虹裏img歴史資料館

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22/03/16(水)06:36:27 [不定期... のスレッド詳細

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画像ファイル名:1647380187282.jpg 22/03/16(水)06:36:27 No.906959194

[不定期] 関係ねぇ、きりたんを産卵させてパンケーキを作りてぇ [成分] ・ゆかきり ・コッショリ ・淫紋

1 22/03/16(水)06:36:55 No.906959220

体中がふわふわしている。 現実感を欠いた感覚に、ゆっくりと目を開く。 部屋の中は薄ぼんやりと明るく、木陰にいるかのような明るさが部屋を包んでいた。 周囲を見回すと自分に割り当てられたベッドではなく、また別の大きなベッドで眠っていたようだ。 部屋には何やら爽やかな匂いが漂っているのが一周して不気味だが、一応は安全らしい。 ……なるほど、どうやらいつの間にか眠ってしまっていたようだ。 そうして起き上がろうと腰を上げようとして、腰がじんわりと痛んで思わず手を腰に当ててしまう。 ……何をしてたんだっけ。 そう思い記憶を手繰ると、顔を赤くなっていく。 そっか、さっきまでこの布団の上で……。 ゆかりにされた行為を思い出すと、下半身が疼く。 うぅ……すっかり、彼女に貪られるのを良しとしてしまった。 そしてふと、あることを思い出す。

2 22/03/16(水)06:37:09 No.906959229

「……あっ、た、卵!」 そうだ……思い出した、快楽を受ければ受けるほどお腹の中が変わってしまうと言っていた。 もしや目覚めた時には雌鳥のように産卵をしてしまっているのではないか、と思い痛む体を無理やり動かす。 「……な、無い……良かった」 そうして捲りあげた布団の中には、裸の自分の姿のみが目に入る。 ……良かった、卵を生むほど体は変化してはいないようだ。 ……いや、そもそも人間が卵を生むはずがないのだ、それすらもゆかりのハッタリかもしれない。 そう思い始めると、意外と気分が楽になる。 いくら彼女たちが凄い技術を持っていたとして、人の有り様などを変える方法などあるのだろうか? いや、そんな筈は無いだろう。 「……はぁ……」

3 22/03/16(水)06:37:27 No.906959252

……ここに来て色々なものを見た、そのせいか本当にそうだろうかなんて気持ちが湧き上がってきてしまった。 とはいえ、快楽に浸りすぎてたせいか、それともただ疲れているだけなのか酷く眠たい。 ……どうせなら、もう一眠りしてしまおうか。 そんな事を思いながら、枕にもう一度頭を埋める。 腹立たしい事に、私が頭を埋めた枕は酷く心地がよく、すぐにでも眠りに落ちてしまいそうな感覚が沸き起こった。 「……これからどうしよう」 打算的とはいえ彼女たちの不和を狙ったが、こうなるならば初めからやらなければよかった。 だがいくら後悔した所で、今はもう既に淫紋を埋め込まれてしまったのだ。 寝そべりながら、そっと下腹部を撫でるとじんわりと疼くような感覚が湧き出るのを感じてため息を吐き出す。 恐らく剥がすことも難しいだろう。 ……皮を剥げば取れるかもしれないが、正直そこまでする気は起きない。 それどころか今の所この家を脱出してしまおうか、という考えも起きない。

4 22/03/16(水)06:37:40 No.906959266

……言い訳をするなら、正直思わず快楽に流されてしまうくらい気持ちよかったし。 ゆかりが私を快楽の渦に叩き込むことさえ覚悟してしまえば、美味しいご飯や清潔な衣類に暖かな布団が約束されている。 「……それに、彼女たちが持っている技術にも……一応興味はありますし」 そんな事を呟いてから、目を瞑る。 ……村に戻った所で、またあのひもじいパンと塩のスープしか待っていないのだ。 それならば、ありつけるものに縋るのだって、悪くはない。 ───

5 22/03/16(水)06:38:00 No.906959279

それからどれくらいの時間が過ぎただろうか。 2時間? それとも3時間? 兎に角、ある時に私はぼんやりと目を開いた。 部屋の中は特に何かが変わったような雰囲気は感じない。 ……いや、耳を澄ますと私以外の誰かが起こす音が聞こえてくる。 薄い紙を捲るような音に、私はゆっくりと首を起こす。 そこには少し前に見たように、椅子に座って本を読んでいる少女が居た。 彼女は私が体を起こした事に気がつくと、少しだけ生意気そうな笑みを浮かべてこちらを見つめる。 「……おや、目が覚めましたか」 「……雫」

