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21/11/23(火)21:21:09 『…!大... のスレッド詳細

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21/11/23(火)21:21:09 No.869609999

『…!大丈夫かっ!今行くぞ……ってうわぁぁぁ!』 この漫画の王子様は、少女漫画に出てくる、形の良い男ではない。 不格好で、良くドジを踏むけど…何だかんだで主人公の1番いつも隣にいるんだ 頼りなくて、全然使えないけど、それ故に健気で人気者な主人公の女の子にはちょうど良いスパイスになる。 彼がいなければ彼女はパッとしない、きっとキャラクターとして目立たない。世に出れば周りのカッコイイ男たちばかりが人気になるだろう。 『…○○君ったら!もー!』

1 21/11/23(火)21:21:34 No.869610131

ずっと続く、子供の頃から書いてた小さな少女漫画。 いつ最初のお話を描いたかは覚えてない。…たぶん、もう残ってない。いつか見たアニメが描き始めたきっかけだっけ?だけど書き続ける、…その世界の彼女は…アタシが描く世界だけでは幸せになれるから。 「……へぇぇ、今も書いてるんだ、それ」 「ちょっっ!!!?何見てんの!?」 急いでバタンと手帳を閉じて、アイツを睨む。 「悪い悪い、懐かしいなぁ…ドーベルって昔から書いてたよねぇ」 「…………忘れてっ!!」 ギロっと睨むと、彼はとてつもなく慌てた顔をした。 「うわっ!許して!…いや本当にごめんなさいい!!」 「…っ!ごめん、そこまでは怒ってないから…」 はぁ、ダメだ、ダメ。…そんなに邪険にならなくていいじゃん。 「お二人共、いえトレーナーさん」 「あれ?」「はい」 「図書館ではお静かにお願いします」 「あっ……」

2 21/11/23(火)21:21:57 No.869610272

「ともかく、あんま見ないでって」 廊下を2人で歩き、アタシはポツリと言った。 「ごめん!!」 彼は両手を合わせて謝罪する。その姿にちょっと笑ってしまった。 変わってないなぁ、歳は離れてるから、背丈とか別人だけどさ。 「いいよ、…でも、良かったね、トレーナーになれて」 「えっ?あぁ~!だってドーベルの担当したかったからな!」 「っ!!アホ言わないで!…まあ、確かに今チームトレーナーが倒れちゃってて、その…担当どうするか決めてるところなんだけどさ…」 「えっ!!? …いや、だからってそれで俺が担当になるってのはかなり不謹慎だよ…」 「そう、だよね…ううん、変なこと言ってごめん」 ぎこちない声で少し早歩きして、彼から離れる。

3 21/11/23(火)21:22:17 No.869610392

~~~~~~~ 「…ああ、ダメだった…」 俺はガックリと項垂れ、ぼーっと窓の外の空を見る。 実は知っていた。だってそのトレーナー、俺の師匠だから。 歴戦の人で、俺はそこで1年前にサブトレを務めた。 『その顔だと担当したい子がいるんでしょう?』 『はい、…でもまだトレセンに来てないんですよ』 『あらそう!…なら、この半年で準備しておくといいわ、私ももうすぐ終わりだろうから』 『…そうですか』 そうして卒業してドーベルが入って、声をかける頃には師匠の元に行っていて… 『師匠、彼女を頼みました』 『いいの、それで?』 『正直、…嫉妬してますっ!!だけど…、トレーナーとしての腕前を知ってるからこそ、俺よりも上手な貴方でよかったと思ってます』 …そこから数週間で、まさかこうなるなんて

4 21/11/23(火)21:22:49 No.869610695

『お師匠、その様子だと…無事じゃないですよね』 『あらあら、いつもの元気はどうしちゃったの、貴方らしくないわ』 『…トレーナー、辞めるんですか?』 『ええ、もう何十年も務めたんだから、潮時よ』 『……』 『……ベルちゃん、頼んだわ』 『!!!』 『ちゃんと…掴み取りなさい。それがトレーナーの務め、これが私の最後の教えです、わかった?』 『…解りました』 『ほら、分かったなら行ってらっしゃい、ここで立ち往生してる暇はないわよ』 「……お師匠、俺は…やっぱり最後の1歩が踏み出せないようです」 俺は小さく、早歩きでいなくなった彼女を背に呟いた。申し訳なさと罪悪感が背筋を這い体は凍りついた。…何も知らない彼女にそんなの言えるわけ無い。 「俺、やっぱり弱いんだなぁ」 自嘲気味に、ちょっとだけ呟いた。

5 21/11/23(火)21:23:08 No.869610833

