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22/02/27(日)00:35:06 No.901497923
トレーナーが倒れた。 突然少量の血を吐き、腹部を押さえて椅子から崩れ落ちた。 あたし、ラヴズオンリーユーは滅茶苦茶焦って動揺したし、さしものマルシュロレーヌ……ロレーヌもいつもみたいに『ドアを塞がないでください、邪魔ですよ』なんてことも言えず、急いでスマートフォンで救急に連絡を取っていた。 たづなさんも『とうとうこの日が……』と顔面蒼白で呟きながら、到着した救急車をトレセン内に誘導していた。 あたしたちも救急車に同乗して付き添い、病院でトレーナーの即入院が決まったのがつい昨日のこと。 原因は重度の胃潰瘍だったようで、救急車が来るまでの間、トレーナーは大量の脂汗をかいて呻いていた。 あたしもロレーヌも、何もできない無力さを痛感し、歯噛みするしかなかった。 そして今。 あたしとロレーヌは、大井レース場横の焼肉屋で舌鼓を打っている。
1 22/02/27(日)00:35:29 No.901498062
「どう考えても原因はあたしたちだよなあ」 「二人してBC挑戦を伝えた数日後にこれですからね」 「聞いた? トレーナーのやつ、前から胃腸の調子が悪いってトレーナー仲間にボヤいてたらしいよ。でも病院行ってる暇がないって」 「自己管理もまともにできないんですかあの人」 「……いや、流石にひどくねえかロレーヌ……」 などとトレーナーを気遣うふりを装いつつ、ハラミ肉の塊を分厚くハサミで切る。 こんな軽口を叩けるのも、とりあえずはトレーナーの容態も安定し、彼もいつものように引き攣りながら笑えるようになってきたから。一先ず一安心……。 網に乗せると火に炙られ、じゅわりと肉汁が滴り落ちた。 んんん、いい香りだなあ……やっぱり人のカネで食う焼肉は旨い。 「今日の予算いくらくらいだっけ」 「一応建前だけでもお見舞いの品に千円くらいかけると、残りは九千円くらい?」 「やったあ! ホルモンも頼もうぜ!」
2 22/02/27(日)00:36:14 No.901498388
クスクスと笑うロレーヌが握り締めている万札。これは昼休みにカフェテリアでオルフェさんが渡してきたものだ。 『なんかよく分からないスけど、そこはかとない責任を感じるッス。プイ先輩の財布からも強奪してきたんで、これでトレーナーに旨いもんでも買ってあげてほしいッス』 律儀に封筒に入れたお札を渡され、こちらも少し胃が痛そうなオルフェさんが去って、数十秒後。 『今夜は焼肉ですね』 『……おお!』 ロレーヌの言葉に一瞬、マジかお前、と思ったけど、あたしも肉の誘惑には抗えなかった。 そして今、あたしたちは口いっぱいにジューシーな肉を頬張っていた。 「やっぱり美味しいですね、ここ」
3 22/02/27(日)00:36:42 No.901498562
あたしらを説得したいとき、トレーナーがとりあえず連れてきてくれるのがこのお店。前にグランだったかクロノだったかに聞いたんだけど、 『あいつら、飯食ってるときが一番聞き分けいいんだよ……』 とトレーナーがボヤいてるのを聞いたそうな。 確かに旨い飯食ってるときは少しくらい話聞いてやってもいいかな、なんて気になる。ロレーヌは大概、肉食いながらもトレーナーを罵倒してるけど。 「見舞いの品、何がいいかなあ」 「というか胃潰瘍なのに食べ物持っていっても仕方ないのでは?」 「それはそう」 どこかの携帯キャリアからレンタルしてるらしきロボットが、健気に追加の肉を運んできた。 中落ちカルビにネギ塩タン。ここ、安く黒毛和牛食べれるのに美味しいんだよなー。 残っていたハラミを器に取ってから、中落ちカルビを並べる。黒毛和牛の脂が炭火に滴り落ちて、にわかに炎が巻き起こる。 あーーー……この匂い……これ嗅いでるとふわふわして昇天しそうになるよ……。
4 22/02/27(日)00:37:12 No.901498749
