ここでは虹裏imgのかなり古い過去ログを閲覧することができます。
22/01/10(月)20:51:04 No.885645127
このオッサンの剣全然役に立たねぇ
1 22/01/10(月)20:51:26 No.885645335
フロースガール(デネの王)の側仕え(ウンフェルス)が万が一に備えてベーオウルフに貸与した剣も大いに役立つものであった。柄のついたこの剣はフルンティングという銘で呼ばれた。それは伝来の宝物の中で最高のものであり、刃は鋼で作られ、糀が施され、 戦の時の血潮で一層強固なものとなっていた。恐怖の戦へ、敵の戦場へ、あえて赴こうとする者はだれであれ、この剣を握れば戦場で失望させられることは決してなかった。この剣が活躍することになるのは今回が最初ではなかった。 事実、力の強いエッジラーフの息子(ウンフェルス) はこの剣を自分より勇敢な剣の使い手(ベーオウルフ) に貸与したが、その時、彼はぶどう酒に酔った勢いで自分が口走ったことを覚えていなかった。
2 22/01/10(月)20:51:40 No.885645464
彼(ベーオウルフ)は剣で攻撃し、手加減はしなかった。そのため、糀が施された剣は女怪の頭を激しく打ち、恐ろしい音が響いた。しかし、その時、侵入者(ベーオウルフ) は剣で相手を傷つけ、命を奪うことはできず、苦戦を強いられている自分には刃は役立たないこと を思い知らされた。この剣はこれまで数多くの合戦に耐え、しばしば兜や死すべき運命にある者の武具を叩き割ったことがあったが、その瞬間、このすぐれた宝剣の栄光もついに失墜した。
3 22/01/10(月)20:52:29 No.885645862
こっちは別の剣 イェーアト族の王(ベーオウルフ)ば手を高く上げ、先祖伝来の剣を不気味な色の怪物(龍)めがけて振り降ろした。輝く刃は龍の骨に当たったが、刃は苦戦を強いられている国の長が期待したほど強く噴い込まなかった。洞の番人はこの一撃に機嫌を損ね、必殺の火を吐いた。龍の好戦的な炎は遠くまで飛んだ。イェーアト族の王は栄光の勝 利の喜びを味わえなかった。むき出しの戟の刃も、無双の鉄剣も、これまでとは異なり、この合戦の場では役立たなかった。
4 22/01/10(月)20:57:09 No.885648084
ちなみに改行が変なのはコピペした時のミス すまん
5 22/01/10(月)21:13:46 No.885655463
一応巨人が作った剣はそこそこ役に立ったんだけどね...
6 22/01/10(月)21:19:11 No.885657935
>一応巨人が作った剣はそこそこ役に立ったんだけどね... 大仰に出てくせにぽっと出の剣に負けるフルンティング