首が痛くなりません。 ストラップがついているのでカバンなどにひっかけて持ち歩くともできます。 カバーは取り外して洗濯できるので、汚れてしまっても大丈夫。 電車や飛行機での移動中や、作業の合間の座椅子での休憩などでの仮眠にピッタリな商品です。 「これでまた走れます!」 「さあ、皆さんもぜひお買い上げを!」

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