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泥のパ... のスレッド詳細

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21/12/02(木)00:53:01 No.872275351

泥のパロディ

1 21/12/02(木)00:57:24 No.872276283

作り方のパロネタ鯖の山を完成させる時が来たか...腕がなるわね

2 21/12/02(木)01:06:15 No.872278007

さっき話題に出てたパロディ泥…気になるな

3 21/12/02(木)01:16:57 No.872280207

(そろそろSSが投げられるんだ)

4 21/12/02(木)01:19:52 No.872280765

さっきパロディとして投げればよかったと言っていた…アレ来島又兵衛の事なんだ… 実は戦闘法が結構パロディ要素入ってて…

5 21/12/02(木)01:37:30 [ダブル卑弥呼様に挟まれるあんちゃん] No.872284209

「未来くーん!! ……あれ?」 「亨さん……あら?」 朝起きたら、彼女が二人になっていた。いや、厳密にいうと片方は別の霊基らしいのだが。 我が家にいきなり現れたサーヴァントは、どうやら邪馬台国の女王という自認に於いて彼女と同じ存在であった。 ただ、別側面、というには、あまりにも様々な点が異なっているらしいことも分かった。 ひとまず、都市情報網に行方不明の届出を出すと同時に、一旦家にいてもらうことにした。 「へぇ、こっちのあたしはいいマスターと一緒にいるんだね。ま、あたしも負けてないけどね!」 「良縁、ですね。はい、とても有難いことです」 同一人物であるがゆえにか。どう考えても平行世界を跨ぐ存在であるにも関わらず、両者の仲は良好な模様で、自分は邪魔せず、こっそりとそれを見守ろうとしていた。が。 「あ、あなたも一緒に話さなーい? できればコイバナ的なのしたいな!」 「こ、コイバナですか」 ……コイバナはともかく、聞きたいことがあるのは山々だったので、有難く会話に混ざることにした。 「それでは、貴女にとっての邪馬台国の所在について……」 「ひっ! 目がギラギラしてる! ケダモノー!!」 「あら、まぁ……」

6 21/12/02(木)01:45:41 No.872285529

おかしい…女性二人に挟まれて目をギラギラさせてるのにちっともすけべな雰囲気がない…

7 21/12/02(木)01:54:55 No.872286967

ワシ…この状況に心当たりがあるんや 梅田のババアこと残響時間や

8 21/12/02(木)01:57:35 No.872287319

また残響時間の罪が増えたのか

9 21/12/02(木)02:09:42 No.872289940

かじかむ指に息を吹きかける。すっかり吐く息も白くなった。 暦も12月に入ったからここからが本格的な冬の到来ということだろう。 日の出よりもだいぶ前なので外は真っ暗だ。玄関先の明かりを頼りに郵便受けの新聞を取り込んで館の中へと戻った。 俺の起床はいつもこのくらいの時間だ。皆がまだ寝静まっている頃にひっそりとベッドから抜け出す。 家事は勿論、植木の手入れもある程度するので早く起きないと間に合わない。 なるべく足音を立てないように廊下を進み、食卓の上に新聞を投げる。 我が家での熱心な読者は意外にもセイバーだ。世間に興味があるのか、暇な時は広げて字面を目で追っているのだ。 「そういえばニュース番組をよく見ているのもセイバーだな…そういうの好きなのかな」 予約していた炊飯器の炊け具合を確認しながら呟いた俺は背後で物音がするのに気付いて振り向いた。 「…ああ、テンカ。こんばんわ…いえ、もうおはようね」 「おはよニコ。今日は早いね」 あくび混じりにリビングへやってきた小柄な人影はニコーレだった。 まだ半分寝ているように瞼は開ききってない。ごしごしと目を擦りながら面倒くさそうにソファへ腰を投げ出した。

10 21/12/02(木)02:09:57 No.872289977

なんだか一晩中マラソンして疲れ切った、というような様子だ。俺は電気ポットのお湯の残量を確かめた。 「ひょっとして寝てないの?」 「んー…ええ、そうよ。取り寄せた魔術書がやたら難解な暗号で綴ってあって、解読してたらつい徹夜してたわ…。  こんなことなら足元見られるの承知でユリを巻き込むんだった。こういう細かいの向いてないのよね…」 それでか。普段は黄金を梳いて作られたような見事なブロンドも癖がついて精彩を欠いている。 洋館の自室のみならず俺の大事な温室の一角さえ自身の魔術研究のための栽培場としつつある百合先輩と比べれば自室で本を読み耽るくらい可愛いものではあるが。 ソファの上でうつらうつらと今にも眠りそうなニコーレの元へ俺はマグカップふたつを持って向かった。 昨晩電気ポットに水を足すのを忘れていなくてよかった。 以前は寝る前に空にしていたが、住人が増えてからは深夜に百合先輩やニコーレが飲み物を作りに来るのでお湯を作ったままにしてある。 「ほら、ココア。鍋の中で練らない即席のやつだけどね。ミルクと砂糖、多めにしておいたよ」 「ん…ありがとうテンカ。気が利く…のはいつものことだったわね」

11 21/12/02(木)02:10:11 No.872290020

疲れた顔を緩く破顔させてニコーレはカップを受け取った。 それに倣って俺もココアを啜りながらテレビの電源を入れた。朝のニュースが淡々と流れている。 しばらくふたり並んでそうしていた。ニコーレとこんな時間にふたりきりというのは珍しい。 だからか、どこか特別な空気だった。ニュースが天気予報に移った頃、ふとニコーレが微笑みながら言った。 「なんだかいいわね。こういうのも。朝起きたら誰かがいるってドイツの実家じゃ無かったことなの思い出したわ。  ふわ…さっきまで目が冴えてたはずなのに眠くなってきちゃった…テンカ、しばらくそのまま動かないように」 「え?あ、ニコ。ちょっと待っ…聞いちゃないや」 言うや否や、ニコーレは横に座っていた俺に寄りかかって肩へ頭を載せた。 そのまま俺の腕をまるで抱き枕のように抱きしめて瞼を閉じた。程なくしてか細い寝息が聞こえてくる。 仕方ないしどうしようもない。だってニコーレの寝顔は安心しきったように穏やかなのだ。つい苦笑してしまった。 庭の植木たちには我慢してもらおう。普段からこまめに世話しているんだ。 一日くらい、朝の時間をこの可愛らしい姉さんにあげたっていいだろう?

12 21/12/02(木)02:12:02 No.872290292

>一日くらい、朝の時間をこの可愛らしい姉さんにあげたっていいだろう? だが三人のヒロインはどうかな!

13 21/12/02(木)02:12:43 No.872290389

14 21/12/02(木)02:13:44 No.872290522

なんなのニコちゃんkawaii月間なの

15 21/12/02(木)02:15:02 No.872290711

………

16 21/12/02(木)02:20:55 No.872291443

セイバー落ち着いて