虹裏img歴史資料館

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22/01/01(土)03:25:00 この年... のスレッド詳細

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画像ファイル名:1640975100539.png 22/01/01(土)03:25:00 No.882346982

この年末年始はルームメイトが帰省してしまうと言うので、しばらくの間部屋に一人になる事が確定したシンコウウインディは長期の外泊届を提出して眠れぬ夜を過ごす事を回避した 素直にヒシアマゾン寮長などの帰省しない面々と一緒に過ごせばいいのではないかと思わなくもないのだが、担当に頼られてる今の状況が何と言うか……語弊を恐れずに表現するととても嬉しかった 別に平時から頼られてない訳ではない。むしろ、おねだりはされてる方だという認識はある ただ何と言うか 「頼りにされてるって言う気がしてくるんだよな」 「ん?トレーナー何か言ったのだ?」 「すまん、ただの独り言だ。気にすんな」 「うん」 大晦日の夜、新年まであとわずかという時間帯 俺達はトレーナー寮で炬燵に収まって、年越し蕎麦を啜っていた

1 22/01/01(土)03:25:17 No.882347012

学園近くの商店街の蕎麦屋からの出前の品であるこの年越し蕎麦。トレーナー寮でも俺達以外の数組が依頼していているようで、出前のバイクが往復する気配や配達員が異動する足音やらが部屋の外から感じられる 右隣に座るウインディの耳が時折ぴこぴこと動くのは、その気配や足音を察しての反応だろう 「ごちそうさまなのだ」 「はいよ」 互いに蕎麦を食し終わり、二人分のどんぶりを流し台へと運ぶ。今のウインディは客分なので、こういった作業は家主である自分の役割だ そんな風に片付けをしてる俺の背を、炬燵の天面に上半身を預けた状態で眺めてくるウマ娘が一人 「ねぇトレーナー」 間延びした声で呼びかけてくるウインディに対して 「なんだー」 と応答する 「ウインディちゃん眠くなってきたのだ」 「寝るなら風呂入って歯磨きして髪乾かしてストレッチ済ませてからにしようか」 「……代わりにトレーナーがやってきてー」 「代わってどうすんだよ」

2 22/01/01(土)03:25:30 No.882347042

眠気が思考を侵食している所為か、トンチキな事を宣うウインディに適当に相槌を打つ そんな会話を交わしながら洗った食器を整理してから炬燵に戻ると、ウインディは先ほどの態勢のままで瞼を閉じていた 「ねーるーなー」 声を掛けながらへにゃっとしているウマミミを摘まむ。洗い物をしていて冷たくなっている指に触れられたので 「ひゃっ!」 とびっくりした様子で上半身を起こす我が担当 「なにするのだ」 むぅ、と口をとがらせて抗議してくるので、俺はもう一度寝る前にするべきことを彼女に告げる 「いいから風呂入って来いって」 「……だから、トレーナーが代わりにやって?」 ……やっぱりおねだりはされてる方だと思う

3 22/01/01(土)03:26:27 No.882347164

入浴後、血行が良くなったからか目が冴えたらしい 先ほどまでの眠気はどこかへ消え去ったのか、ウインディは再び炬燵に収まりテレビ画面に嚙り付いている 時計を見れば、新たな年は目前に迫っている時刻 髪とミミをタオルで拭いてやりながら 「危うく風呂場で年を越すところだったな」 「ん?もうそんな時間なのだ?」 「そうだよ」 ウインディの頭を拭いたら、今度は自分の髪の湿り気を取るためにタオルを頭に被せる 「ホントだ、もうすぐカウントダウンなのだ」 そう呟く彼女の視線の先を追えば、テレビのモニターに今年の残り時間が刻まれていた そのまま言葉を交わさず、二人一緒に画面を見つめていること暫し 「「…………3、2、1、ゼロ。あけましておめでとうございます」」 「今年もよろしくお願いするのだトレーナー」 「今年も宜しくなウインディ」 俺達は新年の挨拶をしてから翌朝初詣に出かける約束も交わした後寝室へと向かうのだった

4 22/01/01(土)03:27:15 No.882347265

あけましておめでとうございます 眠れないから年越しウインディちゃん書いたけど力尽きたのでここで失礼する

5 22/01/01(土)03:32:33 No.882347900

一緒に入ったのだ…?

