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21/11/23(火)14:38:14 泥のサ... のスレッド詳細

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21/11/23(火)14:38:14 No.869484630

泥のサンドイッチ

1 21/11/23(火)14:41:29 No.869485541

泥のサンドウィッチ伯爵

2 21/11/23(火)14:59:10 No.869490571

間に挟まりたい泥

3 21/11/23(火)15:12:45 No.869494014

薄暗いスポーツバーの片隅。スツールに腰掛けた百合先輩が言った。 「待った。十影くん、本当にそれ知らなかったの?」 「初耳ですよそんなの。今聞いてびっくりしました」 ポテトチップスの塩気をビールで喉に流し込んでいた俺がそう言うと、先輩は妙に投げやりな表情になった。 「呆れた。十影くん、教室で人気あるんだよ。去年のクリスマスも女の子に結構誘われてたでしょ」 ああ、言われてみれば。クリスマスパーティに来ないかと何度か誘われたような。 あの時は既に百合先輩に首根っこ掴まれて現代魔術科の内輪のパーティに強制出席だったから全部断ってしまった。 学生寮の帰省しないメンバーを集めての筆舌に尽くしがたいどんちゃん騒ぎになったことはまだ記憶に新しい。 「昔から顔が整ってるとはよく言われますけれど、それだけでそんなに人気出るものですかね」 「それだけじゃないから人気でるんでしょ。  お菓子やパンを焼いては『焼きすぎちゃった☆』って教室で配ってるじゃない。とっくに胃袋は掴んでるんだよ。  それに他人から頼まれたらはいはい二つ返事で引き受けて世話焼いて………なに?狙ってるの?トカゲくん」 「トエイです先輩」

4 21/11/23(火)15:13:16 No.869494141

ち、違う。俺が悪いんじゃない。先輩と暮らしている古いアパートに大きなオーブンがあったのが悪いのだ。 十影家の洋館にあったものより一回り大きいそのオーブンが『俺を使え!』と囁いてくるのだ。 「ま、いいんだけど。十影くんはもう私のものだし」 「…先輩、なんだか平気そうですね」 「十影くんがこういうふうなのは平常運転だし。  それともなに?もしかして私が嫉妬してくれたほうが嬉しかった?へえ、可愛いねぇ十影くん」 俺の対面に腰掛ける百合先輩がにんまりとチェシャ猫みたいな笑みを浮かべた。 どうも収まりが悪い。俺は弱冠憮然としながらも思った通りのことを言った。 「そりゃ、はい。ちょっとくらい気にしてくれてもいいのにと思います。  もし俺が先輩の立場だったら気になって仕方ありません」 「…っ」 急に先輩が顔色を変えた。ぎくりと体を強張らせて明後日へ視線を反らす。店内の照明が絞られているのでその表情の濃淡までは分からなかった。 「そ、そっか。そうだよね。私も十影くんが盗られちゃわないか心配だなぁ」 「なんですか取ってつけたみたいな…」 上目遣いで俺を見つめた先輩は「本当だよ…?」と俺に囁いた。

5 21/11/23(火)15:17:18 No.869495184

昨日最後の方にチラッと奇妙なアドベンチャーが出てたけど誰だったんだろう… なんとなく宇宙開発関連だと予想したんだけど…

6 21/11/23(火)15:29:09 No.869498148

多分ミネルバだったと思う

7 21/11/23(火)15:45:39 No.869502466

さすがに1999エピローグ後はまだ書けないな

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