22/03/23(水)20:06:47 「ハァ... のスレッド詳細
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22/03/23(水)20:06:47 No.909464153
「ハァー」 「どうしたのですテイオー、なにか悩み事ですか?」 「え…うんまぁそんな感じかな。……ねぇマックイーンのトレーナーもウマ娘になったけど大丈夫?」 ボクが食堂で昼食を食べていた時に隣に座っているマックイーンに聞いてみた。 トレーナーがウマ娘になってから数ヶ月、色々あったけど今はだいぶ落ち着いた。今は以前と同じようにトレーニングの指導をして貰えるようになったんだけど… 「心配要りませんわ。私のトレーナーさんはしっかりしていますもの。今だってほら……」 そう言って視線を向けるとマックイーのトレーナーがこっちに向かって歩いて来ていた。 「お疲れ様二人共、今日もご飯美味しそうだね」 そう言って現れた“彼女”。ボクと同じぐらい小柄なウマ娘で左耳にマックイーンと同じ耳飾りを着けていた。 「お疲れさまです。トレーナーさん」 言葉遣いは男性そのものだったがその立ち振る舞いは女性らしい柔らかさを感じられるものだった。
1 22/03/23(水)20:07:30 No.909464397
「テイオーは自身のトレーナーさんに何かお悩みがあるんですの?」 「そういう訳じゃないんだけど……最近トレーナーの事ばっかり考えちゃって……」 「あら、それは恋という物ではありませんか?」 「コ……コイ!?ち、違うもん!ただ、今までは男だったのに急にウマ娘になっちゃって戸惑ってるんじゃないかって思ってさ!」 ボクは慌てて否定する。……そう言えばこの前見た恋愛ドラマで主人公の男の人がヒロインの女性を見て胸が高鳴ったり、相手の事を考えて眠れなくなったりしてたな…… けど、今のトレーナーはウマ娘だよ…ウマ娘同士なんて… 「ふふ、冗談ですよ。私は今のトレーナーさんの事も好きですよ。私の為に一生懸命頑張ってくれていますし、とても優しい人で安心できます。きっとテイオーも同じでしょう?」
2 22/03/23(水)20:08:37 No.909464752
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3 22/03/23(水)20:09:08 No.909464944
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4 22/03/23(水)20:09:59 No.909465293
「そ、そりゃボクだって今のトレーナーは嫌いじゃないよ。優しくて、頼りになるし、いつもボクの事を考えてくれるし、一緒に居て楽しいし……」 「ふふ、良かったじゃありませんか。早く告白してしまえば良いではないですか。そうすれば悩みも解決しますよ」 ボクがモジモジしながら答えているとマックイーンが微笑みながら言った。 「む~……簡単に言うけどさ、ボク達今ウマ娘同士だしさ……」 「あら、愛があれば関係ないと思いますけど……」 「そ、それにトレーナーもボクのこと妹みたいにしか見てないと思うし……」 「ふふ、ではまずは意識させる所から始めないといけませんわね」 そう言うとマックイーンは自身のトレーナーの左耳に手を当ててボクに見せつけるようにその耳飾りを揺らした。 「トレーナーさんよくお似合いですわ」 「あ、ありがとうマックイーン」 そう言って照れくさそうにするトレーナーの態度はまんざらでもない様子で…… それを見た瞬間ボクの中でプツンと何かが切れた気がした。
5 22/03/23(水)20:10:49 No.909465609
その日の放課後、ボクはトレーナーに話があると言って寮を訪ねた。 「ト…トレーナー…そのね…」 「テイオーどうしたんだい?俺に相談したい事があるなら何でも聞くから遠慮なく言ってくれ」 トレーナーはいつものようにボクに接してくる。それがボクには堪らなくて…… 「そのこれ…プレゼント!あげる!」 ボクはポケットからウマ娘用の耳飾りを取り出してそれをトレーナーに手渡した。 「え?これは…ウマ娘の耳飾りか?」 トレーナーが不思議そうな顔をしながらも受け取ってくれた。 「あ……あのね…最近学園の子達の間でトレーナーに耳飾りを贈るのが流行ってるんだ。だからさ、ボクもトレーナーにプレゼントしようと思ってさ……」 咄嵯に出た言い訳を並べてみるけど上手く誤魔化せただろうか。本当はマックイーンが羨ましくなっただけなのに…… 「それでこれを?わざわざ俺の為に嬉しいよテイオー」 そう言ってトレーナーは笑顔で返事を返してくれた。
6 22/03/23(水)20:11:12 No.909465738
「う…うん…その耳飾りを着けてみてくれないかな…あ…トレーナーは着け方は分からないよね」 「あぁ確かに着けた事は無いな」 「ボ…ボクがやってあげるよ!」 そう言ってボクはトレーナーの後ろに回り込んで彼の耳に優しくリボンを結んだ。 「よ…よし、これでオッケーだよトレーナー」 「ん……あぁ、なんか少し恥ずかしいな」 トレーナーは少し頬を赤くして耳飾りに触れていた。左耳を飾るのはボクの耳飾りと同じお揃いの物。 「えへへ、ボクとお揃いの耳飾りだよトレーナー」 ボクは嬉しくなってついそんな事を口に出してしまった。 「ん?あぁそうだな。同じ物を付けてるとなんだかテイオーと一緒に居るみたいだ」 トレーナーの言葉にドキッとした。……トレーナーもボクと同じ気持ちで居てくれた事がすごく嬉しかった。
7 22/03/23(水)20:11:32 No.909465844
「……ねぇトレーナー。お願いがあるんだけどいいかな?」 「うん?なんだ?」 「その……今度ボクと二人でお出かけしない?」 「え?」 「ダメかな?」 「いや、別に構わないけど」 「やったー!!じゃあさっそく来週辺りに行こうよ!」 「わかった。予定を空けておくよ」 「うん!楽しみにしてるね!」 あれ?ボク何言ってたんだろう?なんでデートの約束なんてしちゃったの!?でも……まあいいか。トレーナーと二人きりになれるし……。 トレーナーの左耳に飾られたお揃いの耳飾りを見てボクは自然と笑みを浮かべていた。
8 22/03/23(水)20:12:48 No.909466314
おわり 担当ウマ娘とお揃いの耳飾りを着けたいよね
9 22/03/23(水)20:19:41 No.909468628
トレーナーが牝バ堕ちする前日譚かな?
10 22/03/23(水)20:44:20 No.909477599
連鎖的にトレーナーが堕とされていく…