虹裏img歴史資料館 - imgの文化を学ぶ

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22/02/26(土)23:16:50 少しず... のスレッド詳細

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22/02/26(土)23:16:50 No.901468064

少しずつ温かくなってきた春の日。その店を見つけたのは、本当にただの偶然だった 特に予定も無くトレーニングもオフで時間が空いたとき、気まぐれに入った普段通らない道にあった小さな店舗 板張りの壁は一目見てボロボロで、看板の文字は塗り直されることも無く色あせたまま。掠れて読めないがどこかの飲料メーカーのロゴ入りだったらしいベンチが前に置かれ、入り口の引き戸は開きっぱなし 駄菓子屋自体は知っている。使ったことが無いわけでもない それにしたって、こんなコテコテというかテンプレ通りの店があったなんて、とは多少驚いたが 「……やってる、よな?」

1 22/02/26(土)23:17:05 No.901468155

若干慎重になりながらも、好奇心に任せて店内に入ってみる 薄暗い店内に所狭しと並べられた駄菓子に玩具。奥に無人のカウンター、あちこちに張られた色あせて時間の流れを物語るポスター チラリとみたアイスの冷凍庫は霜がぎっちりと詰まっていて、ああなるほど。本当にコテコテの駄菓子屋だと思い知る 昔、本当に小さい頃に愚妹を引き連れて行ったような店と本当に変わらない。時代がここだけ切り取られたかのような空間 せっかくだと思って、何か適当なものを一つ二つ買ってみようかとぐるりと見渡せば、狭いスペースに限界以上に詰め込まれた商品の数々に目が滑る 「お、これ……まだあったのか」 駄菓子のコーナーとは分けられた一角に置かれた赤い小さな箱。見覚えがある。いや、本当に 最近これで遊ぶ子供なんてのもなかなか見なくなったが、よく愚妹を追い回すのに使っていたそれ。いわゆる、爆竹というやつ 遊具の安全性にうるさい昨今でもまだこういう場所でも生き残っていたのか

2 22/02/26(土)23:17:15 No.901468241

「いらっしゃい」 思わずびくりと尻尾が伸びる。ウマ娘の聴覚ですら聞き取れなかった、その静かな動き 無人だったはずのカウンターに、穏やかな笑顔を浮かべた老婆が座っていた。そういえばこういう店は、普段店主が奥に引っ込んでることが多かった気もする 「……ども」 軽く会釈をして、目に付いた商品を二つばっかり手に取ってカウンターへ 「はい、103円ね」 丁度よく1円玉が3つあってよかった。釣り銭無く支払って、さてどこで……と思って、店先を思い出す

3 22/02/26(土)23:17:27 No.901468317

「そこのベンチ使っていい?」 「どうぞどうぞ」 ニコニコと笑い続ける店主に礼を言って店先に出て、ベンチに座って小休止 買ったのは一回り小さいサイズの缶のコーラ。それと、薄く横長の駄菓子が一つ ビッグカツ。最近食べてなかったが、値段の割りに満足度が高いと思って昔よく買っていた物の一つ 確か、実際は肉じゃなくて魚のすり身、だったか?まぁ美味けりゃ問題ない。袋の口を切って、そのまま齧り付く 見た目よりしっかりしてる衣の感触と、ぶちりと心地よく切れる中身。濃いめのソースの味があの頃なんとも嬉しかった コーラを片手で開けて口に入れれば、ああやはりよく合う。これで100円ちょっとなら十分満足できるってものだ 「……あったけー」 春の日差しが差し込む中で、思いがけぬ寄り道と間食。特にせっついてくる予定も無く、このまま昼寝でもしてしまいそうな陽気 今日は面倒だからパスだが今度いつものプレハブで食う菓子をここで買い込んでもいいかもしれない。小さい紙袋一つ買っても大した金額にならないだろう。コンビニでチョコ菓子なんかを買うよりもよほど安く済む

