ここでは虹裏imgのかなり古い過去ログを閲覧することができます。
22/03/07(月)12:04:29 No.904180527
最近の世界情勢のニュースを見てロボットものの架空戦記の妄想をずっとしてたんだけどここにプロットを書き連ねてもいい？
1 22/03/07(月)12:04:49 No.904180593
いいよ
2 22/03/07(月)12:18:33 [s] No.904184092
ありがたい… 2076年ウクライナで「ウクライナ国民の太陽」と呼ばれた日本人兵士の慰霊式典が開かれる その中、一人のジャーナリストがこの日本人戦士がなぜウクライナで英雄と讃えられていたのに日本に帰った後自殺したのかを考え、取材結果を纏めて独自の結論を書いた本を執筆していた 舞台は13年前のウクライナに変わる 当時のウクライナは第二次ロシア・ウクライナ戦争の渦中にあり深刻な混乱状態であった その中でウクライナを守るためにレジスタンスで結成されたゲリラ組織が外国人兵士を募集しており、後に英雄となる日本人兵士も志願してこの中に加わる 日本国内でロボット兵器の操縦のノウハウはあったものの実際の殺し合いの経験がなかった彼は、最初は組織の仲間達からも疎まれていたが、ルガンスク州での戦闘でロシア軍の精鋭部隊に打撃を与える戦果を挙げてから徐々に注目されていくことになる
3 22/03/07(月)12:34:28 [s] No.904189096
ウクライナ各地での戦いの中でめざましく成長していった彼は仲間や正規軍からも評価されていき、いつしかロシア内でも賞金がかけられることになる その中でゲリラはある事件をきっかけにウクライナの内閣はロシアのスパイで構成されており、政治は最初からロシアがウクライナを楽に併合するためにボロボロにされていたことを知る このまま敵兵士と戦い続けていても戦争は不利になっていき、市民の犠牲が増えていくことを悟ったゲリラは現政権を物理的に解体させる決意をする ゲリラの仲間は日本人の兵士に大統領殺しの罪までをもを背負わせるわけにはいかないと彼に日本に帰るように諭すが、 日本人の彼は帰国に反対してそのままゲリラの仲間と共に突撃していき、遂には大統領を殺すに至る この時点でゲリラは腐敗した政治を粛清し、日本人の彼も「ウクライナ国民の太陽」と呼ばれることになり、各地での反抗のシンボルになっていた
4 22/03/07(月)12:40:12 [s] No.904190893
やがて終戦の時を迎え、日本の彼も数年間抑留されたあとに日本に半強制的に帰国させられるが、日本国内では彼の活躍を巡って世論が荒れていた 身内からは腫れ物のように扱われ、かつて所属していた自衛隊からも疎まれていた彼はもうどこにも自分の居場所はなく、居るだけで混乱のもとになるという事を悟り自殺してしまう ジャーナリストはここまでに至るまでの経緯を様々な関係者から聞いてきて最終的に本の最後に「彼は誰からも必要とされず、存在を求められずに生きていたという思い込みが戦いの動機だった。だがウクライナでは英雄として讃えられ、これからの復興のシンボルにもなり得たのだ。これからの世界や人間に必要なものは英雄ではなく、自分を認めてくれる存在を知る視野なのだろう」という結論を書くところで話は終わり
5 22/03/07(月)13:09:18 No.904198459
実在する国名は使わない方がいいだろうなって思いました