22/02/02(水)06:09:53 [不定期... のスレッド詳細
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22/02/02(水)06:09:53 No.892943801
[不定期] 会社から逃げて、幼女に拾われようシリーズ [成分] ・きりゆか ・コッショリ ・年上誘い受け
1 22/02/02(水)06:10:26 No.892943824
「はぁ……」 なんとなくため息を漏らして、窓の外を眺める。 庭には暖かそうな陽光が降り注ぎ、冬の色も段々と終わりを迎えていた。 近くでは毎日草花が茶色い土から生え始めていて、もうすぐこの庭も青臭い匂いに包まれるだろう。 目線を上げて見える山際では緑色の葉が木々や、草が生い茂り初めていた。 時期に窓を開けっ放しにしても寒さを感じなくなっていくだろう。 そんな軽い現実逃避をしていると、隣に寝転がっている少女の荒く吐き出された吐息が耳に届く。 何となく罪悪感を覚えながらゆっくりと視線を動すと、肩で息をしている少女が視界に入る。 フレンチキスで息の仕方を知らなかった彼女は、キスの間息を止めていたせいで酸欠気味になって布団で倒れてしまった。 そうして布団の上で息を整えていた彼女は、私を見上げながらこちらを目を細めながら睨みつけてくる。 悪かったとは思ってはいる、ただ少女の上気した顔を見ていると止まらなくなっていた。 ……ああ、なんか言い訳臭いな、そんなことを思いながら荒く息を整える少女から目を逸らす。 ……決してその姿が妙に色っぽくて、ムラムラしたとかではない。
2 22/02/02(水)06:10:39 No.892943828
そうではないのだが……実際には、髪を振り乱して布団に横たわる少女は妙な色香を放っている。 そうして、気がつけば少女の上下する胸を見ていると、彼女が私に気がついて目を細めた。 「……ゆかりさんのエッチ」 「……ごめんって」 暫く息を整えていた少女はそう言って胸を両手で隠すように覆い、何とも言えない罪悪感を覚えた私はまた目線を外す。 そうすると布団の中から隣の少女はそのまま私をじぃっと見てから、少し怒ったように私から顔を反らしました。 「……大人のキスって、そういう事なんですね」 そう言って私を見つめる少女の耳と頬は依然として赤い。 ……そうは言っても、ただドラマや映画でするようなキスをしただけなんだけどな。 そんな事を思いながら、おもむろに起き上がった少女の髪を触ります。
3 22/02/02(水)06:11:04 No.892943850
「……あ、あの……」 彼女はそう言って私に何か抵抗を試みるかのように、こちらを訝しむような目を向けてきました。 私は敢えて何も言わずに、ただ手櫛で少女の乱れた髪を直しています。 その間は少女はただ何かをするわけでもなく、少し機嫌を損ねたような表情で見つめ返してきました。 「……また、エッチなことですか」 そう言って少女は呆れたような顔をしてみせますが、私は白々しく口を開きます。 「ただ、髪の毛を漉いてるだけだよ」 「なっ……そ、そうですか」
4 22/02/02(水)06:11:19 No.892943859
彼女はそう言うと、勘違いしてしまったことを恥じているのか、私から目をそらして小さく俯きました。 ……まあ、今の私からされたらそういうことかと勘違いしてしまうかもしれない。 いや、もしかして今の私は性欲を持て余した人だと思われているのだろうか。 それとも、彼女自身が内心期待して……いやこれはないか。 「……カンチガイしちゃった?」 「そ……そんな訳ないじゃないですか」 私がそう言って、少しだけ意地悪な笑みを浮かべると、少女は慌てて目を泳がせました。 そんな少女の様子を見ていると勝手に口元が綻んでしまう。 わかり易すぎるな、そんな事を思いながら少女の頭を撫でまわす。
5 22/02/02(水)06:11:38 No.892943871