それはそれとして。 「うーん……困った。果物とかなら見栄えもいいし、本人が食べれなくても知り合いが食べたりできるけど」 「定番だとメロンとか何とかですけどね」 「メロン高くない?」 「ならバナナでも買っていきます?」 「それはそれで猿か何かにあげるみたいで可哀想だな……」 「優しいですね、ラヴちゃんは」 「ロレーヌがひでえだけだと思う」 違う、違うんだバナナをディスったわけじゃないんだ。なんかさっきからスマホに白いモコモコ姉貴からのメッセージが届いてる気がするけど無視することにする。 しかし、本当に困った。食い物を選べないとなると、本当に見舞いの品って困るよな……。
5 22/02/27(日)00:37:41 No.901498947
「でも悩んでてもさあ、肉は旨いんだよ。本当に困る」 「あっ、タン刺しやセンマイ刺しもありますよ」 「そうだった! それも頼もう!」 他にも冷麺とか釜炊きライスとか。鬼が宿るあの人ではない。食べたいものを思い切り頼んで、あたしとロレーヌは幸せな食事を満喫した。 そんなこんなでサラダ・デザートバーまで満喫して。 店を出て海から吹く風に身を縮こませながら、あたしたちは青い青い空を見上げていた。 「美味しかったですね……」 「ああ、旨かったな……」 「お腹いっぱい食べちゃいましたね……」 「幸せだったな……」 「それで、こちらなんですけど」
6 22/02/27(日)00:38:09 No.901499110
ロレーヌは、オルフェさんから貰った封筒を逆さまにして上下に振る。その中からは、何も落ちてこなかった。 「現実は非情ですね」 「ああああ……全部、全部食っちまった……! やべえよお……!」 それどころか自分のお財布も心なしか軽くなった気がする。ロレーヌの可愛い蛙のがま口も、お腹が空いたとあたしたちに訴えているように見えた。 もう一度、空を見上げる。青空に浮かぶ雲の一つが、何故だかオルフェさんが親指を立てて笑っているように見えた。ついでにコンちゃんが駆け抜けたような飛行機雲も見える。 ごめんなさい。でも、美味しかったです。 「こうなっては何とかするしかないでしょう」 「おおっ! 何か名案があるのか!?」 「いい感じの石とか探しましょう」 「小学生じゃないんだぞトレーナーは……」 見てみると、ロレーヌも爽やかな表情で空を見上げていた。その姿に、あたしの心も共鳴する。
7 22/02/27(日)00:38:44 No.901499348
さしものお前も流石にやっちまったって思ってるのかな。思っててくれ。それくらいの良心は持とうな。 現実逃避。あたしたちにできるのはそれだけだった。 「……はあ、最終手段しかないですかね……」 「ん? 何か考えがあるのか?」 俯いてため息をつくロレーヌ。藁にもすがる思いであたしが聞くと。 「ラヴちゃん、覚悟はありますか?」 「覚悟?」 「その身を削り……トレーナーに捧げる覚悟は……」 「身ッ……!?」 ちょっと待てロレーヌ、何を考えてる!?
8 22/02/27(日)00:39:05 No.901499438
トレーナーに身を削って捧げるって……捧げるって!! あたしたち二人で? サンドイッチ? そりゃ、トレーナーのこと嫌いではないけどさ……そういうのって好き同士がどうこう……いやいや、あたしたちがするようなことじゃさ……!? 「ロレーヌ……えっちなのはいけないと思う……」 「えっち? 顔赤くしながら何言ってるんですか?」 「は?」 「オーダーメイドの贈り物でも作りませんか、というご提案なんですが……」 「あ……」 「?」 「あああああああああああ!!!!!??」 脳内爆発大噴火。あたしは何考えてんだ……!? ロレーヌがニヤニヤとこちらを見ている。
9 22/02/27(日)00:39:35 No.901499599
「へえ……ラヴちゃん、何考えてたんですか?」 「いや、あの、その……」 「そういうの、興味津々だったんですか?」 「違うってのー!」 嗚呼、もう口で何を言っても手遅れなのだろう。このネタは長きに渡って引っ張られると思う。ロレーヌってやっぱりSの気があるよね。 「……そんなこと、提案しませんけどね。ラヴちゃんが誰かにその身を捧げるなんて許せません」 「は?」 「あれ、聞こえました? 深い意味はありません、親友として」 クスクスとロレーヌは笑った。 ……なんかさあ、先日海沿いの合宿所から帰ってきてから、ちょっと変わった気がするんだよな、ロレーヌ……。 走りとかが力強くなったのもそうなんだけど、発言とか笑い方とか……なんか、ちょっと闇を感じるというか……。 うん……気のせいだな、うん!