6 22/03/16(水)06:38:12 No.906959289

その言葉に思わず少しだけ身構えていると、彼女はゆっくりと手に持っていた本を机に置いてから立ち上がった。 仕草はゆったりとしていて、どうにも何かをしそうな雰囲気は感じ取れない。 ……だが、それが信頼に足るのかは別問題だ。 そんな事を考えていると、雫が少しだけ私の方を見ながら口を開く。 「ああ……警戒しないでください、ゆかりには説教をしておきましたから」 「……そうですか」 私はそう言いつつも、彼女への警戒を薄めたりは出来ない。 ゆかりに関しては、ただ私を好きすぎて頭がおかしいだけだと判断する事ができるが、雫の目的がわからないからだ。 そうして彼女を警戒しながら、布団を抱き込んでじっとしていると彼女は目を細めた。 「……ああ、やっぱり色々されたようですね」 「……まあね」

7 22/03/16(水)06:38:24 No.906959300

私はそう言ってから、一つため息を漏らした。 ……一応、理性的な対話は可能なのかもしれない。 そう思うと、やはり最初に頼るべき相手を間違えたななんて思う。 ……まあ、過ぎ去った事を考えても仕方ない。 「それで……あの、衣服は?」 少しの間が開いて、こちらを見てくる彼女にそう言って尋ねる。 だが、雫はその言葉を聞いて静かに目を細めた。 「……着たいですか?」 「……え?」 「着せて上げましょうか」

8 22/03/16(水)06:38:39 No.906959318

そう言ってこちらを見る彼女の目は、何処か剣呑とした空気を含んでいる。 ……いや、どちらかというと何かの欲求を示そうとしているのか? 妙な怖気を感じた私は、静かに首を横にふる。 「い、いえ……自分で着ます」 「……そうですか」 彼女はそう言って、静かに私を見つめてくる。 服を取ってきたりはしないし、ただただ見てくるだけ。 ……このままでは衣服を取りにいけない、さっきまで下腹部に熱が籠もっていたときならいざしらず。 冷えた頭で少女に裸体を晒す勇気は無い。

9 22/03/16(水)06:38:59 No.906959335

「あ、あの……」 「どうかしましたか?」 「その……服とか、取ってきてもらえると助かるんですが」 そう言いながら彼女に語り掛けると、雫は静かに目を細める。 その表情は物静かで、淡々としているが何やら目に熱が籠もっていた。 「……ダメですよ、自分で着るんでしょう?」 「……え?」 そう言って彼女は私をまた見つめて、足を組んだ。 ……どういうつもりだ? 何故彼女は、ただそうしてそこに立っているだけなのか。 私は暫く彼女を訝しんだ後、仕方ないので掛け布団を纏ったまま外に出ようとする。 だが、それに対して彼女は静かに口を開いた。

10 22/03/16(水)06:39:16 No.906959349

「……こら、布団を巻いたまま歩くのは止めなさい」 「え、で、でも……」 「でもじゃありません、はしたないでしょう?」 そう言うと、彼女は組んでいた足を解いてこちらに歩いてきた。 ……そうして彼女から微かに香る、甘い匂い。 さっきまで嗅がされていた、ピンク色の甘い匂いではなく……何というか、頭がくらくらするような匂い。 「……ほら、掛け布団を置きなさい」 「あっ、や、止め……」 そう言って、彼女は私が抵抗するまもなく纏っていた衣服代わりの布団を剥ぎ取ってしまう。 顔が熱くなるのを感じて、私は思わず両手で体を隠そうとあがく。 だが、そんな私の様子を見ながら、ゆかりはにっこりと微笑む。

11 22/03/16(水)06:39:58 No.906959382

今日はここまで fu888271.txt

12 22/03/16(水)06:43:44 No.906959613

女女産卵たすかる ありがとう

13 22/03/16(水)08:14:02 No.906968424

産卵…有精卵だよね? 食べるの?

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