~~~~~~~~ 夜、寮の自室はアタシは頭を抑える。 「なんで…言えないのよ…」 他に行く所なんて無いじゃない!大体、トレーナーのお婆さんから後ろを押してもらったのに!! 『ベルちゃん、実はね…3月に卒業しちゃったけど、…あなたの幼なじみがトレーナーだったのよ』 『……えっ?』 『あの子ったら、1番にベルちゃんをスカウトしようなんて言っちゃってて……もし、他に行くところがないなら行ってもいいんじゃないかしら』 『……』 『どちらにせよ、無責任でごめんねベルちゃん…』 『っいえ!…分かりました…』 都合が良かった。あの人がちょうど良い。 変に奇をてらわなくてなくていいし、何より慣れていた。…変にチームに入って失敗するなら、アイツで良いかなって…。 「はぁ」 なんで言えないんだろ。素直になれば終わったじゃん。 モヤモヤした気分は心をグッと包み込み、アタシは不貞寝して夜を過ごした。

6 21/11/23(火)21:23:32 No.869610984

~~⏰~~~ 「…………」 「あのさ」 「んっ?ああ、ドーベル!」 「ん、昨日の話、ちゃんと答えてなかったから」 (言うんだ、言うんだアタシ、…スカウトしてって…) 「………とりあえず、走りを見てから決めればいいんじゃないかなって」 「うん!…そう言えば、ちゃんとドーベルのこと見れなかったな」 (バカバカバカバカ!!!!!) 「とりあえずそのっ!昼…いるから、ちゃんと…その…評価してよ、それに…元トレーナーも見に来てくれるって言ってたし…」 「もちろん!絶対見る!」 (見る、か…) ……ゾワゾワとした感覚。 嫌じゃない人だ、きっと彼ならどんな結果もぬか喜びするだろう。 ……本当に?トレーナーになったら、ちゃんとした評価を……もし、ダメだったらどうなるのかな…

7 21/11/23(火)21:23:45 No.869611069

「……」 「ドーベル!大丈夫、顔色悪いよ」 「なんでもないからっ!!」 逃げ出すように走った、…悔しい、信じてる人が裏切るかもしれないなんて思う自分自身に、ただ、ただ…! 冷たく体が引き締まり、ただ、真正面を見れない。慣れてるって思うのに、目が合わせられないんだ。 「ドーベル!」 突然声をかけられて、振り向く。 目が合って、酷く心が驚く。 「…俺、お前が走れるってだけで、凄い嬉しいんだ」 「っ……!!……うん」 その言葉を聞いて、…正直嬉しかった。暖かい熱が体中を巡り出す。

8 21/11/23(火)21:24:07 No.869611196

模擬レースが始まる。 ドクン、ドクンと心臓は高鳴るのに、心は凍りつくように冷えている。 前もやったんだ、結果は…散々だった。だけど、今日は…!期待してて、だけど、アタシを知っていて、矛盾した特別な人が居る。 「……メジロドーベル、か、…あなたに話しかけてた子、…どうかしらね?」 隣の女性のチーフトレーナーが話しかけて、アイツは顔を顰めた。 「どう?とは?」 「…あの子、メジロの広い敷地の隅っこでトレーニングをしてる子だったらしいのよ、…人に慣れてないんだわ、こうして見てる人たちも…」 「なるほど、…そういえばそうだった」 ザワザワと声が沢山して、少なからずアイツとチーフしか見てない訳じゃないとアタシは強く気づく。

