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22/01/10(月)19:15:16 イタチ... のスレッド詳細

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画像ファイル名:1641809716854.jpg 22/01/10(月)19:15:16 No.885605926

イタチとサラダのイチャイチャファミリーをのべりす遁

1 22/01/10(月)19:16:01 No.885606190

無限月詠すぎる

2 22/01/10(月)19:16:38 No.885606414

うちはサラダとうちはイタチは密室に閉じ込められていた。壁には文字が浮かび上がっている。 『ここはお題を満たさないと出られない部屋です』 「なにこれ?」 「……」 イタチが指でなぞってみると、壁の文字が変わる。 『あなたたちは相手の好きなところを言わないと出られません』 「うわぁ……」 サラダが絶句している。 (オレの好きなところなんて聞いても……) イタチは腕を組んで考え込んだ。 (強いて言うなら忍としての腕かな?) 「じゃあ私からね。えっと、優しいところ」 「あ、ああ。ありがとう」 「あと顔とか声とか匂いとか全部好きだよ」 「そうか……」

3 22/01/10(月)19:17:41 No.885606806

「あとねー、私のこといつも守ってくれるところ!」 「それは……家族なら当然のことだ」 「うん!大好きだよ!」 「…………」 (なんだろうこの気持ち……。好きと言われてるだけなのに妙に照れる……) 「次はイタチおじさんの番だね」 「なに??」 「私ばっかり言ってたら不公平じゃない?」 「ああ、そうだな……では、まずその強さだ。サラダはまだ小さいが、いずれ強くなるだろう。そして、頭も良い。アカデミーでもトップクラスの成績だと聞いている」 「えへへ……」 「それから気配りができるところ。努力家なところ。笑顔が可愛いところ。他にもたくさんある」 「そんなに褒められると恥ずかしいなー。でも嬉しいかも」

4 22/01/10(月)19:19:12 No.885607296

「あとは忍としての腕前だが、将来有望だと思う。まだまだ経験不足だが、実践を積めばもっと成長するだろう」 「ほんと??やったー!」 「それにお前には優しさがある。困っている人を放っておけない。それが自分の身を滅ぼす結果になろうとも、誰かのために動ける勇気もある」 「なんか急に真面目になったね」 「茶化すな。本心なんだ」 「わかったよ。ごめんなさい」 「それと、料理が上手いところだな。お前が今朝作ってくれた味噌汁はとても美味しかった」 「あれはねー、ママに教えてもらったんだよ」 「そうだったのか。また食べたいものだ」 イタチは微笑んでサラダを見つめた。 「さっきも言った通り、お前の強さは本物だ。これからさらに強くなっていく。まだ幼いというのにここまでできるとは大したものだ。いつかお前はサスケにも負けないくらいの忍になれる」 ガチャッ。扉の鍵が開いた音がした。 二人が外に出ると、そこにはボルトたちが待っていた。 「やっと出てきたってばさ」

5 22/01/10(月)19:20:17 No.885607663

「やはりお前たちか」 イタチが苦笑いを浮かべた。 「ちょっと!これどういうことか説明してくれる?」サラダがボルトに向かって問い詰める。 「どういうことも何も、ただ閉じ込められてただけだろ?」 「違うわよ!私が聞きたいのはなんでこんなことをしたかってこと!」 「なんのことかさっぱりわからないってばさ」「もういい!パパに聞いてくる!」 サラダはそのまま走り去っていった。 その後ろ姿をミツキがクスクス笑って見送った後、イタチに尋ねた。 「『部屋』はどうでしたか?楽しめました?」 「ああ。なかなか興味深い体験ができたと思う」 終

6 22/01/10(月)19:26:22 No.885609898

幻術なのか…?

7 22/01/10(月)19:26:42 No.885610036

「サラダ。お前はサスケにとっての新たな光だ」 イタチの言葉に、サラダがハッと顔を上げる。 「オレもサクラさんも、お前なら出来ると信じているよ。だから頑張れ」 「……うん!」 力強く返事をしたサラダを見て、フッと笑った後、イタチは前を向く。そしてそのままゆっくりと歩き出した。 「イタチおじさん!私絶対合格してみせるからね!!」 遠ざかっていく背中に向かってそう叫ぶと、イタチが一度振り返る。そして穏やかな表情で手を上げた。その顔を見た途端、サラダの目から涙が溢れ出す。 (絶対に受かってやるんだから……) 涙を拭い、気合いを入れ直すかのようにグッと拳を握る。そして決意を新たにしたサラダは、試験会場のアカデミーへと向かった。 終