4 22/02/26(土)23:17:40 No.901468406

「ごっそさん」 袋と缶をそれぞれのゴミ箱に入れて立ち上がり、さてと歩き出そうと思って、少し思い立つ 自分の口元が歪むのがわかる。ああ、久しぶりに思い出してもらうのも悪くない。踵を返し、もう一度店内へ 「ばーちゃん、爆竹ちょーだい。それと、かんしゃく玉あっかな?」 ああ、いい場所を見つけた。愚妹の反応が、楽しみで楽しみで仕方ない

5 22/02/26(土)23:17:51 No.901468470

● やたら大きい蝉の声。店の脇にある木にでも止まっているのか 夏の日差しが照りつける中で、げんなりしながらも日陰になった駄菓子屋の外のベンチで体を伸ばす なんの予定も無い休みの日、タンクトップに短パンと、カレンの奴に見られたらカワイイ送りにされかねないラフな格好での一人の時間 むしろ夏の駄菓子屋ではこれが正装な気がしないでも無い。そんな歳では無いのは自覚してるが ジャクッと、気持ちのいい音。本当にありがたい存在だが、早く食べないとすぐにでも液体に成り果ててしまうだろう 「っちー……こんな日に走ったら全員干からびちまうだろーが」 ガリガリ君。非常に安価かつ強い清涼感で、年齢問わずこの時期に買い求める者が後を絶たないベストセラーアイス 地層を形成しかけるほどに堆積した冷凍庫の中をかき分ければ当然かのようにこいつもあった。奇をてらった変わり種とかじゃ無く、オーソドックスなソーダ。今一番求めていたもの 「あー、うめぇ……と、運試しはどうかね…」

6 22/02/26(土)23:18:05 No.901468550

いくらか食べ進めたアイスの中からちょこんと頭を出し始めた棒の部分。ある意味、こういうアイスを食べる時のお楽しみの定番か 一口、また一口と食べていくとだんだんその姿が見えてくる そして、ある部分まで来たところで…… 「……チッ。はずれか…」 当たり付きアイス。当たれば、買った店にその棒を持って行ってもう一本 子供の頃に複数人でいて一人がこれを出すと奪い合いになったりすることもあるアレだ。一人だけの時だとめっちゃ得した気分になるけど、バレると食い過ぎと怒られたりするアレ 残念ながらこれはハズレ。うるさい蝉の声の中、空にかざせば溶けて滴り、あとはアリの貴重な栄養に まぁくれてやる義理も無い。そのままちょっと早めに齧り付いて全部食べきり、棒を捨てた当たりで感じる違和感

7 22/02/26(土)23:18:27 No.901468692

「っつぁー…!くっそ、頭いてぇ」 説明不要。かき氷なんかを早食いしたと特有のアレ。実際なってみるとマジで加減なく痛むから腹が立つ 確かこの前プレハブでかき氷器が発掘されたときに愚妹がアレコレ量産していたが、某メイケイエールが一気にかき込んだせいで頭を抱えて絶叫していたのを今でも覚えている 「……駄目だ、クソ暑っちい……アレいくか」 店内にもう一度入り、脇目も振らずに向かうのは飲み物のよく冷えた冷蔵ボックス 目的はコーラでも、セブンアップでも、よくわからないメーカーのジュースでもない 「ばーちゃん、度々わりぃ。これくれ」 「はい、100円ね」 あらかじめ出しておいた100円玉を出して受け取ったそれ。間違っても店内であけるような危険なことはできない。外に出て、ベンチに座って気持ち程度に撒かれた口のビニールを剥がして……

8 22/02/26(土)23:18:40 No.901468769

「ッシ!!」 パァン!!!と。いっそ気持ちいいほどの綺麗な破裂音 口からは堰を切ったかのように一気に泡があふれ出し、急いで口を付けてできるだけ飲んでしまう。手が汚れる?ボケ、んなこと気にしてたらこいつは飲めない カランと音を立てる瓶の中の綺麗なビー玉。特徴的な形の瓶。そう、夏の定番飲料、ラムネ 最近はビー玉とか無しでボトルキャップのやつだったり、そもそもガラス瓶じゃ無いものも随分増えてきた。だがやはり、ラムネと聞いて思い浮かべるのはまさにこれそのものだろう 冷蔵ボックスの中でキンキンに冷やされたガラスが手にも気持ちいい。凹みを上手く使って、ビー玉の位置を調節しながら飲んでいく 小さい頃、愚妹これが苦手でずっとチマチマやってたなとか思い出しながら 「……っかー。うっめぇ。久々だなこれ」

