虹裏img歴史資料館

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22/01/07(金)20:22:52 「今日... のスレッド詳細

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画像ファイル名:1641554572689.png 22/01/07(金)20:22:52 No.884501724

「今日も踊れやカサマツ音頭?♪」 「ちょいちょいちょーい! 待てやオグリ!?」 オグリが歌い出すと、タマモクロスが慌てて止める。 「……どうしてだ? カサマツ音頭は私にとって思い出の曲なんだが?」 「いや、カサマツ音頭は無いやろ!? そもそも今日は『ウイニングライブで歌って無い曲』ってルールやで!」 「……そうだったか?」 首を傾げるオグリキャップに、タマモクロスは頭を抱える。そんな2人を見ながら、スーパークリークは微笑む。 今日、彼女達3人は連れ立ってカラオケ店に来ていた。 普段は勉学にトレーニング、そしてレースと大忙しの彼女達ではあったが、たまの休みにはこうして羽を伸ばしているのだ。

1 22/01/07(金)20:23:52 No.884502132

「じゃあ次は私が歌わせてもらいますね~」 「おぅ、クリーク。手本見せたれや」 「はい、頑張りますね~」 マイクを持って立ち上がったスーパークリークを見て、タマモクロスが促す。 その言葉を受けて、彼女はマイクを手に取ると歌い出した。 「so high かけがえない君に出会えてよかったよ~♪」 透明感のあるメロディに合わせて、優しい歌声がブースの中に響く。 普段から母性を感じさせる声質のスーパークリークではあるが、今はそれに優しさがプラスされて聞く者の心を癒やすような声色になっていた。 「おぉ……クリーク歌うまいやんか……」 「うん、いいな」 2人は思わず聞き惚れてしまう。ウイニングライブとはまた違ったスーパークリークの歌を聞く機会は少ない。だから余計に彼女の歌に感動していた。

2 22/01/07(金)20:24:55 No.884502561

「ふぅ~……どうでしたか? オグリちゃん、タマちゃん」 歌い終わったスーパークリークは満足げな笑顔を浮かべる。 それを見た2人も拍手を送った。 「えぇやんクリーク。うまかったで!」 「そうだな。凄く良かったぞ」 「ありがとうございます~」 2人に褒められてスーパークリークは微笑んだ。 そして今度はタマモクロスが自分が歌う番だと意気込んで立ち上がる。 「次はウチが歌うわ! ウチの美声を聞いたら腰抜かすでー!」 「あら~……?」 「ん……?」 首を傾げるオグリキャップとスーパークリーク、それもそのはずタマモクロスの声は非常に特徴のあるものだったからだ。 しかしそれは決して悪い意味ではない。むしろ良い意味で特徴的であり、ウイニングライブでは彼女がよく通る大きな声で歌っているためとても耳に残る歌声をしていた。 ただ、『美声』と言われると違和感がある。そんな疑問を抱いている2人を他所に、タマモクロスは選曲用の端末を操作する。 すると可愛らしいポップな前奏が流れ始めた。

3 22/01/07(金)20:26:25 No.884503127

「おぉ……」 「まぁ……!」 期待と不安が入り混じった表情で、二人ははタマモクロスを見つめていた。 やがて、曲が始まる。 「ワンピースふわふわっ♪ ドキドキに踊るの~♪」 タマモクロスの喉から出ていたのは間違いなく『美声』であった。透き通った高音は綺麗に響いてブース内に木霊する。 遊園地デートに心躍らせる少女の恋心が歌われたその曲は、普段の関西弁でまくしたてる喋り方からは想像できないほど可憐なものとなっていた。 「タマちゃんすごいです~」 一方でスーパークリークもタンバリンを持ってノリノリである。 普段の落ち着いた雰囲気とは違い、まるで子供のように目を輝かせて楽しそうにしている姿はとても新鮮だった。 「ふー……どや? ウチの歌唱力!」 一通り歌い終えると、タマモクロスがドヤ顔で胸を張る。それに応えるようにオグリキャップとスーパークリークはパチパチと拍手をした。 「はい~、とっても素敵でした~」 「うん、いいと思う」 「せやろ! もっと褒めたってや~!」

4 22/01/07(金)20:27:01 No.884503338

嬉々として喜ぶタマモクロスに対して、オグリキャップが提案をする。 「次は私だな」 「おっ、今度こそちゃんと歌ってや? カサマツ音頭はアカンで?」 「分かってる」 オグリキャップがマイクを手に取る。彼女は先程のタマモクロスと同じように曲を探し始めた。 やがてモニターに曲名が表示される……『新カサマツ音頭』と。 「いやなんでやねん!? さっきと変わってへんやんか!」 キレのあるタマモクロスのツッコミがブース内に響き渡った。 「違うんだ、タマ。新カサマツ音頭の方はまだウイニングライブでは歌っていない」 「そういう問題ちゃうわボケェ!!」 オグリキャップの言葉にタマモクロスがツッコむ。そんな二人を見ながらスーパークリークは穏やかに微笑んでいた。

5 <a href="mailto:s">22/01/07(金)20:27:41</a> [s] No.884503598

終わり 改めて聞くとタマと智絵里ちゃんのギャップすごいよね

6 22/01/07(金)20:42:36 No.884509212

タマはカサマツでのウイニングライブ知ってるのか…

7 22/01/07(金)20:43:19 No.884509472

oh...はるかなレシーブ

8 22/01/07(金)20:45:01 No.884510020

この三人の絡み好き

9 22/01/07(金)20:45:25 No.884510135

サンプルはありませんか!

10 22/01/07(金)20:51:15 No.884512116

ヤナト田植え唄も歌えるタマきたな…

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