8 22/01/10(月)19:27:58 No.885610513

「サラダ。お前はサスケにとっての新たな光だ」 イタチがそう告げると、サラダは顔を真っ赤にしてそっぽを向いた。 「なに言ってんのか分かんないけど……まあいいや。イタチおじさんがそう思うならそれで」 「フッ……」 素直になれないサラダを見て、イタチは思わず笑みを浮かべる。 「……さてと。じゃあサラダも来たことだし、オレは帰るか」 「え?イタチおじさん帰っちゃうの?」 「ああ。今日はこのあと任務があるからな」 「えー!もっとゆっくりしてけばいいじゃん!」サラダが不満げに抗議するが、イタチは首を横に振った。

9 22/01/10(月)19:28:24 No.885610662

「悪いな。また今度来るよ」 「むぅ……わかった。約束だよ」 「ああ。約束する」 そして二人は小指を結び合う。昔、サスケと指切りをしたことを思い出して懐かしくなり、イタチは少しだけ頬を緩ませた。 「よし。それじゃあ、またなサラダ」 「うん!またね!」 笑顔で手を振る二人。そんな光景を見送るように、空からは桜の花びらがひらりひらりと舞い落ちていた。 終

10 22/01/10(月)19:29:18 No.885610988

「正月か……イタチはサラダにお年玉いくらあげる気なんだ?」 「そうだな……まあ、10万でいいだろう」 「お前バカだろ」 二人がそんな会話をしていると、サクラが帰ってきた。 「ただいまー!あら?どうしたの?何かあった?」 サスケは先程のやり取りについて話す。するとサクラは呆れたように言った。 「あのですね……お義兄さんの気持ちは大変有難いですが、まだ子供なんですから普通にしてあげてください……」 「いや、オレはもう大人だしな……」 「ああ……そうではなく……」 サクラはため息をついた。 ならばとイタチは提案する。 「じゃあ、8万はどうだ?それなら大丈夫だろう」

11 22/01/10(月)19:29:47 No.885611197

結局、1万だけ渡すことになった。 「イタチおじさん、私そんなにお金いらないよ」 「遠慮しなくていいんだぞ?」 「ううん、私は十分嬉しいから!」 そう言って、サラダは大切そうに貯金箱にしまった。 しかし、何とかしてサラダに小遣いをやりたいイタチはある事を思いつく。 「じゃあ、今度一緒に出掛けよう」 「やった!」 嬉しそうな顔をするサラダを見て、イタチも微笑む。 だがその様子を見ていたサクラは、(また変なこと考えてるんじゃないでしょうね……)と思った。 終

12 22/01/10(月)19:32:28 No.885612299

何回終わるんだよ!

13 22/01/10(月)19:36:19 No.885613744

「サラダ、お前の前の棚のオレオ取ってオレオ」 「え? これ?」 サラダはイタチに言われたものを渡す。 「いいけど。お腹すいたの?」 イタチは受け取ったものを口の中に放り込む。もごもごと動かしてごくりと呑み込むと、また次のものを口に運ぶ。意味不明なその行動を、彼は黙々と続けた。 (何なんだろ……) 「ん」 急にイタチが声をあげて、両手を広げた。サラダがきょとんとしていると、「来い」と言うように手招きしてきたので近づいてみる。すると突然彼の腕の中に閉じ込められた。 「はあっ……!?」 訳がわからず混乱している間に、耳元や首筋、うなじを甘噛みされて、ぞくっと身体が反応してしまう。 イタチの手が背中や尻の近くに回されて、焦ったときだった。 腕にひんやりとした何かが触れる。

14 22/01/10(月)19:36:57 No.885613995

驚いて見ると、その正体は蛇だった。蛇はサラダの腕に巻きつきながらずるりと這い上がってきた。 「ひゃっ! なにこれ!?」 「落ち着けサラダ。これは大蛇丸の分身だ」 イタチは蛇を掴み、床に投げ捨てる。そして、彼が印を結ぶと同時に、蛇は一瞬にして燃え上がった。灰になったそれを見て、サラダは唖然とする。 「本体は別の場所にいる。あの蛇が触れたものに、幻術をかけるんだ」 そう言って、イタチは再び棚にあるクッキーを取ると、それを口に放り込んだ。 「……さっきから何してるの?」 「幻術返しをしている」 「げ、げんじゅつがし? ってなに?」 「幻術をかけてきた相手に、同じ幻術をかけて返すことだ」

