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21/12/10(金)06:20:17 [不定期... のスレッド詳細

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21/12/10(金)06:20:17 No.874803782

[不定期] 俺は結月ゆかりと東北きりたんのロリインピオが見てぇよ [今の予定] ・きりたん5歳とゆかり7歳から満足するまで ・コッショリ ・7歳をどんどんヤバくして遊ぶ

1 21/12/10(金)06:20:38 No.874803804

波の音が響きわたるのを聞きながら、潮風に髪が揺られているのをそっと手で押さえます。 家から少し歩いた電車乗り場から、幾つかの駅を乗り継いで私達は海に着ていました。 遠方へと響く音を聞きながら、私は目の前に見える青い海を眺めます。 そうして微かに香る海の潮風を感じながら、私は空から降り注ぐ日光にそっと手をかざして目を細めました。 「海だね」 そう言って笑いながらこちらを見る彼女に、私は小さく笑みを零します。 「……ええ、そうですね」 そう返して私は人気のない海辺の砂浜に座り、波が引いたり上がったりするのを見ていました。 ……夏が思ったより早足だったせいか、海開き宣言が始まるより早く私達は海にきています。 ですが、誰も居ない海というのはなかなかどうして新鮮です。

2 21/12/10(金)06:20:55 No.874803819

「……誰も居ないね」 「まあ……海開きもしてないですからね」 泳ぐには肌寒いか、なんて思いながら浮かれて持ってきた水着を鞄にしまったまま二人で並んで苦笑いをこぼしました。 ですが、少し変わったピクニックだと思えば、それもいいものかもしれません。 そんな事を思っていると、隣の少女は波が海岸線でざぶざぶと音を立てているのを見て、目を輝かせました。 ……何だか嫌な予感がします。 「……ね、もう少し近づいて見てみようよ」 ああ、やっぱりか。 私はそう言いたげな顔をすると、少女は私の手を引いて立ち上がります。

3 21/12/10(金)06:21:09 No.874803830

「ビチャビチャになりますよ」 「じゃあ、靴と荷物は置いていこうよ」 「……全く」 私は近くの砂浜に靴を脱いで荷物を置くと、彼女もその隣にリュックサックと被っていた麦わら帽子、それに靴を置いて私の手を引いて海際へと歩いていきました。 手を引かれたまま海岸へ近づくと、潮の匂いが強く漂っていること、そして塗れた砂が足の指に絡まって少しだけ冷たくて気持ちいい事に気が付きます。 潮の鼻に纏わりつくような匂いを嗅ぎながら、足に海の水が絡まった砂を浚って海へと帰していきました。 少女は私から手を離すと、足元の砂を少しだけ持ち上げて笑います。 「ふふ……くすぐったい」 「まあ……たまには、こんなのもいいか……わぷっ?!」

4 21/12/10(金)06:21:23 No.874803844

そんな事をぽつりと言うと、私の顔にぴちゃっという音を立てて海水が掛かります。 突然の出来事でしたから、少し戸惑いながら顔を拭うと隣の少女がこちらを見上げながらくすくすと笑みを浮かべました。 「びっくりした?」 彼女はそう言っていたずらをした後の子供のように、満面の笑みを浮かべます。 ……ああ、海水を掛けられたのか。 顔に掛かった飛沫が口に入って、少しだけしょっぱい味がします。 水とは違った匂いと味を飲み込むと、喉が少しだけひりひりしました。 「……やりましたね!」 「きゃっ」

5 21/12/10(金)06:21:39 No.874803853

私はそう言って、足元の水を救うと彼女に掛かる程度に放ります。 海水は弧を描くように少女へと飛んでいくと、彼女の衣服を濡らしました。 「えいっ」 「あっ、仕返しですよ!」 「あははは」 そうやって暫く水掛けをし合いました。 手ですくって、掛け合って、口の中はすっかりしょっぱい味。 海水の匂いも味も体にすっかりまとわりついた頃、私達は二人でビシャビシャになった衣服を互いに見合わせて笑いました。 なんでそうしたのかはよく分かりません、ですがそのときはきっとそういう気分だったのでしょう。 「……はぁ……」