9 21/11/23(火)21:24:18 No.869611266

「……はぁ………落ち着け、落ち着け落ち着け」 しかし。その話に彼は笑顔で返した。 「そうなんですか、でも、俺はそれでも彼女のトレーナーになりたいと思ってます」 「……っ!?」 嫌でも、観客席を見てしまった。 なんで、そんなこと言うの 「だって、…それがあの子ですから、それでも走りたいってずっと願うのに、応援出来ない訳無いじゃないですか」 屈託の無い笑顔で返した。 「………ばか」 ゲートインが済んで、アタシは構える。 「それに、俺も最後の一歩を踏み出せてない、…彼女のトレーナーになりたいってのに、その勇気も足りてない」 「そこは要練習ね」 「げっお師匠!そうですね、分かってますよ…だから…」 そこから先の言葉は、ガチャンとなったゲートと他の子達の足音で聞こえなかった。

10 21/11/23(火)21:24:31 No.869611357

「だから、一緒に踏み出したい。二人三脚で共にどこまでも歩みたい、…信じてるんです、彼女を」

11 21/11/23(火)21:24:45 No.869611447

「……うおおぁぁぁ!」 走れ、走れ!!止まるな!!固まるな!!! 皆が見てる、知ってる!それでも、いるんだ!!アイツが!! アタシを1番知ってて、いつも練習を見てて……ずっと、ずっと信じてたアイツが! 最終コーナーを周り、直線に入る。 「ドーベル!!!いけぇぇぇえ!!」 「まけられないんだぁぁ!!!!」 叫べ、強く、強く!! アタシは強い、そうだ。ここにいる誰よりもアイツに相応しいくらい!! ぶっちぎって勝ってやる!!

