虹裏img歴史資料館 - imgの文化を学ぶ

1 22/01/09(日)23:00:22 No.885341041

「なぁ、トレーナーぁ」 「ん？どうした？」 ソファに横向きに座り、俺に背中を預けてスマホを弄っていた担当バが不意に声を上げる。 首噛み事件から一転、彼女からの接近に遠慮が無くなり、こうしてトレーニング後帰宅までの時間をトレーナー室で一緒に過ごす事が多くなった。大概がこうしてソファに座り作業する俺に凭れかかったり膝の間に座ったりと距離が近いのはご愛嬌。レースで走るウマ娘の資本とも言うべき身体を預けてくれるのは信頼の証と思ってとても嬉しいのだが、トレーニング後のシャンプーの匂いが脳髄まで溶かす様に甘く漂ってくるのは中々理性に悪いのが難点だ。 喋りすぎた。話を戻そう。

2 22/01/09(日)23:00:48 No.885341222

「ん」 振り向いた俺に彼女は持っていたスマホを向ける。身長差から目一杯に伸ばされた腕だが、それでも遠い。一体何を見せたいのやら、俺はどれどれ、と覗き込む様にスマホの画面を見て。 「何々、『これを付ければバッチリ！男性が喜ぶ勝負下』ぅおわっ！？」 「ギャハハハハハッ！！」 弾かれた様に画面から離れる俺に大笑いする彼女。何とも意地が悪い。 「いきなり何見せんのさ！？」 「いやぁ～いい反応するかなって。思ったとおりだったぜ」 「心臓に悪いよ……」 げんなりとする俺。仮にもこっちは業務中なんだし、ましてや相手は稀代の傍若無人な暴れウマでも女の子だ。恥じらいくらいは持って欲しいと思うのは贅沢だろうか。

3 22/01/09(日)23:01:10 No.885341365

「んで、トレーナーはどれが好みだよ」 「はい？」 画面をスクロールする彼女の手元で表示されるのは下着をつけた女性の画像。可愛らしいものも有れば男性心を擽る扇情的なものまで。 「……どうしても選ばなきゃダメ？」 「ダメに決まってんだろ早くしろ」 彼女の傍若無人さは重々承知してるし、やると決めた事は頑として譲らない事も知っている。これは断っても無駄なやつ、と早々に諦めを付けて彼女から手渡されたスマホをスクロールする。自分には縁のないものを選ぶって難しいんだよなぁ、と心の中でごちながら次々と現れる女体の画像を見ていくと。

4 22/01/09(日)23:01:33 No.885341521

「……お」 「お、良いの見つけたか？見せろ」 画像を見ている間、俺の膝に頭を載せて脚をパタパタさせていた彼女は、俺のあげた声にがばりと跳ね起きて俺の肩に手を回して肩に顎を載せた。密着する身体に少しドキリとしつつも、俺はスマホの画像を彼女に見やすい様に傾けて上げる。 「これ、なんか可愛いなぁ、って」 「……これかよ」 見せたのはレースがふんだんに使われたガーリッシュなもの。当たり障りなく、かつ自分でも可愛いと思えるものを選んだつもりだったのだが。 「随分可愛らしい趣味してんな。ロリコンかよ」 「自分から見せといて酷い仕打ち！」

5 22/01/09(日)23:01:57 No.885341665

俺からスマホを奪い取った彼女はまた俺に凭れ掛かってスマホを弄り始めた。これぞまさに傍若無人。傷付いた己の心を慰めつつ。 「下着、新しいの買うの？」 「あぁ、使ってるのがだいぶ草臥れてきたからな」 スマホを弄りながら答える彼女。前見た時に付けてたグレーの簡素なスポーティな上下はまだ新しい感じがしたのだが、女性の下着事情が良く分からない自分にはそういうものなのか、と納得するしかなかった。 「もしかして、俺の意見を取り入れてくれたり？」 「自惚れんな、バァーカ」 「酷い！」

6 22/01/09(日)23:02:22 No.885341828

心への連撃にシクシクと書類に向かおうとして前を向こうとしたら。いきなり肩をむんずと掴まれて、俺はソファに押し倒されていた。デジャヴ。 「……あの、ジャーニーさん」 「んだよ」 見上げれば蛍光灯の逆光で影を落とす彼女の顔でギラギラと光る両の目に見下ろされる。獲物を見定めた肉食獣の、あの目だ。 「あの、せめて鍵だけでも」 「逃がさねぇよ、バァーカ」 「ですよねー……つッ」 彼女が顔を首元に寄せて、貼っていたガーゼを口でビリッと剥がす。現れたのは赤黒く跡を残す小さい歯型。ようやくかさぶたが出来て治りかけ始めていたのだが、彼女は遠慮なく傷の上から齧り付く。ガリガリとかさぶたを歯で削り取られ、剥き出しにされる生傷。それにちゅ、ちゅ、と柔らかい唇で傷に吸い付き、滲み出る鮮血を余す所なく吸い上げる彼女。時折り熱く柔らかい彼女の小さい舌がぺろりと傷口を舐め上げて、痛みと快感がゾクゾクとおり脊髄を駆け抜ける。あぁ、結局今日もこうなるのか。