6 22/01/01(土)03:40:51 No.882348916

さらっと風呂一緒に入ってない?

7 22/01/01(土)03:43:39 No.882349229

>さらっと寝室一緒に入ってない?

8 22/01/01(土)03:53:41 No.882350299

理事長!これは一体!?

9 22/01/01(土)04:02:16 No.882351266

>さらっと寝室一緒に入ってない? fu670621.png だから同じ部屋で寝るのはまぁ…

10 22/01/01(土)04:26:38 No.882353385

ほのぼのウインディちゃん

11 22/01/01(土)04:32:19 No.882353790

>さらっと籍一緒に入ってない?

12 22/01/01(土)04:46:27 No.882354818

おまたの様子が変なのだ…

13 <a href="mailto:sage">22/01/01(土)05:33:08</a> [sage] No.882357962

翌朝、未明 一部の同僚たちが初日の出を拝むために定番スポットとなっている山や海へと向かう、という予定を立てていたのを耳にしていた さすがに遠出をするつもりは無かったが日が昇る所くらいは見てみたいな、と思っていたからか……夜が明ける前に自然と目が覚めた 傍らで寝ている相手を起こさぬようにそろりとベッドを抜け出て、顔などを洗いに浴室へと向かおうとした俺の右手がパシッと掴まれた 「どこいくのぉ……?」 次いで、半ば夢の中という感じのかすれ声で呼び止める声が投げかけられる 「すまん、起こしたか?まだ5時だし寝てていいぞ」 ぽやぽやした目を擦りながら上体を起こしてきたウインディの方へ振り返り、寝直すように促す 「んーん……ウインディちゃんもおきるのだ……んんーっ」 俺からの二度寝の勧告を断り、掴んだ右手を離さないまま軽く身体一伸びさせてから 「おはよっ」 「ああ、おはよう」 就寝前の新年の挨拶に続き、今年初めの朝の挨拶を交わす

14 <a href="mailto:sage">22/01/01(土)05:33:21</a> [sage] No.882357974

「それでどこ行くつもりだったの?」 「あー、朝日が昇る所が見たいと思ってな」 「どこで?」 「最上階の階段室」 「ウインディちゃんも一緒に見たいのだ」 「んじゃまず顔とか洗わんと」 「ん」 二人で身支度を整えてから寒くない様にコートを羽織り、寮の上階へと足を運ぶ 空気は冷たく染み渡り夜明けの静けさが広がる中で、朝刊配達と思しき原付のエンジン音が遠間から響いてくる 「寒くないか?」 「大丈夫」 胸元のウインディに声を掛けるが、どうやら平気なようだ

15 <a href="mailto:sage">22/01/01(土)05:34:00</a> [sage] No.882358021

東側の階段室は当然だが人の気配はなく、俺達は手すりに身を寄せて日が昇るのを待った 「んんー、まだなのだ?」 「もうじきだ」 じっと眺める空の様子は徐々に明るみを増し、遠く見えるビル群の影から少しずつ太陽がせり上がってくるのが見えた 俺はウインディと一緒に両手を合わせ、 「今年一年、幸いに過ごせますように」 「今年もレースに勝てますように」 自身の抱負を日の出に誓い、そのまま初詣へと足を運んだ

16 <a href="mailto:sage">22/01/01(土)05:34:27</a> [sage] No.882358052

って言うご来光の様子

17 22/01/01(土)05:35:58 No.882358125

いい雰囲気だ…

18 22/01/01(土)05:41:12 No.882358415

もしかしてコートって1つしか羽織ってない…?

19 22/01/01(土)06:41:30 No.882361586

朝からイチャイチャしよってからに トレセン学園は婚活会場やないで!

20 22/01/01(土)07:33:02 No.882364617

>トレセン学園は婚活会場やないで! そう!結婚式場や!

21 22/01/01(土)07:38:44 No.882365048

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