15 22/01/10(月)19:37:29 No.885614178

説明を聞いているうちに、だんだん理解してきた。どうやらイタチは、先程からの一連の行動によって、大蛇丸が仕掛けていた幻術を解いていたらしい。 「でも、どうしてそんなことできるの?」 ふと疑問になって聞いてみると、イタチは少しだけ考えるような素振りを見せたが、答えてくれた。 「……経験かな」 「へー」なんというか、凄いなぁと思った。 終

16 22/01/10(月)19:39:46 No.885615007

>何回終わるんだよ! イザナギか!?

17 22/01/10(月)19:40:13 No.885615166

以上 一度抱きしめるとキスし始めるから気を付けた方がいい…

18 22/01/10(月)19:40:35 No.885615317

なんの話だなんなんだ…

19 22/01/10(月)19:42:03 No.885615892

>「あのですね……お義兄さんの気持ちは大変有難いですが、まだ子供なんですから普通にしてあげてください……」 >「いや、オレはもう大人だしな……」 イヤ…オレ達は子供じゃない

20 22/01/10(月)19:42:30 No.885616074

また幻術か

21 22/01/10(月)19:44:33 No.885616833

いや…また幻術か!?

22 22/01/10(月)19:48:52 No.885618498

また幻術なのか!?

23 22/01/10(月)19:49:10 No.885618615

幻術なのか…?

24 22/01/10(月)19:52:25 No.885619816

「イタチおじさん、うざいよ」サラダはため息をついた。 「サラダはオレの事を『イタチ』と呼ぶだけでいいんだ」 「……なんで?」「オレはお前のお兄ちゃんだからだ」 「じゃあ、パパって呼ぶ」 「よし。 それでいいぞ」イタチは満足げに頷いた。 「よくない。意味がわからない」 サスケが不満そうに抗議すると、イタチは冷たい視線を向ける。 「……なんだ?」「お前はもうただの弟じゃない。サラダの父親だろう」 「フン。お前こそ、もうただの兄じゃない。オレにとって、お前はもはやイタチおじさんだ」 二人はしばらく睨み合う。 「分かった。じゃあ、オレがサスケのことをお父さんと呼ぼう」「勝手にしろ」 二人のやりとりを見ていたサラダが呆れたように呟く。 「何やってんだか……」 終

25 22/01/10(月)19:54:07 No.885620489

「イタチおじさん、うざいよ」 「待て、サラダ」 イタチの制止も虚しく、サラダはさっさと歩いていってしまった。 (やれやれ……)イタチは小さくため息をつくと、後を追いかける。 そして、サラダに追いつくと、その隣を歩きながら話しかけた。 「サラダがそんな態度を取るとは思わなかったな」 「……別にいいじゃない」 「まあ、そうだな。だが、お母さんが心配するぞ?」 「…………」 「どうした? 何か気に障るようなことをしたか?」 サラダは少し迷った末、口を開いた。 「あのね、ママから色々聞いたんだけど……。私がアカデミーに入学した時も、私のことすごく可愛がってくれたんだってね」 「……そうだったかな?」 「それで、『サクラさんみたいな素敵な女性になってほしい』って言ってくれたって」 「ふむ……」

26 22/01/10(月)19:54:16 No.885620543

そのうちシスイとかオビトが出てきそう

27 22/01/10(月)19:54:32 No.885620653

なにやってるの ・・・・・ サスケパパ

28 22/01/10(月)19:54:36 No.885620672

デモンベインの悪夢みたいなの見せるのやめてもらえます!?

29 22/01/10(月)19:54:45 No.885620720

「でも、私はもう立派な大人なんだよ!いつまでも子供扱いしないでよ!」 ぷいっと顔を背けるサラダに、イタチは苦笑しながら言った。 「そういうつもりはなかったのだが……すまない」 「……わかればいいけど」 「だが、オレにとってお前はずっと可愛い姪だ」 「え?」 思わず振り向くサラダに、イタチは微笑みながら続けた。 「お前は、初めて会った時から変わらない。これから先もずっと、サラダはオレの大切な存在であり続けるだろう」 「……」 サラダは黙り込むと、再びそっぽを向いてしまった。 しかし、その耳は真っ赤に染まっていた。 終

