虹裏img歴史資料館 - imgの文化を学ぶ

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    21/11/15(月)22:17:07 No.867007868

    「トレーナーくん、ちよちゃんを抱いてあげて…」 ある日長年の担当兼彼女であるマルゼンスキーが突如として発した言葉。 「随分と唐突な冗談だな、それもあまり面白くない」 だが、内心は理解していた、もうひとりの担当であるサクラチヨノオーは日本ダービーでの勝利と負傷で明らかにおかしくなっていて どうして良いものかと考えていたところにこの言葉である。 「いいから抱いてあげなさい……お願いね」 彼女が担当トレーナーに向ける親愛の情以上の気持ちを自分に向けているのはわかっていたが… 「……わかったよ」 そしてその日を境に彼女の様子が変わっていった。今まで以上に甘えてくるようになり、お風呂にも一緒に入ろうとしてくるし寝ている時に抱き着いてきたりキスしてきたりと 色々とアピールしてくるようになったのだ。 そんなある日の夜中のことだった、ふと目が覚めると彼女は自分の胸のあたりに顔を埋めていた。 「どうしたんだ?眠れないのか?」 そう声をかけるとビクッとしたかと思うとそのまま離れてしまった。

    1 21/11/15(月)22:18:36 No.867008404

    「ごめんなさいトレーナーさん……わたしまたやっちゃいましたよね……」 震えながら涙目で謝ってくる。 「別に気にしてないが、何かあったなら相談に乗るぞ?」そう言うと意を決したように口を開いた。 「最近自分が自分で無くなっていくみたいで怖いんです……レースで勝てなくなったこともですけど……でも一番怖いのは自分のこの感情がどんどん大きくなってることなんです……」 そして泣き出してしまった彼女を抱きしめた。 「大丈夫だよ、俺はずっとここにいるから……」しばらくすると落ち着いてきたようでぽつりぽつりと話し始めた。 「昔から誰かに甘えたくて仕方なかったんです……小さい頃は両親とかおばあちゃんとかによくくっついてました。それで成長してからは友達だったり周りの人を見て羨ましいって思ってたりもしました。だからダービーの時にトレーナーさんの胸に顔をうずめた時すごく幸せな気分になって……あの時からおかしいんですよね……」 話しながら再び泣きそうになるのを堪えているようだったがなんとか最後まで言い切ったようだ。 「それが悪いことだってことはわかっているんです、だけどどうしても止められなくて……」

    2 21/11/15(月)22:20:17 No.867008992

    そんな彼女に自分はこう言った。「じゃあさ、俺がその責任を取ってやるよ」 「えっ!?それはどういう意味ですか!?」 驚いた表情を見せる彼女の頭を撫でつつ続ける。 「君が満足するまで付き合ってあげるよってことだ、幸い給料には困っていないからな、それにこういうのも悪くないしな」 「本当にいいんですか……私重いですよ……?」 「覚悟の上さ、ほらこっちこい」 そう言って手を広げると嬉しさを隠しきれない様子で飛び込んできた。 「…一人忘れてないかしら?」 マルゼンスキーが不意打ち気味に横にいた 。 「いつから見てたんだよ……」 「トレーナーくんがちーちゃんを抱き締めたところからかしら♪」 「ほぼ最初からじゃないか!」 「あら、私は二人が幸せそうなところを見れて嬉しいわよ?」 「なんというか……恥ずかしいなこれ……」

    3 21/11/15(月)23:10:13 No.867028156

    めっちゃ甘々 そして「じゃあさ、俺がその責任を取ってやるよ」と迷わず言えるのがかっこよすぎる