10 22/02/27(日)00:40:02 No.901499797
「で、贈り物って?」 「結果的にオルフェさんから貰った金額よりも高くなってしまうと思うんですが……」 「いいよいいよ、冷静になったら流石にトレーナーにもオルフェさんにも悪いし。今回はお互いの持ち出しで頑張ろうぜ」 「そう言っていただけるのなら……」 ロレーヌはあたしの耳元に顔を近づけ、こしょこしょと呟いた。少しだけ、耳元がくすぐったい。今度は変な気分にはなってない……はず。 「――というのは如何でしょう?」 「いいね! でも足りるかね……日数的にも材料的にも」 「サイズなども合わせた完全なオーダーメイド、というわけではありませんから。知り合いに仕事が速い方もいらっしゃいます」 「なら……あとはあたしたちが頑張るだけかあ」 「工房の方ならお見せすれば分かると思いますから。連絡してみるので、なるべく近いうちに相談しに行きましょう」 「オッケー!」 工房さんに電話で約束を取り付けてからタクシーを拾って。あたしたちは青空に浮かぶオルフェさんにサムズアップを返してから、寮へ帰るために駅へと向かった。
11 22/02/27(日)00:40:36 No.901500018
****************** そして、焼肉の日からしばらく経ってから。工房さんからもなんとか行けると了承を貰い、特急作業を待つこと幾日か。 ロレーヌ発案の贈り物は、無事にトレーナー退院の日に間に合わせることができた。 元々一つの贈り物の予定だったんだけど、工房さんがご厚意で、余った材料でもう一つ作ってくれちゃった。 いやー、本当に人情って心に響くなー。 「ロレーヌ、今日くらい愛想良くしろよ」 「それ考えるとお昼御飯を吐いてしまいそう……」 「そんなに笑顔で迎えたくない!? そんなにトレーナーが嫌いかなあ!?」 なんて騒ぎながら病院の前で待ってたら、トレーナーの姿が見えてきた。病院の人に頭を下げてから外へ出てきて、待ち構えていたあたしたちに気付く。 ちなみに、今日来ることは言ってない。サプライズ。 そのせいかな……トレーナーの顔が青ざめてるように見えるんだけど。
12 22/02/27(日)00:41:00 No.901500176
「よっ、トレーナー。退院おめでとう!」 「……おめでとうございます」 「ほ、ほらロレーヌ! スマーイル、スマーイル!」 そんな声を聞いて、トレーナーもあたしたちが流石に前向きに迎えに来てることは理解したらしく、いくらか顔色も生気が戻ってきて、安堵するように深呼吸をしていた。 「あのさ、実は退院祝いを持ってきたんだ。入院中はろくに見舞いもしてなかったからな」 「……」 ロレーヌは黙り込んで少し俯いている。そんなに暴言を吐かないことが大変なのかお前……。 仕方ないから、あたしが贈り物について説明しようとしたとき。 ロレーヌは後ろ手に持っていた、可愛らしい、やや大きめの箱をトレーナーに差し出した。 「……あの、これ……私たち二人からの……」
13 22/02/27(日)00:41:22 No.901500344
緊張が走ったらしきトレーナーは、恐る恐るその箱を受け取る。そして、リボンを解いてピンク色の箱を開けると。 中に入っているのは……少しゆったりとしたサイズのハット。 「帽子、作ってみたんです。作りがしっかりしてますから、長くお使いいただけるかと」 そうトレーナーに語るロレーヌは、僅かに視線を逸らし、恥ずかしそうな顔色をしていて。 ……ははぁン? これはこれは……焼肉の日に握られた弱みに対して、カウンターになるんじゃないか?! トレーナーは驚いた表情で箱から帽子を取り出し、早速被った。 サイズはピッタリ、色合いも風貌も、トレーナーによく似合ってる。トレーナーも被る角度を調整しながら、いつになく嬉しそうだ。まぁそりゃあたしたちはいつもがいつもだから……。 それにしても贈り物作戦は上手く行ったようで、あたしは胸を撫で下ろした。 「実はもう一つおまけがあるんだ。頼んだ工房さんが、こんなのをくれてさ」 同梱されていたのに気付いてない風だったから、プレゼント箱からもう一つの小物を取り出す。
14 22/02/27(日)00:42:06 No.901500630