30 22/01/10(月)19:56:30 No.885621407

>そのうちシスイとかオビトが出てきそう マダラなら出そうとしたことあるけど絡みが弱くて頓挫した

31 22/01/10(月)19:58:31 No.885622180

「イタチおじさん、うざいよ!」 サラダはそう言ってから、「おやすみなさい!」とリビングを出ていった。 「ああ……おやすみ」 ドアが閉まる音がして、それから部屋は静かになった。 「……イタチ、お前一体何やらかした」 サスケの訝しげな声に、オレは苦笑するしかなかった。 「別に何もしていない」 「嘘をつけ。だったらなんでサラダはあんな怒ってたんだ」 「……おそらく、昔と同じことをしようとしたからだろうな」 オレの言葉に、サスケは首を傾げた。 「同じこと?」

32 22/01/10(月)19:58:56 No.885622332

「サラダはまだ小さいだろう。だから昔のサスケみたいにしてやろうと思っただけだ」 「つまり、子守歌を歌って寝かしつけようとしたのか?……バカだろ」 呆れたような顔をするサスケに、何も言い返せなかった。 「まあ、気持ちはわかるけどな。実は以前オレも、サラダにやって怒られた」 「そうなのか……」 「まあいい。とにかく明日、一緒に謝ってやる」 「頼む」 サスケには本当に頭が上がらない。オレは改めて感謝した。 終

33 22/01/10(月)20:00:02 No.885622752

またほのぼの時空なのか…!?

34 22/01/10(月)20:00:17 No.885622830

どうにかマダラ出してほのぼのさせたいな…

35 22/01/10(月)20:01:02 No.885623096

>どうにかマダラ出してほのぼのさせたいな… マダラとほのぼのってどうやったら両立できるんだよ

36 22/01/10(月)20:01:17 No.885623205

>どうにかマダラ出してほのぼのさせたいな… まずイズナを生かす必要がある…

37 22/01/10(月)20:01:52 No.885623425

「許せサラダ……また今度だ」 「うん。絶対だよ」 サラダは嬉しそうに言うと、イタチの頬に軽くキスした。 その様子を横で見ていたサスケは、複雑そうな表情を浮かべる。 (サラダ……オレと修行していた時は、あんなことしてくれなかったよな) 少しだけ寂しさを感じていると、サラダは今度はこちらに近寄ってきて耳元で囁いた。 「パパってば、私とイタチおじさんがチューしてたから嫉妬したんでしょ? もー、パパったら可愛いんだから!」 「なっ……!」 狼狽えるサスケを見て、サラダはクスクスと笑った。 その光景を見て、イタチは微笑む。 「やはり、家族とはいいものだな……」 終

38 22/01/10(月)20:02:06 No.885623537

終わりすぎだろ!

39 22/01/10(月)20:02:50 No.885623834

まあイタチ兄さんは子守唄くらい歌いそうだ

40 22/01/10(月)20:03:06 No.885623953

「許せサラダ……また今度だ」 「そう言って私に分けてくれたことなんてないじゃない!」 サラダが膨れっ面で訴えてくる。 くっ、仕方ない。 「今回は特別に少し分けてやるから、そんな顔をするな」 「本当!??ありがとうイタチおじさん!大好き!」 現金な子だ。 イタチはサラダの機嫌を直すために『須佐能乎』を出した。 「さて。いくぞ」

41 22/01/10(月)20:03:42 No.885624222

「いやいやいやいや!お義兄さんちょっと!何してるんですか!?」 サクラが慌てる。 「何って、分けるだけですよ?……ああ、大丈夫です。すぐに終わりますから」 「いえ、そういう問題ではなく!それ『須佐能乎』ですよね!?なんで出したんですか!?そんな大きいもので分けられないでしょう!?」 まあ普通はそうだよな。 だがオレならできる。 イタチは『須佐能乎』でリンゴ飴を掴み取り、そのまま齧った。 うん、美味いな。 「サラダもほら。口開けて」 「いただきまーす!」

42 22/01/10(月)20:04:07 No.885624420

「ええ……」 サラダは無邪気に喜ぶが、サクラの方は困惑している。 「あの……『須佐能乎』は何で出したんですか?」「こうするためです」 イタチは今度は焼きそばを手に取ると『須佐能乎』で一口分掬い上げ、そのまま食べた。 うん、これも美味い。 「腕が四本あるんで便利ですよ」 「…………そうですか」 サクラはツッコミを諦めた。 そしてその後、三人は仲良く分け合って祭りを楽しんだそうな。 終