9 22/02/26(土)23:18:50 No.901468830

喉を通る冷えた炭酸と甘みが夏の暑さの中で体を蘇らせてくれる。コーラなんかももちろん美味いしそっちの方が汚れず手軽だが、気分的なものはこっちの方が断然上だ ぬるくなったラムネを飲みたくないがために、そして少しでも冷えた潤いを求めて一気に飲み干す そういえば、このビー玉はよく取り出して集めていたものだった。特に使う用途も無く実際その後邪魔になったが、飲む度に義務のように取り出して適当な容器に集めて。今思えばあの数だけ飲んだということか 子供の謎のコレクション欲は今になってもよくわからない。さて、ところでこの瓶は… 「あー、うん。安全配慮、ってやつかね?」 昔の自分のように、締めの行事といわんばかりに毎度叩きつけて瓶を割ってビー玉を取り出す危険行為を今の時代は許さない プラスチックの口を回せば、それはあっけなく外れて 「……愚妹にでもぶつけるか?」 暴力要素無しに取り出されたビー玉が、空の色を写し取っていた

10 22/02/26(土)23:19:04 No.901468931

● 秋にもなればだんだん乾燥し始める空気と冷え込む風が少し恨めしく、ただ日中はそれなりに過ごしやすい日々が続く まだ厚着の必要は無いが、そろそろマフラーでも出しておくかという時期になった頃 「ばーちゃん、これちょーだい」 「はいはい」 手に取ったのは、小さな小箱。何色と言えばいいのかわからないがとにかく濃い黒に近いブルーのパッケージにデカデカと書かれた商品名 寒くなってきてから店内に置かれた小さい椅子にお邪魔させて貰って、そこでその中から細い菓子を一本取りだし口に咥える もしこれを遠目に見られたりしたら、まあお説教だろうななんて思いながら 「ほんもんは吸うんじゃないよ?」 「わーってるって」

11 22/02/26(土)23:19:18 No.901469022

ニコニコと笑って冗談を投げかけてくる、すっかり顔なじみと認識されてしまった店主のばーちゃん ココアシガレット。一見タバコのようなパッケージに細長いスティック状の菓子。ハッカとココアというちょっと例えが難しい独特の味 小さい頃、これを大人の真似してタバコのように口に咥えて歩いてる奴が絶対一人二人はいたものだった 駄菓子、というものはどこか大人の真似をするような要素が混ざってるものが割と多い。初めて来たときに買ったビッグカツも、トンカツなんてものは小遣いじゃ届かなくとも似た物が自分の自由に買えて食べられるという要素があったとかなんとか 「今日は練習はないのかい?」 「先週レースがあったから、振替の休み。あー、クッソ…思い出しちまった」 フツフツと内側から温度を増していくその感情 完全に勝った、と思ったときに全てがひっくり返るのは見ている側からすれば最高のドラマだろう。ただ、やられた側はそれどころじゃない わき上がるそれを察したのか、ばーちゃんはクスクスと笑いながらカウンターに何かを置いてこっちに手招きしてくる

12 22/02/26(土)23:19:39 No.901469167

「ほれ。これ飲んで、いやーなコト忘れちまいな。んで、次頑張ればいいさ」 「…いや、それは」 「いいってこと。あまいもんは疲れた時も、怒った時もいいもんだよ」 差し出されたのは、缶コーヒー。温かくて、小さめの缶。見れば結構甘めのやつ 「……わりぃ。ありがと」 「ん。頑張りな」 ずっと、ニコニコとした笑顔を絶やさないばーちゃんに頭を下げてそれをいただく。後で土産用にもっと買い物していくかな…など考えつつ 甘めのコーヒーが、口の中に残ったココアシガレットとよく合う。さっきまで湧き上がってきていた焼け付くようなものが少しずつ収まりをみせたのを感じれるほどに なんだか、愚妹やアイツら以上に上手く操縦されてる気がしないでも無い。それだけわかりやすかったということか

