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21/12/05(日)15:59:15 ちょっ... のスレッド詳細

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21/12/05(日)15:59:15 No.873366844

ちょっと実話怪談書いてるんだけど 読んでくれないかな fu588345.txt

1 21/12/05(日)16:01:37 No.873367507

岡伝説で満足かな…

2 21/12/05(日)16:04:40 No.873368350

会談と言うよりギャグに見える

3 21/12/05(日)16:08:17 No.873369382

fu588372.png こえぇーよ

4 21/12/05(日)16:10:10 No.873369903

>こえぇーよ こっちでは文字化けしてないのに…… どうしましょう

5 21/12/05(日)16:10:39 No.873370054

4kbなら普通にレスしちまおう

6 21/12/05(日)16:11:52 No.873370398

>4kbなら普通にレスしちまおう じゃあ連張りになるけどそうします

7 21/12/05(日)16:12:03 No.873370469

 これは、私の知り合いの小説家の話である。  彼は今、デビューしてそれなりの数の作品を出しているのだが、デビュー前はとにかく大変だったという。  なにしろ、文学の世界では、編集者はとにかく横暴なのだそうだ。  言う事が次々と変わり、昨日褒めた話を今日の気分で貶す。  読みもせずに原稿用紙に煙草を押し付けられ、燃やされる事すらよくあった。  厳しくするのはお前のためだ。これは愛の鞭だ。  今の時代だと、ブラックだパワハラだと呼ばれるその体制が、当時は当たり前だったという。  その編集者の横暴に、彼は心身を追い詰められていった。  そして、こう思ったのだ。  ――呪い殺してやる。

8 21/12/05(日)16:12:26 No.873370556

 彼はオカルト、伝奇にも詳しかった。  さて、どうやって呪い殺すか。  丑の刻参りなどの呪いの儀式はだめだ。成功しても場合によっては足がついてしまう。  呪いとは決して不能犯ではない。痕跡を辿ることは出来るのだ。彼は取材などでそれを知っていた、いや、少なくともそう思っていた。  ならばどうする。  彼は一か月以上、編集者を呪い殺す方法を考えた。  他の人間には見つからない方法。  編集者のみに届く呪法。  何かないか。何かないか。なにかないか――――!!  そうして彼は思いついた。  ――原稿用紙に、呪いを仕込もう。

9 21/12/05(日)16:12:49 No.873370663

 彼はそう考えたのだ。  あくまでも作品だ。あくまでも小説だ。だが、あの編集者は自分の原稿を見下している。決して認めようとしない、本にしようとしない。  逆に言えば。  それを読むのは、あの男だけだ。  早速、彼は図書館や古本屋を巡り、効きそうな呪術、呪文を漁り、それを作品に入れた。  ただ入れるのではない。  一度その呪文をバラバラにし、しかし読み進めればその呪いの言葉が全て、気づかないうちに頭に入るように。  いくつもの呪詛を、原稿用紙に書き込んだ。  インクには、自分の血も入れたという。髪の毛も燃やして灰にし、混ぜ込んだらしい。

10 21/12/05(日)16:13:09 No.873370759

お前の小説クソだなって担当編集の指摘があって それで書き方を変えた作品が大絶賛になるんだから因果的に編集が正しい可能性が高い ラストを恨みを果たしたってのより取り返しがつかない後の祭り感を強調した方が喜劇的に面白いんじゃいか

11 21/12/05(日)16:13:09 No.873370762

 ――三か月後。  そうして作り上げた渾身の呪いの小説を提出したという。  これで、奴は読む。  奴だけが読む。そして、捨てるだろう。  呪いは、奴に届く。  死ね。苦しめ。破滅しろ。  俺の恨みを思い知れ――――!!  しかし、何の因果か。

12 21/12/05(日)16:13:44 No.873370926

牛島辰熊みたいなかおしてんな

13 21/12/05(日)16:13:48 No.873370952

 「原稿」に呪いを込めるあまり、作品内容に心血を注がなかったその作品は、逆に編集者に「今までの独りよがりな作品とは違う」と褒められた結果となった。  それはそのまま会議に出され、好評を経て、本となり、全国の書店に並んでしまったという。  作者の思惑を超えて。  超えて、しまって。  ――全国に。

14 21/12/05(日)16:14:10 No.873371041

 本が出版されたその少し後に、担当編集者は癌になり死去したという。  それが果たして、呪いによるものかどうかは、定かではない。  そして、仮に呪いによるものだったとして。  原稿用紙そのものに、血と灰を込められたインクによる文字に触れた事によってそれが起きたのか。  それとも、文章に込められた、バラバラにされた呪詛を呼んでしまってそれが起きたのか――  もしも、後者ならば――――  彼は、今も小説を書き続けている。

15 21/12/05(日)16:18:22 No.873372110

>お前の小説クソだなって担当編集の指摘があって >それで書き方を変えた作品が大絶賛になるんだから因果的に編集が正しい可能性が高い >ラストを恨みを果たしたってのより取り返しがつかない後の祭り感を強調した方が喜劇的に面白いんじゃいか まあモデルとなった友人の小説家は呪いの原稿普通に没にされましたけどね

16 21/12/05(日)16:20:25 No.873372591

モデルいるんかい!?

17 21/12/05(日)16:21:38 No.873372906

>モデルいるんかい!? 旅行中に友人がぽろっと言った彼の体験 みんな爆笑した後ドン引き 「えっそのくらいやるだろ!!」と彼は言っていた 「これ怪談にしていい?」と聞いたら彼は了承したけど 普通は呪いの原稿なんて送らないと思う

18 21/12/05(日)16:23:04 No.873373283

本気ならヤバいなその友人 別の意味で

19 21/12/05(日)16:25:21 No.873373877

あと別の友人(彼も小説家)は スネークセンターで蛇を食べた時 「その切り落とした首ください、標本にする」といってマムシの首をもらい、保存用にとワンカップの酒に蛇の生首を漬けて持って帰った その一週間後に俺に 「体調悪くなったんだけど蛇の祟りってどうすれば消えるかな」 と電話をかけてきた

20 21/12/05(日)16:26:13 No.873374102

>「体調悪くなったんだけど蛇の祟りってどうすれば消えるかな」 >と電話をかけてきた 生血なんか飲むからじゃねえかな

21 21/12/05(日)16:29:44 No.873375057

>生血なんか飲むからじゃねえかな 血と心臓を酒で割って飲んでたのは一緒に行った別の友人で彼は特に何ともなかったよ あと関係ないけどスネークセンターの料理屋の店長は何十回と調理中にマムシに噛まれてるそうで手がボコボコに変形してた

22 21/12/05(日)16:30:20 No.873375219

>本気ならヤバいなその友人 >別の意味で 当時は若かったから……と言ってた あと 「オカルト好きで詳しい「」なら賛同すると思ったのに」とも言ってた

23 21/12/05(日)16:31:37 No.873375566

創作としてであれば原稿用紙に呪いを込めたってところでオチまで見えてしまうのでもっと深堀した方がいい 実話怪談としてであればオチとか一ひねりある展開とかどうでもいいので不気味さやモヤモヤ感が足りない あと文章が描写じゃなくあらすじの説明みたいになってしまってるのが気になった

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