「きりたん」 「はい……?」 そう言ってこちらを見上げる少女は、私の顔を見ながら少しだけ戸惑うような表情を滲ませました。 「……きりたんは、エッチなことしたい?」 彼女の顔を見据えながら、そう言って口を開きます。 少女はその言葉の意味を捉えかねたのか、暫く表情を動かさずにこちらを見返していました。 それから段々と変わっていく彼女の表情は、とても愛らしい。 「え、えっと……その……」
6 22/02/02(水)06:11:48 No.892943876
彼女は言葉にならない言葉を呟きながら手のひらを合わせ、指をこねくり回しました。 さっきのような事があった後ですから、素直にはいと言いづらいのだろう。 ですが、そんな様子をみながら目を細めて口を開きます。 「……嫌なら、いいけど」 私がそう言うと、彼女は少しだけ淋しげに眉を下げました。 ……典型的な悪い大人のやり方だな。 そんな事をポツリと呟いて、少しだけこちらを驚いたように見返す少女を眺めます。 「い、いえ……あの……その……そ、そういう訳じゃないですけど……」 少女はそう言って尻すぼみになっていき、口を静かに覆うように布団に潜った。 興味はあるけれど、素直にはいと言いかねている所か。
7 22/02/02(水)06:12:05 No.892943891
「ふーん」 私はそう言って、少女の髪から耳に手を伸ばす。 赤みがかっていて少し暖かい耳に触れると、少女が小さな悲鳴を上げました。 「あっ、あのぉ……ぅう……」 「どうかしたの?」 私はそう言いながら、少女の耳を撫で続けました。 真っ赤になった耳を指で撫でていると、少女が微かに違和感を覚えるような評定をする。 ……彼女には知識が無いから、これが事がどういうことなのか分からないのかもしれない。 ですから、こうしてただ耳を撫でているだけでも勘違いしてしまう。 ……いや、それとも本当は勘違いではなにかも。
8 22/02/02(水)06:12:18 No.892943903
「……ただ、耳を撫でているだけだよ」 「うぅ……え、えっと……その……」 そう言って、彼女は恥じらいながら身を捩る。 微かに瞳を潤ませている少女は、私を見上げながら迷うような表情をしていた。 まるで、続けてほしいのか止めてほしいのか、それすらもわからないという表情。 ……そんな顔をされればもし続けたらどういう顔をするのか、もう少し見たくなってしまう。 「きりたんは……するのとされるのどっちが好き?」 そう言って、目を細めながら少女の肩に手を伸ばしてそっと抱き寄せました。
9 22/02/02(水)06:12:31 No.892943910
「えっ、あ、あの……それはどういう……」 まだどちらの話なのか区別が付かない少女が、そう言って私を見上げているのを見ながら、私は目を細める。 「……エッチの話」 彼女にそう囁くと、赤みがかっていた耳が益々赤くなるのが見て取れる。 ……それからほのかに漂うシャンプーの匂い、それに混じって少女特有の匂いが嗅ぎ取れた。 布団の中で少女と並んで眠っているときよりも、漂う匂いが強くなっている気がする。 私の嗅覚が回復してきたのか、それとも彼女が興奮しているのか。 「うぇ……ぅぅ……その……」 「……恥ずかしい?」 「……は……はい……で、でも……」
10 22/02/02(水)06:12:44 No.892943919
そう言って、少女は肩を抱いている私の腕に触れる。 私は想定外の反応に少し驚いたような表情をすると、少女が赤くなった頬を緩めながら布団から顔を出してこちらを見つめた。 「……でも、ゆかりさんがしたいんですよね?」 「……どうかな」 私はそう言って少し考え込みました。 ……本当に自分がそうしたいのだろうか。 それとも、少女がそうしたいと思っているのを感じているのか。 「な、何ですか、それ……」 少女はなにやら衝撃を受けたような表情をしてみせる。 ……だが、私は……正直なところ、わからないのだ。
11 22/02/02(水)06:13:29 No.892943950
今日はここまで fu767639.txt
12 22/02/02(水)07:53:06 No.892950463
えっち!