12 21/11/23(火)21:25:02 No.869611557

~~~~~~~ そうして、彼女は大きく差を広げて1着を取った。 放課後、トレーナー室にて…彼女のチーフトレーナーと 「トレーナー、今日はありがとうございました」 「お礼を言うのはこっちよ、貴方の勝つところが見られて嬉しかったわ、おかげでもう…なーにんも心残りはありません」 「お師匠も、お身体がご無事で」 「あっ!うそうそ!一つだけあったわ!……ベルちゃん、これから貴方どうするか決めたのかしら?トレーナーのスカウトも無視して帰っちゃったんだから」 「あっ…それはその…」 「…うっ……」 お互いに目が会い…そしてそらす 「こらっ!あんな大事を言ったのに目を背けるの?」 「うっ…」

13 21/11/23(火)21:25:19 No.869611688

「アンタ、何言ったの?」 「……聞かないでください」 チーフトレーナーはニコニコしていた、そういう意味じゃないと説明する余地がない。困った。 「…とりあえず、アタシはアンタ以外じゃ嫌、今更…「イヤ」とか言わないでよ?」 (あっ、…今、言えた) 「俺もだ、…これからも頑張ろう、ドーベル!」 「ふふっ、おめでとう2人とも!」 「「………」」 「それじゃ、私は帰るわね~」 満面の笑顔を見せながら。スキップして彼女は部屋を出る。……よく良く考えれば病院からどうやって脱出したのか分からなかった。 「……まだまだ現役じゃないですか」 「とりあえず…その…これからもよろしく」 「うん、ドーベル」

14 21/11/23(火)21:25:35 No.869611791

「あのさ、もし、負けてたらどうしたの?」 「ん?それでもスカウトしたって」 「…そっか、ううん、信じてなくてごめんね」 何故か空気は気まずく、俺とドーベルは相変わらずお互い背を向けていた。 「……よし」 俺は振り向き、きちんと話す。 「ドーベル!」 彼女の両手を掴んで…… 「ひゃっ!!?何っ!?」 「お互い…頑張ろう!どこまでも!いっし」 「失礼します~、あっ、ここに居たんですね~!探しましたよ~」 「あっ」「えっ」 「………………………私のことは、お気にせず~」 ガラガラガラ… 「待って!!!そういう意味じゃないから!!待ってよメジロプライド!!待ってってぇー!!!」

15 21/11/23(火)21:25:46 No.869611838

走り出すトレーナーを見て、アタシは少しだけ笑ってしまった。 「相変わらず、決まってないなぁ」 ぼんやりと夕焼けを見て、ふと思いつく。 そうだ、今日の漫画はこの夕焼けを題材にしよう。 きっと、この後、ヒロインは恥ずかしくなって逃げ出して… ドジな王子様は、沢山いろんな邪魔をされながら、彼女の元に走ってくるんだ。

16 21/11/23(火)21:26:28 No.869612099

っていう感じで昔幼なじみで好きな感情も1ミリも無かった2人が少女漫画の様に好感度をお互い上げてく怪文書が好きなんですけど 誰か変わりに書いてくんない?

17 21/11/23(火)21:27:03 No.869612316

うるせぇそこまで書けるならお前が書け

18 21/11/23(火)21:27:40 No.869612548

ちゃんと書きましょうね~?

19 21/11/23(火)21:29:41 No.869613302

メジロブライト!プライドではなく!

20 21/11/23(火)21:30:06 No.869613466

>メジロブライト!プライドではなく! また誤字ってる!!!許してください!!

21 21/11/23(火)21:30:48 No.869613705

「」ちゃんが始めたんだから「」ちゃんが責任を持ってくれるよね?

22 21/11/23(火)21:32:07 No.869614148

は や く か け

23 21/11/23(火)21:33:28 No.869614664

>>メジロブライト!プライドではなく! >また誤字ってる!!!許してください!! 続きを書くと約束してくれたら許そう!

24 21/11/23(火)21:33:42 No.869614748

しっかり書けてますよ~? …もう1本いっときますね~?(ブツッ)

25 21/11/23(火)21:34:52 No.869615210

>>>メジロブライト!プライドではなく! >>また誤字ってる!!!許してください!! >続きを書くと約束してくれたら許そう! 今書いてるから待っててくれ ただ全編はとてつもない長文になるからゴールインの部分だけなのは許してくれ

26 21/11/23(火)21:37:35 No.869616324

ダメだ全編書け

27 21/11/23(火)21:39:57 No.869617383

幾度と長い時間を超えて ジュニア、クラシック、メジロの中で、幾つも勝ったのに…報われなかったこともあった。 シニアになってエリザベス女王杯がやってくる。 「エアグルーヴさん、お願いがあります」 「どうした」 「……その、アタシが勝ったら。お願いしたいことがあるんです」 「……なるほど」 彼女は頷いて、しかし硬い顔は変えない 「だが私は全力で相手する、負けた時は…分かるな?」 「……分かってます、絶対勝つから…!」

28 21/11/23(火)21:40:16 No.869617530

「……これでトゥインクルシリーズが終わる」 彼女の最終目標はこれで終わる、ここから始まるのは長い長いもうひとつの旅だ。 ドーベル…勝つんだ、絶対。 お前は強い、2連覇して、女王として座して欲しい。 強く祈り、そして観客の最前席からずっと見続ける。 最終コーナー、エアグルーヴと彼女は競り合う。 先にエアグルーヴが出て、勝利は彼女かと誰もが思ったその時……! 彼女はそれを差し切り、僅差でーーー 「勝った………ついに……!」 ついぞ、彼女はシニアで三冠を得ることは無かった。 だけど、2連覇した彼女の姿はここにいる誰よりも…強く美しかったんだ。