6 21/12/10(金)06:21:54 No.874803864

潮風に吹かれて少しだけ肌寒さを覚えた頃、私は小さくため息を漏らします。 少女は、そんな私を見た後ワンピースを持ち上げて、まとわり付いた衣服を見ながら笑みを漏らしました。 「びしょびしょになっちゃったね」 「……まあ、もうそろそろ良いでしょう」 私はそう言いながら、海岸線から離れようとすると少女に腕を掴まれました。 足を塗れた砂に取られていたので前のめりになりつつ振り向くと、彼女は塗れた髪をすくい上げながらこちらを見つめてきます。 「でも、楽しいでしょ?」 そう言いながら、彼女は肌に張り付いた衣服もそのままに私に笑いかけてきました。

7 21/12/10(金)06:22:08 No.874803873

「まあ……そうかもしれませんね」 出発する前に少しだけ嫌な顔をしていたの見られたのでしょうか、そんな事を思っていると少女が私を抱きしめます。 互いの衣服についた海水越しに、彼女の暖かな体温が滲んで伝わってきました。 「……ゆかり?」 「ね……キスしない?」 そう言いながら彼女は周囲を見ました。 「……こ、ここでですか?」

8 21/12/10(金)06:22:34 No.874803898

私がそう言うと、彼女は笑いながら頷きます。 ……ま、まあキスくらいなら……なんて思っていると、彼女は私の手を引いて海岸近くの小屋へと向かっていきます。 ゴザで覆われた家には、今は誰も居ないようで少しもの寂しさを感じていると、少女が私の方を振り返って小さく囁きます。 「……ね、あそことか」 「……あ、あの……キスだけですよね……?」 私はそう言って彼女に訪ねますが、彼女は答えません。 少しだけ嫌な予感がするのを感じながら、私達は無人の部屋へと上がっていきました。 人気のないこの家なら、きっと何をしていても誰も不審に思わないでしょう。 「……キスだけじゃないんですね」

9 21/12/10(金)06:22:52 No.874803911

そう言うと、彼女はこちらを振り返って小さく悪い顔をしました。 「……ふふ」 彼女のそう言って笑う顔に、何だか背中がむず痒くなって唾を飲み込みます。 彼女は足の泥を指で掬って外に放り投げた後、畳の上に座り込んで小さく息を吐きました。 後を追うように私も足の泥を払った後、畳の上に登ると少女が私の手を引いて引き倒されてしまいます。 そのまま、少女は私を抱きしめて私の耳に声を囁きました。 「思い出、作ろうね」 家の外ではかもめのなく音と、海の潮が押しては引いていく音が満ちており。 背中が少しだけ、ピリピリするような潮の匂いが辺りに漂っていました。 ですが、私の心臓が高鳴っていく音が、そのすべてを塗りつぶしていきます。

10 21/12/10(金)06:23:09 No.874803923

─── 私からか、それともこちらを抱いた彼女が先立ったか。 それとも同時だったのかもしれません。 彼女の上に跨った私とゆかりは互いの口を貪るように、舌をこすりつけ合わせあいます。 口の端から漏れる音と、潮の匂い。 このしょっぱい味は私のでしょうか、それとも彼女の? 「っぷ、ん……ちゅ、くちっ……」 漏れた音も放って、私達は暫く互いの口を貪り合う事に夢中になりました。 彼女の湿った指が、私の背中をぎゅっと抱きしめるのを感じると、互いの胸が重なって暖かな温もりが衣服越しに伝わってきます。 「ぷは……」

11 21/12/10(金)06:25:42 No.874804033

つづき:fu601642.txt まとめ:fu601641.txt 海開きちょっと前の海ではよくある光景らしいですよ ※土曜日は休みの予定です 今日はここまで

12 21/12/10(金)06:50:07 No.874805261

ちょっと海行ってくる

13 21/12/10(金)07:03:54 No.874806123

いい…

14 21/12/10(金)08:00:42 No.874811383

エッチすぎやしませんか

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