22/03/26(土)01:24:36 泥の週... のスレッド詳細
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画像ファイル名:1648225476901.jpg 22/03/26(土)01:24:36 No.910178781
泥の週末の深夜
1 22/03/26(土)01:33:55 No.910180988
“最果て”のウォッチャーは週末中に投げれると思います
2 22/03/26(土)01:34:52 No.910181221
ブラックホール絡みらしきアレか
3 22/03/26(土)01:36:57 No.910181720
ブラックホールで宇宙機だとASTRO-Gかな?
4 22/03/26(土)01:53:43 No.910185677
>ブラックホールで宇宙機だとASTRO-Gかな? 惜しいですが良い線を行ってます ████:EX ████ ████ ████████ ██████████████───████████法。 遠く離れた█████を束ねて██規模の仮想的█████と見做す観測技術を指す。
5 22/03/26(土)02:00:11 No.910186944
イベント・ホライズン・テレスコープ?
6 22/03/26(土)02:03:23 No.910187535
>イベント・ホライズン・テレスコープ? Yes VLBI:EX Very Long Baseline Interferometry───超長基線電波干渉法。 遠く離れた電波望遠鏡を束ね、地球規模の仮想的巨大望遠鏡と見做す観測技術を指す。 抑止力召喚と明記しているのもブラックホール撮影が2019年なので通常の手段だと召喚出来ないからという訳です
7 22/03/26(土)02:03:31 No.910187557
https://seesaawiki.jp/kagemiya/d/%a5%e1%a5%f3%a5%c6%a1%bc%a1%cc%ba%cf%a1%cd 一日に二つは疲れた
8 22/03/26(土)02:04:41 No.910187809
〔チョコミント好き〕(推定)来たな...
9 22/03/26(土)02:06:08 No.910188099
久しぶりのプランターや!
10 22/03/26(土)02:06:09 No.910188101
ルーザー:プルトー〔冥王星〕も誰か作成して欲しいもの
11 22/03/26(土)02:07:45 No.910188417
キャメロットの城内の回廊を渡っていたグリフレットは宝物庫の扉が開いているのを目にした。 この城に盗人の類が入り込むとも思えないが、一応覗き込む。すると奇妙なものがいた。 筋骨隆々とした大柄な男がひとり、多くの財宝が収められた部屋の真ん中に座り込んでいたのだ。 上は質素なシャツ1枚でなにかの作業に没頭するその後姿は見覚えがあった。 いや、この円卓に属する騎士であれば知らぬ者はいない騎士だった。 「ガウェイン卿」 「うん?ああ、グリフレット卿。ご機嫌麗しゅう」 身体をこちらに向けた大男がにこりと笑う。相変わらず毒気のない笑顔を浮かべる騎士だ。 手には舶来の壺。もう片方の手には白い布が握られている。 それで何をしていたかは判別できたが、一応グリフレットは聞いてみた。 「何をなさっているのですか」 「ええ。この通り宝物庫の品を磨いているのです。 近々我が王が増えた宝物を別の部屋に移す選定をなさるというので、こうして。 万が一にも埃を被っているということがあってはなりませんので」 にこにこと楽しそうに笑いながらガウェインは壺を大事そうに布で撫でた。そうしてそっと元あったところに戻していく。
12 22/03/26(土)02:08:00 No.910188462
グリフレットとしてはつい首を傾げてしまう行いだった。 確かに大事なことではあるが、このようなことは侍従たちにやらせれば良いことだ。 円卓に列席する騎士、しかも最古参の誉れ高いガウェインがするようなことではない。 こんなところを侍従長が見たとしたらきっと顔を真っ青にすることだろう。 「わざわざ、卿ほどの方が、ですか」 つい口をついて溢れた言葉にガウェインがはにかんだような微笑みを浮かべた。 「ほどというほどのことはありませんよ。 それに我が王が直接お目にするものを予め磨いておくなど、私にとっては雑事ではなく快い仕事です。 ひとつ綺麗にするごとにこれをご覧になる王を思うと心が華やぎます」 平然と言うガウェイン。グリフレットはほんの僅かに息を呑んだ。 そうだった。これはこういう騎士だった。王を心底敬愛し、王の喜びを我が事のように喜び、王の悲しみを我が事のように悲しむ。 ランスロットやトリスタンのような器用さはガウェインにはない。正統な王家の血筋とはいえ朴訥とした田舎武者の気色が抜けない男だ。 だが彼らに比肩して語られるのはその強さと共に、右に出る者はいない王への忠誠心あればこそだった。