29 21/11/23(火)21:40:31 No.869617632

「トレーナー」 「ん?」 「今日さ、…その…ライブ、裏方に居て」 「…えっ」 「いいから、お願い」 「わかった。見てるよ、後ろ姿、ちゃんと」 「うん…わかった!」

30 21/11/23(火)21:40:46 No.869617740

最後の1歩は、アタシが踏み出そう 一緒に踏み続けたこの日々に、導いてくれたアイツに、ちゃんと言いたい ライブは終わり、証明が消える。 「………待って!!!」 ハウリングのような音がなり、全ての観客が私を見ていた。 そうだ、この感じ、初めてレースに出た時からずっと覚えてた、見られるという感覚。 だけど、もう怖くない。だって後ろに見てる人がいる。アイツが居るの 「ごめん!皆…今日、この場で言わないといけないことがあるの」 突然ざわつき、カメラまでこっちを見る。 どくん、どくんと心臓は高鳴る

31 21/11/23(火)21:41:06 No.869617877

可愛いもの。 素敵なもの。 綺麗なもの。 ――アタシには、似合わないもの。 少なくとも、似合うとは思ってなかったもの。 そうやってずっと遠ざけてきた。 華やかなものは、たくさんの視線を集めるから。 …アイツのように

32 21/11/23(火)21:41:44 No.869618145

遠ざけて、突っぱねて…それでも最後までアンタはアタシを支えてくれた 歩み寄れば、いつの日かお互いに歩く速度は同じになっていた。 いくつもの視線が集まろうと、どんなにアタシが無理しようと…隣で胸を張って堂々してくれていた。 立ち上がるまで、途中で何回も転んでも、ずっと…支えてくれた。

33 21/11/23(火)21:41:54 No.869618228

だから

34 21/11/23(火)21:42:05 No.869618313

「……トレーナー!来て…お願い…!」 「……ドーベル…?」 だからこそ、アタシは言ってやるんだ。 「…………愛してる…!!」 「…………っ!!!」 「使え」 「……ドーベル、俺も……お前のことが好きだ!!」

35 21/11/23(火)21:42:15 No.869618399

ここにいる誰よりも、この姿が見合うアタシなのだと 自惚れてやるんだ

36 21/11/23(火)21:42:27 No.869618502

終わり SSRサポートから最後は抜粋しました

37 21/11/23(火)21:45:06 No.869619778

一心同体ですわ

38 21/11/23(火)21:45:59 No.869620170

後でtxtで全編上げれば許そう

39 21/11/23(火)21:47:46 No.869620860

嘘でしょ…徐々に要求上げてる…

40 21/11/23(火)21:50:24 No.869622042

えんだあああああああああああああウマアアアアアアアアアアアアアアアア

41 21/11/23(火)21:53:18 No.869623521

書き込みをした人によって削除されました

42 21/11/23(火)21:54:08 No.869623871

くっつけ!くっつけですわ!! くっついてますわ……………

43 21/11/23(火)21:54:44 No.869624155

やはりファル子は恋愛クソザコウマドル…

44 21/11/23(火)21:55:23 No.869624441

f25743.txt こちらは成功例のドーベルさん f25742.txt こちらは失敗例のファルコンさんです Fuに何故かなってたんで直した

45 21/11/23(火)21:57:23 No.869625331

ありがとうこれからも応援してるよ…

46 21/11/23(火)21:57:24 No.869625341

>f25743.txt >こちらは成功例のドーベルさん >f25742.txt >こちらは失敗例のファルコンさんです >Fuに何故かなってたんで直した ありがとう…

47 21/11/23(火)21:59:32 No.869626212

ありがとう…

48 21/11/23(火)22:02:15 No.869627384

公園の端っこ、どこでもない場所 ちょっと広いけど、誰もいないところ そこでアイツと出会った、今思えば…運命だったと思う。 「誰っ!?こないでっ!」 「ごめんなさーい!!」 最初は逃げてたけど、何度もあいつは木陰で見ていた。 「見ないでよっ!!」 「だって…カッコイイから…」 そう、アタシだけが知ってる秘密。 あいつの元気は空元気なの、中学生なのに、元気もなくて、こそこそと公園に隠れて見てただけ。

49 21/11/23(火)22:02:29 No.869627487

高校生でトレーナーの受験が始まるまで、アタシは少しずつアイツに心を開いていった。 走るのが好き、メジロはよく分からないが、君の走りが好きだと。 「………ねえ」 ぼんやりと2人でトレーナー室に座り、空を見る。 「いつかさ、…子供ができるようになったらだよ、…それも、ウマ娘だった時」 「…うん」 「…ちゃんと、見てあげて欲しいんだ、その子の走りを」 「…もちろんだよ」 「ありがとう、トレーナー…」

50 21/11/23(火)22:02:55 No.869627673

なんかトレーナーが熱血漢のように見えて結構臆病だった部分の補足だけ置いて終わります

51 21/11/23(火)22:04:29 No.869628418

この良質な怪文書は確実にガンに効くからもっと書け 結婚後もなんでもいいから書け

52 21/11/23(火)22:11:35 No.869631580

最初の漫画の伏線が完璧すぎる… ドーベルとトレーナーの育成ストーリーそのものじゃん…

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