21/12/13(月)00:33:52 「も〜…... のスレッド詳細
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21/12/13(月)00:33:52 No.875855259
「も〜…またですよ〜…」 段ボール箱を両手で抱えながら、寮の部屋の扉をなんとか開け、ローズはそう言う。 「ん？なんだ、どうしたローズ君」 ベッドに寝転がったまま、ギムレットは聞いた。 「なんだじゃないですよもう…ラブレターですよラブレター！この箱の中身ぜんぶ！」 「へー。モテモテで良かったじゃないか。」 興味なさげにそう返すギムレット。 「僕宛てじゃないですギムさん宛てですよ！」 そんな彼女の態度が軽く気に触ったのか、ローズは、ダァン！と大きく音を立てながらテーブルに箱を置いた。
1 21/12/13(月)00:34:04 No.875855324
「俺に？なんでローズが持ってる？」 いつの間にかベッドの縁に腰掛けていたギムレットはある種、当然とも言える疑問を相手にぶつけた。 「ギムさんに渡して下さいって僕にラブレターを押し付けていく子がいるんですよ！それも割と沢山！この箱が半分埋まるぐらいには！」 「そうか…そりゃ大変だな。」 「そんなひとごとみたいに…ギムさんなんとかしてくださいよ〜！」 ローズは、座っているギムレットの目の前で仁王立ちのようなポーズになりそう言った。 「俺に言われてもな…」 そんな彼女を見上げながら、困ったようにギムレットは呟いた。 「と！り！あ！え！ず！この大量のラブレター、ちゃんと返事するなりなんなりしてあげてくださいね！」 我関せずな態度を取り続けるギムレットに、ローズはまるで保護者のように、そう言った。
2 <a href="mailto:A">21/12/13(月)00:34:26</a> [A] No.875855435
「全員に断りの返事を書くのか…骨が折れるなぁ…」 「えっ？読む前から断るの決めちゃうんですか？」 ギムレットの答えに、ローズは驚きの声を上げた。 「そりゃあ当然だろ。これ以上誰かと付き合ったら浮気になる。」 「ええっ！！？ギムさんそういう関係の人居たんですか！？」 その返答に、ローズは更に驚き、今度は素頓狂な声を上げた。 「えっ…!?俺とローズって…そういうのじゃなかったのか…!?」 今度はギムレットがローズの返事に驚かされた。 「えっ…！いやー…それはー…そのー…」 ローズは顔を赤くし、しどろもどろになり、ついでに耳が寝ている。 力が抜けてしまったのか、そのまま彼女はギムレットの隣に座り込んだ。 「違ったのかローズ？どうなんだローズ！？」 「いやっ…別に…そういうのじゃないわけでもないと言うか…別に僕はそういうのでも構わないっていうか…」
3 <a href="mailto:A">21/12/13(月)00:34:40</a> [A] No.875855510
「はっきり言ってくれローズ君！どう思ってるんだ！─────もしかして…俺の事嫌いか…？」 「あーもう！大好きですよ！！僕はギムさんの事が大好きです！！！愛してます！！！！」 ローズキングダムのこの告白は寮に響き渡り、学園内のギムロズ派は死んだ。 ついでに、たまたま二人の部屋の前を歩いていたアグネスデジタルは爆心地でこれを聞き、光になった。
4 <a href="mailto:B">21/12/13(月)00:34:59</a> [B] No.875855620
「ラブレターねぇ…」 ギムさんはベッドから立ち上がると、箱の中に入っているラブレターに目を通し始めた。 「イルドロール…これは名前書いてねえな…フェイドレス…クロネコ…これも書いてねえじゃねえか…」 彼女は一見乱暴に見えるが、実のところ丁寧に封を切り、差出人の名前を呟いている。僕はなんとなく悪い気がして、窓の外を見ていた。でも、興味を捨てきれずに、耳だけはギムさんの方を向いていた。 「──────！これって…」 その手紙を読んだ時、わずかに彼女の声色が変わったのを、確かに僕の耳は捉えていた。
5 <a href="mailto:B">21/12/13(月)00:35:23</a> [B] No.875855757
「そうか…先輩…！」 「どうかしたんですかギムさん？」 「えっ…あー…ちょっと用事ができたから行ってくる。」 そう早口で言い残して、彼女は部屋を急ぎ足で出て行った。 隠すようにして一通の──────おそらく…ほぼ確実に彼女へのラブレターであろう封筒を持って。 きっと────告白を受けに行ったのだろう。差出人の娘と違って、想いを形にしなかった僕の負けだ。いつか形にしようと思っていても、今の関係がここちよくて、それを変える勇気が出なくて。