13 22/02/26(土)23:19:52 No.901469249

「もうそろそろ寒いから、風邪なんかひくんじゃないよ」 「ん。ばーちゃんも気ぃつけな。足、よくねえんだろ?なんかあったらすぐ人呼べよ?」 あまり足がよくないというこの店主は、買い物も苦労すると言うから病院に一人でなどというのはキツいだろう 言わないが、正直毎回こうして顔見て体を悪くしてないかどうか確かめるようになってしまった 本当ならもう店なんてやらないでゆっくりしてればいいのだろうに。それでも、やめないのは 「……っと、細かいのが来たな」 「あらあら。元気だねぇ」 店の前から聞こえてくる子供達の声 小遣い握って悩みながら菓子か玩具かと見て回り、笑って食べてるその姿 それがきっと、理由なのだろう

14 22/02/26(土)23:20:02 No.901469322

● 「うー、さっみぃ……ばーちゃん、風邪なんかひいてねーだろーな」 「いらっしゃい。大丈夫だよ、そっちこそ元気そうだね」 シュンシュンと音を立てるヤカンの乗ったストーブ。合間におやつか、みかんを食べていたばーちゃんはしっかり元気そうで モッコモコに着ぶくれした姿だが、すぐにわかってもらえたようでなにより 冬の日。いっそ雪でも降り出せばああなるほどと納得できそうな程に冷え込んだ中、店に入って真っ先に手に取るのはもう決めていたもの 「あったあった。これちょーだい」 「はいはい。ここで食べていくかい?」 「ん、そうしてえ」 「はい、ポットここね。お湯はそこの流しで捨てな」

15 22/02/26(土)23:20:15 No.901469393

ペペロンチーノ。何オシャレな店にでも来たつもりか、と思われるかも知れないがこれも立派な駄菓子屋の定番の一つ 100円以下という超激安で買えるミニサイズのカップパスタ、のようなものだ。湯を入れて数分待つのはその通りなのだが…… 三色のカラフルなパッケージを開ければ、中には粉末スープと麺。この粉末スープを取り出し、お湯を入れて待つ そして湯切り……普通のカップ焼きそばなんかと違って結構難しかったりするが、こぼさぬよう綺麗に切って、そこに粉末スープ が、大事なのはここで入れるのは袋の半分の量までということ。しっかり混ぜて、口に入れれば… 「ん!やっぱうめえ。たまに食いたくなるわ」 僅かなピリ辛の感覚が嬉しい、立派なカップパスタ。これがこの値段なら、人気が出ないはずも無いだろう 量は駄菓子屋で売ってるそれ相応で飯には全く足りないが、それでいい。駄菓子屋で買うんだ。おやつになればそれが正解だ 寒い日や小腹を空かせた子供にありがたいこの商品は、もう二つの顔を持っている 「ん、美味かった。さて…」

16 22/02/26(土)23:20:25 No.901469465

残った半分の粉末スープ。これを空になった器に入れて、もう一度お湯を注いでしっかりとかき混ぜる そう。ペペロンチーノを食べた後、残った粉末スープで食後のスープまで拵えることができる。貧乏性でも何でも無く、メーカーが提示してる正式な作り方だ 外気で冷え切った体に、バジルと唐辛子にニンニクという体を温める要素が一気に流れ込む。胃の中から温まり思わずため息が漏れる そしてこの粉末スープ、最初に全部ぶちこんでからお湯を入れることでラーメンとしても食えるという優れものだ。久々に食べたらなんかスイッチが入ってしまった。少し買って帰ろうか 「最近大変そうだねぇ」 「まーな。もうちょいしたら、でっけえレースが待ってんだ。それに備えて学園中大騒ぎだよ」 「それに出るのかい?」 「おう。勝つ。ぜってー勝つ。勝って、オラどうだってトロフィー持って見せにくっから」 楽しみだねぇと笑みを深くして笑うばーちゃんは、本当に楽しそうで