43 22/01/10(月)20:05:34 No.885625012

SD時空っぽいてばさ…

44 22/01/10(月)20:06:36 No.885625456

スサノオも喜んでいます

45 22/01/10(月)20:07:21 No.885625755

まあイタチは無駄に器用な真似しそうだなとは思う

46 22/01/10(月)20:08:39 No.885626295

「イタチおじさん、うざいよ!」 「……なに? 今の流れはオレがうざいのか?」 サラダは「そうだよ!」と言いながら、イタチを睨む。 「何で私がパパのことを嫌いって言ってるのに、『嫌ってるわけがない』なんて言っちゃうかな!??」 「それは……心配だったからだ。お前は父親に似て、素直じゃないところがあるからな」 「余計なお世話だよ!」 そう言いながら、サラダは涙目になる。 「すまない、サラダ。だが、一つだけ聞かせてくれ。本当にサスケの事を嫌っているわけではないんだろう?」

47 22/01/10(月)20:09:07 No.885626464

その問いに対して、サラダは一瞬躊躇いながらも小さくコクリと首を動かす。 それを見たイタチはホッとしたような表情を浮かべた。 「じゃあ、オレはどうだ? オレも昔ほど嫌われてはないと思うんだが……」 「えっ?」 イタチの急な質問に、サラダは少し悩んで答えた。 「別に嫌いじゃないけど……たまにうざいかな」 「そうか……。まあ、いいさ。今はそれで十分だ」 終

48 22/01/10(月)20:09:19 No.885626542

「あけましておめでとう、サラダ。ホレ、お年玉だ。」 うちはマダラがサラダに分厚いポチ袋を差し出す。 「わーい!ありがとマダラおじさん!」 「おうよ。」 そう言ってサラダの頭を撫でるうちはマダラの顔はとても優しい顔をしていた。そしてその顔を見た私は思わずドキッとした。 (・・・何?この胸騒ぎは?) そんな私を他所に、うちはサラダはお年玉を大事そうに抱えてサスケ君に駆け寄る。 「パパ!見て見て、おじちゃんからお金貰ったんだよ!」 「そうか、良かったな。だがあまり人に物をねだったりするんじゃないぞ?」 「うん!」 「じゃあ今日はすき焼きだからさっさと手洗いうがいしてこい。」 「え~!?ホントに!?やったぁ!!」 うちはサラダは嬉しそうにはしゃいで洗面所へと走っていく。 その様子を見た私は複雑な気持ちになった。

49 22/01/10(月)20:09:29 No.885626597

>その様子を見た私は複雑な気持ちになった。 (なんかずるいな~。) 「おいサクラ、どうしたんだ?」 私がむくれている事に気づいたのか、うちはサラダは走り去った後なのにまだ玄関にいる私の方を不思議そうな表情で見てくる。 「別に何でもないよ。ちょっと考え事してただけ。」 「ふ~ん、まあいいや。それよりお前も早く来いよ。もう準備出来てるから。」

50 22/01/10(月)20:10:32 No.885627075

「そうカンタンにサスケに手は出させはしないぞ、うちはサラダ!」 「だったらさっきの私のセリフは聞いてるでしょ。このうちはサラダには一切の言い訳は通用しないって」 「やはり…….お仕置きか……」 イタチは説得を諦めた。 サラダが自らの父親にどんな仕打ちをするのかは不明だが、止めるつもりはなかった。 しかし、彼女が取った行動は全く予想外なものだった。 サラダはおもむろに両手を広げて、サスケにぎゅっと抱きついたのだ。 「パパ!大好き!」 突然の出来事にサスケもイタチも固まってしまった。

51 22/01/10(月)20:11:01 No.885627282

「えへへっ。どう?これならいいでしょ?」 「いや……サラダ、お前……」 「ダメだよパパ。これ以上言い訳したらもっと強く抱きしめるからね」 有無を言わせない迫力があった。 サスケは黙り込むしかなかった。 そんなサラダの尻に敷かれるサスケの姿を見て、イタチは「これが父娘関係というものなのか」と納得した。 終

52 22/01/10(月)20:11:43 No.885627553

マダラお年玉渡しに来ただけかよ

53 22/01/10(月)20:13:50 No.885628424

無限月読だ…

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