今回の帽子や普段の衣類にも使える、お手入れブラシだ。 いつも荒れてるあたしたちが、こんな細やかな気遣いまでしながら退院祝いをくれるなんて。 そんなことを呟きながらトレーナーは涙していた、が。ここまであたしたちが言及していなかったことに、トレーナーは気付いた。気付いて、しまった。 『もしかしてこれバ巣織……帽子もブラシも、きみらの尻尾の毛で……?』 「ッ!」 自分の顔が少し熱くなった。短くなった尻尾の毛が、トレーナーの目に入ったらしい。 そう。今回の贈り物は、ロレーヌとあたしの尻尾の毛を使った、バ巣織の品。 気持ちは込めたつもりだけど、うーん、流石に担当から尻尾の毛は重かったか……? あたしですら恥ずかしいんだ。ロレーヌが照れ隠しに暴言吐いたり暴れたりしないか心配……だったんだけど。 「ぁの……そ、の……」
15 22/02/27(日)00:42:29 No.901500754
ロレーヌの顔が、かつてないほどに真っ赤っ赤だった。改めてお礼を言おうと近寄ってきたトレーナーに……。 「勘違いしないでください!」 一瞬小さくジャンプし、上半身を反らせてからのヘッドバット!! えっロレーヌいつの間にそんな新技覚えたんだ!? サッカーのゴール前のせめぎ合いかよ!! 「ロレーヌぅ!?」 そこまで強くなかったのか、トレーナーは額を抑えてよろめいてから、その場にへたり込んだ。今日はいい子だと思ってたのに……と泣き言を呟くトレーナー。 一方ロレーヌは顔を真っ赤にさせたまま、踵を返して走り去ってしまった。 「えっ、ちょっ、あのっ……ご、ごめんトレーナー! ロレーヌ落ち着けさせてから後でもっかい来るから!」 トレーナーも流石に慣れたもので、額を抑えたままあたしの言葉に手を振った。
16 22/02/27(日)00:43:00 No.901501020
あたしは、角の向こうへ消えかけたロレーヌを追う。角を曲がると、ロレーヌはそのすぐ先で塀にもたれ掛かっていた。 「ろ、ロレーヌ……」 恐る恐る声をかけると、まだ表情は熱を帯びていて、吐息は少し荒くて。冗談めかして弱みを握ってやろうとか思ってたけど、まさか、本当に……? 「ロレーヌ……もしかしてお前、本当にトレーナーのことを……」 「……は……?」 「ごめんなさいっ!」 ギロリ、とロレーヌが鋭い眼差しで睨んできた。あたしはそのあまりの迫力に、アワワと思わず土下座までしそうになった。 うん、その気迫ならBCでもなんでも勝てそうだな……。 「……はぁ、そうですね。嫌いじゃ、ないですよ」 「へ?」
17 22/02/27(日)00:43:33 No.901501318
ロレーヌの意外な言葉。どんな心境であれ、隠したり言い繕ったりすると思ったのに……。 「恋心とか、そういうものは分かりませんけど。でもお世話になってますし、悪い人だとも思いません」 「なら、その表情と呼吸は……?」 訊ねると、ロレーヌは一層表情を赤く染め上げ、顔を両手で覆ってしゃがみこんでしまった。 「人に贈り物するとか喜ばれるとか、慣れてないんですよ……!!!」 「あーーーーー、あぁーーーーー」 あーーー、そういうことねーーー。 あたしたちは互いにプレゼントのやり取りとかしてるけど、そういやロレーヌが他の人、特に暴言を投げるような相手にそんなことしてるのは見たことない。 「ということは……今回はロレーヌなりに悪いと思ってて、勇気を出したんだな」 「そうですよ……なのにこんなになってヘッドバットまでして……笑ってくださいよ……」
18 22/02/27(日)00:44:17 No.901501653
ロレーヌは恥ずかし半分、泣きそう半分だった。あたしは、しゃがみ込んだままのロレーヌと姿勢を合わせ、優しく抱きしめる。 「笑うわけないだろ。ロレーヌが勇気を出した結果なんだから。そんな努力を笑うようなやつは、トゥインクルシリーズを走れやしないよ」 「ラヴちゃん……」 ロレーヌが肩に顎を載せてくる。 「やっぱりラヴちゃんは暖かいですね……」 「そう? 体温高いのかな」 「そうじゃなくて……」 ロレーヌがあたしの顔を見る。 ……ん? 何だかその瞳には、熱が籠もっているようにも見えて……。 「ラヴ、ちゃん……」
19 22/02/27(日)00:44:42 No.901501869
書き込みをした人によって削除されました
20 22/02/27(日)00:45:02 No.901502007