17 22/02/26(土)23:20:36 No.901469532

「今日は休みかい?」 「そ。さっきまで練習して、今日は残り休み。つーか、トレーナーが用事あって昼から離れんの忘れてやがって急に休みになりやがった」 「あらまぁ」 「ムカついたから思いっきり首筋に噛みついてきた」 「あらあら。ほどほどにね」 クスクスと笑うばーちゃん。大丈夫大丈夫、いつものことだから。血は出してないから。ギリギリ スープを飲み終えると、体の芯から温まった感覚が心地いい。ブタ麺なんかもある中でこれを選んだのは、スープまで含めた満足感が個人的には一番高いから やっぱいくつか買っていこう。ニンニクの匂いは……まぁその位許せってことで 小さいし、ちょっとした間食に丁度いいのが嬉しい。他の連中にも食わせてみよう。カレンとか食ったことなさそうだし

18 22/02/26(土)23:20:49 No.901469613

「本当は見に行ければいいんだけどねぇ」 「無理すんなって。会場は段差も多いし遠いしよ」 ごちそうさま、と 立ち上がって土産のペペロンチーノを取りに向かおうとして一度立ち止まり、ばーちゃんを見て 「安心しろ。ぜってー勝つから」 約束する、と。そう言ったら 「うん。待ってるよ」 頑張ってね、と。相も変わらず、優しく笑った

19 22/02/26(土)23:21:01 No.901469684

● 桜がちょくちょく咲き始めた、春の始まりの頃 駄菓子屋のベンチに座って見上げる空は、雲一つ無い澄んだ青。寒くも無い、過ごしやすく落ち着いた、静かな日 本当に静かで。言葉は、出てこない 桜咲き始める少し前から、店の入り口の戸は………ずっと、閉まったままだった 「ばーちゃん」 春を迎えるよりも、一歩早く あの穏やかな笑顔の、知る限り誰より優しい店主は 静かに。本当に、静かなままに……遠い場所へと、旅立ってしまったと そう、聞いた

20 22/02/26(土)23:21:14 No.901469762

「勝ったぜ」 手には何も持たず。駄菓子も、ラムネも、アイスも、何も それらを営んでいた主を失った空の店舗の前で、ぽつり、ぽつりと 「約束通りだ。ばっちり、勝ったからさ」 空を見上げていた視線は自然と下がっていき、肩に力は入らない だけど、せめて この言葉たちは、この場所で言うべきだと思ったから。言いたいと思ったから 「ゆっくり休めよ。疲れたろ」

21 22/02/26(土)23:21:38 No.901469911

結局。愚妹も、トレーナーも、他の連中も誰も連れてくることもないままに 自分だけが知っている安らぎの場となってしまったこの場所で、もう一度の約束を 「これからも、勝つから」 だから見てろ、と。最後に絞り出したその言葉 閉じた目の奥に、その笑顔が浮かんで もう迎えてくれる人はいないけど もう甘い菓子は無いけれど もう冷たいアイスは無いけれど まだ、頑張れと言ってくれているとしたならば 夢の旅路は、まだ途中