13 22/03/26(土)02:08:10 No.910188490
王に仕えだした頃から全く変わることのないその姿勢を、王の横で密かに聖剣そのものでもあるグリフレットも間近で見つめてきた。 だからこそ、分からない。人ならざるグリフレットに人の心の機微は難しい。 「ひとつお聞きしてもよろしいでしょうか」 「はい」 「以前から尋ねたかったのですが、卿の我が王に対する忠誠は何に依るものなのでしょうか」 それは、聞こえ方によれば騎士の王に対する忠誠を疑う発言のようでもあった。 好ましくない放言であったが、ガウェインはまるで気分を害するでもなく布を置いてうんうんと唸り考え込みだした。 「難しい質問です。非常に多角的な理由であるという意味合いで答えにくい」 「多くの理由があるということでしょうか」 「その通りです」 頷くガウェインに対してグリフレットは内心惑ってしまう。 ガウェインはある意味では理想的な存在だ。道具であれ、と自己定義するグリフレットにとって。 決して裏切らぬ忠心、王の命ならばどんな荒行をも乗り越える実力、刃こぼれしない心と身体の頑強さ。 他の円卓の騎士のように器用ではなくとも与えられた役割に対する真っ直ぐな性能は王の道具として見れば大変優れている。
14 22/03/26(土)02:08:31 No.910188568
その彼が王に仕える姿勢について多くの理由があるという。王の道具である自分はただシンプルなのに。 王も、彼も、グリフレットには難しいことを言う。ふと先日王としたやり取りを思い出してグリフレットは尋ねた。 「それはガウェイン卿が王と友人であるからでしょうか」 王が他の騎士たちに「グリフレット卿は若い頃からの親しい間柄だったから」と説明して取りなしていたのを思い出す。 古い付き合い、という点ではガウェインはグリフレット同様の友人と呼ばれる権利のある関係であるはずだ。 友人というものがそうしたガウェインも答えられない難しいものとイコールであるならばグリフレットが分からないのも納得できる。 だがガウェインは血相を変え、焦ったような表情をしてぶんぶんと首を横に振った。 「滅相もない!あの御方と私が友などと!そのような恐れ多い…!」 「友人ではないと。…対等な関係であり、待つものではなく、探すものではなく、どこかにあるものでもない。 ガウェイン卿でも該当しないのであれば、どういうことなのでしょう」 「…」 今度はグリフレットが悩みだす番だった。それをしげしげと見ていたガウェインはやがてやや微笑む。
15 22/03/26(土)02:08:42 No.910188589
「私と王は騎士と主君の関係。王がそのように呼んでくださっても私からは王を友とはとても呼べません。 しかし…友人とは呼べずとも、それに近しいものが我が王へと奉ずるこの心には宿っている。 私はランスロット卿やトリスタン卿のように弁が立ちませんから、うまくあなたに伝えられないのが残念です」 ガウェインの真摯な色合いをした言葉にグリフレットは再度首を傾げるしかなかった。 グリフレットにはこの時の彼らの想いを理解することは終ぞ出来はしなかった。それは、この白亜の城が滅びても。 それを彼女が理解するのは、全てが終わった後。はるか未来の出来事となる。
16 22/03/26(土)02:25:15 No.910191528
公式のガウェインか
17 22/03/26(土)02:25:59 No.910191650
公式円卓に近い世界線だな
18 22/03/26(土)02:33:21 No.910192728
ううん ぼちぼち作り出した手前のガウェイン
19 22/03/26(土)02:34:44 No.910192939
増えるガウェイン
20 22/03/26(土)02:35:04 No.910192993
公式より若々しい感じがする
21 22/03/26(土)02:52:34 No.910195613
なんとなくかわいさがある…