6 <a href="mailto:B">21/12/13(月)00:35:37</a> [B] No.875855837
ああ…あんなラブレターなんか、全部燃やしてしまえばよかった。
7 <a href="mailto:s">21/12/13(月)00:35:50</a> [s] No.875855911
ダーク・俺は本質的にはローズ君に幸せになって欲しい心を持っているが、自分の意志では幸せになって欲しい心、病んで歪んだ感情を持って欲しい心もコントロールできない…
8 21/12/13(月)00:43:12 No.875858662
まってた……ありがてえ……
9 <a href="mailto:s">21/12/13(月)00:43:19</a> [s] No.875858700
fu610725.zip これは今週分入りのまとめ
10 21/12/13(月)00:46:21 No.875859818
Aで光になりBで横になった…… Bはシスター？
11 21/12/13(月)00:48:42 No.875860633
ローズくんが手紙をこっそり混ぜてたりしてもかわいいかも……
12 21/12/13(月)00:50:14 No.875861180
ローズくん大勝利かと思いきや鋭く刺す曇らせで脳が破壊された 今日はよく眠れそうだ...
13 <a href="mailto:s">21/12/13(月)00:50:17</a> [s] No.875861192
>Bはシスター？ 最初は名前も出して書いてたけどシスターさんにヘイト向けちゃう感じになるとあれかな…と思ってぼかしてみた
14 21/12/13(月)00:58:15 No.875863833
曇っても曇らなくてもかわいいローズくんは最高だな！
15 21/12/13(月)01:17:38 No.875868430
fu610812.jpg なんて言ったらいいか分からないので拙いですが描きました ありがとう……
16 21/12/13(月)01:17:48 No.875868467
曇りローズくんは美しい
17 21/12/13(月)01:18:37 No.875868627
>fu610812.jpg >なんて言ったらいいか分からないので拙いですが描きました >ありがとう…… ローズくんかわいい
18 <a href="mailto:s">21/12/13(月)01:19:16</a> [s] No.875868771
>fu610812.jpg >なんて言ったらいいか分からないので拙いですが描きました >ありがとう…… あ”っ…いい…こちらこそありがとう…
19 21/12/13(月)01:22:34 No.875869471
明日分のローズくんを補った
20 <a href="mailto:s">21/12/13(月)01:24:28</a> [s] No.875869877
とりあえずクリスマスのネタを当日までには書きたいと思ってるけどなんかどんどん大物ウマ娘が登場する…扱いきれるかなこれ…
21 21/12/13(月)01:35:11 No.875872179
>とりあえずクリスマスのネタを当日までには書きたいと思ってるけどなんかどんどん大物ウマ娘が登場する…扱いきれるかなこれ… オレハマッテルゼ
22 21/12/13(月)01:36:04 No.875872372
fu610835.jpg 汚いのでアレですがもう1つ描いてしまったので…
23 <a href="mailto:s">21/12/13(月)01:39:55</a> [s] No.875873185
>fu610835.jpg >汚いのでアレですがもう1つ描いてしまったので… ありがたい…明日月曜なのにこんな時間でごめんね…
24 21/12/13(月)01:42:02 No.875873655
シスターってなんだ…？
25 21/12/13(月)01:43:15 No.875873915
>シスターってなんだ…？ ウオッカのお母さん
26 21/12/13(月)01:43:30 No.875873969
>シスターってなんだ…？ タニノさんちの
27 21/12/13(月)01:44:04 No.875874081
タニノシスターか… なるほどありがとう