22 22/02/26(土)23:22:10 No.901470103

以上。普段飲まない酒飲んだ時に姉貴したくなったので

23 22/02/26(土)23:22:34 No.901470278

えっちなの想像して来てみたら温度差で風引いた

24 22/02/26(土)23:22:54 No.901470398

いつか年老いたときに思い返すのだろう

25 22/02/26(土)23:24:17 No.901470908

舎弟じゃないスレ画の舎弟は初めてみた

26 22/02/26(土)23:25:46 No.901471468

しっとり姉貴

27 22/02/26(土)23:25:59 No.901471547

あと先ほどまとめが欲しいとあったのでこちらで f34137.zip エールちゃん勝利記念は028おめでとうというやつです 他のフォルダもポコポコ追加してあります

28 22/02/26(土)23:26:09 No.901471609

旅路はきっと空からよくみえるだろうね

29 22/02/26(土)23:26:36 No.901471765

まとめありがたい…

30 22/02/26(土)23:28:50 No.901472579

小学校の近くにあった今はもうやってない駄菓子屋思い出した…また行きてえな…

31 22/02/26(土)23:29:36 No.901472857

ありがとう…ありがとう… エールちゃんもソングラインも本当に良かったね…

32 22/02/26(土)23:31:36 No.901473580

ちなみに本年度になってからのプレハブは018からで034が先ほどのものになります

33 22/02/26(土)23:32:45 No.901473977

そん なに

34 22/02/26(土)23:36:02 No.901475119

ブルーベリーやオレンジ味のも美味いのよなシガレット

35 22/02/26(土)23:36:04 No.901475133

俺以外で姉貴書いた初めての人が俺がプレハブに手を出すきっかけになった酒飲みの人だなんて感動で死

36 22/02/26(土)23:36:14 No.901475199

いつもありがとう…

37 22/02/26(土)23:39:12 No.901476175

ノスタルジックな雰囲気がたまらん… 最後の姉貴の独白に思わず泣いてしまった

38 22/02/26(土)23:39:18 No.901476211

姉貴は情が深いけんの

39 22/02/26(土)23:39:36 No.901476331

旅路の途中の1ページ とても大事な1ページ

40 22/02/26(土)23:41:21 No.901476894

駄菓子屋って他にはない空気があって他に変え難いものだよね

41 22/02/26(土)23:42:46 No.901477332

駄菓子屋…近所のおばちゃんがやってた所は1ヶ所除いて消えちまったな…

42 22/02/26(土)23:42:47 No.901477339

プレハブ舎弟ファイル36!?

43 22/02/26(土)23:47:35 No.901478974

>俺以外で姉貴書いた初めての人が俺がプレハブに手を出すきっかけになった酒飲みの人だなんて感動で死 ありがとうございます 先駆者に敬意を >プレハブ舎弟ファイル36!? もっとペース上げたいですね

44 22/02/26(土)23:48:31 No.901479271

しっとりした話の影で酷い目にあってる舎弟よ

45 22/02/26(土)23:50:08 No.901479800

駄菓子屋って本当に凄いよねと 大手メーカーのお菓子をコンビニで買うお金があれば山盛りお菓子買えちゃうし 紐付きの飴のクジとか今でも覚えてる

46 22/02/26(土)23:50:41 No.901479965

>>プレハブ舎弟ファイル36!? >もっとペース上げたいですね 今以上!?

47 22/02/26(土)23:51:34 No.901480249

>しっとりした話の影で酷い目にあってる舎弟よ 姉貴→舎弟→ikzeという負の連鎖

48 22/02/26(土)23:52:23 No.901480549

>もっとペース上げたいですね 一助となるべく酒を贈りたい

49 22/02/26(土)23:53:32 No.901480962

>>しっとりした話の影で酷い目にあってる舎弟よ >姉貴→舎弟→ikzeという負の連鎖 最終処分場扱いのikzeェ…

50 22/02/26(土)23:56:48 No.901482016

プレハブで爆竹鳴らして女帝に姉妹揃って説教されてそう

51 22/02/26(土)23:57:21 No.901482208

>プレハブで爆竹鳴らして女帝に姉妹揃って説教されてそう アイム被害者!!!アイム被害者ッス!!!

52 22/02/26(土)23:59:48 No.901483037

いい空気感だ……

53 22/02/27(日)00:02:14 No.901484000

夏に飲む瓶入りのラムネって一本は安いのにすごく贅沢した気分になれるのはなんでなんだろうか

54 22/02/27(日)00:09:21 No.901486829

ペペロンチーノ食べたくなってきた

55 22/02/27(日)00:11:52 No.901487880

ちびっこ怪獣の誰にも言わない物語…

56 22/02/27(日)00:12:42 No.901488259

ステゴのラーメン屋エピもこんな感じだったんだろうなぁ…

57 22/02/27(日)00:13:53 No.901488753

最後の言葉はきっと震えてたのかな

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