22/02/27(日)22:07:11 旧貴族... のスレッド詳細
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画像ファイル名:1645967231924.jpg 22/02/27(日)22:07:11 No.901824149
旧貴族が強大な力を思うままにしていた頃、モンドに住む女性は常にそのみずみずしい肢体を狙われていた。 貴族の男は猿のように好色だ。加えて、女たちの白い肌や風にそよぐ麗髪は彼らの卑しい欲望をことさら刺激した。 特に好まれたのは未通の女だ。恋も知らぬ少女の純潔を奪い自らの色に染め上げることは貴族の重要な楽しみの一つだった。 館には専用の飼育部屋まで存在し、彼らは折に触れて少女たちの仕上がり具合を客人に披露したという。さながらワインの品評会のように! しかし、こうした悪魔的慣習はある時を境にあっけなく廃れることになる。 驚くべきことに、女たちは自らの「資産価値」をあえて下げることで貴族を出し抜いたのだ。
1 22/02/27(日)22:07:30 No.901824277
資産価値とは貴族が言うところの三未(未通、未婚、未産)であり、それらすべてが女の性的価値に直結していることは言うまでもない。 つまるところ初物好きの変態貴族に奪われるぐらいならいっそのことどこかに捨ててしまえばいいという、まさにモンド的革命思考の表れであろう。 ではどこに捨てる?婚姻はおろか異性が会話をすることも厳しく規制されていた時代、モンドの女は誰に初めてを捧げていたのか? 読者諸氏は既にお分かりであろう。当時のモンドで貴族の法に縛られていないオスなどヒルチャールしかいないのだから。
2 22/02/27(日)22:08:07 No.901824504
ヒルチャールがスライムやヴィシャップ及び他種族のメスを孕ませて繁殖するのは周知の事実だが、彼らはこと人間のメスに対して異常な執着を示す。 若い女が1人で城壁の外に出ると、ヒルチャールが必ずどこからか嗅ぎ付けてきて求愛行動を取り始める。 ヒルチャールの求愛行動は人間と違って非常にストレートだ。それは主に勃起したペニスと子宮の間で行われ、受精によって成立する。 その後、女はねぐらに連れ去られて出産を終えたのちに解放されるのだが、帰ってきた彼女たちの下腹部には妖しげな刺青が彫り込まれている。 象形文字にも似たそれはヒルチャールと婚姻を交わした証であり、ヒルチャール同士がメスを奪い合わないためのドッグタグの意味を持つ。 モンドの女たちは、この屈辱的な刺青を魔除けならぬ貴族避けの印として利用することにしたのだ。
3 22/02/27(日)22:08:23 No.901824622
いかに好色な貴族とて、既婚の経産婦──しかも魔物とまぐわうような端女を抱くほど酔狂な者はいない。 彼らは自身のプライドと性欲を天秤にかけた結果、断腸の思いで伸ばしかけていた手を引っ込める。 そしてモンドに住むすべての女性にヒルチャールの刺青が刻まれた時、貴族たちはいよいよ自らの敗北を認めざるを得なくなった。
4 22/02/27(日)22:10:23 No.901825450
貴族政治は遥か昔に絶えて久しいものの、モンドの女がヒルチャールに初めてを捧げる慣習は今も続いている。 少女が初潮を終えた時に行われる成人の儀式がそれだ。 少女は大人の女たちと共に野外へ赴き、彼女たちの手ほどきを受けながらヒルチャールの子供を産む。 先祖が歩んできた試練の道のりを反芻することで圧政に対する反抗の精神を育てるのだ。 儀式を終えた少女は一人前の女となり、今度は年下の者を導いて儀式が円滑に進むようサポートする役目を任される。 こうして、モンド人の魂とも言える気高き抗争の意志は連綿と受け継がれてゆく。 (テイワット裏観光ガイド・モンド編補考)
5 <a href="mailto:s">22/02/27(日)22:12:24</a> [s] No.901826245
みたいな怪文書が読みたいのに全然無い 悲しい…
6 22/02/27(日)22:13:45 No.901826733
書けてるじゃないか!
7 22/02/27(日)22:17:12 No.901828000
ふざけんなよヒルチャールなんかに処女捧げる訳ねーだろって言い出す人がいると総スカンされて自らがかつての旧貴族を体現するまでがモンド人
8 22/02/27(日)22:26:48 No.901831916
ヒルチャールがムラムラしたら淫紋が発動して女の子が発情して夢遊病者みたいにふらふらとヒルチャールのすみかに引き寄せられていくとかそういうの
9 22/02/27(日)22:59:00 No.901844286
文だけでシコれた 才能あるよ