7 22/01/09(日)23:02:45 No.885341952

満足したらしい彼女が離れた時には俺の首元は彼女の涎でびちゃびちゃになっていた。ふーっ、ふーっ、と荒い呼吸で口元に付いた俺の血を舌で舐めとる彼女はやはり綺麗で、俺もどうしようもないな、と自虐するしかない。 「……っ……アンタも、やる気じゃんかよ」 「ぅ……しょうがない、だろ。あんな事されて……」 俺の腰に跨った彼女が、ニヤリと笑いぐりぐりと自分の腰を押し付けてくる。彼女の少々心配になってしまう細身にも確実にある柔らかい感触に、俺は早々に抵抗をやめる。この奔放自在な担当バに抗った所で、後々痛い目に遭うのは自分だ。受け入れられる事は受け入れるしかない。 「んじゃ、今日こそ勝たせて貰うぜぇ。トレーナーぁ」 「はいはい、お手柔らかに頼むよ」 とりあえず今は彼女の望むままに受け入れよう。傍若無人な振る舞いでも、それが彼女なりの親愛表現だったりするのだから。俺は、さてこのお姫様をどうやって満足させようか、と考えながら彼女からのキスを受け入れた。

8 22/01/09(日)23:03:07 No.885342095

とまぁ、ここまでにしとくか。そろそろ行かないと担当を待たせてしまって暴れるかもしれないからな。お互い苦労するけど頑張ろうぜ。 最後に一つ付け加えるなら？欲しがりだなアンタも。まぁ、新しいのはとても良く似合っていた、とだけ言っておくよ。またな。

9 22/01/09(日)23:04:12 No.885342521

姉貴へ向けるヨコシマな気持ちを表現しました 姉貴に可愛い下着付けて欲しい

10 22/01/09(日)23:04:21 No.885342579

ウワーッ！

11 22/01/09(日)23:08:03 No.885344012

また退廃的なことしてる…

12 22/01/09(日)23:08:30 No.885344179

もしもしポリスメン？ここにロリコンがいるっス

13 22/01/09(日)23:11:36 No.885345375

ドリジャが大人しくなるなら必要な犠牲では…

14 22/01/09(日)23:11:56 No.885345506

>姉貴へ向けるヨコシマな気持ちを表現しました >姉貴に可愛い下着付けて欲しい 小学生用かと思ってたら結構大人なのつけてるといいよね…

15 22/01/09(日)23:16:08 No.885347224

>小学生用かと思ってたら結構大人なのつけてるといいよね… 俺は姉貴にピーチジョンを贈りたい

16 22/01/09(日)23:20:03 No.885348878

ドリジャ単独の怪文書は初めて見たかも…いいよね…

17 22/01/09(日)23:27:49 No.885352503

>ドリジャ単独の怪文書は初めて見たかも…いいよね… よければ昨日深夜に上げた前話もどうぞ… fu696429.txt

18 22/01/09(日)23:30:44 No.885353796

身長差約30cmのカップルか……(ikze:162cm、ドリジャ:133cm) キ乗位でトレーナーに凭れかかったらちょうど首元に口が来る

19 22/01/09(日)23:31:18 No.885354032

>身長差約30cmのカップルか……(ikze:162cm、ドリジャ:133cm) >キ乗位でトレーナーに凭れかかったらちょうど首元に口が来る ikzeではないだろこのトレーナー

20 22/01/09(日)23:31:35 No.885354128

>身長差約30cmのカップルか……(ikze:162cm、ドリジャ:133cm) >キ乗位でトレーナーに凭れかかったらちょうど首元に口が来る カップルじゃないっスよ 絶対違うっス

21 22/01/09(日)23:41:49 No.885358758

贅沢言うけどcvくぎゅがいいです

22 22/01/09(日)23:42:17 No.885358937

>よければ昨日深夜に上げた前話もどうぞ… >fu696429.txt しらそん…これはありがたい

23 22/01/09(日)23:46:31 No.885360543

凶暴なロリガキは俺の性癖に合っている

24 22/01/09(日)23:47:25 No.885360879

どこかいじらしいドリジャは身体に良い

25 22/01/09(日)23:49:21 No.885361628

>凶暴なロリガキは俺の性癖に合っている 夜は逆に泣かされてるといいと思います

26 22/01/09(日)23:55:01 No.885363759

姉貴の幻覚いい…