いかん。 これはいかんと、あたしの直感が告げた。ロレーヌの頭に、ごちんと拳骨を落とす。 「ぴっ」 「流れに絆されるるなロレーヌ!」 頭を押さえて数秒。少しの間黙り込んでいたロレーヌは、絶望の表情で再びあたしを見た。 「私、今一体何を……?!」 「まーーーウマ娘たるもの流れで掛かるときもあるしな、最近のトレセンはちょっと爛れすぎだと思うけど」 誰とは言わないが、何人かのペアが頭を過る。ブ……ディ……うん、みんなほどほどにね。 「そうですね……仮に本気になっても、ちゃんとTPOを弁えて……」
21 22/02/27(日)00:45:53 No.901502456
「ん?」 「ふふ、なんでもないですよ……クスクス……」 「なあロレーヌ、最近ちょっと危ないときのカフェさんに似てきてない?」 そもそもあれ、カフェさんなのかな。時々トレセンで歪な笑みを浮かべている先輩を見ることがある。 なんかなあ……最近のロレーヌは既視感が……。 「…………ま、いっか! トレーナー待ってると思うから、ちゃんと謝って改めて退院祝いをしないと!」 「えっ……」 再び走り去ろうとするロレーヌ。 でも、今度は逃さん。首根っこをひっ捕まえる。 「今度は逃さねえぞ、きちんと最後まで完遂するんだ、発案者」 「むーーーりーーーでーーーすーーー!!!」
22 22/02/27(日)00:48:03 [おしまい] No.901503383
そのまま涙を目に浮かべるロレーヌをずるずると引き摺って。 律儀に待っていたトレーナーの前まで連れていくと、流石のロレーヌも、もう暴言・乱暴はできなかった。 まあでも、にこにこと心底嬉しそうなトレーナーに頭を撫でられるのは、たまには悪くないかな。 ロレーヌもなんだかんだ、目を逸らしながらも小さくはにかんでいた。 次の三人での焼肉は、少しは穏やかに食べられそうだ。 サンキューオルフェさん。あなたのことは忘れません。 そう思って空を見上げると、今日もまた、オルフェさんのサムズアップが見えた気がした。あと財布を覗いて寂しそうにしてるプイさんも。
23 22/02/27(日)00:48:39 [s] No.901503599
こないだ投げたラヴマルの後日談的な 最近幻覚ばかり見えておつらい(しあわせ) マルちゃんは気性難とはちょっと違うんだね最近知ったよ 前回のラヴマル解像度上げてたら2千字くらい増えたのでお土産txtどうぞ ちょっと今度はコンちゃんの幻覚見ちゃったので行ってくるね… fu842119.txt
24 22/02/27(日)00:49:18 No.901503852
>最近のトレセンはちょっと爛れすぎだと思うけど そうだね
25 22/02/27(日)00:49:42 No.901504020
>2千字くらい増えた なそ
26 22/02/27(日)00:49:44 No.901504042
ラヴマルありがてぇ… サウジでも奇跡を見せてくれ
27 22/02/27(日)00:58:40 [s] No.901507681
とりあえず今夜がロレーヌちゃんのラストランなので見守り隊
28 22/02/27(日)01:03:36 No.901509329
勝ってほしいよね…
29 22/02/27(日)01:10:44 No.901511785
ラブマルちゃんのえっちなお見舞いを平行世界でいいから見たい…見たい…ッ!!
30 22/02/27(日)01:15:51 No.901513347
書き込みをした人によって削除されました
31 22/02/27(日)01:16:19 [s] No.901513488
>ラブマルちゃんのえっちなお見舞いを平行世界でいいから見たい…見たい…ッ!! ここのラヴマルはいい子だからしません! でもふたりとも頭の中で想像したことはあると思う…
32 22/02/27(日)01:16:58 No.901513662
その想像が見てぇ〜
33 22/02/27(日)01:21:09 No.901514899
>でもふたりとも頭の中で想像したことはあると思う… ラブちゃんが想像するのはイチャイチャラブラブな感じなんだけどマルちゃんの想像はアブノーマルな感じがするのはなぜだろうな…
34 22/02/27(日)01:21:56 No.901515139
あと1時間くらいか
35 22/02/27(日)01:28:04 No.901516777
ロレーヌちゃんの最後の輝きを…
36 22/02/27(日)01:30:15 No.901517325
怪我無く帰ってきてくれればいいさ